• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

caggezzoのブログ一覧

2011年05月04日 イイね!

キリ番ゲット

キリ番ゲット 我が家のオールマイティ車、スズキアルトワークスRS/Zのキリ番です。え、2万キロ?いえいえ20万キロです。99年末に新車で購入して、11年ちょっとで達成したことになります。よほど大事に乗っているのか、と思われるかも知れませんが、まるでそのようなことはありません。むしろ短距離走行を高回転域を使用して、というシビアコンディション下で使ってきました。にも関わらずまったくのノントラブルで、本当に何も起こらずここまで来てしまったという感じです。改めて国産軽自動車の基本性能の優秀さに感心します。

 アルトワークスというクルマは生粋の軽スポーツとして、発売当初からパンチ力のあるカットビ性能が高く評価されこの分野の王座に君臨していたのをご記憶の方も多いと思います。エンジンはK6A型という形式で、オールアルミDOHC12バルブのインタークーラーターボ仕様。中空の軽量カムシャフトはダイレクトチェーン駆動で、ロッカーアームを介さない直打式のバルブ駆動方式です。勿論電子燃料噴射で、点火もダイレクトイグニッションシステムが奢られています。さらに5MTモデルでは、可変パルブタイミング機構(VVT)にフライバイワイヤーの電子制御スロットルまで装備されていました(驚)。

 ところが、私のこの4ATの最終モデルは実に中途半端なのです(笑)。本来のドッカンパワーは牙を抜かれ、なぜか低・中回転域のトルクを重視したセッティングがされています。ピークトルクは僅か3500rpmで出るという軟弱ぶりで、さらにVVTも電子制御スロットルも4ATモデルは無しです(´ヘ`;)。電動パワステはありますが(^^;...。しかし、結果としてこの味付けが街乗りの力強さと扱いやすさに直結しており、またシンプル化されたことがトラブル頻度を下げ長寿命に貢献することになっています。タイベルがないだけでも大助かりです。

 運転ですが官能的なサウンドもなければ、煽情的な操作感覚もありません。すんなりイージードライブが可能です。しかし運転がつまらないかというとそうでもなく、ターボの特性を活かしつつ4ATをマニュアルモードで走らせるとそれなりにスポーティに操ることができます。つまるところ軽スポーツとしては出来損ないですが、軽快な実用車とみれば高く評価できるクルマと言ったところです。家内や娘も運転しますが、「運転しやすいただの軽」という認識のみであるところが、悲しくもあり有難いところでもあります。

 特筆すべきは、某イタリア車とは比肩出来ないほどの信頼性、安定性を実現しているところです。すぐに「何々FAILURE」などという威圧的かつ狼少年的な信憑性に欠ける表示をすることはないです。というかそういう表示パネルもないんですが(笑)。基本の動作はメカニカルを中心に構成されていて、それをエレクトロニクスが少し補助する設計となっています。その頃合いが適度なので状況把握が楽です。多分にバイク的なんですよね。スズキというメーカーが長年に渡り軽自動車界や大型二輪界で他社と高いレベルでしのぎを削ってきたノウハウが随所に活かされているのだと思います。

 整備性についてもしかりで、シンプルで理解しやすく納得性があります。これも某イタリア車とは対極にありますねぇ(爆)。これまでにおよそ消耗品という消耗品は交換しまくってきましたが、もとより軽薄短小な作りなのでバイク整備のノリでサクサクできます。調整で試行錯誤するのも不安がなく、とりあえずやってみて様子をみながら微修正してゆくことが可能です。某イタリア車は適当に作られいる割には神経質な一面があって気を使いますが、こいつは少々の外的変化を受け入れる包容力があるので整備での失敗が少ないです。

 新車時から現在まで、エンジンの調子や燃費にまったくといって良いほど変化がないことも評価できます。かのドイツ車でも15万キロを超えると「調子落ちたな~」と感じることがありましたが、このクルマに関してはそれもないです。しかし、ボディ剛性はヤレてきた感じはあります。室内の目に見えるところやシートもさすがにお疲れの様子です。今後どこまで手を入れて乗り続けてゆくのかは自分でも分からないのですが、乗り換えたくなるような状況が大きく愛着心を上回ることがない限りはコツコツと距離を延ばしてゆこうと思います。

 アルファロメオとアルトワークス、なんとなく名前だけは似てますが、およそ似ても似つかぬこの2台を対比することによって、クルマという乗り物の持つ深淵な文化が楽しめます。国産軽自動車の素晴らしさを痛感していますので皆さんにもそれを知ってもらいたくてブログに挙げました。そして某イタリア車の素晴らしさも逆説的に再認識しました。国産車では出来ない冒険を平然とするという。。。さて、次は電気自動車にでも逝ってみましょうか。どうやってメンテするのか皆目分かりませんが、なんとなく面白そうで興味津津です。





業務連絡
幹事さん、今年のGTオフにアルトワークスで参加すると村八分になりますでしょうか?





Posted at 2011/05/04 18:50:45 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

プロフィール

「ヒノキ科花粉と奮闘中」
何シテル?   04/01 22:08
一台のクルマ(orバイクor自転車)を長期間乗るタイプです。AlfaGTとFIAT500ツインエアのイタ車ダブル体制でカーライフを情熱的に楽しんで(=苦しんで)...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/5 >>

123 4567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

愛車一覧

フィアット 500 (ハッチバック) フィアット 500 (ハッチバック)
私がクルマを選ぶ際の判断基準は、「運転して楽しいクルマ」、これしかありません。あ、あくま ...
ホンダ その他 ホンダ その他
'97年式Big1でSC30のモデル最終型です。ホンダのバイク史の中にあって初めての「乗 ...
アルファロメオ アルファGT アルファロメオ アルファGT
2007年3月から2014年3月まで、7年間で12万キロを走行しました。楽しい思い出をい ...
その他 その他 その他 その他
 2009年8月に完成した今の愛車です。大阪は寝屋川市のナカガワサイクルワークス製のフル ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation