親戚から給湯器が不調、電源は入るけどお湯を出したら電源が切れるとSOSが、、、
タイミング悪すぎやろ。。。
半導体不足と東南アジアのロックダウンで給湯器は品薄で売ってません。
まぁ、足元見たぼったくり価格のとこには有るんですが、そんなとこから購入する気はありません。

1996年12月製造なので25年超えてます。
平時なら寿命だから買い替えって言うところですが、買おうにも物がないですからねぇ。
台所リモコンの運転ボタンを押してみると電源は入りますが設定温度表示の7セグLEDがチラチラ揺れています。
電圧が不安定やなぁとサービスモードに入れてエラーを確認してみると、ファン関係や点火関係のエラーが記録されています。
とりあえず、コンセントを抜いてリモコン配線の接触不良等を確認、コンセントを刺してリモコン表示を確認しようと運転ボタンをポチッ、電源入りません。。。

本体の前面カバーを外してチェックしていきます。
内部に漏電ブレーカーが内蔵されていますが、testボタンを押して正常です。
AC100Vをたどっていって電源基板まで正常な電圧がかかっています。
リモコン端子の電圧は0Vです。
電源基板が逝っちゃてる可能性が高そうです。

端っこに押し込まれてる黒いのが電装BOXです。
25年物ですから補修部品は出ないでしょうね。
取り外して電装BOXと台所リモコンをお持ち帰り。

カバーと電装BOXが外された給湯器。。。
給湯器の設置場所は屋外なんですが雨の心配がないところなので、コンセント抜いてガスの元栓閉めてこの状態のまま帰りました。

持ち帰った電装BOXです。
左が制御基板、右が電源基板です。

制御基板は樹脂で埋まってるのでこっちの不良だと最悪ですね。

電源基板はネジ止めだけなので簡単に外せます。
スイッチング電源ですね、制御ICが2つに、スイッチングトランス、ノイズフィルターのコイル、ブリッジダイオード等部品点数が多いです。
回路も制御も複雑で部品点数も多いですが、小型軽量、低発熱、変換効率がいいので最近はほとんどがスイッチング電源になっています。
シリーズ電源ならわかるんですが、スイッチング電源は基本的な仕組みしかわかりません。
お勉強しながら調べてみたいと思います。

基板上に12Vと15Vのシルク印刷があります。

ここは50Vです。

ここがGNDです。
こういったシルク印刷はとても助かります。
AC100Vを繋いで測ってみると、
12V→0V
15V→4V
50V→10V
ダメダメですね。
色々調べてみると、スイッチングトランスの2次側の電圧が全滅しています。
トランス不良の可能性は低いので、1次側のスイッチングに問題がありそうです。
1次側のスイッチングを制御しているICの電源電圧はテスターで測った感じでは大丈夫そうなんですが、パスコンのコンデンサが気になったので外してみました。

10uF35V ニチコンPM(M)というスイッチング電源用低インピーダンス105℃品。
上から見た感じでは頭が膨らんでいるコンデンサは無かったんですが、

下から見ると湿っているので液漏れしていますね。

中華テスターで測ってみると容量は問題ありませんが、ESRが0.15k(150Ω)もあります。
これはダメですね。パスコンとして機能していないと思います。

部品箱をゴソゴソ漁って代わりに使えそうなコンデンサを探しました。
松下の10uF50V 85℃標準品ですが、極端に寿命が短くなるようなこともないと思います。

ESRは2.0Ωです。
標準品だとこんなもんだと思います。
贅沢言えば1Ω以下の物を使いたい場所ですが、まぁいいかな。

コンデンサを交換して電圧を測ってみると、
12V→12V(30Vレンジ)
15V→15V
50V→55V
50Vが少し高めですが、問題ない数値かと思います。

電装BOXに戻して、制御基板と台所リモコンを繋いでみると、時計表示が出ました。
液晶が劣化してますね。
25年物ですので、念のため他の電解コンデンサもチェックしておきました。
他に壊れれているとこが無ければこれで動くかと思います。

後日、組込に行ってきました。
配線を繋いで、電装BOXを元の位置に。

台所リモコンも元の位置に戻して、電源ON、温度表示のチラつきも無し。
水を出すと、炎マークがついてお湯が出ました。

浴室リモコンも問題なし。
本体と台所リモコンは大阪ガス型番ですが、浴室リモコンは以前壊れて交換していますので製造元のノーリツ型番です。

本体の燃焼表示もOKです。
しばらくお湯を出して様子を見ましたが、問題ないですね。

カバーを閉めて修理完了。
ご老体ですが、給湯器が普通に買えるようになるまでもう少し頑張っていただきます。
Posted at 2022/03/12 21:58:50 | |
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