
今回は、タイムアライメントやクロスオーバーネットワークのことを書く予定でしたが、
どうにもまとまりがつかないため、
別の話題にすることに・・・。
オルタネーターノイズの事を書いてみようと思います。
いまさらですが、
オルタネーターノイズは、アクセルをふかしたときに
ヒュイーンとスピーカーから聴こえてくる音のことです。
今のアンプは対策されているそうで、
最近では困っている情報もあまり見なくなりましたが、
うちの車では古いアンプを使っていますので、オルタネーターノイズが乗ったり乗らなかったり。
配線を少し工夫すれば、聴こえなくなったりしています。
オルタネーターノイズは本気で対策しようとすると大変なようで、RCA端子をボディアースしてみたり、音質低下を覚悟で対策用回路につないでみたり、苦労された情報がありますね。
実は、以前から気になっていることがありまして。
ネットで公開されているRCAケーブルプラグの画像を見てみると、
絶縁してない画像が多いような気がします。
RCAケーブルのプラグは金属でできているものが多いと思います。
ご多分にもれず、
ここで作ったうちのNYS-352も金属です。
金属部分は普通はマイナスとつながっています。
金属部分とマイナスの抵抗0Ω
プラスとは絶縁されていますので、こう表示されます
RCAは交流電流ですから、
プラグとつながっているマイナス側から逆相電流がスピーカーに流れるはずです。
ホームの場合、RCAプラグどうしが接触することはあり得ないのですが、
車の場合は、たとえばDEH-P01の接続部などは、必ず4~6本のRCAプラグどうしが接触します。
また、RCAプラグが車内の金属部に触れると、バッテリーのマイナスにつながってしまいます。
アンプの箱体もマイナス電流が流れていることが多いそうですから、ここにも触れたくないですよね。(オルタネーター対策で繋ぐ場合は別ですが)
絶縁しなくてよいのかな~と、考え込んでしまいます。
どうにも気になるので、私は必ず絶縁することにしてまして、
全面に絶縁テープ(普通のビニールテープ)を巻いています。
テープはヤザキかデンカのハーネステープの方がベトつかず良いですね。
RCAプラグを挿した継ぎ目も金属がむき出しになりますから、
絶縁テープで巻いています。
実は、前の車でオルタネーターノイズに悩まされたことがあって、
たまたま弁当箱サブウーハーを移動したときに、
その隙間のテープが剥がれていたことに気づき、
テープを巻きなおしたらノイズがなくなったことがあります。
またヘッドユニット設置の時にもDEH-P01の接続部のテープが剥がれていたので、
巻きなおしたらノイズがなくなったこともありました。
オルタネーターノイズは、
主に電源ケーブルとRCAケーブルを近づけると乗るものらしいので、
偶然配線位置がずれて解決した可能性もありますが・・・。
RCAプラグの絶縁はやっておいた方が、原因の切り分けが楽なのではないでしょうか?
(自信なし)
次回は、パナソニックのカオスが到着したのでレビューするつもりでしたが、
前回のバッテリーターミナルの方に追記することにしましたのでお楽しみに。
(追記)
ウーハー用のPA2002のオーバーホールをしてもらったら、
オルタネータノイズが完全に消えました。
ただし、どのアンプを使っても、助手席ダッシュボードの真下にアンプを置くと、
盛大にノイズが発生する現象を発見しました。
これがフロアノイズ?車は謎が多すぎです。
(追記 終)
(再追記)
最近ヤフオクで出力の高いオールドアンプを手に入れたのですが、
オルタネータノイズが乗ってきました。
出力の高いA級アンプやAB級アンプは抵抗が高いのかもしれない・・・。
納得できる理屈だなあと思いました。
出品者の方に聞くと、アースを助手席下のレール固定ボルトに繋ぐと良いとのこと。
うちの車は星型ボルトなのでラジェットの頭が必要でした。
座席を固定してるだけに、太く長いボルトでしっかり固定してありますね。
どこまで回せば外れるんだ、というほどボルトのネジが長かったです。
接続用の丸型端子は、4ゲージ用でも8ゲージ用でも
穴が小さくボルトが入らないので、穴を広げてやる必要があります。
なんとか外してつないでみると、ノイズが見事に消えました。
今までバッ直が一番良いかと思っていましたが、
車体に長いボルトでしっかり固定されて接触面積が大きいからか、
この方が抵抗が少ないようです。
アンプ由来のオルタネータノイズで悩んでいる方は、
試す価値があるのではないかと思います。
(再追記 終)
(再再追記)
ありこちに情報がありますが統合すると、
オルタネータノイズはヘッドユニットやアンプのマイナス電圧が低いと
自動車の電送系のマイナスが逆流して乗ってくるノイズのようで。。。
そう考えると車弄りの好きな方で、アーシングしている方は
車側のマイナス電位が高いため発生しやすいのではないかと思います。
ヘッドユニット由来の場合は、
ヘッドユニットとネジをテープやプラネジで金具と絶縁したり、
RCAプラグをボディーアースして対策される方がいるようですが、
アンプ由来の場合は効果がないと思われます。
アンプは
増幅が1次側電源部がトランジスタの場合はノイズ乗りやすく、
FETの場合はノイズが乗りにくいようなので、
これが昔のアンプはオルタネータノイズば発生しやすい
原因ではないかと思います。
それと、最近のICアンプも内部がFETのことが多いため、
問題ないことが多いようです。
オーディオに詳しい方で、
MOS-FETを使った安定化電源を導入した方がおられます。
これが一番な気がしますが、
探しても意外と見つかりませんし、
うちではまだ導入できていません。
(再再追記 終)