I-K77にしてから押し出しが強いためか、
モガミ2534がしっくりこなくなりました。
以前交換したカナレL-4E6Sで和らかい音になったのは良いのですが、今度は押し出しに不満が出てきまして、まるでイタチごっこです。
某所で良く見かけるモガミ3080が気になってきました。
情報では、かなりフラットに近くナチュラルとのことなので楽しみですね。
最低30mでないと安く見かけませんでしたので、束で購入しました。
上からモガミ3080、2534,2549、カナレL-4E6Sです。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
3080が一番細いですね。
モガミ2534とカナレL-4E6Sは4芯ですし、モガミ2549は2芯+ビニール?の芯が2本追加されていますから、2芯のモガミ3080より太いのは当然ですね。
モガミ3080は本来デジタルケーブルとのことで、屋外を長く引っ張る必要がないので、その他のマイクケーブルに比べて頑強さや効率UPの気遣いが必要ないとされたのだと思います。
被覆(外皮ではなく素線の被覆)も一番柔らかいので、
柔らかい弾力的な音になりそうです。(素線が同じならそうなるはず)
ということで、色々作ってみることに・・・。
ついでなので、以前購入したTOMOCAやシャークワイヤーのプラグも視野に入れて考えました。
ケーブルの音に関しては、私感ですがこんな感じだと思います。
硬質な音 8412>2534=2549>3080>L-4E6S 柔らかい音
バランス 低音 8412>2534=L-4E6S>3080>2549 高音
解像度 2534=8412>2549>3080=L-4E6S
高音の伸び 2549=3080>2534>8412>L-4E6S
低音の伸び 3080=2534>8412>L-4E6>2549
音のなめらかさ 3080>L-4E6S>2549=2534>8412
音の伸び 3080>L-4E6S>2549>2534>8412
音場の広さ L-4E6S>3080>2534=2549>8412
押出しの強さ 8412>2534>3080=2549>L-4E6S
低音の締まり 8412>3080=2534>2549>L-4E6S
こういう書き方をすると、大きい差があるように見えるかもしれませんが、どれも最低条件は満たしている評判の良いケーブルなので、好み程度の差ですね。
以前は解像度重視で選んでいましたが、最近はシステムとのバランスの方が大事だと思うようになりました。
プラグは、REAN352、REAN373(マイナスははんだ無し)、TOMOCA、AecのRP-214ZARh、シャークワイヤーP15Gを今まで色々試したことから、こう予想しました。
硬質な音 P15G>TOMOCA>373>352=RP-214ZARh 柔らかい音
バランス 低音 P15G=252=RP-214ZAR=TOMOCA>373 高音
解像度 373>TOMOCA=P15G=352>RP-214ZARh
高音の伸び 373>RP-214ZARh=P15G=TOMOCA=REAN352
音のなめらかさ RP-214ZARh>352>373=P15G=TOMOCA
音の伸び RP-214ZARh>352>373=P15G=TOMOCA
音場の広さ RP-214ZARh>352>373>TOMOCA>P15G
押出しの強さ P15G>TOMOCA>352>RP-214ZARh=373
低音の締まり P15G>TOMOCA>373>352=RP-214ZARh
P15Gは何回か試しましたが、とにかく押し出しが強く芯のある音がします。
高級機向けかな、という感じです。
コアなJAZZファンには、これとベルデン8412の強烈なインパクトのある音が良いかもしれませんが、私には少しキツイですね。
(追記)
TOMOCAは値段から考えると、すごい性能ですね。造りもカッチリしています。
352はどれも中庸な性能で使いやすいので、どんなシステムでも合うと思います。
RP-214ZARhは音のなめらかさが良い(クロームメッキの特徴?)ですが、
MIDに使うと解像度とインパクトが不足してもっさりするので、
7kHZ以上のツイーター用にして、ボリューム高めにしてやると透明感のある高音になると思います。
このあたりの周波数になると、解像度不足は気にならないはず。
(追記 終)
結果、ケーブルは3080前提でこれに決めました。
ツイーター用には音場の広いRP-214ZARh(画像左下)
(追記)
I-K77を再改造してからはREAN352に変えました。
(追記 終)
MID用にREAN352とP15Gを片方ずつ(写真にはないですが)
ウーハー用にはTOMOCA(画像右)を選びました。
画像左上は、比較用の2534とREAN352のコンビだったのですが・・・。
車に組み付けて聴いてみると、一発で気に入ってしまいました。
比較用のケーブルに入れ替える気がしません。
モガミ3080は柔らかい音を出しながら、インパクトもしっかり表現します。
これが難しいんですよね。
音場が広くナチュラルでワイドレンジで、音の伸びも申し分ない上、音の抜けが良く、上もかなり伸びてくるようになりました。
少し褒めすぎかもですが、理想の音にかなり近づいた気がします。
この手の音はソースや機材を選ばないはずなので、使いやすそうです。
なぜRCAケーブルとして売ってないのか不思議ですね。
(追記)
自宅のDACに繋いで聴いてみたところ、
モガミ2534→3080の交換でかなりノイジーになりました。
?????
カーオーディオだと、改造の効果をきちんと表現しますし、
弄る気が起きなくなる位に良くなったのですが・・・。
環境によって、ここまで変わるとは思いませんでした。
(追記 終)
(再追記)
最終的には
ここの様になりました。
RCAプラグが1セット(4本)で15Kと高価ですが、かなりの効果があります。
(再追記 終)
