I-K99が気に入ったものの、
しばらく時間がかかりそうなので、
何か他にないか調べてみました。
条件は、USB128GBが認識できるもの。
この条件になると、昔の名機は外れてしまいます。
でも、あるじゃないですか。
それが、アルパインのX100です。
みんからのレビューを見る限りでは、
長く使っている人が多いので期待できそうですし。
というわけで、手に入れました。

いきなり解体してますが。。。
とにかく、音を聴いてみました。
コピープロテクトに過敏になっていた時代だったからか、
wavの再生はできないので、AAC音源なのですが・・・驚きました。
このヘッドユニットは音の伸びがすばらしく、
透明感さえ感じられる音を出しますね。
曲の終わりのフェードアウトの部分で、
音量が小さくなっていっても
音が途切れることなく綺麗なまま聴こえなくなっていく。
音量の小さい音をしっかり拾っていて、
波形の乱れが少ないのが分かります。
かなり古い機種ですが、
機械自体の劣化はないように聴こえました。
バランスはアルパインらしく高域も低域も控えめですが、
低ノイズですし、全体で考えると改造したI-K77より良いです。
少しショックでした。
使い続けている人がいるのが、よく分かります。
しかし、アルパインにはさらに上の名機があって
7990j>9887ji>X100
とのことですから、アルパイン恐るべし。
7990jに至っては、当時28万円もしたとか。
今の購入予算と2桁違うのですが。。。
今の実力では、間違っても遊びで弄れるものではないですね。
話を戻しまして、
内部をじっくり観察しようと蓋をあけてみました。
表です。
裏です。
古い機種なので全部電解コンデンサーかと思いましたが、
電源部を除き、全部固体コンデンサです。
上が伸びていないように感じるのは、
高周波フィルターの影響かもしれません。
電源部にトランジスタがないので、
スイッチング電源ではないのかも??
コンデンサの右にあるICは、
カバーがうまく外れなかったので確認できていませんが、
DC/DCコンバーターではないかと思います。
I-Kシリーズでは、あちこちで
LTのスイッチングレギュレーターLTCYFを使い3.3Vや5Vを生成していましたが、これはもう少し高度な統合型ICを使って電圧を安定させているように感じました。
良い音は、やはり電源からですね。
広々とした中に大きいヒートシンクが付いていますが、
発熱で機能が大幅に減少する電子部品にとっては、
理想的な形なのではないかと思います。
これも高音質な理由のひとつかもしれません。
他の重要なところ?には、
基盤に青色の液体のようなものでマスクしていて、ICの型番が読めません。
綺麗に仕上げてありますし、メンテや改造する意欲が湧いてきませんね。
スペースはたっぷりあるので、もったいないですが。。。
X100がせっかくの良い音なので車で使ってみたいところですが、
ウーハーのクロスオーバーが設定できないようで。
ついでに、後発のX305も手に入れてみました。
X100の方が少し良いとの情報がありますが、何が違うのか興味があります。
蓋を空けてみると、
X100との違いがほとんどありません。
対応するipodの世代が違うということで、出力段あたりが微妙に違うのと、
パターンを少し見直ししているだけに見えます。
音を聴いてみても、目だった違いは感じられませんでした。
X305も高音質です。
音質は満足なのですが、うちの環境では、
MIDとウーハーのクロスオーバーは、
ヘッドユニットでチョチョイとやりたいところです。
ということで、アルパインは保留して、
I-K77の電源部を見直すことにしました。
その話は、また次に書いてみようと思います。
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Posted at
2019/06/22 15:18:48