I-K77と同じように改造したI-K900ですが、
I-K77ほどの違いが感じられません。
低音の弾力性は高いものの、
高音がいまひとつ綺麗にならないですね。
バランスの違いでそう感じているだけかもしれませんので、まずはそこから修正しました。
前回書いた日本ケミコンの固体コンデンサの導入です。
メーカーからの注意事項に、固体コンデンサは
はんだ熱によるDC漏れが多くなることがあるので
カップリングには使わないでください
とありますので注意が必要ですね。
10μFは基盤実装タイプしかありませんので、
いずれやってみるとして今回は別の場所ということで。
本来なら電源部に使いたいのですが、
16V以上では2200μFが上限のようです。
I-K99には電源部意外にも3300μFが2本あって、
USB電源の平滑につかわれていますので、
そこに2200μFを搭載しました。
初めての容量ダウンでしたが、
エージング開始直度とはいえ低音が細くなりますね。
予想されていたことですので、
コンデンサの足にさらに1000μFを追加しました。
(ひどい有様なので写真はありません)
もとの容量とほぼ同じになったので低音が増強され、
高音も少し伸びてきており、
かなり好みのバランスになりました。
それと、今回はもう1箇所弄りました。
I-Kシリーズは長時間エージングすると、
箱体(特に内臓アンプ)がとても熱くなります。
どうせ使わない内臓アンプなので、
カップリングコンデンサ4個を取り外し、
内臓アンプへ給電しているVccパターンをカットしました。
(追記)
スランバイからのセッティングで内蔵アンプをOFFにする機能がありますが、
どういう訳か発熱は変わらないようです。
(追記 終)
これで発熱が少なくなれば、
電源の負担が減ったということですし、
半導体の動きも良くなるはずですので、
少しは音質向上に繋がるかもしれませんね。
ついでにI-K77も1基だけカットして、
内臓アンプ用ヒートシンクの外側にデジタル温度計センサーを貼って、
カットしていないI-K77と温度を比較してみました。
(どちらも抵抗は改造済み)
RCAには、このプラグを使いました。
+と-には10Ωの抵抗をはんだ付けしています。
電源投入直後
右がパターンカットした方
10分後
25分後
2時間後
3時間半後
20分そこらでパターンカットした方の発熱が
8℃程度低い状態になりました。
外部のヒートシンクでこの発熱ですので、
内部温度はもっと違うかも。
I-K900もかなり良い感じになりましたので、
車載して聴いてみました。
エージング10時間未満ですが、
バランス、解像度、音の深みとも少し良くなっているのを感じます。
さらにエージングでどう変わるのか楽しみです。
(追記)
I-K900を聴きながらドライブを楽しんでいますが、
解像度が上がって以前よりは高音も綺麗になりました。
低音は少しゴリゴリした音に変わってきています。
なかなか良い感じなのですが、
その分バスドラがドカドカうるさく感じます。
そういうソースといえばそれまでですが、
難しいものですね。
少し考えようと思います。
(追記 終)

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Posted at
2019/08/04 23:13:34