• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ベリデリックのブログ一覧

2019年08月08日 イイね!

エクセレントクライオヒューズ

エクセレントクライオヒューズ

以前書いたI-K77の再改造計画を見てくださった達人様が
クライオ処理したヒューズについてUPされていまして。

興味があったのでエクセレントクライオヒューズを購入してみました。

他の2個は、もともと付いていたヒューズで、同じものに見えますね。

クライオヒューズに替えて早速試聴してみると、
驚くほど変わる訳ではないですが、
たしかに音の角がとれて(歪みが減ってる?)解像度が増しています。
少し音が太く濃厚になった気もします。

バイオリンが複数演奏している部分の高音が
綺麗に表現できてなかったところもかなり改善されたようでした。

音のバランスは同じで変な色もつかないし、
なかなかの費用対効果ではないかと感じました。

問題は効果が次第に薄れていくことで、お金もかかるし面倒です。

先ほどの達人様は代替案もぼんやり示されていたので、
試してみることに・・・。

以前確保しておいたアルミテープです。

これを小さく切って貼ります。

元のヒューズは端子が汚れていたので、
サンドペーパー#2000かけ(左のヒューズ)と
接点ブライト(右のヒューズ)を試しました。


汚れが酷かったので、サンドペーパーでないと綺麗になりませんでしたが、
このヒューズで聴いてみると、

クライオヒューズ>サンドペーパーかけヒューズ>接点ブライトヒューズ

の順で音質が良いです。

接点が綺麗な方が音は良いですね。
エクセレントクライオヒューズは端子の面もツルツルで、
いかにも良い音が出そうな仕上がりです。


他の3個はアルミテープの形を変えてみたもので
これも試聴してみました。
端子は全部サンドペーパーで研磨しています。

アルミテープ自体の効果は、はっきりとは分かりませんでした。
高級オーディオなら、また違った結果になったのかもしれません。

エクセレントクライオヒューズは、
音の角が取れる分、メリハリは少し失われる気がしますので、
良く聴こえるかは好み次第だと思いますが、
うちの環境では、かなりの音質向上を感じました。

貴重な情報をUPされた達人様に感謝します。

(追記)
使い始めて半年以上経過しました。

どれだけ劣化したかは不明ですが、
いまだに他のヒューズよりは良い音がします。
(追記 終)

(追記)
MIDのアンプ用にも追加購入しました。
音はさらに良くなりました。

どこまで良くなるんだか・・・費用対効果はバツグンです。
高級ケーブル買うことを思えば安いですよね。
(追記 終)

カウンター



Posted at 2019/08/08 23:26:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2019年08月04日 イイね!

I-K900の内臓アンプ無効化

I-K900の内臓アンプ無効化
I-K77と同じように改造したI-K900ですが、
I-K77ほどの違いが感じられません。

低音の弾力性は高いものの、
高音がいまひとつ綺麗にならないですね。

バランスの違いでそう感じているだけかもしれませんので、まずはそこから修正しました。

前回書いた日本ケミコンの固体コンデンサの導入です。

メーカーからの注意事項に、固体コンデンサは
はんだ熱によるDC漏れが多くなることがあるので
カップリングには使わないでください 
とありますので注意が必要ですね。

10μFは基盤実装タイプしかありませんので、
いずれやってみるとして今回は別の場所ということで。

本来なら電源部に使いたいのですが、
16V以上では2200μFが上限のようです。

I-K99には電源部意外にも3300μFが2本あって、
USB電源の平滑につかわれていますので、
そこに2200μFを搭載しました。


初めての容量ダウンでしたが、
エージング開始直度とはいえ低音が細くなりますね。

予想されていたことですので、
コンデンサの足にさらに1000μFを追加しました。
(ひどい有様なので写真はありません)

もとの容量とほぼ同じになったので低音が増強され、
高音も少し伸びてきており、
かなり好みのバランスになりました。

それと、今回はもう1箇所弄りました。

I-Kシリーズは長時間エージングすると、
箱体(特に内臓アンプ)がとても熱くなります。

どうせ使わない内臓アンプなので、
カップリングコンデンサ4個を取り外し、
内臓アンプへ給電しているVccパターンをカットしました。

(追記)
スランバイからのセッティングで内蔵アンプをOFFにする機能がありますが、
どういう訳か発熱は変わらないようです。
(追記 終)



これで発熱が少なくなれば、
電源の負担が減ったということですし、
半導体の動きも良くなるはずですので、
少しは音質向上に繋がるかもしれませんね。

ついでにI-K77も1基だけカットして、



内臓アンプ用ヒートシンクの外側にデジタル温度計センサーを貼って、
カットしていないI-K77と温度を比較してみました。
(どちらも抵抗は改造済み)



RCAには、このプラグを使いました。
+と-には10Ωの抵抗をはんだ付けしています。


電源投入直後
右がパターンカットした方


10分後


25分後


2時間後


3時間半後


20分そこらでパターンカットした方の発熱が
8℃程度低い状態になりました。

外部のヒートシンクでこの発熱ですので、
内部温度はもっと違うかも。

I-K900もかなり良い感じになりましたので、
車載して聴いてみました。

エージング10時間未満ですが、
バランス、解像度、音の深みとも少し良くなっているのを感じます。

さらにエージングでどう変わるのか楽しみです。

(追記)
I-K900を聴きながらドライブを楽しんでいますが、
解像度が上がって以前よりは高音も綺麗になりました。
低音は少しゴリゴリした音に変わってきています。

なかなか良い感じなのですが、
その分バスドラがドカドカうるさく感じます。

そういうソースといえばそれまでですが、
難しいものですね。

少し考えようと思います。

(追記 終)


カウンター


Posted at 2019/08/04 23:13:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2019年06月30日 イイね!

I-K77再改造計画

I-K77再改造計画
前回X-100の音を聴いて、改造版I-K77を圧倒する高音質ぶりにショックを受けました。

あまり多機能ではないので、だからこそ高音質なのかもしれませんが、うちの環境ではヘッドユニットでMIDとウーハーのクロスオーバーをチョチョイと設定したいところ。


今までI-K77をちょこっと改造して満足していましたが、
俄然弄りたくなってきました。

ケンウッドのI-Kシリーズは弄りやすいですし、
設計が良いのか安いパーツであれだけの音を実現しているので、
パーツ交換での音質向上も面白いですよね。

すでに電源部のコンデンサはELNAの4700μFに
その他のコンデンサは東信のUTSJをメインに入れ替えていますが、
ネットの情報では、
ダイオードを高速のものにするとよいそうで。

I-Kシリーズのダイオードはスイッチング電源の帰還に使われていて、
トランジスタがOFFの時にマイナスから電気を送っているようです。

直列のダイオードほどの効果は見込めませんし、
SBDはOFFになった時の逆電流が大きいとのことで、
マイナス要素もありますが試してみました。

秋月でショットキーバリアダイオードを確保。


手前が元ついていた新電元の2SV60(一般整流用600V1.75A)、
奥の方が40V3AのショットキーバリアダイオードパンジットSB340LSです。
なんと、30円/個。

車用はマージンたっぷりが基本ですし、
耐圧が高い方が高音質らしいので、600Vなどの大きめの方が無難だと思います。
コンデンサと違って、ダイオードは壊れるとショートの危険がありますし。

うちでは、もう買ってしまったこともありますし、
温度計で調べましたが発熱はない模様なので、このまま試してみます。

元のダイオードよりかなり小型ですが、データシートではかなり優秀なようで、
スイッチングスピードが元の標準ダイオードの10倍以上とのこと。
リード線が細いので交換も楽でした。

ダイオードを交換して早速聴いてみると、音は伸びるし高音が綺麗になりますね。
今までの改造の中では、一番コストパフォーマンスが高いと思いました。

次はトランジスタですが、あまり情報がありません。
サンケンも良さそうでしたが、無難に東芝の高速トランジスタにしてみました。

左が元付いていたKECのKTA1046Aで、右が東芝TTA1452Bです。
alt

高速といっても、スイッチング速度は元の2倍弱ですので、
聴いたところ大きい違いは感じられませんでした。
(追記)
最後に書いていますが、
スイッチング速度2倍でも大きい効果がありました。
(追記 終)
(追記)
後に他のトランジスタも試してみましたが、
TTA1452Bが一番良かったです。
スイッチング速度が同等の物では良くなりませんし、
スイッチング速度の大きい物は上下が伸びるのですが、
スカスカな音になり微妙にノイズが増えます。
ダイオードとの相性もあるのかもしれません。
(追記 終)
トランジスタから離れなくては、
これ以上の効果は期待できそうもないですね。

MOSFETが使えるならスイッチングスピードを数十倍にできる上、
スイッチングノイズが乗らないということで、
電圧の安定化が期待できそうなのですが、
壊れたI-K77で試してみると、電圧がまったく違います。

電流制御と電圧制御の違い?
回路を弄る必要がありそうで・・・無念。

ここまでやって、X-100を越えられたかというと、
かなり微妙です。
レンジが広く聴こえる点では上回っているのですが、
音の伸びは互角、ノイズとか奥行きとかでは惨敗・・・。

もう一押しです。

コイルの交換もアンプでは効果が高いケースがあるそうですが、
スイッチング電源ですし、敷居も高そうなので見送りとして。。。

次はチップ抵抗を考えたいと思います。
最近は良いのがあるようですので。

水晶発振器の交換は、解像度が向上するとのことですが、
入力電圧に求められる安定度もシビアになるので難しそうです。

そもそも高精度発振器で11.2896MHzなんて売っていませんね。


さて、I-K77の抵抗が到着しました。
YAGEOのAT0603(1.6mm×0.8mm)です。
海外の製品はインチ単位の場合があるので面倒ですね。


この抵抗は有名サイト様が絶賛されていたもので、
高精度と高品質が売りのようで、楽しみです。

邪魔なコンデンサを撤去して


チップ抵抗を撤去
ついでに、チップコンデンサ1.1μFをECPUに交換できないか置いてみましたが、間隔が狭すぎて縦に置いても無理でした。


撤去は楽なんですよね。
全体を暖めると、コテに付いてきますから。

撤去した抵抗が101で、YAGEOが01Aです。
どちらも100Ωです。


交換完了。


ハンダ付けは下手なので形はガタガタですが、
なんとか付いたようです。


期待のYAGEOの音確認ということで、
聴いてみました。

ほんのり音が滑らかになったようにも感じますが、
エージングが終わるのが楽しみです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

50時間以上エージングしました。

かなり音のなめらかさは向上したものの、
高音の透明感とか自然に伸びていく感じが出てきません。

再度見直してみることにします。
(下の再追記に書きました)

(追記)
全て自作でシステムを構築されている方がおられまして、
驚きました。

DACについては、自作キットを買ったので、
じっくり勉強していきたいと思います。
m(_ _)m


それと、以前から気になっていたことがありまして・・・。

ちょうど、DEH-P01、I-K99、X-100を発売していた頃は、
iPodが一番高音質との情報をよく見かけました。
(I-K77はデジタル入力のようです)

アナログ入力が良いとか、個人的には???な感じでしたが、
調べてみるとiPodがclassicになる前のG5.5までは
WolfsonのDACを使っており、それが高音質だったとか。

ネットの情報では、信号の送り方が違うだけで
デジタル入力でもノイズの影響はあるようですから、
CDPを除くと、この時代のヘッドユニットは、
高音質DACからアナログ入力してやった方が
内部のDAC処理がうまくいくのかもしれません。

USBの方がお手軽で好きなのですが、
iPodは改造で容量1TBも夢ではないそうですし、
これは試してみる必要がありますね。

ということで、確保中です。
(追記 終)

(再追記)
I-K77はもう弄るところがないと思っていましたが、
USBの改善を忘れていました。

電源強化は失敗したので、
今度はケーブルを短くすることに・・・。

USBケーブルは1m以内なら大差ないような情報が多いですが、
電源が貧弱な場合は効果があるような気がしますし、
どちらにしろ、うちの環境では長すぎて邪魔だったので
失敗覚悟でやってみました。

端子は、DEH-P01のものと同じだったので、
1時間くらいで簡単に終了。

分かりにくいですが、右が短くしたUSBケーブルです。

肝心な音質ですが、少し解像度が上って良くなっています。
これは、儲けものでした。

ヘッドユニット直挿しで聴いたX-100は、
こういうアドバンテージもあったようです。

今回は、もう一点変えてみました。

I-K77は、内臓アンプを使う場合は、
DACー抵抗ーカップコンーDSPーカップコンー内臓アンプーSPケーブル
ですが、RCA出力の場合は、
DACー抵抗ーカップコンーDSPーカップコンー内臓アンプーカップコンー抵抗(直列)ー抵抗(直列)ーRCA出力 
になっていて、並列でアースに抵抗とトランジスタが繋がっています。
(合成抵抗の調整と、トランジスタはカットしても鳴るので保護回路?)

前回はDAC直後の抵抗を交換しましたが、
今回は、内臓アンプの後の抵抗を交換してみました。

手前側が330Ωの小さい(1608)チップ抵抗で、
中間に並列の22KΩ(1608)があって、
奥側が180Ωの良さげな大きい(2012)抵抗です。

YAGEO100Ω(1608)があるので、この際ですから
手前の小さい方と交換してハイレベルインプットを試してみることにしました。
(追記)
これは、ハイレベルインプットとは似て非なるものでした。

そもそも合成抵抗(標準で520Ωくらい)が低くなるので、
カップリングコンデンサを大きくしないと、
ハイパスのクロス周波数が上がってしまいます。

スピーカーネットワークの計算で辻褄が合いました。


ここの抵抗が大きいので、
後のアンプ~スピーカーのインピーダンスに左右されずに
ハイパスのクロス周波数が固定できるわけですね。

ザックリ計算すると、3dBのー6dB/octが、
30Hz→50Hzになってしまっていました。
つまり、ただでさえ出にくい50Hz未満が
さらに鳴らなくなっていたということですね。

逆に、カップリングコンデンサを15μFにすれば、
20Hzクロスまで下げられそうです。
・・・後に30Hzの方が良いと分かりました。
ウーハーがまともに鳴らなくなりました。

後にカップリングコンデンサをウーハーのラインだけ
15μFにしたところ、25Hzまで鳴るようになりました。
曲によっては、イメージがガラっと変わりますね。

ついでに、耐入力の高い2012を300Ωにした方が良いと思うので、
2012を300Ωにして1608を180Ωにできないものか検討中です。
・・・これもやってみましたが、変化は感じられませんでした。


(追記 終)

改造前の抵抗


交換終了


改造したI-K77を交換前のI-K77と比べると、
音量レベルでは28の音量が25で得られるように聴こえました。

計算では音量が3倍になるはずですが・・・。

音質は、上が伸びて解像度が上がったように聴こえます。
・・・・・・。
(再追記 終)

(追記)
音が大きくはなりましたが高音の歪みが気になるので、
抵抗は元に戻しておいた方が良いかもしれません。
(一部の文章を削除、書替えしましたm(_ _)m)

ということで、抵抗が到着しました。


前回はYAGEOのAT(車用)でしたが、今回はRTです。
安いので、たくさん買えますね。

進工業のRG100Ωも確保したのでそのうち試してみるとして、
さっそく交換しました。

はんだ付けは今までで一番ひどい出来です。

ここは、難しいんですよね。

試聴したところ、音量は小さくなりましたが、
前より音が太くなっています。

DACの負担が減って、痩せていた音が復活したようです。
やはりRCA周りの抵抗値を変えてはいけませんね。

車載して聴いてみました。

単純に抵抗交換前の音と比較できないのですが、
以前より雄大な音になっていると思います。
さすがYAGEOのRTです。

歪みが減り、インパクト過剰なところも直りました。

思ったより上の伸びが良くないので、
他のI-K77とI-K900も抵抗を交換して確認してみました。

I-K77(並列の22kΩは元のままです)


I-K900(並列の22kΩも替えました)

これも、はんだ付けが酷い出来ですが。。。

やはり、上の伸びが良くないです。
車内で周波数特性を調べてみました。



スクリーンショットを撮るたびに波形が変わるので
2つ貼っています。

前回と音量のスケールを変えたので合わせて並べてみました。
前回、抵抗を100Ωにしたのが左で、今回の330Ωが右です。


上が伸びてないと書きましたが、
そう感じたのは5kHz付近のディップが大きくなったのが原因でした。
10Hz以上はさほど変わっていませんでした。
歪みが減って、音のザラつきが減ったことも関係あるかも。

抵抗を100Ωにした前回よりインパクトが減ったと感じるのは、
500Hz~1kHzのディップが大きくなったからかもしれません。

160Hzの落ち込みは、
MIDのクロスを90Hz→120Hzにしたのが原因だと思います。
90Hzのままだと、100Hzのバスドラがドンドン五月蝿いんですよね。

今後のエージング次第ですが、
個人的には200Hzの音量が一番欲しいところですので、
今後の課題にしようと思います。

(追記 終)

(再追記)
ここでipodを導入してから音質が向上したのですが、
音量を上げても、音がスカスカな感じがしたので、
100Ωの抵抗だけ進工業のRGに交換し、
ニッケミの固体コンデンサ(220μFと100μFだけ)もUTSJに戻しました。

自宅で50時間以上、車で50時間以上はエージングしたと思いますが、
高音の歪みがとれて音の広がりが出てきました。
うちの環境では、これが一番良いですね。文句無しです。
(注)
最終的には全て進工業のRGに変更しました。
以下は、試行錯誤の記録です
(注 終)

もう1台は抵抗をVishay、固体コンデンサをOS-CONにして自宅で100時間エージングしたので車載して試しています。

Vishay


交換前


交換後


今のところは、上下の伸びも音の抜けも悪くホワホワした感じですが、
エージングが進んでどうなるか・・・。

このI-K77はトランジスタをあえて交換していませんので、
エージングで良くならなかったら、そこも確認したいですね。
最後に交換した場合、
トランジスタでも劇的な変化があるかどうかを確認できると思います。

・・・・・・・・・・・・・・

エージングしてもよくなりませんし、
DAC電源部にもコンデンサを追加したのですが
大して変化がありません。

もうやり尽くした感じになったところで、
最後にトランジスタを交換しました。

やはり、劇的な変化がありました。

最近はipodで聴いているのですが、
音の伸び、解像度、高音、低音の伸びが良くなり、
奥行きのある音に変わってきました。

これなら満足です。

最後のウイークポイントを改善すると、
かなり変わるものですね。

UTSJとOS-CONの差は大きく感じませんでしたが、
トランジスタ交換後なら、また違った差が出たかもしれません。
(追記:トランジスタ交換後は、解像度の向上を感じました)
→DACアナログ電源部で交換すると、かなり変わりますね。

(追記 終)

(再追記)
DAC~DSP間ですが、コンデンサ(1.2μF)の交換を試行錯誤してます。

最初に直結しましたが、曲間にポップノイズが乗るので却下です。


次はセラミックコンデンサX7Rを試しました。

音質はかなり向上しました。

次はECPU(1μF)です。
(画像差し替えました。ハンダ溜りは極力少ない方が良いですね)


この効果はすばらしく、DSPの入~切での差がずいぶん小さくなりました。
奥行きが少し失われますが、十分許容できる範囲内です。

この作業は難易度が高いので要注意です。
ちょっとひねると、ECPUの端子や基板の端子がめくれてしまいますし、
端子のピッチが2mm程度ですので、
完璧な位置合わせをして、両面テープで固定してからハンダ付けしないと、
隣の端子とショートしてしまいます。
この時点で薄膜で簡単にめくれてしまうPMLCAPは却下になりました。

すずメッキ線は0.5mmに妥協しないと、うまくいきませんでした。

完成したら、不安定なのでホットボンドで固定したくなりますが、
後でメンテできないので、やめておいた方が良かったです。
何度も失敗しています。
それよりも、基板をしっかり固定することの方が大事でした。

最終段のカップリングコンデンサは、
PMLCAPなら10μFまであるので、色々交換しました。
思ったより大きいので、全部基盤が必要になりました。
(過去の画像です)



100Hz以下の音量が小さくなりましたが、
10μFのPLMCAPが効いたのか、解像度は今までで最高です。
しかし、はんだ溜まりの影響か音がもわっとしてます。
逆に、UTSJはおいしい音をうまく強調して来るんですよね。

今のところは、ECPU+UTSJをメインで使おうと思います。

そのうち、ECPU+KEMETも試したいですね。
(再追記 終)

(再再追記)
エージングでPLMCAPが鳴り出しました。
DAC電源部は、UTSJとOS-CONで比較試聴しています。
ただいま長期エージング中・・・100時間でも足りませんね。

最終段のカップリングコンデンサのうち、
ウーハー用はKEMET KO-CAP 15μFに替えました。
今まで50Hz未満が出てませんでしたが、
10μF→15μFの効果で30Hzまで鳴るようになりました。

分かりにくいですが、こんな感じ


Ko-CAPはこんな感じ(この画像は再最終形ではないですが)


トランジスタ周りもKO-CAPにしました(これはI-K700ですが)


よほど解像度を上げないと重低音は上手く鳴らないので、
現時点で少しボケていますが、許容範囲内です。
まともなサブウーハーではない割りには上出来だと思います。

それにしても、KO-CAPは良い低音を出しますね。
解像度は高いし、4kHz以上の伸びも良いです。
期待以上でした。

背面のセラコンは、例の定数を使わせていただいてます


ついでに、DAC~DSPのカップリングコンデから並列にセラコンが入っていたので
撤去しました。
10pFだったので、DACの高周波フィルターと思われますが、
特にイヤなピークは感じませんし、これを撤去するだけで、
I-K77ではかなりの音質向上になりますね。
撤去前

撤去後


C0H特性のセラミックコンデンサも試しました。
ソースのホワイトノイズを含め、少しノイズが減りますが、
音の伸び、奥行き、解像度、上下の伸びが微妙に悪くなり、
音に閉塞感を感じます。
撤去した方が曲を楽しく聴くことができますね。

最近のヘッドユニットを私が好きになれない理由は、
この高周波フィルターが原因ではないかと感じました。
低ノイズを売りにしている製品が多いですし・・・。
(再再追記 終)

(追記2)
長時間エージングしたので、電源部220μFにKO-CAP、OS-CON(パナソニック)、PSC(日本ケミコン)を使った場合の感想を。
KO-CAP 音が太く低音がバツグンに良い。高音はOS-CONより少し粗い。
OS-CON 高音が綺麗に出るが線が少し細い。低音の解像度はさほどではない。
PSC  高音がシャープで解像度が高い。低音は100HZ未満が出にくい。

これは街乗りの場合の感想で、KO-CAPとOS-CONが良いのですが、高速道路ではかなり変わります。
前にも書きましたが、高速走行では供給電圧のブレが大きいようで、音質の劣化が激しくなっていると思います。(電源に高度な改造をされている方は別です)
低音を中心に音が痩せるため、OS-CONでは聴きづらく、音の太いKO-CAPの方が良く感じました。

一般的に、OS-CONやPSCなどの固体コンデンサ(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)の性能はKO-CAPなどのタンタルコンデンサを上回っているそうで、固体コンデンサが開発されてからタンタルコンデンサの需要が減ったそうです。

電気的な性能ではKO-CAP
性能の高すぎるコンデンサが高速で中高音向けに電源電圧を改善するため、波長の長い低音にとっては逆に電圧のブレが大きくなり改悪になるのでしょうね。中高音は性能通りになっていると思います。
ですので、中容量のコンデンサでは、ノイズ対策をしっかりしていて、ほどほどに性能が良いことが大事なのかなあと思いました。
(追記2 終)


カウンター




Posted at 2019/06/30 09:53:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2019年06月22日 イイね!

IDA-X100とX305

IDA-X100とX305
I-K99が気に入ったものの、
しばらく時間がかかりそうなので、
何か他にないか調べてみました。

条件は、USB128GBが認識できるもの。
この条件になると、昔の名機は外れてしまいます。

でも、あるじゃないですか。
それが、アルパインのX100です。

みんからのレビューを見る限りでは、
長く使っている人が多いので期待できそうですし。

というわけで、手に入れました。
alt
いきなり解体してますが。。。

とにかく、音を聴いてみました。

コピープロテクトに過敏になっていた時代だったからか、
wavの再生はできないので、AAC音源なのですが・・・驚きました。

このヘッドユニットは音の伸びがすばらしく、
透明感さえ感じられる音を出しますね。

曲の終わりのフェードアウトの部分で、
音量が小さくなっていっても
音が途切れることなく綺麗なまま聴こえなくなっていく。

音量の小さい音をしっかり拾っていて、
波形の乱れが少ないのが分かります。

かなり古い機種ですが、
機械自体の劣化はないように聴こえました。

バランスはアルパインらしく高域も低域も控えめですが、
低ノイズですし、全体で考えると改造したI-K77より良いです。

少しショックでした。
使い続けている人がいるのが、よく分かります。

しかし、アルパインにはさらに上の名機があって
7990j>9887ji>X100
とのことですから、アルパイン恐るべし。

7990jに至っては、当時28万円もしたとか。
今の購入予算と2桁違うのですが。。。
今の実力では、間違っても遊びで弄れるものではないですね。

話を戻しまして、
内部をじっくり観察しようと蓋をあけてみました。

表です。
alt

裏です。
alt

古い機種なので全部電解コンデンサーかと思いましたが、
電源部を除き、全部固体コンデンサです。

上が伸びていないように感じるのは、
高周波フィルターの影響かもしれません。

電源部にトランジスタがないので、
スイッチング電源ではないのかも??

コンデンサの右にあるICは、
カバーがうまく外れなかったので確認できていませんが、
DC/DCコンバーターではないかと思います。

I-Kシリーズでは、あちこちで
LTのスイッチングレギュレーターLTCYFを使い3.3Vや5Vを生成していましたが、これはもう少し高度な統合型ICを使って電圧を安定させているように感じました。

良い音は、やはり電源からですね。

広々とした中に大きいヒートシンクが付いていますが、
発熱で機能が大幅に減少する電子部品にとっては、
理想的な形なのではないかと思います。
これも高音質な理由のひとつかもしれません。

他の重要なところ?には、
基盤に青色の液体のようなものでマスクしていて、ICの型番が読めません。

綺麗に仕上げてありますし、メンテや改造する意欲が湧いてきませんね。
スペースはたっぷりあるので、もったいないですが。。。

X100がせっかくの良い音なので車で使ってみたいところですが、
ウーハーのクロスオーバーが設定できないようで。

ついでに、後発のX305も手に入れてみました。
X100の方が少し良いとの情報がありますが、何が違うのか興味があります。

蓋を空けてみると、
alt

alt

X100との違いがほとんどありません。

対応するipodの世代が違うということで、出力段あたりが微妙に違うのと、
パターンを少し見直ししているだけに見えます。

音を聴いてみても、目だった違いは感じられませんでした。
X305も高音質です。

音質は満足なのですが、うちの環境では、
MIDとウーハーのクロスオーバーは、
ヘッドユニットでチョチョイとやりたいところです。

ということで、アルパインは保留して、

I-K77の電源部を見直すことにしました。

その話は、また次に書いてみようと思います。

カウンター



Posted at 2019/06/22 15:18:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月01日 イイね!

DPV7000(MDV-Z905)のハーネス

DPV7000(MDV-Z905)のハーネス

以前、サウンドナビと一緒にDPV7000を車で試聴してみて、ハーネスさえなんとかすれば似たような音色になりそうなどど書きましたが、ようやくハ-ネスを造りました。


実はDPV7000も早々に手放す予定だったのですが、
これは確認しておかないといけませんよね。

最初は、
DEH-P01用に手に入れていたケーブルを使用することにしました。
ピンがほぼ同じなので、差し替えるだけで済みました。

完成です。


ハウジングになかなか入らないので、
最初は無理やり押し込んで、
それでも入らず時間がかかりましたが・・・。

分かってみれば簡単でした。
横幅には余裕がありませんが、縦には余裕がタップリあるようです。


ケーブルを抜く時は、ハウジングの切込みを持ち上げて
コネクタ背面の突起を通すように引き抜けば簡単です。


このハーネスを使ってDPV7000の音を自宅のヘッドホンで再確認しました。

やはり、オプションの標準品に比べると音が綺麗ですね。

解像度も音の伸びもなかなかのものです。
やはりサウンドナビに匹敵する実力は持っていると
感じさせてくれます。

標準品は高音の伸びを意識したのかケーブルが細かったですし、
RCA端子の出来も良くなかったので、音の抜けと低音がいまひとつでした。

やはりハーネスのグレードアップは効果がありますね。

では、気に入った音になったかというと
そうでもありません。

低音がしっかり出るのですが、キレやパンチがありません。
高音は、上の伸びが悪いように感じました。
上は伸びてましたが、おとなしい音なのでそう感じたようです。

I-K99の素の音と少し感じが似ています。

これもハイレベルインプットが良いそうですので、
RCA用の調整にはなかなか手間がかかりそうです。

MZ-200と違って、サラウンドなしでDSPのクロスオーバーが使えますから、
うまく調整できれば、サラウンド嫌いな私としては実用的です。

RCA端子は中華のコレクトチャットの物のようですから、
キレやパンチは出にくいはず・・・。
TOMOCAで鉛入りはんだを使ってやると、良いかもしれませんね。

ということで、オーディオケーブルを造ってみたり、


PV7000(MDV-Z905)標準品の端子 SPND-001T-C0.5が届いたので、
これも試してみたりしましたが、


RCAケーブル端子やハーネス端子の違いが分かりませんでした。

しいていえば、
コレクトチャットの方が微妙に音の抜けが良いと感じるくらいで、
やっと手に入れたハーネス端子はP01の物と同等という結果に終わりました。

電送効率が上がるはずなので、
音は大きくなると思ったんですけどね。

残念です。


車に組み付けてみると、音量が大きいからか、
ヘッドホンでは感じられなかった差が大きく出る事があるので、
いずれやってみたいと思います。


カウンター


Posted at 2019/05/01 23:23:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「アンプのオペアンプ交換 http://cvw.jp/b/2775154/40669767/
何シテル?   11/05 12:52
ベリデリックです。 愛車シルフィでオーディオを弄ってます。 よろしくお願いします。 車幅1.76m以下で後部座席が広いセダンの中から、スピーカーをしっ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

ブログカテゴリー

愛車一覧

日産 シルフィ 日産 シルフィ
日産 シルフィに乗っています。

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation