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ベリデリックのブログ一覧

2019年05月01日 イイね!

I-K77とI-K99とI-K900

I-K77とI-K99とI-K900
いまさらですが、
I-K77の上位機種にはI-K99があります。

CDドライブがなくなった替わりに映像が見られるということで、
小さい液晶がついているようですが、
重要なのはそこではなく、USB音源でwavが再生できるとのこと。

今時何を言っているのかと思われるでしょうけど、
I-K77はAACなどの圧縮音源しか再生できないんですよね。
(対応したipodならwavの再生が可能でした-後に書いています)

それでいてあの音質ですし、CDを聴くとさらに良いですから、
USBでCD並みの音が聴けたらよいなあ
などど考えていましたので、中古品を確保しております。


家で聴いた限りでは、
素のI-K77より綺麗な音でレベルが高いですが、
音にメリハリがありません。
低音タップリですがボワついていますね。

蓋を開けてみると、
液晶を表示するためのコンデンサだと思いますが、
3300μFが2個搭載されていました。

これ、電源部と同じ容量なんですよね。
原因がこれだとすると仕方ないのかもしれません。

I-K77と同様にMIDとウーハーのクロスにはDSPを使うつもりですので、
(クロス解除でウーハーをMIDウーハーに変えられるため)
必然的にRCA出力も内臓アンプを通ることになります。

RCA出力でもスピーカー出力でも通る回路は大差ないなら、
有名な方が言われるハイレベルインプットも試したいのですが、
そのようなスキルもありませんし、
できることからやってみました。

カップリングコンデンサの交換と、
電源部のコンデンサにECPUのパラです。

(追記)
カップリングコンデンサのパラの方が効果があるそうで、
ECHU0.01μFを付けてやると、
ツイーターの高音が良くなりました。
某有名サイト様に感謝です。
(追記 終)

基盤の構造はI-K77と似たようなものですが、
カップリングコンデンサの順番が違いますね。
IK77は画像左端から
フロントL、フトントR,リアL、リアR、サブL、サブRでしたが、
I-K99はIK77は画像左端から
サブL、サブR、リアL、フロントL、フトントR,リアR、でした。
(修正しました m(_ _)m)

早速、同じようにコンデンサを交換し(全部ではないですが)
(追記)
以下は意味のない改造でした。
0.22μFのチップコンデンサをECHUにしました。

0.22μFのチップコンデンサは今回は表側に付いていて、
リード線の穴がありません。


2段重ねで基盤の表側に乗せてみました。

(追記 終)

カップリングコンデンサはI-K77と同じにしたので、
ツイーター用にFineGoldが付いていますが、
左のウーハー用の2本(UTSJ)と入れ替えた方が良いと思います。



発熱でやられなければ良いのですが・・・。

聴いてみると、多少メリハリが出てきましたので、
100時間エージング後の音が楽しみです。

。。。。。。。。。

エージングしてみましたが、
I-K77のときほどの違いは感じられませんでした。

といっても、コンデンサ交換とチップコンデンサのパラのおかげで
低音は締まりましたし、インパクトも力強くなり、
高音の音の綺麗さといったら言うことがありません。

上手いコーラスの終わり方が心地良くなってきました。

これ、確実にI-K77より良いですよね・・・。

見ていなかったUSB入力部の基盤を見てみると、
なんとバーブラウンのPCM1754があります。


DACがグレードアップしていたとは気づきませんでした。
(追記)
I-K99もI-K77と同様にAKM7601のDACで
音声2系統を音声6系統に分配しています。

なので、PCM1754でアナログ変換した音声は
一旦AKM7601でデジタルに変換していますので、
理屈では良くなるはずないのですが、
そこがオーディオの不可思議なところですね。
(追記 終)

下の左にあるのはマスタークロック12MHzのようです。
遠いのでおかしいとは思いましたが、違っていました。
背面のプロセッサーtelechipsにつながっていました。m(_ _)m

右にある24.576MHzは映像用でしょうか。

マスタークロック交換は、しきいが高いなあ~
などと考えながら蓋を閉じたのはよいのですが、
・・・トラブルが発生しました。

こういう物を扱う時は、ぼんやりしていてはいけませんね。
しばらくお休みです。

当面は、DVP7000の方にかかることになりそうです。

(追記)
とか言っておきながら、
安く見かけたのでI-K900を確保しました。

正面から見ると、どれも同じですね。

基盤表です。


基盤裏です。

映像処理部


嬉しいことに、DACも含めてI-K99と同じですね。

今までと同じように改造して、ここで紹介した
ダイオードとトランジスタも交換しました。

音を聴いてみると、AACで聴き比べましたが、
X-100より良いかもです。

I-K99で聴きたかった音をようやく聴くことができました。

ところで同じAACで聴いても、
なぜI-K77より高音質なのか気になりますよね。
    
色々調べているうちに、
USBの動作周波数が48MHzということが分かりました。
これが、原因の可能性が高いです。

     
I-K77はUSB信号をフラットケーブルでCD基盤部に送り、
オーディオスイッチャーを介してフラットケーブルで戻り
DACに送られていますので、その影響も考えられますが・・・。

I-K99(I-K900)は、DVDを再生するために、
映像基盤には余裕のある電力が供給されています。
3300μFの電解コンデンサ2本分も・・・。

さらに、映像部の基盤にDC/DCコンバーターが載っていて
5Vを生成し整流していますし、
USBへの電源も同じところからとっていますので、
電圧が安定しているから音質が良い が正解ではないでしょうか。

デジタルでも電圧の安定は不可欠のようですから。

I-K77もUSBへの供給電圧が安定すれば、
同じくらいの高音質が期待できそうですね。

(追記 終)







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Posted at 2019/05/01 22:55:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 音楽/映画/テレビ
2018年12月01日 イイね!

RCAケーブル交換~モガミ3080

RCAケーブル交換~モガミ3080
I-K77にしてから押し出しが強いためか、
モガミ2534がしっくりこなくなりました。

以前交換したカナレL-4E6Sで和らかい音になったのは良いのですが、今度は押し出しに不満が出てきまして、まるでイタチごっこです。

某所で良く見かけるモガミ3080が気になってきました。
情報では、かなりフラットに近くナチュラルとのことなので楽しみですね。
 
最低30mでないと安く見かけませんでしたので、束で購入しました。
上からモガミ3080、2534,2549、カナレL-4E6Sです。


写真では分かりにくいかもしれませんが、
3080が一番細いですね。

モガミ2534とカナレL-4E6Sは4芯ですし、モガミ2549は2芯+ビニール?の芯が2本追加されていますから、2芯のモガミ3080より太いのは当然ですね。

モガミ3080は本来デジタルケーブルとのことで、屋外を長く引っ張る必要がないので、その他のマイクケーブルに比べて頑強さや効率UPの気遣いが必要ないとされたのだと思います。

被覆(外皮ではなく素線の被覆)も一番柔らかいので、
柔らかい弾力的な音になりそうです。(素線が同じならそうなるはず)

ということで、色々作ってみることに・・・。

ついでなので、以前購入したTOMOCAやシャークワイヤーのプラグも視野に入れて考えました。

ケーブルの音に関しては、私感ですがこんな感じだと思います。

硬質な音     8412>2534=2549>3080>L-4E6S 柔らかい音
バランス 低音 8412>2534=L-4E6S>3080>2549 高音
解像度      2534=8412>2549>3080=L-4E6S
高音の伸び   2549=3080>2534>8412>L-4E6S
低音の伸び   3080=2534>8412>L-4E6>2549
音のなめらかさ 3080>L-4E6S>2549=2534>8412
音の伸び     3080>L-4E6S>2549>2534>8412
音場の広さ    L-4E6S>3080>2534=2549>8412
押出しの強さ  8412>2534>3080=2549>L-4E6S
低音の締まり  8412>3080=2534>2549>L-4E6S

こういう書き方をすると、大きい差があるように見えるかもしれませんが、どれも最低条件は満たしている評判の良いケーブルなので、好み程度の差ですね。
以前は解像度重視で選んでいましたが、最近はシステムとのバランスの方が大事だと思うようになりました。

プラグは、REAN352、REAN373(マイナスははんだ無し)、TOMOCA、AecのRP-214ZARh、シャークワイヤーP15Gを今まで色々試したことから、こう予想しました。

硬質な音 P15G>TOMOCA>373>352=RP-214ZARh 柔らかい音
バランス 低音 P15G=252=RP-214ZAR=TOMOCA>373 高音
解像度      373>TOMOCA=P15G=352>RP-214ZARh
高音の伸び   373>RP-214ZARh=P15G=TOMOCA=REAN352
音のなめらかさ RP-214ZARh>352>373=P15G=TOMOCA
音の伸び     RP-214ZARh>352>373=P15G=TOMOCA
音場の広さ   RP-214ZARh>352>373>TOMOCA>P15G
押出しの強さ  P15G>TOMOCA>352>RP-214ZARh=373
低音の締まり  P15G>TOMOCA>373>352=RP-214ZARh

P15Gは何回か試しましたが、とにかく押し出しが強く芯のある音がします。
高級機向けかな、という感じです。
コアなJAZZファンには、これとベルデン8412の強烈なインパクトのある音が良いかもしれませんが、私には少しキツイですね。

(追記)
TOMOCAは値段から考えると、すごい性能ですね。造りもカッチリしています。
352はどれも中庸な性能で使いやすいので、どんなシステムでも合うと思います。

RP-214ZARhは音のなめらかさが良い(クロームメッキの特徴?)ですが、
MIDに使うと解像度とインパクトが不足してもっさりするので、
7kHZ以上のツイーター用にして、ボリューム高めにしてやると透明感のある高音になると思います。
このあたりの周波数になると、解像度不足は気にならないはず。
(追記 終)

結果、ケーブルは3080前提でこれに決めました。


ツイーター用には音場の広いRP-214ZARh(画像左下)
(追記)
I-K77を再改造してからはREAN352に変えました。
(追記 終)
MID用にREAN352とP15Gを片方ずつ(写真にはないですが)
ウーハー用にはTOMOCA(画像右)を選びました。
画像左上は、比較用の2534とREAN352のコンビだったのですが・・・。


車に組み付けて聴いてみると、一発で気に入ってしまいました。
比較用のケーブルに入れ替える気がしません。

モガミ3080は柔らかい音を出しながら、インパクトもしっかり表現します。
これが難しいんですよね。

音場が広くナチュラルでワイドレンジで、音の伸びも申し分ない上、音の抜けが良く、上もかなり伸びてくるようになりました。

少し褒めすぎかもですが、理想の音にかなり近づいた気がします。


この手の音はソースや機材を選ばないはずなので、使いやすそうです。
なぜRCAケーブルとして売ってないのか不思議ですね。

(追記)
自宅のDACに繋いで聴いてみたところ、
モガミ2534→3080の交換でかなりノイジーになりました。
?????
カーオーディオだと、改造の効果をきちんと表現しますし、
弄る気が起きなくなる位に良くなったのですが・・・。
環境によって、ここまで変わるとは思いませんでした。
(追記 終)

(再追記)
最終的にはここの様になりました。
RCAプラグが1セット(4本)で15Kと高価ですが、かなりの効果があります。
(再追記 終)



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Posted at 2018/12/01 20:36:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2018年10月12日 イイね!

I-K77のコンデンサ交換

I-K77のコンデンサ交換I-K77を5台とI-K700を1台手に入れまして、聴いてみると1台ごとに音が違います。

製造が古い物から新しい物になるほど音色が良く、
それが綺麗に順番通りになっています。

使い方や保存状態によって
もっとバラバラの順になると思っていたので少し意外でした。

(追記)
下に書いていますが、全てコンデンサ他が劣化していました。
電解コンデンサの場合、寿命10年と言われていますが事実でした。
最近のヘッドユニットは固体コンデンサですので、もっと長いでしょうね。

劣化したコンデンサーを交換するなら、
ついでにここで書いているように、
電源部のダイオードをショットキーバリアダイオードに
交換するとかなり音質が向上します。

うちでは40V3AのパンジットSB340LSにしましたが、
車用なので60Vくらいの耐圧がある方が良いかもしれません。

あまり大きい物だとリード線が入りませんし、
相性でトランジスタで発熱するケースもあるようなので
そこだけは要注意です。
(追記 終)

型番は買った順にこうなっています。(1台抜けていますが)


I-K77の初期物は、I-K700と同じくマレーシア産で、
後期物はインドネシア産のようですが、
中はまったく同じで手を抜いていません。

さすが日本のメーカーは安心感がありますね。
音色も違うようには感じませんでした。

中にはすでに修理が必要そうなものもありますし新しい物でも2010年製ですから、
いずれ全てメンテは必要だろうと思い、コンデンサを色々確保しました。


基板自体はあまり痛んでない模様ですが、
他にも気になるものがありまして・・・。

内臓アンプのST TDA7850Aです。
(追記)
TDA7850Aは一部のI-K77では劣化していましたが、
ここよりも電源部のトランジスタの劣化が激しいようです。

TDA7850Aは、RCA出力の場合は関係ないようです。
(追記 終)


ヘッドユニット裏のアルミのヒートシンクにガッチリ固定してあるのですが、
スペースの都合か、ヒ-トシンクの表面積が大きくありません。


表面積が3倍弱になるような構造ですね。


ヒートシンクを外すとこうなっていまして、
グリスを塗る必要がないほど平坦に仕上がっているようです。
ねじの締め付けトルクは凄いものでした。


長時間フルボリュームに近い音量で鳴らしていると、
このヒートシンクがものすごい熱さになります。

コンデンサのメンテも必須ですが、
このアンプの確保もしておかなくてはと考えました。

Digikeyはまとめ買いしかできなかったのでMouserで購入しました。

無事到着。


空輸でもMouserは早いですね。

データシートを見ると、ICアンプながらAB級のようで、そりゃあ発熱する訳です。

それでも、気に入った理由(音の伸びが良い)がこの内臓アンプのお陰かもしれませんので、
文句はいえませんね。


まずは、コンデンサを撤去しました。
裏で足が曲げられているので、結構大変です。



ドリルの出番かと思いましたが、吸い取り線でなんとかなりました。
この作業だけは、いつも肝を冷やします。
古い基板の方が丈夫なので、やりやすいのも助かりました。


一番最初はやりにくいところからです。

裏でチップコンデンサになっている部分は、劣化の心配はありませんでしたが、I-K700で別の物に変えられていましたし改善の余地がありそうです。
(追記)
ここは内臓アンプTDA7850Aへのカップリングコンデンサなので
RCA出力前提なら、撤去した方が良いです。
以下は、何も分っていなかった時のものです。m(_ _)m
(追記 終)

高性能なECHUを基盤につけたかったのですが大きすぎてNGでした。


3倍×5倍×4倍=60倍くらいはありそうです。

発砲ゴムを敷き上に基盤を乗せてリード線をつけてやりました。


出来が悪いのはご愛嬌です。

リード線は普通のコンデンサと同じく基盤裏で曲げて、スルーホールの端子と直接接触させています。これをやらないと、上が伸びませんでした。

この状態で音を聴いてみると、全体に柔らかい音色になったのは良いのですが、
高音の伸びが落ちてしまいました。

基盤増設はしっかり固定できるのは良いのですが、はんだ溜まりの影響が大きくなりますね。
(原因は違うところにあったので、下に追記で書きました)

次は直接リード線をつけてやりました。


はんだで浮かないようにするのは意外に手間がかかりますね。
アルミ放熱クリップが活躍しました。

端子が大きいので、ハンダ盛りすぎにも注意が必要で、
リード線が見えるくらいが良かったです。

搭載完了。


チップコンデンサは、基盤に実装することにより振動に強く低ESRなのがメリットらしいので、どれだけ特性が維持されるか不明ですが、元々のスペックが高いので楽しみです。
少なくともリード線は基盤増設より短くなりましたが、それでもはんだ溜まりの影響はあるようで、多少上の伸びが悪いですね・・・。

内臓アンプのST7850Aがナローレンジなようで、元の構成では、チップコンデンサやCE-BPで目いっぱい高音を強調してから内臓アンプに入れていたようです。

元々がカマボコ型のバランスでしたし、
出口に高品質でドンシャリなコンデンサが必要ですね。
試したところ東信UTSJが良さそうでした。
(MIDはローパスを入れないので、上が伸びすぎないようにFineGoldに変更しました)

電源部は3300μFから4700μFにスケールアップしてELNAのRW5 105℃品にしました。

電源部とトランジスタ横の背面にはECPU0.1μFを付けてやりました。

(追記)
ECHU0.01μF(10,000pF)の方が良くなりました。
(追記 終)

トランジスタの端子も、念のため端子に接触するように寄せてやりました。


ECPU0.1μFはこの大きさです。
右にあるのは、ECHUのところについていたチップコンデンサです。


かなり小さいですが、なんとか付くものですね。


その他の部分は、現在手に入るほぼ同し物にしました。
色々試しましたが、その方がバランスが良かったです。


なんとか完成です。


スペースの都合でコンデンサの高さは、電源部は3cmまで、他の部分は2cmまでなので、一部寝かせています。

ヘッドホンで音を聴いてみると
コンデンサの劣化で高音が少し荒れていたのが改善し綺麗な音が出るようになりました。
さすが東信UTSJです。ECPUも利いていると思います。

低音の解像度も少し向上しておりECHUの効果が出ています。最近使っているスパークルハンダ70もいい感じです。

反面、音の奥行きは少し失われました。
このタイプの音は、ソースがの荒が出やすいので少し心配です。
(エージングで解消しました)

元々が実にうまくバランスを取っているので、良くするのは至難の業ですね。

バランスというと、周波数特性ばかり気にしていましたが、
押し出しの強さ、音の距離感、透明感と色々あります。

それらをまとめて、I-K77は実に良くできていたのが分かりました。
何を聴いても、それなりにもうまく表現してくれます。

ホームで聴く限りでは、総合的にオリジナルを上回れたのか微妙ですねえ。


ということで、少しの期待をこめて車で聴いてみました。

総合的なバランスはさておき、
上の伸び、低音の解像度、音の滑らかさは確実に向上したようです。
コーラスが途切れず伸びる感じが良いですね。

ところが、新たな問題が・・・。
ボリュームを上げると低音に共振音のようなものが聞こえます。

今まであまり感じなかった感触ですので、
①低音の解像度が上がったために、気づかなかった欠点が出てきた
②チップコンデンサが振動の影響をうけている
の、どちらかだと思います。

とりあえず、間にコルクを挟んでみました。




車で聴いてみると、低音の共振らしきものは目立たなくなりました。
RCAケーブルとプラグを変えたので、それは次に書こうと思います。

どちらが利いたのか定かではありませんが、
良い感じに仕上がりました。

これでオリジナルを越えられたと思います。
当分満足できそうです。



(追記)
基盤を乗せた方のI-K77ですが、リード線直付けのI-K77より高音の伸びが悪いので確認してみると、電源部のトランジスタの脚だけ元の位置のままでした。

リード線を直付けの方は、はんだを溶かしてスルーホールの端子にトランジスタの脚が当たるまで押し込んでいます。


メーカー品はコンデンサのようにリード線があるものは曲げたりしますが、トランジスタのように大きいパーツは脚元をセンターのままではんだ付けしています。

これで正しいはずですが、念のため基盤を追加した方のI-K77も同じように押し込んでみました。

何と、高音の抜けがよくなり気持ちよく伸びます。
低音が少し控えめになって、ボワつきが減りました。
結果、リード線直付けの方と良く似た音色になりました。

ここを触るだけで、これだけの違いがあるとは思いませんでした。

(追記 終)

(追記)
基盤を乗せた方のI-K77ですが、
エージングが進むにつれて猛烈に良い音になってきました。
やっとECHUが本領を発揮してきたように思います。
フィルムコンデンサのエージング100時間は本当ですね。
50時間ではまったく足りていなかったことが良く分かりました。

他のコンデンサーのエージング効果でした。

季節が冬場ですので、音が乾いてきて良い感じです。
タイコやシンバルの音の再現性がたまりません。

これで完成で良いと思います。
手を入れてみて良かった。


生き残っているI-K77も同じように改造してみました。

どれもコンデンサ交換で音の荒れがなくなりましたので、
100%コンデンサが劣化していたことになります。

一部のI-K77は内臓アンプだけでなく電源部のトランジスタも劣化していました。
ここも要注意です。

2008~2012年のヘッドユニットですので、
10年前後で全部が劣化したということになります。
カーオーディオの環境はまさに劣悪ですね。

電解コンデンサだけでなく、大きいパーツは壊れやすいようですが、
音が良いので文句は言えませんね。
(追記 終)

カウンター


Posted at 2018/10/12 21:35:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2018年10月12日 イイね!

DEH-P01のボリューム修理

DEH-P01のボリューム修理以前からDEH-P01のボリュームが不調でして、
ボリュームを上げようとすると、
上がったり、下がったりを繰り返します。
ツマミを引っ張りながら回すと正常に動くのですが・・・。

蓋を空けて修理を試みることにしました。

以前は、蓋の取り方が分からなかったのですが、
分かってみれば何ということはなかったです。



ここがバネになっていて、押すだけですね。


左のツマミがボリュームです。


ハンダを溶かして抜いてやりました。
ピンぼけしていますが、アルプスのもののようです。


ボリュームの背面で金具がとめられています。


マイナスドライバで起こして解体しました。


左側の金属部に黒い跡が残っていますので、
綿棒に無水アルコールをつけて洗浄してやりました。

よく洗浄グリスアップをされていますが、CRCでも塗るのでしょうか?
サンハヤトでそれらしきものがあります。

防錆用と潤滑のためだと思いますが、
グリスらしきものはしっかり残っていたので、
ピンを少しだけ起こして今回はこのまま蓋をしました。

これだけで修理できているのか良く分かりませんが、
とりあえず復旧完了。



組み付けて使ってみると、運よく直っていました。
今回は幸運でした。



カウンター


Posted at 2018/10/12 21:36:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月04日 イイね!

I-K77とI-K700

I-K77とI-K700I-K77が気に入ったので、I-K77をもう4台と、
I-K700を1台追加購入しました。

今や中古品しか手に入らない状況ですので、
何が本当か非常に分かりにくい状況になっています。

(追記)
別に書いていますが、現在手に入るものは
動作はしてもコンデンサ他が劣化している物が多いです。
(中には当りもありました)

コンデンサ交換で音の荒がなくなりました。

劣化した状態でも気に入ってしまったので、
かなりのヘッドユニットだと思います。

解体が楽なのも良いですね。
(追記 終)

(再追記)
劣化したコンデンサーを交換するなら、
ついでにここで書いているように、
電源部のダイオードをショットキーバリアダイオードに
交換すると解像度が向上し、ほんのり奥行きが出ます。

秋月の安い物で十分です。
うちでは40V3AのパンジットSB340LS(30円/個でした)にしましたが、
元が耐圧600Vですので、高めの方が良いかもしれません。
(追記 終)

とりあえず動作チェックOKでしたので、
I-K700を車で聴いてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・。

今まで聞いていたI-K77と違う傾向の音ですね。
I-K700の方が高音の解像度が高く綺麗ですが、
うちの環境では音が少し軽めです。
I-K77より、MZ-200とかDPV7000と似た感じを受けました。

コンデンサの寿命の為かもしれませんし、
解体(底蓋がねじなしとは気づきませんでした)して、
中を確認してみました。

まず、I-K77です。一番新しいものです。


コンデンサのリード線をはんだ付けするところに、
黒い印で足を曲げる方向が示されていました。

足を曲げるとリード線とスルーホールの金具が直接接触し、
ハンダによる音質の変化が出にくいそうで、
実際に後で試してみるとその通りでした。

トランジスタや内臓アンプでも真直だと音が変わるのは同じですね。

柔軟に考えると、華やかな音にしたいなど、
音を変えたいときは真直にするのもありかもしれません。
1箇所だけでも結構変わります。


*基盤全体に白い汚れがついているのは、フラックス洗浄の影響です。


裏蓋をめくれば、
手を入れているかどうか分かりますね。
差し込んで、ひねって、はんだ付けしていますので。

かなり手を入れているようでした。

反転して見るとDACはAK7600VFで、DSP内臓です。
6出力回路では、24bit、128倍オーバーサンプリングとのこと。
データシートの日付は2008年です。
発売日は2010年3月でしたので、当時の最新DACといったところ。
https://www.digchip.com/datasheets/parts/datasheet/025/AK7600VF-pdf.php
DSPはSTのTDA7716Nでした。


ついでに






コンデンサが最近では手に入りにくい物ですし、
コンデンサ裏を見てもメンテはしていないですね。

今のところ大丈夫なのでこのまま使うことにして、
メンテ必須な方のI-K77で試してみようと思います。


次は、I-K700です。これは新しいです。



I-K77と ほぼ同じかと思いましたが、
レイアウトが似ているだけで基盤は別物でした。



こちらは、手を入れた跡がないように見えます。
触っているとしたら、ものすごく上手いですね。





DSPは同じTDA7716Nでしたが、
DACはAK7601VQ(AK7601A)でした。

型番は1の違いですが、
長方形→正方形になっていて別物です。

データシートを見ると、24bitのDSP内臓型DACのようです。
https://pdf1.alldatasheet.com/datasheet-pdf/view/1042696/AKM/AK7601A.html
https://www.akm.com/akm/jp/file/datasheet/AK7601AVQ.pdf
データシートの日付は2015年とありますが、
VQ→AVQの再リリース品なので、発売日の2012年3月とは合っていません。

カタログスペックは似たようなDACですが、少しレベルアップしている様子。
オーバーサンプリングについての記述は見つかりませんでしたが、
同じ128倍オーバーサンプリングではないかと思います。





それにしても、どちらもコンデンサはほとんどELNAで、
その他もSUNCON、日本ケミコンと驕ってあります。

I-K77では空きパターンの裏でチップコンデンサにしているところを、
I-K700はコンデンサの上級品に変えていたりしますので、
現代風の音にアレンジしたということかもしれません。
(追記)
ここは、内臓アンプでスピーカー出力する場合の
カップリングコンデンサでした。
(追記 終)


I-K77は修理の跡はありましたが、
もうひとつのI-K77と比べても改造らしき点は見あたりませんでした。

I-K700のコンデンサ抜けの可能性もありますが、
元々の音が違う可能性もあります。

それと、売値が安かったので、
どこか壊れている可能性もあります。

とりあえず、I-K700のコンデンサを交換して
様子を見ることにしました。


とりあえずコンデンサの種類だけ調べました。

I-K77


I-K700


青色のコンデンサは85℃品のELNA標準品
茶色のコンデンサは105℃品のELNA標準品
黒色コンデンサは低ESR105℃品のRJシリーズ
で、熱くなるトランジスタとかICアンプの近くには
105℃品を配置しているようです。
(図にトランジスタ?と書いているところは、ICアンプの間違いですm(_ _)m)
 
システムコントロールチップが変わって動作が速くなっていますが、
その他は使用部品がほぼ同じで、
ほぼ同じ位置で同じコンデンサを使っているところが多いので、
基本設計は大して変わっていないようです。

I-K700でCE-BPの0.22μFを使っているところが、
I-K77でチップコンデンサだったところです。

内臓アンプTDA7850A(すごく熱くなります)とDSPのTDA7716の間に入っているので、
RCA出力の音色と関係あるかは不明ですが・・・。

画像左の35V10μFのところは重要そうなので、
色々試してみようと思います。

部品到着が待ち遠しいですね。


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Posted at 2018/10/04 22:58:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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