
先日お願いした修理工場の整備では、人間に譬えれば主に『呼吸器系』の治療をしていただきました。
おかげ様でアイドリング時のISCバルブ数値は、未体験ゾーンの10台まで下がっております。
引き続いて還付金を原資とするアンチエイジング対策は、『循環器系』と『消化器系』に移ります。
量販店でも『エンジン内部洗浄』は施工可能らしいですが、ブログのネタにするのには何だかなぁ~と調べてみると、
・十分足を運べる場所で施工可能、
・エンジンオイルライン洗浄と燃料ライン洗浄の両方施工してくれて、
・機械装置と溶剤を自作なさった御本人にお任せできる安心感、
・大層評判が良いうえに、
・2010年3月に限ってオイル代込みのキャンペーン価格でのご提供
そう、
非分解のオーバーホールと呼ばれる特殊な洗浄で名を馳せる金谷オートサービスの門を叩きました。
事前に電話で予約を入れ、純正オイルエレメントとドレンパッキンを用意した後、午前10時開始の葬儀に住職を送り届けてフリーになった時間に突撃します。
【エンジン洗浄】
徐々に高い負荷を掛けながらの人工透析です。
エンジンを動かしたまま作業が進められるのは勿論、洗浄液温の上昇に応じて回転数を上げながらレーシングを繰り返します。
『
洗浄液だけで東京~青森往復しても全然平気だから安心してね♪』と社長は笑いながらアクセルを踏んでおり、最終的に回転計の針は6千回転辺りまで指していたのには正直ちょっとビビりました。
ブン回しながら高温洗浄液を送り込むのがビル○ュタイン等他所での施工とは一線を画す理由だそうです。
【燃料ライン洗浄】
こちらは終始アイドリング回転数で洗浄液を送り込み続けます。
洗浄液を消費し尽すまでの間、社長と息子さんに質問をぶつけましたが、親切にお答えいただきました。新車慣らし完了後エンジン性能は逓減するので、ピークを維持したいなら3万キロ毎の施工がお薦めだそうです。
2つの作業完了後、社長が助手席に座り試運転。
お店に戻りオイルが適量かを再度確認し、エンジンルームにラベルを貼って終了です。
既に体験された方々のコメントに嘘や脚色は無いと思います。
真っ先に愚禿が感じたのは、アイドリング時のクルマの
揺れの質が違うことです。
譬えるなら、『ゴツゴツした金平糖』の食感だったのが『ヌルヌルになるまで掻き交ぜた小粒納豆』に変わります。
その他、初めてモチュールのオイルに替えた時以上の変化です。
右足親指の爪のささくれ程度の入力に対しても、どうしてこんなに滑らかにタコメーターの針が動くのか・・・、
エンジンブレーキの効きが更に悪くなるのは勿論、新しくなったクルマの状態をデフォルトとして身体が覚え込むまでは、事故や速度違反に要注意かと。
施工する値打ちは十分あると思います。
【以下は余談】
お会計を済ませた後、余りに衝撃的な体験をさせていただいたので書くのも躊躇してしまいます。
『折角だからここで昼飯を食って行け』と社長に誘われるまま、
・初めてお邪魔する修理屋さんの2階食卓で、
・社長のお孫さんと並んで座り、
・奥様手作りの生姜焼きを完食し、
・食後のコーヒーまでいただいたのは・・・
遠慮を知らないこの愚禿です。
ご馳走様でした 合掌
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2010/03/30 10:26:28