
お彼岸前になっても蒸し暑い日が続きますので、エアコン無しのドライブは考えられません。
3連休の最終日、早朝の仕事を終えていそいそと家に戻る途中の信号待ちで、何気なく助手席足元を見たらマットが水で濡れているのです。
それも水滴が付くなんて可愛らしいものではなくて、馬鹿犬がオシッコを引っ掛けたようになっています。
クルマを停めて下回りを覗き込んで見ると、ドレンホースからは全く排水されていません。
時計を見ると丁度ディーラーの開店時刻だったので、いつもお世話になっている営業所にそのまま直行しました。
フロントで事情を話し、水を被ったマットを確認していただきそのままピットへ入庫。
メカニックの人数が足りなさそうなので
愚禿もお手伝いしながらバラシに掛かります。
ドレンホースを取外して確認したところ詰まりは有りません。
「ちょっと厄介かもしれないです・・・」
深刻そうな表情のメカニック氏は更に言葉を続けます。
「ドレンホースが原因でなければクーリングユニット本体をばらして中を見る必要があります。
部品交換で修理できる箇所なら良いのですが、最悪、ユニットASSY交換になることも頭に入れておいて下さい。」
あぁ、愚禿には
元々ご縁の薄い福澤先生が大挙して旅立って行かれる・・・と、軽い目眩を感じつつも、水が漏れ出ている箇所だけでも特定したかったので、愚禿自ら助手席足元に潜り込んで、メカニック氏にエンジンを掛けて風量最大にしてくれるようお願いしました。
ライトに照らされたクーリングユニットに顔を近づけて目を凝らします。
「んじゃ、いきまーす。」の声と共にエンジン始動・風量MAX。
その瞬間、「ブシュゥ~」と純正空気清浄器蓋のパッキン付近から愚禿のベビーフェイスに向かって水が噴出してきました。
マットに胸を張り付けて上を向いて覗き込んでいた愚禿は逃れる術もなく顔シャ状態。
猥褻なビデオ等で拝見できるプレイの1つですが、
初体験がディーラーピットとは・・・(号泣)。
タオルを貸していただき顔を拭いた後、応急処置としてウェスを水漏れ箇所の下に詰めました。点検修理にはかなり時間が掛かるとのことですので、時間がまとまって取れる時に再度修理に持込ませていただくことを約束して、メカニック氏と一緒にバラした部品をクルマに戻していきます。このクソ暑い日が続く中、暫くはエアコンレス仕様です・・・(絶句)。
ピットからフロント玄関までクルマを移動していただいた際、助手席ドア下の床が水で濡れているのを発見し、下回りを覗き込むと、水道の蛇口を捻ったようにドボドボとドレンホースから水が出ているのです。
「
おおっ!出てる出てる!」
メカニック氏はクルマを移動させず、その場にジャッキを持って来てフロント両輪を上げて下さいました。
吐き出されて床に溜まっている水を2人で確認したところ、
細かく粉砕された枯れ葉らしき物が混じっています。
どうやらクーリングユニットの内部で枯れ葉が詰まって排水を妨げていたのが原因らしいです。
今回、作業していただいた際、ラッキーにもたまたま内部の枯れ葉の詰まりが排水と一緒に吐き出されたのでトラブル解消となりました。
「あのぉ~、今日の工賃はいくらですか?」と恐る恐る尋ねると、メカニック氏は笑いながら、
「
排水まみれになっていただいたお客さんからは頂けませんので結構です。」
暫く様子を見て、まだ水が漏れるようなら再入庫して下さいと言われましたが、再発していないようですので一安心です。
<参考画像:赤丸が排水噴出ポイント>
【追記】
エアコンユニットに枯れ葉やゴミの侵入を防ぐ方法として、
1)ゴムシートを利用するお手軽な方法
2)網戸を利用する本格的な方法
をフォトギャラリーにアップしました。
Posted at 2007/09/21 17:58:53 | |
トラックバック(0) | クルマ