またなんて言うか…。
実在の人物での児童ポルノの害悪、犯罪性についてとやかく言う気はありませんがやはり以下の二点についてどう考えているのかと。
①アニメ、漫画、ゲームで描写される人物を「児童」と「誰が」判断するのか?どんな描写が違法なのか?
②単純所持の違法化がどれだけの潜在的犯罪者を生み出すのか?
判断基準・単純所持の2点を組合せることで誰でも恣意的に豚箱行きにすることが可能です。こうした定める人の価値観次第で犯罪者を作り出すことが可能な法律が許されることは特定宗教国家、独裁国家への道が開けるのと同義です。
法制化するのならこの点を踏まえて線引きだけはきっちりとしないと創作・表現にかかわる活動は全て萎縮し(=言論統制)日本という国家自体が死に絶えます。
この手の危険な法案は
人権擁護法、
外国人参政権などがありますが、これらの法案の嫌らしいところはお題目と狙いが別のところに有ることと、表沙汰にならないように法制化を進めていること。(現国会でも原案のままでしつこく提出されました)
前者の問題点は本質について非難したとしてもリテラシーの低い人からは人非人として白眼視されること。表立って「法案名」に反対すると「人権を擁護することに反対するのか!」とか「児童ポルノを認めるのか!」と言われること必至です。
後者の問題点は一般人のリテラシーを高められる前に法制化される危険があること。成立後に本質が見えたとしても既にアウトです。以降、発言すれば犯罪者として取り締まられます。
「
茶色の朝」がやってくることになります。
そして最大の問題点はこれらの法案は執行に当たりその主権が日本国民に存在しないということです。原案はこの点がぼかしてあり「誰が」運用するのか明記されていません(原案のままでは反国家主義者・外国人でも可)。またこれらは広範囲への影響力を持ったまま、立法・司法・行政という三権の外に置かれることもからも2重に憲法に違反している物と言えます。これがどういった結果を招くのかは想像に難くないでしょう。
この準児童(?)ポルノ違法化も本来の目的に対しての抑止効果はどれほどのものか…。禁酒法の例を見るまでも無く欲望に根ざした物を無理矢理抑制するのは非常に困難です。プライバシーとの兼ね合いもありますし。
余談ですが日本ユニセフ協会は国連のユニセフとは別物です。
ブログ一覧 |
よしなしごと | ニュース
Posted at
2008/03/11 23:43:17