
約4年振りに映画を観て来ました。
観て来たのは、上演前から話題となっていたあの映画。そう「私は貝になりたい」です。
あらすじとしては、この映画、第二次世界大戦前後の日本を舞台としております。主演の中居正広演ずる豊松は、高知の幡多地方で理髪店を営む一般市民。ある日、豊松の元に赤紙(召集令状)が届き、戦地へと赴く事になりますが、ここで上官から、米軍捕虜に対する磔刑の執行人に指名されます。この時豊松自身は、余りの恐怖心で足がすくみ、捕虜を殺害するまでには至らなかった(磔にされた捕虜が既に死んでいた)のですが・・・・。
この後地元に戻り、理髪店の業務に再び戻った豊松ですが、日本全国で戦犯を探していた警察に捕らえられ、自らの主張を聞き入れて貰えず、軍事裁判で絞首刑を宣告されてしまいます。
私自身思ったのですが、戦争自体が悲惨で愚かしい行為だと言う事は、学校の教科書やら、漫画「はだしのゲン」等を見ていた事や、小学校の頃の担任が戦前生まれで、当時の話を度々聞かされていたので、認識していたつもりでしたが、実際自分が知らなかった陰湿な部分だとか理不尽な部分が垣間見えて、加害者被害者の区別無く、戦争というものがどれだけ人を苦しめ、大きな後遺症を残していったのかを改めて痛感させられたのと同時に、経済的に恵まれている今日でも、負の部分では当時と通ずるものがあるなと感じた次第です。
話は変わりますが、ここ最近、第二次世界大戦で広島に原爆が落とされて多くの人々が亡くなった事実を知らない若者が増えているらしいですね。学校の歴史(日本史)の授業で、この事が扱われているのかどうか、疑問を感じずにはいられません。私が小中学生の頃は扱っていましたが。ゆとり教育による影響でしょうか????。少なくとも日本は、原爆により甚大な被害を被った唯一の国であり、その国で生まれ育った私達は、この事実を重く受け止め、後世に語り継ぐ義務がある訳ですし。
話があらぬ方向へと逸れてしまいましたが、以上が私自身の感想になります。
Posted at 2008/12/15 01:45:12 | |
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