歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌が歯周組織(歯の周りの歯肉や骨)に炎症を起こす病気です。お口の中には、口腔(こうくう)常在菌が歯垢1mg中に約1億個もいると言われています。これらの細菌には、ほとんど病原性はありません。しかし一定の条件が満たされると幾種類かの細菌が弱い病原性を発現して炎症が始まるものと考えられています。炎症のために歯の根の周囲の骨が吸収され、進行すると最悪、歯が抜け落ちる場合があります。
歯周病とは歯周組織で起こる病気の総称です。炎症を起こす場所によって「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられ、さらに歯周炎の進行の度合いによって「軽度」「中度」「重度」の3つの段階に分けられます。
歯肉炎
歯肉の炎症が歯周組織まで広がり、歯肉炎に比べて腫れの範囲が大きくなるのが軽度の歯周炎です。歯周ポケットが深くなるほか、歯を支える歯槽骨の破壊がはじまり、歯垢や歯石がさらに歯周ポケットにたまりやすくなります。
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中度歯周炎
歯ぐきの炎症がさらに広がり、歯周ポケットがさらに深くなるのが中度の歯周炎です。
歯根の長さの3分の1から2分の1程度の歯槽骨の破壊によって、歯のぐらつきがはじまります。
重度歯周炎
歯ぐきの炎症の拡大によって、歯根の露出が広がるのが重度の歯周炎です。歯槽骨が歯根の2分の1以上破壊されることで、歯を支えることが難しくなります。
マイクロスコープ 歯科
歯周病予防に必要なこと
歯周病を発症・悪化させないためには、日常的な予防が必要です。ここで紹介するプラークコントロールや歯周病を引き起こす要因の改善を効果的に行うことで、歯周病は確実に予防することができます。
ブラッシング指導
歯磨きの仕方に問題がある場合が多いため、ブラッシング指導を行います。自宅でもきちんと磨けるように一人一人にあった方法を提案していきます。この段階だとブラッシングだけでも改善がみられます。
スケーリング
なかなか取れない歯の汚れや歯石を、スケーラーという器具を使ってきれいに除去します。
スケーリング・ルートプレーニング
スケーリング後、キュレットと呼ばれる器具で歯周ポケットの中の歯垢や歯石もしっかり取り除きます。それと同時にざらついた歯面を丹念に磨いて、歯垢が付きにくいようにします。
Posted at 2017/08/22 16:36:58 | |
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