初期の歯周病(歯肉炎)であれば、歯茎だけに起こった炎症なので回復させることができますが、重度の歯周病(歯周炎)は、炎症が顎の骨にまで及んでいるため、回復させることは難しく、進行を止めることが治療の基本となります。歯周病は進行すると顎の骨などの歯周組織が破壊され、やがては歯が抜けてしまう病気です。
ハンドピース
一度破壊された歯周組織は、元の健康な状態には戻りません。歯周再生療法を用いればある程度の回復を望める可能性はありますが、高いレベルの技術を要することから非常に難しく、どこの歯科医院でも受けられると言うわけではないのが現状です。
マイクロスコープ 歯科
初回の歯周病精密検査
歯周ポケットの深さを計り、歯周病が進行している箇所を調べます。
また同時に1歯ごとの歯石の有無や歯ぐきからの出血の程度、歯の揺れなどを調べます。
患者様に合わせたブラッシングアドバイス
むこうはら歯科医院では、患者様お1人おひとりのお口を拝見し、お口の状態にあったブラッシングの仕方を丁寧にアドバイス致します。日頃のブラッシングを正しく行うことで軽度の歯周病を大幅に改善することができます。
http://minaminami.soreccha.jp/
歯肉縁上スケーリング(歯茎の上の歯石除去)
歯茎より上についている歯石を丁寧に除去します。
2回目の歯周病精密検査
上記のブラッシングアドバイスやスケーリングによる歯茎の引き締まり具合を再検査をします。その際、歯茎の下に歯石がついているかもチェックします。ここで問題がなければ、初期の歯周病治療は終了です。
スケーリング・ルートプレーニング(歯茎の下の歯石除去)
歯茎より下にある、歯根に付いている歯石等を除去します。これにより歯周病菌の棲家になっている歯茎の下の歯石も徹底的に除去します。
3回目の歯周病精密検査
上記ルートプレーニングを行い、しばらくして歯茎の改善度合いをチェックします。
歯周ポケットの改善があれば初期~中程度の歯周病治療は終了です。
Posted at 2017/05/29 17:31:22 | |
トラックバック(0) | 日記