久しぶりにRを洗車しました。
殆ど乗らないのでうっすらと埃をかぶっているのが常なのですが、いつも走行すれば埃は飛ぶし殆ど洗車していなかったので(汗)
面倒なので洗車機に突っ込んでしまいました(笑)
それにそろそろ寒くなるのでD預かりの季節にもなりますし・・・
さて、そんな事を考えながら「GT-R」と名称の付く車は他にもあるのかな?と思いちょいと調べてみました。
すると意外と「GT-R」の名を冠したクルマ、ある(あった)んです。
まずは皆様が思い浮かべるクルマはこれでしょう。
「日産GT-R」
ハコスカ、ケンメリの第一世代、R32、33、34の第二世代を経て「スカイライン」の冠が取れた独立車種として現在もラインナップされています。
登場からもう早いもので10年の歳月が経ちましたが、当時777万円であのスペックのクルマが買えた事は衝撃的でした。
(年改やMCごとに性能が向上し、価格もそれ相応に高くなってしまったのは致し方無いことなのでしょう)
かく言う私、第2世代特にも「R33」GT-Rの頃に免許を取得し「いつかは乗りたいクルマ」で、いつも羨望の眼差しで見ていたことを憶えています。
歴代「スカイラインGT-R」
初代(PGC10)
所謂「ハコスカ」。
写真は4ドアモデルですが意外と「普通」感がありますね(^^)
でも
「羊の革をかぶった狼」とはまさにこのクルマにぴったりの形容ではないでしょうか。
正直、このスタイリングは「アメ車の模倣」が多かった我が国のクルマの中で異質だったのでは・・・
(と言いつつ、昔の洋画なんかを観るとハコスカも何かしら影響を受けていたとは思う事もあります)
二代目(KPGC110)

こちらは所謂「ケンメリ」。
生産台数、僅か197台という「超レア」モデルですね。
たまーに中古サイトなんかで見ますがお値段は・・・・・(笑)
「トヨタ2000GT」程、高価では無いとは言え目ン玉がひっくり返るようなタグ付けされています(笑)
「ハコスカ」から一転、流麗なエクステリアになっていますが、それでも「GT-R」はスパルタンな印象が伝わってきます。
第2世代(R34)

R32から名機「RB26DETT」を搭載した「第2世代GT-R」となるわけですが、その最終型となった「R34」。
「R32」ではスパルタン、「R33」では「グランツーリスモ路線」になり「R34」ではどちらかと言えば「R32」の路線に戻ったのかな?という感じでした。
これも当時、欲しいクルマでしたね。
当時はあの悪しき「280PS規制」のあった時期で第2世代GT-Rもその壁が立ちはだかっていました。
しかし某チューニング雑誌などでテストした記事を見た記憶があるのですが、ノーマルでもシャシダイに乗せてみると300PSは軽くオーバーし、エアクリーナーとマフラー交換のみでも400PS近く行ったとか(^^;)
正直言うとアリストを買う時にR34が本当は欲しかったのですが、アリストのターボモデル+ほぼ200諭吉はどうしても手が出せなくて断念しました(笑)
それに試乗した時の「激重クラッチ」はヘタレな私には敷居が高すぎて(^^;)
今、第2世代GT-Rも個体数が少なくなってきたためか相場は上昇傾向のようです。
「第一世代」は「夢のまた夢」のモデルですが、「第二世代」も恐らく私の心の中でいつまでも「憧れ」として存在し続けるクルマであることでしょう。
さて、ここまでは「日産GT-R」の話。
それでは他メーカーで「GT-R」の名を冠したクルマはどんなクルマがあったのでしょう。
まずはこれ。
「いすゞ ベレット GTR」
ベレットはいすゞの名車として知られた存在ですが「GTR」グレードも存在したのですね(^^)
「ベレットGTR」はハイフンが無く「GTR」表記でMCで「GTtypeR」とその名を変えたようです。
それにしてもいすゞというメーカーは尖ったクルマを多く出していたメーカーであるということを再認識させられました。
「ピアッツァ」や「ジェミニ」にあった「ハンドリング・バイ・ロータス」や「イルムシャー」等・・・
歴史にifはありえませんがもしいすゞが乗用車をまだ生産していたらどんなクルマが今頃走っていたのでしょう。
きっと、魅力的なクルマを造っていたのではと勝手に思っています。
もしかすると、「かつて、いすゞが乗用車を生産・販売していた」という事を知らない世代が多くなってきているかもしれません(^^;)
次の「GTR」を冠するクルマ。
これ。
「セリカ GT-R」。
このセリカ、懐かしいですねぇ・・・
エディ・マーフィのCMが鮮烈的でした。
ただ、この時代のセリカは「GT-R」が最強グレードというわけでも無く、WRCラリーでランチア・デルタと死闘を演じた「GT-Four」が最強グレードとして存在していました。
「GT-R」は確かこれまたトヨタの名機として長年親しまれた「3S-GE」を搭載したFFモデルだったと記憶しています。
このST18系セリカ、流面体だか流線型だかを売りにしていましたが今、改めて見るとミラー形状まで流線型ですね(^^)
それにこの18系セリカ、「スーパーストラットサス」とか「デュアル4WS」「スーパーライブサウンドシステム」なんて今となっては懐かしい響きの装備が前面に出され、当時「きっと凄いクルマなんだろうなぁ」とも思いました(笑)
「セリカ」という名も無くなって久しいですが「シルビア」「プレリュード」と並んで「デート・カー御三家」なんて言われた時代があった事を若い方に言っても「?」マークなんでしょうね(^^;)
このクルマにも「GT-R」グレードは存在しました。
カリーナ(A6系)
こちらはこれまたトヨタの名機「4A-GE」を搭載したモデル。
FRレイアウトで「4A-G」搭載というと「レビン」「トレノ」が思い浮かびますが、カリーナの「GT-R」はそのセダン版という感じだったのでしょうか。
この後、カリーナはFF化されT16系に移行するわけですが、そのT16系でもFF化されたとは言え「4A-G搭載」の「GT-R」グレードは存在したようです。
そして、その「カリーナ」の兄弟車であった「コロナ」にも「GT-R」グレードは存在しました。
「コロナ GT-R」(T17系)
こちらは上で紹介した「セリカGT-R」と同じ「3S-GE」を搭載、FFモデル。
コロナにも「GT-R」があったというのが新鮮な驚きでした。
調べて見ると結構、ややこしいのです(笑)
というのもトヨタはこの時期、FR車種をFF化する過渡期で同一ネーミングモデルでも「FRモデル」と「FFモデル」が併売されていた時期だったようで「コロナ」「カリーナ」の「GT-R」も「4A-G搭載、FR」のモデルと「3S-G搭載、FF」のモデルがあってややこしいのなんの(笑)
でも「TWINCAM」が「高性能の証」みたいな時代を懐かしく思い出しました・・・
さぁ、次の「GT-R」はこれ。
マツダ・サバンナRX-7(FC型)
あの「FC」にも「GT-R」グレードは存在したそうです。
見た目の違いがあまりわからなかったのでミニカーの写真をお借りしてきました(笑)
「RX-7」の「GT-R」はベーシックグレードとしての展開だったそうで、私も「FC」と聞くと「GT-X」や「アンフィニ(∞)」グレードのイメージが強くて「GT-R」グレードが存在していたとは今日、初めて知りました(笑)
「RX-7」というクルマの名を知っている方は多くても「サバンナ」のサブネームが付いていた時代や「アンフィニRX-7」の時代を知る人はきっと、少なくなってきていることでしょうね・・・
その「RX-7」も復活するという噂が出ています。
「日産GT-R」や「ホンダNSX」が復活し「トヨタ・スープラ」も復活確実と言われています。
「RX-7」というビッグネームにも復活して欲しいですね(^^)v
もう一台、マツダの「GT-R」
マツダ・ファミリアGT-R(BG型)
こちらのモデルはマツダがWRCラリー参戦の為に開発したモデルだったとのこと。
このクルマは大学の自動車部の後輩が乗っていたので憶えています。
その後輩曰く「曲がりません」とのことでした(笑)
しかも社外パーツが中々無くて苦労していましたね・・・
でも、一度運転させて貰ったことがありますが、速いクルマだったような(^^)
ターボ+AWDの組み合わせですからその後の「ランエボ」や「インプレッサWRX」を彷彿とさせます。
Wikipediaによると210PSあったそうですし、それにAWDの組み合わせですから楽しいクルマだった事でしょう(^^)
今でこそ、かつてのWRC人気は嘘のようですが、トヨタがヴィッツ(ヤリス)で参戦したりしていますので、マツダもSKYACTIV技術の見本市みたいな感じで参戦してくれないかしら(^^)
では海外の「GT-R」はどうでしょう。
やはりこれが出てくるでしょうか。
BMW M3 「GT-R」(E46型)
E46時代のM3というと直6エンジンをチューンした物を搭載していたというイメージでしたが、
こちらの「M3 GT-R]はなんとV8エンジン搭載(^^)
アメリカ・ルマン・シリーズ参戦のホモロゲ取得の為、レース用エンジンをデチューンした物に「GT-R」の名を冠して発売したそうです。
4リッター、V8エンジンで380PS/39.8kg-mを発揮、それを6速MTで操るとは・・・
非常に楽しいクルマでしょうね\(^o^)/
でもやっぱりクラッチは激重なことでしょう(笑)
そして価格は25万ユーロ。
本日(10月19日)換算で33,333,333JPY(大笑)
欧州で10台限定で発売されたそうですがビリオネアがこぞって予約に殺到したことでしょう(^^;)
まさに「GT-R」に相応しいスペックと存在感ですね\(^o^)/
もう一台。
こちらも「GT-R」に相応しいスペックと存在感を持った「欧州発GT-R」
メルセデス AMG GTR
やっぱりカッコいいです(^^)
メルセデスというと横基調のグリルが頭の中に刷り込まれていますが、縦グリルになると、これまた違った存在感があります\(^o^)/
こちらはメルセデス・AMGの「GT」シリーズのトップモデルとして発表されたクルマとのことで、普通の「GT」でさえスペック、装備、存在感、何をとっても素晴らしいクルマであることは容易に想像できるのですが
、「GT-S」の510PS/66.3kg-mというV8ツインターボエンジンを更にパワーアップさせ583PS/71.3kg-mという途方もないスペックにしているとのこと。
いやはや、見ているだけで溜息が出ますね(笑)
価格は23,000,000JPY。
思ったより安い・・・・・・・・・か?(笑)
でもこの存在感と性能が2300人と諸費用分、福沢諭吉さんを持っていれば買えるのはいいですよね。
ま、勿論のこと買えませんけど(大笑)
でも、イタリアの芸術品のようなフェラーリやランボルギーニよりちょっと安い(のか?笑)価格で買えるとしたら(取らぬ狸のなんとかですが笑)迷いますねぇ・・・
芸術品と精巧品のようなお互い、魅力的過ぎるクルマですから・・・
まぁ、そのうちに「AMG GTR」の走りやサウンドもYouTubeにUPされるでしょうから、それで乗った気になろう(笑)
「GT-R」と言うと「日産」のイメージが皆様強いと思いますが、我が国にも、そして世界に目を向けてみても魅力的な「GT-R」がかつて存在し、現在でもその名は日産以外でも使われていることが分かり、「GT」は世に多くあれど「GT-R」は特別な名前なのかな?と思った日でした。
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
追記:世界中の「GTR」で検索してみたところ、こんなのもありました(^^)
その名も「ガーリック・トマト・ラーメン」略して「GTR」(笑)
絶対、確信犯ですね(^^)
お粗末さまでしたm(_ _)m