バーンスタインのブログ一覧

様々なサイトを見ていると「マークXが消滅へ」というニュースを見ました。
ただでさえ貴重なFRセダンがまた1つ消えてしまうのでしょうか・・・
確かにトヨタの新型カムリのティザーを見ると新型カムリがトヨペット店でも販売するとのことでしたので情報の確度は高いのでしょう。
トヨタのFRセダンはこれでクラウンのみになってしまうのですね。

マークXの前身、マークⅡは思い出深い車です。

私が生まれた時、親父は茶色の30マークⅡの2.6グランデ、お袋は1.8のSL（だったかな）に乗っていたそうです。
物心付いた時、確かに車庫にマークⅡが二台並んでいたのを朧気ながら覚えています。
親父のグランデの方は当時としてはパワーにも余裕がありいい車だったそうですが、お袋の1.8の方は全く遅くて話にならなかったと聞きました。

そのあと60マークⅡが我が家にやってきた時は私も小学校に入るくらいの時でしたので鮮明に覚えています。
あの当時は4ドアハードトップが流行りだした時期で親父がカタログを見ていたのを一緒に見ました。
当然、4ドアHTの方を買うもんだと思っていたら何故かセダンでした（笑）

あの時の印象深い出来事は親父がソアラとマークⅡ、どちらにするかで悩んでいたことです。
大分、ソアラに傾いていたようですが、担当セールスさん（この方とは40年近く付き合ったそうです。一介のセールスから地域販社の取締役にまでなられました）が「お宅様の商売上、ソアラを買えばお客さんに白い目で見られるよ。マークⅡのほうにしておきなさい」と言われたそうです。
普通なら価格の高い方のソアラを売りたいでしょうが、そういうことまで考えてくれるセールスさん、出世なさったのも理解できますし、親父曰く「あの時彼がそう言ってくれたから、ずっと彼から車を買うことに決めた」そうです。

そして月日が経ち今度は70マークⅡが我が家にやってきました。
この時は「ハイソカーブーム」真っ白のマークⅡ、4ドアHT、兄弟車のチェイサー、クレスタは本当に大人気でした。
小学校高学年になっていた私も4ドアHTカッコいいなぁ～今度こそは4ドアHTだろうなぁと思っていたのです。
しかし。
やっぱり我が家にやってきたのはセダンでした（笑）
しかも、当時フェンダーミラーからドアミラーへの過渡期でドアミラーの車が当然やってくると思っていたのにわざわざオプションでフェンダーミラーを付けるという・・・
友達に「お前に家の車、新しいのになんでダサいミラーなの？」って何人にも言われました（笑）
親父曰く「フェンダーミラーの方が見やすいんじゃ！」とのことでしたが・・・
納車の日の親父の言葉が忘れられません。
突然70に乗ってきてお袋が「どうしたのこれ？」と聞くと「過給器が壊れたから代車」だと（大笑）
60にターボなんて付いてたか？と子供ながら思った記憶があります。
結局その「代車」が四年続きました（笑）

月日が経ち、80が我が家にやってきます。
中学生になっていた私は親父に「頼むから４ドアHTにしてくれ」と懇願しました（笑）
その思いが通じたのかやっと４ドアHTのスーパーチャージャー付き、グランデGがやってきました。
今度こそ「過給器付き」ですね（笑）
それと４ドアHTともう一つ懇願した純正OPのリアスポもしっかり付いていました。
この車の印象的だったのはエアコンのスイッチがボタンを押すと風力調節だったと思うのですが前に電動で出てくるギミックがあったことです。
高校受験を控えていた事もあり、家族で遠出することも少なくなったあたりでしたが、色々な所に旅行に行ったり懐かしい思い出だ詰まっています。

この後、親父は10セルシオが登場するとすぐに買ってしまったため、80はお袋の車になりました。
（あの時、親父がやっとトヨペットで高級車が買えると喜んでいました。後から聞いたら何度もクラウンにしようと思ったそうですが、前述のセールスさんからどうしても買いたいからマークⅡに乗り続けたと言ってました。）

月日が経ち、90マークⅡが登場しました。
私は無事志望校であった高校にも合格し、一息ついたあたりでした。
マークⅡはお袋の車になっていましたがFMCの度に買い換えてきたので今回も90に買い替えとなりました。
この時、OPTION等といったチューニング雑誌を読んでいた私は「ツアラーV」を買わせようと画策しました（笑）
カタログを見ている両親にツアラーV を指差して「このグレードがいいって！」と工作を図りましたが・・・
やはりダメでした（笑）
やってきたのは2.5グランデG、内装色が80のマルーン？からシックなベージュ系の色になっていたのが印象的でした。
今度は大学受験が控えていましたので家族旅行等は全く出来ませんでしたが乗り心地等、助手席しか乗れない私でも80からの進化に驚きました。
無事、大学にも合格し「現役で合格したら免許を取らせる」という約束を果たし、入学後すぐに免許を取得、初めて教習車以外で運転した車がこのマークⅡでした。
とても運転しやすかった車だったと記憶しています。

その後、お袋はハリアーに乗り換えたため我が家のマークⅡの歴史は終わりました。
小さい頃から多感な時期までずっと我が家にあったマークⅡ。
その流れを汲むマークXが消えると聞いて万感迫るものがあります。

86のプラットホームを使用してセダンなんてでないのかしら？とも思うのですが、開発費をペイできないのかもしれませんしWRXやレガシイと駆動方式こそ違えど競合するのはマズいのでしょうね。

本日も長文、乱文失礼しました。
最後までお読み頂き感謝いたします。