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バーンスタインのブログ一覧

2017年07月06日 イイね!

国産メーカーの「最古参」って何?

九州~中国地方の豪雨被害、相当甚大なようです。
十数年前まで考えられなかったような雨や、最早「スコール」を通り越したかのようなゲリラ豪雨等、「地球の怒り」を感じるのは私だけでしょうか。

そんな「怒り」をよく呟く某大統領へ、我が国の近所の三代目がとんでもない「贈り物」をしましたね。
いやはやなんとも・・・
あの大統領の怒りが爆発しなければいいのですが。
三代目は為政者としての資質が欠落しているようなので犠牲になるのは無辜の国民です。
(自分だけブクブク太って、よくもまぁ飛んでいくICBMを見て満面の笑みで喜んでいられるもんだ)

さて、今日はふと「今、国産の各メーカーで最古参」となっている車はなんのだろうと思いました。
そうなると調べないと気が済まない私の性分、早速調べてみました。

まずは「トヨタ」

これは「クラウン」で間違いないだろうと思っていたのですが・・・

違いました(笑)

現存する最古参は「ランドクルーザー」でした。

「クラウン」は1955年登場のブランド。
「ランドクルーザー」は1954年。

ううむ、勉強不足だったぞ(笑)

今は両車とも「トヨタ」を代表する車名となっていますから長寿ですね(^^)
この二台は一度も途絶えること無く今でもその看板を守っています。

また意外なところで「トヨエース」も1954年の発表。

トヨエースは恐らく日野のOEMだと思いますがこちらも伝統ある車名なのですね。

「ランクル」はSUVとは一線を画する、まさに「陸上の巡洋艦」という風格が漂う車です。
(巡洋艦というより私には戦艦か空母に見えますが笑)

私は所謂「SUV」に一生乗ることは無いと思っていますが、「ランクル」のような「クロカン」は乗ってみたいと思うこともあります。
まぁ、あの車の性能をフルに引き出せる山や泥濘地に行くこともないのですが・・・(笑)

2番目は「日産」。

日産は「セドリック」や「ブルーバード」が消えて今、「最古参」となるとすぐに思い浮かびませんでした。

やっぱり「スカイライン」かなぁと思いましたが・・・

やはりそうでした(^^)

スカイラインの登場は1957年で日産の現存するブランドでは最古参となっています。
ただ「スカイライン」は元々「プリンス自動車」の車です。
元々の「日産」としての「最古参」・・・

思いつかない(笑)

というわけでこちらも早速調べてみました。

「フェアレディ」が最古参でした。

ただしこれもややっこしくて現在は「フェアレディZ」ですが当初は「フェアレデー」なんですね(笑)
「フェアレディZ」は「フェアレデー」の後継という位置づけの車で出したようで「フェアレディZ」とは違う車という捉え方も出来ます。
(それと消滅→復活した経緯もあります)

この「フェアレデー」の登場が1959年。
(因みに「フェアレディZ」は1969年の登場でした)

となると「日産」本流の「最古参」はなんなのかと(笑)
これまた意外な車でした。

その名は「シビリアン」(笑)

あのマイクロバスでよく見る「シビリアン」です。

「シビリアン」の登場は1959年。
日産直系で現存するブランド名ではこれが最古参となるようです。

それにしてもトヨエースといいシビリアンといい、商用車が古参の部類に顔を出すとは意外でした。

シビリアンは、恐らくこれこそ一生運転することは無いと思いますが(普通免許しかもっていません笑)、乗せてもらう側としてはお世話になったこともありましたし、これから歳を取って運転することがなくなればお世話になることも多々あるでしょう(^^;)


3番目「本田技研」。

「ホンダ」は歴史が浅いメーカーですから最古参となると「シビック」かなと思いました。

こちらも調べてみると「シビック」が最も古い現存車名でした。
登場年は1972年。

が。

正確には後継車という形なのですが「最も古い」という観点から見ると軽自動車の「N」なんですね
(^^)
「N」の源流である「N360」の登場年は1967年。

現在「N-BOX」や派生車種が結構出ているようなのでこちらも「歴史ある車名」と言えます。
ただ、「N」シリーズ」は一度消滅して再度発売された車名なのでやはり最古参は「シビック」という事になるのでしょう。

ただ、シビックも消滅→復活をした車名ですからいやはや面倒・・・

途絶えること無く続き、今でも残る車名となると「アコード」でしょうか・・・

もうワケワカメ状態なのでホンダは「シビック」と勝手に認定します(笑)

(まぁ、「ホンダ」といいう括りで見れば「カブ」でしょうが笑)



4番目。「マツダ」

マツダは「ファミリア」もありませんし「ルーチェ」や「コスモ」「RX-7」もありません。
ですので「現存」となるとこれまた思い浮かぶ車が出てきませんでした。

さて、という訳でこちらも調べてみました。
すると。

「キャロル」でした(^^)

「キャロル」というとあの絶壁リアウィンドゥの「ノスヒロ」で見たイメージが強い車ですが、今は「アルト」のOEM車両として残っていました。
「キャロル」の登場は1962年。
こちらも相当年季の入った車名ですね。

「キャロル」というと私世代の方々は「丸っこいデザイン」の方を思い起こす方が殆どでは?
確かあの時「伝統のブランドが復活する」とセンセーショナルに登場したと記憶しています。
あの頃は軽自動車もトヨタと日産以外はどこも自社開発でしたね・・・

それと上で「ファミリア」は無いと書きましたが・・・
ありました(笑)
「ファミリアバン」として日産ADバンのOEM車両としてその名を残していました。

無くなっていたと思っていた車名がまだ残っていると少し嬉しい気分になりますね。

ただし「キャロル」にしても「ファミリア」にしても一度、その流れが途切れ、再発売された車名です。
途切れること無く今でも残るとなると・・・

これまた意外な車「ボンゴ」。

1966年の発表以来、その車名を脈々と引き継いでいます。
過去には日産にOEMされたりしていたようですね。

やっぱり商用車は車名を変更しにくい面もあるのでしょうか。
商用=大事な商売道具ですから車名がコロコロと変わっていたのではユーザーもそのブランド自体に信頼を持てなくなるのかもしれません。

5番目。「三菱自工」

三菱も「ランサー」も無くなりましたし「ギャラン」や「シャリオ」なども無くなってしまいました。
なのでパッと思い浮かぶ車名が無い・・・

すると三菱は「ミラージュ」!
登場は1978年。


追記:三菱の最古参で「現存」する最古参は「デリカ」でした(汗)
Myファンのキドニーパイの商人さんにご教示いただきました。
「デリカ・トラック」の登場は1969年。

現在は「デリカ:D4」や「デリカ:D2」等として幅広いバージョン展開しています。
キドニーパイの商人さん、ありがとうございますm(_ _)m

あぁ、往年の名車をすっかり忘れていた・・・
「ミラージュ」は学生時代、ジムカーナやをやっている友人やお山が好きな友人達に大人気でした。
価格も安く、ホンダのVTECに引けを取らないよく吹け上がる1.6のMIVECエンジン、軽量な車体・・・

EGシビックSiRとミラージュ・サイボーグは双璧とも言える車でした(懐)

今は「普通のコンパクトカー」になってしまっているのが残念ですが、その名前を久々に見てなんだか嬉しい気持ちです(^^)

ただ「ミラージュ」も一度消滅→復活している車ですね。

となると・・・

「パジェロ」が切れることなくずっとその車名を守り続けてきた車名ということになります。

パジェロは1982年登場。
パジェロもランドクルーザー同様、数少ないヘビーデューティーな「クロカン」ですね。

今でこそ余り街中で見ることも少なくなりましたが、一昔前は「ハイラックス・サーフ」「テラノ」等と並んで「モテる車」の代名詞、若者がこぞって乗っていましたね・・・
(今のミニバンブームのような感じでしょうか)

こうして書いていると車の流行り廃りの歴史が垣間見えてきます(笑)

六番目「スバル」(旧富士重工)
今年、「富士重工業」から「SUBARU」へ社名変更したのは記憶に新しいところですが、さて、その最古参は・・・

これまた直ぐに出ません(汗)

「レオーネ」はとうの昔に消滅してますしやっぱり順当に「レガシィ」かなぁ・・・

と思ったら、また外しました(笑)

最古参は「サンバー」!

まだまだ勉強不足だなぁ・・・

スバル内製時代は軽トラでは唯一の独立懸架、RRレイアウト、スーパーチャージャーが設定されていたりとか凄い(^^)

登場は1961年。
古いですね(^^)

現行型からはダイハツハイゼットのOEMとなり「普通の軽トラ」となったようです。
軽トラは今まで乗った事がないのですが、小回りも効いて、積載量も多く、維持費も安い。
これ以上の「ユーティリティカー」は無いと思います。

その軽トラにスーパーチャージャーや独立懸架、RRレイアウトを採っていたあたりが富士重らしいなぁと思います。
(サンバーを調べてみたらWRブルーの限定車とかあったんですね。これ、欲しかった・・・)

それとスバルでは「ジャスティ」も復活しているんですね!
これもビックリ(笑)
ジャスティは中学校の担任の先生が乗っていて「赤いボロ」と大変失礼なあだ名を付けて喜んでいました(汗)

一番古いと思ったレガシィは「サンバー」に続き、その血を絶やすこと無く、スバルで現存する車名としては二番目の古参でした。(途中でB4やアウトバックというサブネームが付きました)

七番目。「スズキ」

こちらは「アルト」か「ジムニー」で間違いない!と思ったのですが・・・

またもやハズレ(笑)

「キャリィ」がスズキでは最古参車両でした。
スバルと同じく軽トラですね。

登場は1961年。
なんと現行型で12代目だそうです。

軽トラのネームバリュー恐るべし。
こちらも「指名買い」が多いのでしょうか。

キャリィを見るとグレード名が面白いのがあります。
「農繁仕様」とか(^^)
農家さんにとってはあぜ道とか入っていける軽トラは本当に無くてはならない必需品でしょう。

またメカニズム面もAGSミッションがあったり、ディスチャージランプの設定があったりと乗用車と同じようなシステムを導入しているところに感心しました。
それにダンプ仕様や冷凍車、タンクローリー仕様等、なんとバリエーションの多いこと・・・

狭い我が国の、更に街中の街路の中に商品配達や輸送等、軽トラが一番理想的な輸送車であること、今更ながら理解しました。

>「キャリィ」は日産、マツダ、三菱へOEM供給され、その兄弟車がなんと4車種(笑)
さすがの「マークⅡ、チェイサー、クレスタ」の三兄弟も真っ青ですね(笑)

私が最古参だと思った「アルト」は1979年の登場(こちらはこれまた懐かしい「フロンテ」のバンモデルとして)、「ジムニー」は1970年の登場でした。

「ジムニー」の存在も稀有な存在です。
登場から50年近く経っているのにまだ「三代目」なのですから・・・
これは「ジムニー」という車へのユーザーの信頼の証左でしょう。

猟を趣味とする友人がいますが、彼の猟へ行く時の車は「ジムニー」です。
彼曰く「ランクルやパジェロでは熊のいるような所に行くには大きすぎるし、重すぎて林道が崩れるかもしれない」とのこと。
(彼のメインカーはレンジローバー・イヴォーグなので、それで行けばいいのにと思っていたのですが笑)
言われてみれば急峻かつ狭隘な山道ではジムニーのような小型かつ軽量なクロカンが最も適していますよね(^^)
(で、獲物を仕留めた時は軽トラが大活躍するそうです)

このように熟成に熟成を重ね、ユーザーの絶大な信頼を得ている車ですからモデルチェンジしなくても売れるでしょうし、言い換えればモデルチェンジをして失敗してしまえば、それまでの多くのユーザーを失うことになるわけですからスズキとしても慎重になるのでしょう。

(同じ事がセンチュリーにも言えますね。あちらは「どの車にも似ていない」あのエクステリアが公用車、大企業の送迎車として支持されてきたわけですから・・・最近はミニバンも目立ってきましたが)
ジムニーとセンチュリー、一体次期型はいつ出るのかしらん(笑)

さて、最後は「ダイハツ」
ダイハツも今年、トヨタの完全子会社となり上場廃止されたのは記憶に新しいところです。

そのダイハツで最も最古参は・・・
今度は当てるぞ(笑)

「ハイゼットだ!」

はい、ここまで軽トラが出てくると正解して当然ですね(笑)

ダイハツの「最古参」も軽トラの「ハイゼット」でした。
(バンもあります)
登場は1960年。

奇しくも軽トラックの登場した年は大体似通った時期です。
1960年あたりは我が国のモータリゼーションがその上昇気流に乗らんとしていた頃で「一億総中流」の黎明期でしょうから、「マイカー」としての乗用車が「一家に一台」となっていくのと同時に、戦後復興が成熟期に入り、物流の動脈が全国津々浦々に広がり始めた時期と一致しているのだと思います。

「ハイゼット」にも「農用スペシャル」というグレードがありました。
リアサスのリーフ枚数を増やして積載時の安定性を考慮したり、農地での走破性を上げたりと中々本格的、というよりここまで普通のグレードと差異を付けるのは凄い(^^)

また「エアコン・パワステレス仕様」があるのも「男の仕事車」って感じでいいですね(^^)v
エクステリアカラーも「軽トラ」というと「ホワイト」しかないというイメージでしたが、ハイゼットは9色も用意されているんです(驚)
その他オプションでメッキパーツなども・・・

「ハイゼット」もトヨタとスバルのOEM供給されこちらも三兄弟(笑)
(軽トラックは実質「ダイハツ・ハイゼット」「スズキ・キャリィ」、それにホンダの「アクティ」の三車種しか無いことになります)

いやはや、今の軽トラックも昔の三種の神器「エアコン・パワステ・パワーウィンドウ」が当たり前。
豪華ですね(←いつの時代よ笑)

こうして国産格メーカーの「最古参車両」を調べてみて、燦然と輝き続ける名前もあれば、懐かしい名前、それだったの!?という名前、色々ありました。

それとなんだか軽トラの充実ぶりを見てちょっと欲しくなったぞ・・・特にサンバーのスーパーチャージャー(小声)

欧州車のように「車名」を「数字やアルファベットの組み合わせ」では無く「名前」にしたところは戦後、我が国の「自動車」達が「アメリカ車」の影響を受けた事なのでしょうね。

これからも新しい名前が登場し、消えていく名前もあることでしょう。

しかし、どんな車であれ、その車に乗った方の心の中には「その名前」はずっと刻まれることだと思います。

本日はいい調べ物が出来ました。
今日も長文・乱文にお付き合い頂き、また最後までお読み頂きありがとうございます。

皆さんの印象に残る「車名」はなんでしょうか?
お聞かせ頂けると幸いです。
Posted at 2017/07/06 17:01:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
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