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バーンスタインのブログ一覧

2017年08月09日 イイね!

映画「大魔神」三部作を観て

今日は一応、雨の被害が無いか確認。
特にどこも被害も無く、入居者様にも何事もなかったので一安心。

今日は車ネタでも音楽ネタでも無く「映画ネタ」です。

帰宅してブルーレイレコーダーのおまかせ録画で録りためていたものを確認すると映画「大魔神」の三部作が録画されていました。
今、「大魔神」というとベイスターズ・マリナーズで活躍した「佐々木主浩選手」の方が有名かもしれませんね。彼の清原さんの裁判の時の男気には感銘をうけました。

「映画・大魔神」というと我が国の特撮映画では「ゴジラ」シリーズと並ぶ名作ということは知っていましたが見たことがなかったので一気見です(笑)

ストーリーは「勧善懲悪」物です。
圧政に苦しむ民を、眠っている氏神「魔神」が覚醒し、悪領主を殲滅するという話。

これは「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」の三部作、全てにおいて物語のメインストリームになっています。

時間が一本1時間半程度なので一気見にはちょうどいいですし、今の映画にありがちな冗長なところが無く、かと言ってアクションシーン満載だけの娯楽作というわけでも無く時代劇と特撮物が素晴らしい形で融合しておりました。

「ゴジラ」「大魔神」ともに「怪獣」や「宇宙人」が跋扈擦るのではなく、「ゴジラ」はフナムシが核実験により突然変異した存在として当時の「核軍拡に警鐘を鳴らす」というキャラ設定も秀逸ですし「大魔神」は日本独自の出土品「埴輪」をモチーフにしたキャラというのもゴジラ同様、秀逸です。

大魔神 覚醒前

やさしい「埴輪」のお顔をしております。
(NHKの「おーい、はに丸」を思い出した笑)

それが悪政を圧政を強いられる民の悲しみや怒りを受け覚醒!

おっかねぇ(怖)
顔の前で腕を交差させ、穏やかな面相から怒りの面相に変わるあのシーン、子供の頃、よく真似してました。映画自体見ていないのにあのシーンはやはり特撮物では名シーンだったのでしょう。

今回、三部作を見て知らなかった事が。
なんと「大魔神」の音楽は「伊福部昭」さんだったとは・・・
伊福部というと「ゴジラ」は余りにも有名ですし、オーケストラ作品も名曲揃いで私が好きな邦人作曲家の1人でもあります。
まさか「大魔神」も伊福部の作品だったとは今更ながら知りました(汗)

伊福部の曲やその「意外な使われ方」については拙ブログ「運転中に聴いて欲しい「クラシック音楽」~第一弾」で紹介しましたが、「大魔神」の音楽も彼の「土俗性」を感じると同時に「ゴジラ」の音楽との関連性を感じることが出来る曲でした。

伊福部の代表作の1つ「シンフォニア・タプカーラ」より第三楽章
(緊急地震速報のチャイム音の元)


もう一つ。
二作目の「大魔神怒る」の主演が本郷功次郎さんだった!
本郷さんは私が大好きな刑事ドラマ「特捜最前線」で橘警部役をされていた方で、ニヒルな課長の二谷英明さんや、堅物の横光克彦さん、そして「落としの一平」大滝秀治さんら「濃すぎるメンバー」の一員でした。
(特捜最前線もリメイクしないかなぁ)

本郷功次郎さん(特捜最前線 橘警部)


特捜最前線メンバー集合

やっぱり二谷さん、カッコいいぜ。こういうオジさんになりたいです。無理ですけど(笑)

また、感心したのはその「特撮技術」
現在のようにVFX、CG技術が無い時代ですがこれが凄いのですよ。
円谷英二氏の苦労は昔テレビで見ましたが、本作はブルーバック合成で行われているようで、たまに大魔神の輪郭に青が映ることがありますが、とても50年以上前の作品とは思えません。
それにCGが無いので、城もちゃんとセットとして造っていますし、大魔神が悪大名の所へ来るシーンでもセットをぶっ壊しまくりなのでCGでは感じることが出来ない迫力もあるのでしょう。

大魔神、怒りの表情で悪領主に天誅!

大魔神の怒りは相当のようです。
悪領主によって自らの額に打ち込まれた杭を抜き、その杭を逆に悪領主へグサリ!

いやースカッとする名作でしたよ「大魔神」三部作。

でもちょーっと可愛そうな存在が。

領主の家来達(笑)

えぇ、悪領主やそれと謀議を図る重臣とかは誅殺されても仕方ないのですが(^^;)、その命令を受けて動く下級武士たちも「怒れる大魔神」に踏み潰されるわ、建物の下敷きになるわ、地割れに落とされるわ・・・

可哀想(涙)
上の命令のせいで大魔神にやられてしまうんですからね~(涙)
彼らだって家族がいるだろうに。
なんだかサラリーマンの悲哀を感じさせると同時に、その「サラリーマン」であった役人時代を思い出しましたよ。
(まぁ私の場合は「盾付き常習犯」で霞が関では「いつも楯突く奴」「忖度の効かない奴」でしたけど(笑)。悪政を働く官僚機構に大魔神が来たら助けてくれるかな?いや、きっと逃げ遅れてダメだろう笑)

最近、映画館に行くことも無いですし「行って観たい」と思う映画も正直ありません。
仮にあったとしても直ぐにDVD化されますしね。

「ゴジラ」は何度もシリーズが出てます。
こちらも今見ても結構楽しめるのですよ。
自衛隊の秘密兵器「スーパーX」のガッカリ感は相変わらずとして(笑)
(と言いつつ「シン・ゴジラ」は観ていなかった・・・)

子供心に「非常にがっかり」した「自衛隊の対ゴジラ兵器 スーパーX」

やっぱり今見てもかっこ悪い・・・

ちょっと進化した(中身は結構進化)「スーパーXⅡ」

ちょっとはマシになった・・・けど(以下略)
スーパーX2は前面が開いてゴジラの光線を跳ね返すという画期的機能を新たに搭載!(^^)

そして「スーパーXⅢ」に進化!

おぉ!相当マシになったぞ(笑)

私はアニメより特撮物に惹かれます(笑)
スーパーXシリーズ登場のゴジラ、観たくなったぞ。

「大魔神」も現代のVFXやCG技術を駆使してリメイクしてくれませんかねぇ。
現代に設定を変えて、霞が関を懲らしめに行くという設定で(^^;)
大魔神に破壊される財務省!厚労省!そして向かった先は「首相官邸」なんて(笑)
国民受けは良さそうですが絶対、自衛隊や官庁の協力は無理だろうなぁ(大笑)
まぁ、時代は昔の三部作と同じ時代でもいいかと。

でも邦画の「リメイク」作品って余りにも旧作と話が変わりすぎていてガッカリする例も多くありますし・・・
(「戦国自衛隊」とか「日本沈没」とかリメイク版は正直、がっかりでした・・・「日本の一番長い日」は中々良かったですし「ゴジラ」シリーズは「リメイク」とは違いますがこのシリーズも大人が観ても楽しめます)

そういう意味では旧作のイメージを壊さない為に「大魔神」はこのままの方がいいのかもしれませんね。

今日は短めにまとめました。
本日もまたもや車とは関係ないネタで恐縮です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
Posted at 2017/08/10 00:19:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年08月09日 イイね!

「変態」なエンジン達

マツダのHCCIエンジンの事をブログで書きまして「エンジン=即ち原動機」についてネット徘徊しています(笑)

オーソドックスなエンジン「直列」と「V型」とか「水平対向」とかは当たり前のように接して居る存在ですが所謂「変態な」エンジンという物を色々と見つけ、画面を見ながらニヤニヤしてました(笑)

アラフォーの独身男がそんなの見て深夜にニヤニヤって、傍から見たら「ヤバい」と思いつつ、誰も見ていないので昼間に頂いたパンを齧りながら(笑)

ロータリーエンジンは勿論、ブガッティのW16気筒やチゼータのV16気筒とかも十分に変態ですが、(当然いい意味でですよ)V型とか直列とか水平対向を超越した「ド・変態」なものを。

まずはクライスラー製「30気筒エンジン」

バス用直6を5基繋げた戦車用エンジンだそうです(笑)
解説によると同時代のイギリスの戦車より信頼度は高く、かの有名な「シャーマン」戦車に搭載されたとか。
M4A4「シャーマン」戦車


お次はプロペラ戦闘機用「星型エンジン」

プロペラエンジン時代の戦闘機のエンジンには結構この機構を採用したものが多いようですが気持ち悪い動きだ(笑)
中島飛行機の「紫電改」に搭載された「誉」エンジンはこの星型を重ねた「二重星型18気筒」だったそうです。
流石、戦前の日本の航空技術はすごい。

と思ったら上には上が。
アメリカ・ライカニング社が造った星型エンジン「XR-7755」
星型9気筒エンジンを4基並べた36気筒(笑)

ライカニング「XR-7755」

もうエンジン以外の何かに見える・・・
「スターウォーズ」の「デス・スター」の駆動や「宇宙戦艦ヤマト」の波動砲に使われていそうだ(笑)

列車用「三角形配置ディーゼルエンジン」

クランクシャフトが三本あるのは分かりますがどのように動いて、かつ動力伝達するのか最早理解不能(笑)

一体このエンジンで何両列車を牽引しようとしたんねん(笑)
と思ったら有名な特急「フライング・スコッツマン」の牽引車として時速200キロを誇ったそうです。
ほぼ新幹線デビュー時と同じスピードを内燃機関で出していたというのですから驚きです。

次はナチスドイツで開発された「ロケットエンジン」
ロケットエンジンなんて宇宙に行くロケットに積んでんじゃんというお声もあるでしょう。
しかし、これ「航空機」に積んだという曰く付き。
悪化する戦況打開の為、メッサーシュミットMe163という新型迎撃機に搭載されたそうですが、燃料のヒドラジンがとても有害で乗員が重症を負ったり、速すぎて操縦が難しかったり、ロケット推進なので滞空時間が非常に短かったりと戦況打開にはあまり役に立たなかったようです。
Me163

なんだか愛嬌を感じさせる機体です(と言っても「兵器」ですから・・・)

このMe163とこれまた当時画期的だったジェット戦闘機「Me262」は同盟国「日本」にも技術供与されMe163は「秋水」として帝国陸軍で、Me262は「橘花」として帝国海軍で実験が行われました。
その図面はなんとドイツから日本まで「潜水艦」で運ばれたそうです。
いやはやゲルマン民族と大和民族って本当に真面目というか、常軌を逸した行動をするというか・・・
「秋水」は実験機が出来、いざ初飛行!で墜落、そのままお蔵入り。
「橘花」は1945年8月7日に初飛行に成功・・・って最早手遅れでした。

ドイツから送られてきた図面は潜水艦が途中で撃沈されたりして断片しか届かなかったようですが、中島飛行機ではそれらを補完し完成させたという逸話も残っています。

秋水


橘花


そんなドイツですが戦車用エンジンでも「変態」というか時代を先取りしたエンジンを開発しています。
開発者は「フェルディナント・ポルシェ」。
VK4501戦車(通称ティーガー)に搭載されたエンジン。
Wikipediaより
「(ポルシェ博士は)加速性能に優れ、左右旋回(操行)も容易な電気式駆動装置が適している」との持論を展開し、ガソリンエンジンと電気モーターによる駆動を試みている。これは空冷ガソリンエンジン2基によって直流発電機を回し、その電力で電気モーターを駆動させることによって走行する、“ガス・エレクトリック方式”による電気駆動であった。本車の開発にあたっても、同様の方式が踏襲された。
うーん、どーみても普通の「ガソリン推進」や「ディーゼル推進」の方が信頼度も高いし、適していると思うんだけどなぁ。でもそこは「凡人」の私の考え(笑)
戦車をこのようなシステムで動かそうとしたのは流石「天才ポルシェ博士」ですね。
しかし故障が頻発したようでこちらも通常ガソリン駆動に変更させられたとか。

VK4501戦車(ティーガー)


次の「変態さん」(笑)
原子力飛行機用エンジン「Tory-IIA」

様々な意味で恐ろしいエンジンですね。

これをB-36型爆撃機に搭載する事を本気でアメリカは考えていたとか。
原子力実験機「NB-36」

当時は米ソを中心に西側と東側で核の軍拡競争でしたしICBMやSLBMも海の物とも山の物ともつかぬ物だったでしょうから、爆撃機で敵地へ飛ぶという思想からすれば長距離を飛行可能な原子力飛行機は理想だったのでしょうけど・・・
さすがにアメリカもヤバいと思ったらしく計画中止になっています。
本当によかった・・・
ソ連でも同様の事を考えていたらしくこちらは「実際に飛んだ」そうです。

「Tu-119」(ツポレフ119)に搭載して試験飛行したそうですが・・・
実験に参加した12名のクルーのうち、その殆どの方が数年で亡くなり1990年時点で生存していた方は僅か「3名」だったそうです。
この計画が中止になったのは12名のクルーの尊い命のお陰と言えましょう。
これは「変態エンジン」というより「恐怖」「負」のエンジンですね。

Tu-119


せっかくなので車の世界からも1つ。
「H型エンジン」
もうここまで来ると謎です(笑)
要は水平対向を上下に重ねた構造ですね。
H型エンジン構造gif

このエンジン、かつてイギリスのブリティッシュ・モーターズがF1参戦時に「H16気筒エンジン」として「本当に」搭載したようです(^^)
しかし当時全盛のV8エンジン勢に全く刃が立たず姿を消したとか・・・
それでも一勝を挙げたそうで、それがF1史上「最多気筒エンジン優勝記録」だそうです。
勝利への執念とは言えこのようなエンジンを造ってしまうとは、恐れ入谷の鬼子母神(死語)

本日最後に紹介する「変態さん」(笑)
「スターリング・エンジン」さんです。


もうそのメカニカルな所はよくわかりません(笑)
ただ燃料費が節約出来、静粛性が高い点が長所だそうですが、対費用効果が悪く大きさも相当のものとなる為、その用途は限定されるようで、自動車や航空機などには使われないとか。
しかし、その静粛性という長所に目をつけたある乗り物に採用されていました。
それも我が国「日本」の。

それは海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」です。

海上自衛隊「潜水艦 そうりゅう」(防衛省HPより)


潜水艦は高い静粛性が求められることから「そうりゅう」には「スターリング・エンジン」が搭載されており一部では「世界最強の非原子力推進型潜水艦」と言われているようです。
また静粛性のみならず「非大気依存推進」がスターリング・エンジンでは可能になるので、従来のディーゼル推進潜水艦から見ると浮上する時間が短くて済む=洋上の敵に見つかりにくいという利点があるようです。
原子力推進も「非大気依存推進」と言えますが我が国は持つことが出来ない(というより「むつ」の失敗で国民感情が許さない)でしょうからスターリング・エンジンの搭載は我が国ならではの「エンジニア魂」の結集といってもいいでしょう。

書いていて、あれもこれも複雑すぎて、機構が中々理解不能状態となり自動車のエンジン達が愛おしくなりました(笑)

これら「ド・変態」な機関達もエンジニア達は「より速く、より安全に、より遠くへ」という想いから開発された物達。(一部、戦争用に造られた技術は「勝つため」と言えますが、それらが民生にフィードバックされ、こんにちの技術の1つとなっていることも事実。)

「こりゃあ、いくらなんでもやり過ぎだろう」とか「これは使い物にならん」という物もあった事でしょう。
しかし先人たちの苦労と失敗、戦争という無情が生み出した技術が我々人間にもたらしたものが「今の生活」であるということを忘れてはいけないですね。

台風、過ぎたのかな?
風はあまり吹いていませんが雨が地を打つ音が聞こえます。

このまま何事も起きませぬよう。

本日は短いスパンでの投稿となりました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
また、いつも沢山の「イイね!」、誠にありがとうございます。

追記:変態エンジンさん達の動きをCGであらわしたgifを貼り付けましたが、みんカラではgifファイルは動かないようです。
もしご興味が湧きましたらWikipediaで当該項目をご覧頂ければその不気味な動き(笑)を見ることができますので・・・
Posted at 2017/08/09 02:19:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記

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