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バーンスタインのブログ一覧

2017年08月17日 イイね!

知らない・手に入らない・買えない「だけど欲しい・カッコいい」と思った車10選

偏頭痛が大分マシになったバーンスタインです。

一昨日「ファセル・ヴェガ」について書きましたが、意外と知らないメーカーやモデルがあることを知った体たらくでして(汗)

ファセル・ヴェガはその落札予想価格を見て笑うしか無かったのでミニカーでも買うかと思いました(笑)

「ファセル・ヴェガ」という魅力溢れる車を見てしまったので、今回は「メーカー自体を知らなかった」「メーカーは知っているがモデルを知らなかった」「結局発売されなかった」「メーカー・モデルともに知っていたがレア過ぎる」という車達で「これは欲しい」と思った車を独断と偏見で挙げてみようと思い立ちました。

まずは一台目。
「ISO グリフォ」

ISOなんてメーカー自体知りません(^^;)
でもこの「グリフォ」を見て素直にカッコいいと思ったのです。

「ISO グリフォ」(1965)

調べるまでメーカー名を「アイエスオー」だと思っていたら「イソ」でした(汗)
この車、ベルトーネのチーフになったばかりの頃に「ジョルジェット・ジュジャーロ」のデザインとのこと。
道理でかっこいいわけだぁ。
エンジンはシボレーのもので最大で7リッター、V8を搭載・・・
トラックですやん(笑)
けど「カッコいい車」に勝手に認定いたします(笑)
(ISOは1974年に倒産したそうですからファセルみたい中古市場に流通することも無く、オークションでもとんでもない落札価格なのでしょうね。なのでもう価格は見ません笑)

二台目。
昨日のブログでファセルに並ぶフランスの高級車だったと書いた「イスパノ・スイザ」。
このメーカーも車名も知りません。
イスパノはフランスの高級車とまでは知って、ググったら。
この写真が出てきました。

おいおい(笑)

というのも「イスパノ社」はもともとはスペイン企業で自動車製造から始まりそれが大成功、その後航空機エンジン製造に参入、こちらも成功、軍需部門が有数の企業になり、その後フランスの軍産複合企業の傘下に入って現在に至っていると。
自動車の生産は1946年あたりにやめてしまったようです。

しかし、その「イスパノ」の名前を70年ぶりに復活させるというプロジェクトがあったらしく2010年のジュネーブショーにコンセプトモデルが出品されていました。
「イスパノ・コンセプト」(2010)

コンセプトカーという名前だそうです(笑)
5.2リッターV10+スーパーチャージャー+モーターで900HP・・・
F1のスペックですか?(笑)
スタイリングも現実的でかっこいいと思うのですが、その後の音沙汰が無いので計画はポシャったのでしょう。
まぁ、仮に市販されたとしても「手が届かない」存在であることには変わりなそうですが(笑)

三台目。
「ジオット・キャスピタ」
これ、まだ子供の頃「富士重工がF1参戦」って話が出て、そのエンジンをデチューンしたのを搭載した車を出すってのを見た記憶があります。
改めて今調べてみたら「ワコール」が出資した会社が企画し(何故ワコール笑)、童夢が開発・製造を行ったくるまとのこと。童夢というと小さい頃のトミカにあった「童夢ゼロ」が懐かしい・・・

「ジオット・キャスピタ」(1989)

エンジンは富士重工製水平対向12気筒・3.5リッターエンジン。
もろに当時のF1レギュレーションに合致してますね。
で、この水平対向12気筒はF1の「コローニ」に供給されF1の場でその性能の実証実験を行うのですがお話にならず半年で撤退(コローニって一口2万円で個人スポンサー募集してましたよね。スポンサーになればF1マシンに名前が入りますって記事、読んだ記憶あります)
スバルもジオット計画から撤退し、水平対向12気筒は幻に終わりジャッドのV10を積むことにしたようですが、バブルが弾けてはい「終了」(チーン)
ガルウィングで如何にもスーパーカーって感じでいいんですけど、超高価格になったでしょうし、当時の経済情勢じゃあ売れなかったでしょうね(^^;)
結果的には出さなくて正解だったのかもしれません。

四台目。
「ヤマハOX-99」
この車も上で挙げた「ジオット・キャスピタ」と似た経緯の成り立ちで、当時ヤマハがF1に供給していたエンジンを搭載した「和製スーパーカー」として登場する予定と当時の雑誌で読んだ記憶があります。
こちらはヤマハ製V10、3.5リッターエンジン搭載。
「ジオット・キャスピタ」と同じく当時のF1レギュレーションを満たしたエンジンですね。
(あの頃のF1は3.5リッターという縛りこそありましたが気筒数やエンジンの型は自由で、それを較べる楽しみがありましたね。「出力のV12」「バランスのV10」「低燃費のV8」なんて子供向けの本で紹介されていました)

「ヤマハ OX-99-11」(1991)

こっちもガルウィングで「如何にも」ですが「ジオット」同様、バブル終了で冷え込んでいた市場から、こんな超高価格車(予定価格は130,000,000JPY)に殆ど予約も入るわけも無く計画自体がオシャカになり終了。
ジオット・キャスピタといい、このOX-99といいタイミングが悪すぎましたね。

五台目。
「デ・トマソ マングスタ」
「デ・トマソ」というと「パンテーラ」しか知らなかった私です(笑)
(パンテーラはスーパーカー・ブームの頃、人気が相当あったようですね)
「デ・トマソ マングスタ」(1967)
 
個人的には「パンテーラ」より好きなスタイリングです。

「マングスタ」とは「マングース」を意味するイタリア語であのキャロル・シェルビーの「コブラAC」をやっつけるという意味も込められているとか。
また、この「マングスタ」もデザインは「ジョルジェット・ジュジャーロ」だそうです。
やっぱりジュジャーロデザインを私は好きなのかもしれません(^^)

リアハッチの開き方も中々「変態」です(^^)
エンジンはV8、5リッターだったそうです。
「デ・トマソ」と聞いて「ダイハツ・シャレード」を思い出しました(^^)

六台目。
「フィアット・130」
「フィアット」というと「大型車」のイメージが湧かないのですが、かつては造っていたのですね。
「フィアット130 クーペ」(1971)

デザインは「ピニンファリーナ」。
これもまた「誰にも似ていない」いいデザインですね(^^)

「フィアット130」は当初、セダンをラインナップしたそうです。
こちらも端正なボディラインをもつ車です。
「フィアット130 ベルリーナ(セダン)」(1969)

ただし、こちらのデザインはフィアット社内デザインとのこと。
「クーペ」は「セダン」とは「130」という名前こそ同じだったもののエクステリアは勿論、エンジンや内装は別物だったようですね。
「フィアット」の「高級車」というコンセプトは中々市場に理解されず、商業的には成功とは言えなかったようです。

そして「クーペ」をベースにしたセダンモデル「オペラ」をコンセプトカーとして発表したようですが、こちらが発売されることは無かったようです。
「フィアット130 オペラ」(1975)

うーん、いいデザイン(^^)
これが出ていれば・・・
「フィアット」では無くて当時から傘下にあった「ランチア」か、この時は傘下入りしていなかったようですが「アルファ」ブランドで出していたら、もしかすれば商業的成功を収めることが出来たのかもしれません。

七台目。
「マセラティ・メキシコ」
「マセラティ」と言えば「クアトロポルテ」や「ギブリ」、「ビトゥルボ」などが真っ先に思い浮かびます。
しかしこの「メキシコ」というモデルはその存在すら知りませんでした(汗)
「マセラティ・メキシコ」(1966)

こちらのデザインは「ジョバンニ・ミケロッティ」。

なんでこうもイタリア人は美しいデザインが出来るのでしょうか(^^;)
内装も総革張り仕上げで、四輪ベンチレーテッドディスクブレーキやエアコン、パワーウィンドウは勿論、ダッシュボードまで「木製」だったそうです(驚)
(でも、パワステ・ラジオはオプションだったというのが謎)


「ファセル・ヴェガ」もでしたが・・・・
こちらも時代を超越した豪華な内装ですやん・・・・・
エンジンもV8、4.7リッターで290PS。
すげーなぁ・・・
「マセラティ・メキシコ」は7年間製造され生産台数僅か「482台」(笑)
こりゃ、手の届かない存在な事はもう分かりました(^^)

八台目。
「ザガート VM180」
こちらはトヨタ・モデリスタのオリジナルモデルとして「ビスタ店」(これまた懐かしい)に投入、市販されたモデルでした。
デザインはモデリスタがイタリアのカロッツェリア「ザガート」に依頼した物とのこと。
「TMI 180VM ザガート」(2001)

ベースは「トヨタMR-S」で(MR-Sも既に懐かしく感じてしまう・・・)給排気系や足回りにも独自チューニングが施されたとあります。

「MR-S」とうとその前身である「MR-2」のスパルタンな路線からライトウェイト路線に転換した車でした。
「MR-S」も私、結構好きな車で「シーケンシャルMT」等、当時では最新鋭と言ってもいい装備も積んでいました。価格もそんなに高価では無かったのでプレリュードの次の車探しをしている時に真剣に考えてものです。

こうして較べて見ると「ザガート」と「MR-S」はキャビン形状くらいが似ているくらいで「別物」ですね。
「ザガート」というと日産「ザガート」とか「ステルビオ」が思い出されますが、トヨタも「ザガート」にデザイン製作を依頼していた車両があるというのは意外でした。

Wikipediaによると「価格は398 - 450万円とベース車に対して大幅に上昇したため、なかなか売れなかったらしく、発売後数年経過しても雑誌広告が出されていた」との事なので、もう手に入れるチャンスは無い・・・と思っていたら。

こんなん出ましたけど~(笑)
http://www.goo-net.com/usedcar/spread/t_blnk/13/700056127930170206001.html

走行距離、僅か「1,162キロ」(^^;)
車庫で大切に保管されていた車のようです。
価格も冷静に考えると高いのでしょうが、こりゃ手が届く価格ですね(^^)
しかも「MR-S」ベースですから外装は別として補機類を含めた機関系や足回り等など、補修部品も今のところ心配しなくても良さそうです。
375万かぁ~
ちょっと本気で欲しいぞ(笑)

九台目。
「TRD 2000」
まずは写真を御覧ください。

「普通のカローラ」やんけと思われたと思います。

が。

「AE101カローラ(しかもセダン)」をTRDが給排気系チューン、足回りの変更は勿論、エンジンをAE101カローラセダンでは「最強」エンジンであった「4A-GE」からセリカやMR-2等で定評のあった「3S-GE」に換装まで行い、しかも本当に発売しちゃったのが「TRD2000」です(^^;)
まさに「やっちゃえ、TRD」ですね(笑)
99台限定販売で、価格は335万円。
昨今の国産車の高価格化を見れば、ここまでやっちゃって(笑)いる謂わば「コンプリートカー」の割には「極端に高い」という気はしません。

99台限定なので「即完売」になるかと思いきや・・・
「12台しか」売れなかったそうです(^^;)

やっぱり「カローラ」でいくら「ワークスチューン」と言ってもその価格では売れなかったんですね・・・
学生時代の部の先輩にこのAE101セダンの「GT」(4A-G搭載車)にロールバーまで回して山(峠)で遊んでいる方がいらっしゃいましたが、4A-G搭載車でも上まで回るエンジンで楽しい車でしたから、「TRD2000」はもっと刺激的な車だったことでしょう。
この車で山で「カローラ」だと思って追っかけて来る車をチギッたらさぞ楽しかったでしょうね(^^)
(ま、その「腕」が無いのが悲しいところですが笑)
しかもエクステリアに「特別感」が無く「普通のカローラ」っぽいところが面白いですし、「特別なモデル」を主張するエンブレム類もありません(笑)
精々OPで用意された「TRD2000」のデカールくらいでしょうか。

やっぱり中古はいくら探してもありませんでした。
そりゃ12台しか世の中に出なかったのですからあるわけありませんよね(^^;)
この後「カローラ・アクシオ」となり、そのE14系にも「TRDターボ」が用意されました。
こちらは結構、中古市場に出ています。

では最後の十台目。
こちらもまずは写真から御覧ください。




トヨタの「コンフォート」やんけ!そんなん、タクシーで毎日見てるわ!

ですよね(^^;)
コンフォートは未だにタクシーで結構な数が走っていて街中で見ない日は無いと言っても過言では無いでしょう。(写真は2003年式)

しかしこの「コンフォート」。
5ナンバー枠内に収まるボディ、FRレイアウト、スクエアで見切りのいいボディ等合理的かつコンベンショナルに造った結果「スポーツ・セダン」として考えると最高の素材だと思いませんか?
それに目をつけたのがまたもや「TRD」(笑)

この車は「コンフォートGT-Z」という車で「トヨタ・コンフォート」をベースにTRDが手がけたコンプリートカーです。
エンジンはベースの「3S-FE」にスーパーチャージャーを装着、ノーマルの130Ps/18.5Kg-mから160PS/22.5Kg-mへパワーアップ。
その他に専用のフロントバンパーやブレーキパッド、マフラーも付いていて、更には80年台テイストを出すためでしょうか。「ワタナベ」の8スポークアルミと黒塗装されたトランクスポイラー(しかもリップタイプの小型)が付いています。

黒のトランクリップがいい味出しています(^^)
いかにも「80’s」という感じで今見てもいいわー(笑)

こちらは期間・地域限定で販売され、292万円のプライスタグを付けて販売されたそうです。
そして売れた台数・・・

「59台」

こっちもやっぱり「レア車」ですね(笑)

中古検索してみましたがあるのは「教習車あがり」とか「元自家用」「LPG仕様」等など。
かなり普通の中古車とは違う世界がありますね(笑)

本日紹介した車のなかで「普通に買うこと」が出来る車は「VM180」だけですか。
しかもメンテの事とか考えればVM180はそんなに心配しなくてもよさそうです(^^)v

でも「エンスー」に成りきれない私には敷居が高過ぎます(笑)

それとイタリアでデザインされた車に心惹かれるのが多いことに気付きました(^^;)
やっぱりあの国の人達は「魅せるデザイン」にかけては一種の「才能」のようなものがあるのでしょうか。
私のような凡人でさえ、あの素晴らしいデザインには溜息しかでません。

もうHNを「バーンスタイン」から「トスカニーニ」とか「ムーティ」「アッバード」に変えようかな(笑)

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
また、沢山の「イイね!」を頂き本当にありがとうございます(^^)v

ちょっと涼しくなってきたような気もしますが、まだまだ暑い日が続きます。
どうか皆様、ご自愛ください。

プロフィール

「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
バーンスタインです。よろしくお願いします。 HNは20世紀を代表する指揮者で大作曲家でもあるレナード・バーンスタインから取りました。 当然、車と同じ位、...
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