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バーンスタインのブログ一覧

2017年06月18日 イイね!

「田中角栄」という巨魁

明日は定例の通院の為、家で読書とCD、ラジオ三昧です。
やることが無いとCDなりNHK-FMをBGMに本に手が届いてしまう、ある意味「読書中毒」です(笑)

今日は昨年から今年にかけて関連図書が沢山発行された「田中角栄」元首相の本を読んでいます。

あるテレビを見ていたら「昭和を代表する人物」のアンケートをとったところ田中元首相が二位の確か長嶋茂雄さんをダブルスコアで圧倒し、ダントツの一位でした。

さて、田中元首相と言えばこれほど「毀誉褒貶」のある人物はいないのでは無いでしょうか。
日中国交正常化を成し遂げ「日本列島改造論」を論じ、国民の期待を背負いながら「ロッキード事件」で失脚、その後は「闇将軍」として君臨し続けた男。

田中という人物は物差しで測ることが出来ないほどスケールの大きい人物であったことは確かでしょう。

彼の演説や会話から引用すると。
彼曰く。

豪雪地の新潟で。
「三国峠をダイナマイトで吹き飛ばせば新潟に雪を降らせる雲は関東に行ってしまう。そして出た土で新潟と佐渡を地続きにすればいい」

大蔵大臣就任時、大蔵官僚を前に。
「私が田中角栄だ。高等小学校卒である。諸君は日本の秀才達の代表だ。しかし私は棘の多い門松をくぐってきているので仕事のコツは知っている。我こそと思うものは遠慮なく大臣室に来て欲しい。上司の許可はいらん。出来ることはやる。出来ないことはやらない。しかし全ての責任はこの田中が負う。以上!」

ロッキード事件の渦中。
「オヤジだけが悪者になるのは許せません。オヤジを悪くいっている連中の金の出処を掴みました。これをマスコミに投げましょう!」と血気盛んな若手代議士(たしかハマコーさんか小沢一郎さんだったと思います)に対し。
「馬鹿野郎!こんな物を表に出したら日本は滅茶苦茶になる、犠牲はオレ一人で十分だ!」
と叱った話。


彼の逸話の数は数え切れないほどあります。

彼は「人たらし」で兎に角その人間性は誰からも好かれ、政敵であった福田赳夫元首相や三木武夫元首相でさえ彼の人柄には惹かれていたといいますし、新潟の有権者、番記者、運転手、秘書、彼に接した人達全てがその人間性に惹かれたという事実。

それを「人たらし」という一言で片付けてしまうのは簡単ですが果たして「打算」が働いたものだったのか?
仮にこれを全て「打算・計算付く」でやっていたとしたら、(尊敬の意味で)彼は人間ではありません。
そして「打算」は必ず見破られるものですが、未だにその人柄が語られるほどですから、逸話の数々や対人間力は「全て彼の本心から出た行動」だったのだと思っています。

こうして見ると「鉄の軍団」とも言われた田中派=木曜クラブが圧倒的支配力をもち、鉄の結束を誇った事は至極当たり前のことだったのでしょう。
ロッキード事件が起き、その年の衆院選、やはり田中派議員への世間の風当たりは相当強かったようです。
大野伴睦さんの名言「選挙に落ちればただの人」の世界ですから田中から距離を置く人もいたようです。
しかしそれでも田中に魅入られ忠誠を誓った人物達。

例えば梶山静六。
田中の保釈の際、東京拘置所で万歳で出迎え、それがマスコミに叩かれ落選します。
しかし「私は恩ある人を出迎えただけだ。この事を誇りに思う」と。

渡部恒三。
自分が師と仰いだ人が逮捕されたからと言って自分が損するから離れていいものでありましょうか!」

小沢一郎。
「オヤジだけを固い椅子(法廷の椅子)に座らせておけない」といい、公判の全てを傍聴。

奇しくもこの三人、後に政界で中枢を占めていくことになります。

私は彼に接したことも当然ありませんし、当時の国民の熱狂ぶりも知りません。
しかし彼の人となりを「本」という媒体を介して読むだけでも魅入られてしまうのです。
これでは当然、接した人物達が田中の魅力に参ってしまうのは当然でしょう。

1つ、田中に関する思い出。
私の祖父と祖母は新潟に縁も所縁も無い人でしたが田中の熱狂的信者で「男孫が生まれたら角栄と名付ける」と公言していたそうです。
しかし、私が生まれる前に田中はロッキード事件で逮捕され、親父やお袋が「角栄なんて付けたらイジメられる」ということでオジャンになったという話を祖母の生前、聞いたことがあります。

また、小学校高学年か中学の授業では「田中角栄」は「悪の権化」のような存在と教えられた記憶があります。
(それが違うものと気付かされるのは大学生になったあたりからでした)

田中を一言で評するなら「毀誉褒貶」。
しかし人間的魅力はその人の為すこと、為してきたことが無ければつかないものです。

私は政治的にはノンポリです。
しかし一人の「人間」として田中に一歩でも近づくことが出来ればといつも思うようにしています。

最後に田中の「人生10か条」(田中角栄 心を打つ話より)
1.人間を愛する
2.義理を果たす
3.人情を大切にする
4.約束を守る
5.相手を思いやる
6.しっかりとメシを食べる
7.批判を恐れない
8.学歴より学問
9.大胆に決断する
10.努力が運を呼び込む

「巨魁 田中角栄」は歴史の一ページに燦然と輝き、その名を残すことでしょう。

田中関連の本、本当に沢山出版されています。
是非、一読頂ければ楽しめると思います。

今日はヒマのあまりブログを連投してしまいました(笑)

本日も他愛もないブログを拝読頂きありがとうございます。

※文中、一部敬称略いたしました。
Posted at 2017/06/18 16:13:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年06月18日 イイね!

「ドクターX」と「水戸黄門」

昨日のブログで海外ドラマ三昧の一日を送ったことを書きましたが、取り敢えずHDDの中身を整理し、ブルーレイに移していたものを見始めました。
気づいたらこんな時間に(笑)

「ドクターX season4」
最早なんの説明のいらない大人気ドラマですね。

医療ドラマと言えば「白い巨塔」がもっとも有名ですが、今や「ドクターX」は「相棒」や「科捜研の女」と並んでテレ朝の看板ドラマと言ってもいいでしょう。

私は「ドクターX」は現代の「水戸黄門」だと思っています。

勿論、かたや「スーパードクター」の話。
もう一方は「天下の副将軍」の話。

しかし両者とも「勧善懲悪」ものであるという共通点があります。

「水戸黄門」は昔の記憶しか無いのですが大体「8時45分」に印籠登場→ひれ伏すというパターン(笑)

私は「偉大なる予定調和」だと思っています。
厳密に言えば「副将軍」という役職は江戸幕府には存在しません。

(No.2は筆頭老中。ただし水戸徳川家の長老であった水戸光圀に、将軍綱吉が強い態度で出ることができなかったのは事実でしょう。1つの面白い話として「生類憐れみの令」を出した綱吉に対し皮肉を込めて光圀が犬の毛皮を送ったという事実があります)

その光圀が身分を隠し、悪を働く役人を懲らしめるというストーリーは何十年と変わることはありませんでした。
しかし、それが長年、日本人に受け入れられ超・長寿番組となったのは「勧善懲悪」物を日本人がいかに愛していたかという証左だと思います。

しかし、その偉大なる「予定調和」も時代の価値観の変わりのせいなのか遂に終焉の時を迎えました。

そして入れ替わるように「ドクターX」が大ヒットしました。
こちらはフリーランスの外科医が大学病院に乗り込み、まさに「白い巨塔」とも言える医局で難手術をこなし院長や教授達に一杯食わせるという話です。

勿論「水戸光圀」よりストーリーは色々とバリエーションに富んでいますが、基本線は変わっていません。
「水戸黄門」ほど「偉大なる予定調和」とは言いませんが、凄腕の外科医が何手術をなんなく粉し、院長や教授陣を黙らせるというところは「水戸黄門」のそれに相通じるものがあります。

また役柄をを見ても

大門未知子(米倉姉さん)=水戸黄門
城之内博美(内田有紀さん)=コンビを組む麻酔医=いつも黄門様に寄り添い頼りになる助っ人=お銀(由美かおる)
海老名ドクター(遠藤憲一さん)or加地ドクター(勝村政信さん)=時としてオペで頼れる助っ人的意味で佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)、しかしうっかり八兵衛的コミカル要素あり
蛭間病院長(西田敏行さん)=悪代官
神原晶(岸辺一徳さん)=大門ドクターの師匠であり、影のように寄り添い時として助言を与える存在という意味で風車の弥七
と私は見ています。
かなりこじつけですが(笑)

「ドクターX」も俳優陣が良いですね。
「season4」では米倉姉さん、勝村さん、鈴木浩介さん、遠藤憲一さん、生瀬勝久さん、吉田鋼太郎さん、泉ピン子さん等、これでもかと言うくらい豪華ですし、一曲もふた曲もあるキャストで楽しめます。
(どうでも良いことですが学生時代から若い頃にかけて私、「生瀬勝久に似てる」と言われてました笑ああいう狡賢い感じの顔だったのでしょうか(^^;)彼の前の芸名はとても酷いものですね大笑でも、彼も好きな俳優の一人です)

勿論、「ドクターX」にも突っ込みどころはあります。
いくら凄腕外科医でも脳外科手術から腹胸腔部ガンの手術まで全てはこなせないでしょう(笑)
(そういえばブラック・ジャックもそうでしたね)

しかし、高視聴率を保っているのはやはり「勧善懲悪」ものを日本人が好きだということだと思います。

私の甥っ子が現在某私大の医学部で医師を目指して頑張っています。
彼に聞きました。
「御意」はまったくの嘘だそうですし、第一、「フリー」の外科医が病院でオペすること自体ありえないと(笑)
(ただ難手術等で他大学医学部や他病院から手練の医師を呼ぶことはあるようです)
ただ、教授の言うことは絶対でとても口を挟めるものでは無いことは事実とのこと。
人事権を握っているのも教授だというのも事実だそうです。だから何処に飛ばされるかも医局に残ることができるのかも胸三寸とのこと。
私は彼(甥っ子)にはさっさと開業医になってじゃんじゃん儲けて欲しいのですがね(笑)

ただ、そんな事を気にしていたらドラマは楽しめません。
「ドクターX」にはスカッとした爽快感のあるドラマなので私はseason1から欠かさず観ています。

また田口トモロヲさんの相変わらずの良い声でのナレート「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ」はもはや名文句です(^^)
(田口トモロヲさんは現代の芥川隆行さんと言ってもいいですね。あの声、ドラマでもドキュメンタリーでも番組を引き立てます)

大学病院教授の威光を感じたのは入院していた時でした。
私の主担ドクターは腹部外科の教授でしたが、先生と問診する際、まず診察室から違います。
普通の先生の診察室の三倍位ありました。
で、その先生は紙のカルテにドイツ語で病名やら症状を書いていくのですが、後ろに控えた医局員達が電子カルテに一生懸命打ち込みしたりメモしたり、そして医学生達は立ちっぱなしでメモ取りやらなんやらやっていました。
やはり「教授」は絶対なのですね(笑)

我々文系の教授なんて「気難しいおっさん」とか「下ネタ連発するおじさん」とか授業の内容と関係無い内容で一コマおわる教授とかばっかりでしたし、私のついたゼミの教授も所謂「気のいいおっさん」で教授室によく入り浸って「法学」とは一切関係無い話を深夜まで酒を飲みながらしたり、安居酒屋で朝まで呑んだくれる有様でした。

こうして見ると「医療ドラマ」としてリアルなのは「白い巨塔」の方だなとも感じました。
あちらは山崎豊子先生の名作としてドラマ化され、小説版は既に読んでいましたが、唐沢寿明さん版をリアルタイムで観て、その面白さにハマり田宮二郎さん版をレンタルして観ました。
(田宮さん版も素晴らしかったです。山崎豊子先生の作品のドラマといえばその後の「不毛地帯」も素晴らしいドラマでした)

「ドクターX」と「白い巨塔」は「医療ドラマ」という括りではありますが、全く違う話と認識すべきですね。

新時代の「水戸黄門」。
あの通り「高視聴率」を約束されたドラマですので新seasonが始まることを楽しみにしています。

今日は連続ブログとなってしまいました。
相変わらず長々とどうでもいいような内容のブログを書いてしまってます(汗)

最後までお読み頂き、本当に感謝しております。
また懲りずに覗いて頂ければ幸いです。
Posted at 2017/06/18 02:08:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年06月17日 イイね!

昔の海外ドラマを観ながら

今日は世間は休日ですね。
私のように毎日が休日のような世捨て人(笑)だと土曜・日曜の楽しみがあまり無いので、今日は録りためたブルーレイHDDの海外ドラマを観ています。

働いていた頃は土曜・日曜が待ち遠しかったのに、こうなるとダメですね(^^;)

さて、まずは「ナイトライダー」
恐らく40代~50代の方は懐かしいのではないでしょうか。
AI「KITT」を搭載した「ナイト2000」(ベースはトランザム)と主人公「マイケル・ナイト」、そして彼を陰ながら支援する「デボン・シャイア」と「ボニー・バッソー」の話です。

簡単に言えば「勧善懲悪」物なのですが、やはり車好きにはたまらないものがあり、子供の頃「戦闘ヘリ エアー・ウルフ」と「冒険野郎マクガイバー」と並んで喜んで観ていました。
しかも海外ドラマが地上波のゴールデンタイムに放送されるというまさに「古き良き時代」でしたね。

子供の頃「ナイト2000」に搭載されている装備(夜間暗視装置やナビゲーション、自動運転)なんてものは夢でしかありませんでしたが、あれから30年近く経って今ではナビは当たり前、夜間暗視装置も「ナイトビジョン」として実用化され、さらにそれより進んだアイサイト等が搭載されていますし、完全自動運転もあと数年で実用化という所まで来ています。
技術の進歩とは凄まじいものだと「ナイトライダー」を観ながら感じました。
まあ「ナイト2000」にはジェット噴射装置やジャンプボタン等、あり得ない装備があるのはご愛嬌として(笑)

今観ると「ドラマ」としては大味な所もあるのですが、子供には丁度良かったのでしょう。
でも今観ても楽しめました。

みん友の~Shiroo様に教えて頂いたテレ東のドラマ「コードネーム・ミラージュ」がまさに現代版「ナイトライダー」で本当に楽しめました(^^)
先日、拙ブログ「今クールのドラマ」で警察物について書きましたが、この「コードネーム・ミラージュ」は未視聴でした。
~Shirooさんに教えて頂き、Amazonの動画配信で観ましたがこれに登場する「現行シーマ」がまさに「現代のナイト2000」のような存在でAIを搭載、主人公を助ける存在となっています。
「ナイト2000」のような「あり得ない飛び道具」こそありませんが「ナイトライダー」が好きだった方なら楽しめると思います(^^)v

ナイトライダーはつい一ヶ月位前までBSで放送していましたが終わってしまいました。
また放送しないかなぁ・・・

さて、次は「スパイ大作戦」です。
オープニングテーマといい「おはよう、フェルプス君」で始まるセリフといい説明不要ですね。
勿論、私はリアルタイム世代では無いのですが、毎週BSーJAPANで放送しているので観ています。

恐らく、今の若い人たちには「Mission・Impossible」か「M:I」と言った方がわかりやすいのかもしれませんね。
こちらもなにせ50年前の作品ですから東西冷戦時の西側VS東側の話が多いですし、携帯やネットなんて勿論登場しませんし、録音されている機器がレコードだったり8トラックテープ(!)だったりと「ナイトライダー」以上に時代を感じるというか秘密道具すべてがちゃちい(笑)
でも何か見入ってしまう魅力があるんですね。

やはりあの5拍子のテーマと個性溢れるメンバー、それと「おはようフェルプス君。君、若しくは君の仲間たちが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。成功を祈る」の台詞の魅力なんですかね。
また緊張のシーンと牧歌的シーンが上手く融合しているのも魅力だと思っています。
「スパイ物」は「007」シリーズをはじめ古くても次の展開をハラハラしながら観られるというところも楽しいファクターとなっているのでしょう。

少しネタバレになりますが、この「スパイ大作戦」の主人公である「ジム・フェルプス」が「M:I」で「IMF」(国際通貨基金では無く「Impossible・Mission・Force」の略)を裏切りトム・ハンクス演じる「イーサン・ハント」と対決するというのは個人的にはちょっとがっかりでした(TT)

「M:I」はやはり現代が舞台になっているせいか、アクションシーンが多くVFX技術が満載となっているので最早違う作品というイメージでデ・パルマが造ったものだとは思っていますが、もう少し「スパイ大作戦」へのオマージュがあっても・・・
(とは言いつつ私、「M:I」シリーズも好きです笑)

我が国には「一応」スパイ機関は無いので「スパイ物ドラマ」は創れないのでしょうか。
まぁ、それに準じたものが「公安物」ということになるでしょう。

ちょっと朝から観すぎてさすがに疲れました(笑)
本日は感想を含めてこのような他愛もない内容のブログとなりました。
相変わらずの長文・乱文、申し訳ありません。
また先日来からの沢山の「イイね!」本当にありがとうございます。

なんだかんだで時間を持て余しているので、これからも他愛もない話を書ければと思っております。
最後まで拝読いただきありがとうございます。
Posted at 2017/06/17 16:00:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月14日 イイね!

今期クールのドラマ

今日も車ネタではありません(^^;)

今年も早いもので番組改編期になってきました。
先週から今週にかけてドラマの最終ラッシュです。

今クールは「警察物」が多いクールでした。

「CRISIS 公安機動捜査隊」「警視庁捜査一課9係」「警視庁 捜査一課長」「緊急取調室」「小さな巨人」

警察物だけでこんなにもありました。

私は「CRISIS」「9係」「捜査一課長」「緊急取調室」の4つを全部見ました(と言ってもまだ最終回を終えていないものもありますが笑)

まずは「CRISIS」

西島さんと小栗君がかっこ良かったのは勿論、係長の田中哲司さんと野間口徹さんがいい味出してましたね。
また昨今の刑事ドラマにありがちな「キャリアとノンキャリの対立」という構図では無く、「謎めいた公安警察」にスポットを当てた秀作でした。
派手なアクションシーンも結構ありましたが、中々楽しめました。

ただ犯罪集団「平成維新軍」がどうしてもプロレスの「平成維震軍」と被ってしまって笑いをこらえてました(笑)
最近はドラマで低空飛行が続いていたフジテレビ、少しはこれで息を吹き返してくれるといいのですが。
(でも制作は関テレでした笑)

「9係」は長年、係長役を渡瀬恒彦さんが演じられて来たドラマです。

渡瀬さんの逝去によりどんなドラマに仕上がるのか不安でしたがなかなかどうして、これも面白かったです。
「主役」はやはり渡瀬さんなのでしょうが、これまで彼を支えてきた部下たちの奮闘ぶりとコミカルさを交えながらも渡瀬さんのいないドラマを盛り立てようとする姿に見入りました。

井ノ原君、羽田美智子さんは様々なドラマで主役を張っている方々ですから安定の名演技、そして田口浩正さん、津田寛治さん、吹越満さんの一曲ある刑事達。

特に吹越さんはコミカルなんですがその中にシニカルな面を上手く織り交ぜた名演技でした。

羽田美智子さんはいつになってもお綺麗ですね(笑)
こちらはもう1クール、放送することが決まっているようです。

渡瀬さんといえば「そして誰もいなくなった」のラストシーン。
「私は肺がんで余命幾ばくもない」と言うシーンは彼が相当苦しい筈の体調を押して出演したのだと思うと本当の「プロの役者魂」を見せつけられました。
いい俳優さんが相次いで亡くなっていくのは本当に寂しい限りです。

「捜査一課長」
こちらは渡瀬さんが今まで演じてきた「十津川警部」を引き継ぐことになった内藤剛志さんが主役です。

こちらは「ヒラから捜査一課長になった男」が主役で「熱い上司」がドラマの軸でした。
こちらも脇を固める斉藤由貴さんや金田明夫さんがいい味を出してました。

それ以上に内藤さんの上司に役の本田博太郎さんが良かった!
本田さんというと昔は悪役イメージの強い俳優でしたが、今回は「部下の失敗は俺の責任」というこれまた男気溢れた上司役でコミカルな演技なのですが、その強い意思を感じさせる名演技でした。

斉藤由貴さんはいい歳のとり方してますねぇ・・・(笑)
昔は「スケバン刑事」だったのに(笑)
あの「スケバン刑事」の名セリフ「なんの因果か落ちぶれて今じゃマッポの手先」が立派な刑事になってました(笑)

「緊急取調室」
こちらももう人気シリーズでは無いでしょうか。
天海さんの美貌は相変わらずです(笑)

天海さんが主役で一曲ある容疑者たちから供述を引き出していくドラマなのですが、共演陣が容疑者役のキャストより癖が強い(笑)

大杉漣さん、小日向文世さん、でんでんさん、鈴木浩介さん、そしてこちらにも田中哲司さん。
また出世が全ての上司役の大倉孝二さん。
もう脇を固める俳優陣でゲップが出そうです(笑)
速水もこみち君がいなかったらゲップどころではすまない濃さです(^^;)
こちらは「取調室」という密室が舞台のドラマなので警察ドラマでも異色の存在だと思いますが、取調官VS容疑者の神経戦がスリリングでした。
あと一回、放送を残しているので、今クール、どのような結末なのか楽しみです。

テレビ朝日はドラマが元気ですね。
「ドクターX」以来、テレ朝のドラマの快進撃はどこまで続くのでしょうか。

それにしても田中哲司さん、カッコいいですねぇ。
「CRISIS」では何か影のある上司を、「緊取」では出世はしたいが部下の言うことも分かるという中間管理職の悩みを上手く演じていました。

こりゃこの人、モテると思います(笑)
でも仲間由紀恵さんが奥さんだったら・・・不倫なんてしません(大笑)

刑事ドラマと医療ドラマは昔から高視聴率を取る「鉄板」と言われています。

子供の頃の「太陽にほえろ!」「西部警察」は心ときめきながら見てました。
今では考えられない位、車が吹っ飛んでましたね(笑)

鮮明に覚えているのは「太陽にほえろ!」はトヨタが提供社で主人公達(つまり七曲署の人達)が乗る車は全てトヨタで、犯人の車が日産(笑)

「西部警察」はその逆で団長のフェアレディやガゼールの大活躍と430セドリックの白黒パトがいつも5台は吹っ飛んでいた事(笑)

今思うと、この2つのドラマは「古き良き時代」の刑事ドラマだったのかもしれません。
平気で発砲はする、取り調べでは殴る蹴る、街中でカーチェイスはするわ・・・
挙げ句の果てには必ず「殉職」という形で去る人がいるという・・・

一番印象的な「殉職」は「山さん」こと露口茂さんが悪者に撃たれ公衆電話から娘に「父さん・・・今から帰るからな・・・」と言って亡くなるシーン。
あれは子供ながらにも見ていて悲しくなるシーンでした。
(いかん、今思い出しても泣けてくる)

この二作品と並んで好きだったのは「特捜最前線」。
こちらは二谷英明さんがボスで藤岡弘さんや横光克彦さん、本郷功次郎さん、誠直也さん、大滝秀治さんが出演してました。

濃すぎる(笑)

こちらはリアルタイムでは無く再放送を見てましたが、カーチェイスシーン等は殆ど無く、現場の刑事達の悩みがクローズアップされたり、救いようのない暗いラストがあったりと異色の作品でした。
正直、子供の頃見てても余り面白いとは思いませんでした。

しかし、今になってBS等で再放送を見ると秀逸なドラマだったことがわかります。
謂わば「群像劇」というのでしょうか。

犯人を挙げて「めでたし」では無く、犯人の心情や出演している刑事が何故、暴力的なのかとか暗い性格なのかという所をドラマの中で丁寧に描いているんですね。
このシリーズの良さが分かるようになったのはやはり歳を重ねたせいでしょう(笑)
恐らく、今の子どもたちに見せても「面白くない」と言うかも・・・
それと二谷さんは今見るとニヒルで本当にかっこいい俳優さんだったんだなぁと思いました。

この後は「あぶない刑事」「踊る大捜査線」や「古畑任三郎」そして「相棒」まで印象に残る「警察物」ドラマがありません。
「あぶ刑事」のレパード、「踊る」のいかりやさん、「相棒」の日産シリーズ等、書きたいことは沢山ありますが、それはまた後日。

来クールはどのようなドラマが始まるのでしょうか。
今から楽しみにしています。
個人的には「ドクターX」の続編希望ですが、リリースが無いので今年は無さそうですね。

本日も乱文・長文となってしまいました。
私は本当に「文をまとめる」という才能が欠如しているようです(笑)
いつもお読みいただいている方、また初めて見ていただいた方、拙文を最後までお読み頂き本当に感謝しております。
また、先日来、沢山のイイね!、嬉しい限りです。
この場を借りて深謝いたしますm(_ _)m


追記:
来クールドラマの事を調べましたらなんと「黒革の手帖」!
主演は武井咲さんですか。

米倉姉さん版しかリアルタイムでは見ていませんが、松本清張氏と山崎豊子氏の作品は映像化すると名作か駄作しかないと言われています。
今度の「稀代の悪女」はどうでしょうね(^^)
こちらは楽しみです(^^)v
(そろそろ白い巨塔もどこかの局でやってくれないかなぁ・・・)

取り敢えず今度雨が降ったら「白い巨塔」小説版でも読みます笑)
Posted at 2017/06/14 21:21:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月13日 イイね!

青春の「蹉跌」

今日は読書三昧の一日を送り、過去の愛車達のレビュー投稿をしていたので昼寝をしなかった為、深夜にも関わらず眠くなりません。

因みに今日のブログは車ネタとは一切関係無く、私の昔の話ですので読み飛ばして頂いて結構な内容です。

一昨日から昨日にかけて寝ている時の夢です。
中学時代に好きだった子と結婚式を挙げる夢でした(笑)
小学校から中学、高校、大学に至るまで友達みんなに祝福され、胴上げしてもらったところで目が覚めました。
「なんだ、夢か」
そりゃそうですよね(笑)
その子は既にママになりいいお母さんになっていると聞いていたのにこんな夢を見るとは。

独身は確かに気楽です。
欲しいものは誰にも気兼ねなく買えますし、家族の顔色を伺うことも無いわけですから。

でも、家庭というのはそれ以上に楽しさの満ち溢れた謂わば「共同体」であることは確かです。
最早、私が家庭を持つことはありえないのですが、いつも一人で行動している時にファミリーの楽しそうな姿や友人たちの幸せ一杯な手紙とかを貰うと本当に羨ましくなります。

そんな事を考えていたら昔、高校から大学に行く頃の事を思い出しました。

私は当時、かわぐちかいじさんの「沈黙の艦隊」が好きで「防衛大学校」に行って潜水艦乗りか船乗りになりたいと思っていました。
幸い模試でも防衛大はA判定をずっともらっていたので国防の任を担えると思っておりました。

しかし、当時PKO法案が成立し自衛隊の海外での活動が行われる環境が整った時期でした。

私は親父とお袋に「防衛大」に行きたい事を伝えました。
親父は喜んでくれましたがお袋は猛反対。
「あんたもし戦争が起こったら一番に行かなきゃないのよ。そんな所に行かせるために勉強させたんじゃない!」と言われたのですが私も返す言葉で「誰が国民を守るんだ!自衛隊に行って国民を守るって素晴らしいことじゃないか!」とお袋に怒鳴り返してました。
お袋は泣いていました。
私もすっかり頭に来て暫く口もきかない日々が続きましたが、このころから心がグラついてきたのを憶えています。
「果たしてお袋を泣かせてまで自分の夢を押し通していのだろうか?」と。

冷却時間を置きましたが、やはりお袋は反対でした。
親父もそんなお袋を不憫に思ったのか防衛大行きには反対するようになりました。
また、両親のみならず伯父や伯母達、そして当時存命だった祖母まで反対されるようになりました。

時間はまってくれません。
決断は自分でするしか無いのですから・・・

結局は防衛大を受験することは断念、T大を受験することとなりました。
そのことを両親や伯父、伯母に伝えると皆、安堵の表情を浮かべていたのを今でもしっかりと憶えています。

その後の事は拙ブログ「忖度」で書いた通りです。
防衛庁(当時)の背広組で入ることは出来ず、結局厚労省に入省したのです。

今思うのはあの時反対を押し切り防衛大に入っていれば「マリナー」になれていたのかな?とふと思いました。
ですから艦艇を見たりすると苦い思い出が蘇ってくるのです。(しかし見るのは好きです)

藤子不二雄先生の漫画で好きな作品があります。
確かタイトルは「自分だけの同窓会」
人生のターニングポイントを違えた自分達がパラレルワールドに集まるという話。
もし、これが現実ならば他のターニングポイントを選んだ自分はどうなっていたのだろう?と思います。

結局、私は厚労省にも愛想を尽かし、体も壊してしまいました。
ifはありえませんが「自分だけの同級会」がもしあったらどんな自分に会うことができるのか。

この他にも私が煮え切らない態度をとったせいで失恋したり人生のターニングポイントではことごとく失敗してきました。

まさに「青春の蹉跌」

今更、どうしたって昔の時間は戻ってきません。
でも昔の自分に会えるなら。
「お前の好きなようにしろ。それと恋愛は砕けてもいいから押せ!」と言うと思います(笑)

私ごときが言うまでもありませんが、今の若い子たちには好きな道を選んでほしいし、恋愛だって当たって砕けろで行って欲しいと思います。

今日はどうでもいい内容でした。
相変わらずの乱文・長文失礼いたします。
また、いつも沢山のイイね!ありがとうございます。
Posted at 2017/06/13 01:51:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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