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バーンスタインのブログ一覧

2017年09月30日 イイね!

先進安全装備搭載車講習~20年ぶりの教習所~

昨日のブログで書いたとおり免許更新時に勧誘される(笑)交通安全協会主催の「先進安全装備搭載車体験講習」なるものに行ってきました。

会場は私の住んでいる地域の教習所。
教習所なんて免許を取る時に行ったきりですので20年以上ぶりです(^^)

私の今住んでいる所の教習所は当然、18歳の学生の時に免許を取るために通った教習所とは異なっているので初めていく教習所なのですが、建物もコースも立派で時代を感じましたねぇ・・・

で、今朝9時から開始との事で向かいました。
今回行った教習所はコースの外側に来客用駐車スペースがあるのですが入り口の坂が結構厳しい(汗)
下を擦らないか斜め入りで侵入、大丈夫。

私のRはフルノーマルですが、それでもR35という車は結構外でもやかましい車です。
そのせいか教習所内に入って行くと教習員さん、生徒さんの視線が痛い・・・

駐車スペースに入れる時、なるべくアクセルを踏まないように駐車し受付へ。

そとに張られたテントが受付になっていてそこにいらっしゃったおじさんに講習ハガキを出すと
「あれ、なんていう車?すごい平べったいねぇ。テールランプが丸だけどスカイラインかい?」とのお言葉をまずは頂戴(笑)
「あれGT-Rです。」
「はー、あれが今のスカGかい!やっぱり音も勇ましいねぇ!」

恐らく安協の方なのでしょうがやっぱり一定以上の年齢の方には「スカG」なのですね(笑)

レヴォーグとかインプレッサ、XVなどが並んでおりそれが今回の講習用車両とのこと。
始まるのを待っていると車両提供のスバルの販社の方が話しかけてきました。
「GTRですかぁ!いい車にお乗りですね~」
こうも自分の車を褒められると嬉しくなってしまうのが性というもので(笑)
「いや~でもMy11ですから乗り心地とかきっついですよ」
「でも日本であのくらいの性能の車なんて数えるほどしかないじゃないですかぁ~」
「お宅さんのWRXだって魅力的ですがな~!実はS4欲しくて本店さんに冷やかしに何度か行ってますよ」
「本当ですか!じゃあ講習終わったらカタログ差し上げます」
なんて会話してたら開始の時間。
参加者、私を含めて僅か5名(^^;)
勿論、私が最年少でした(笑)


安協の方の話が終わって、では体験してみましょうとなり車にどうぞとなったわけですがレヴォーグならいいなぁと思っていたら「お好きな車へどうぞ」とのありがたいお言葉。
でも年長者様を尊重しなければならないので他の参加者のお爺さん、おじさん、おばさんにどうぞどうぞしたら皆さんインプレッサやXVがいいとのことでレヴォーグは私1人だけ(笑)
ラッキー\(^o^)/

隣にスバルの販社の方を乗せていざ開始。
このレヴォーグは1.6ターボの前期モデルでした。

スバル レヴォーグ


最初はスキッド路でのABS体験やらトラコンの体験等、私が経験したことあるものばかり。
隣の販社の方も「これは知っていらっしゃいますよね~」
「ですね」
さっさと終わらせてくれました(笑)

それでも意外とABSが作動するとびっくりしてブレーキを緩めたり離してしまう方が多いそうで、インプレッサ・XV組の方々はそちらに相当時間を割いていました。

「ではアイサイトを試してみましょう」
とのことで前におなじみのバルーンがある直線で30キロ程度まで加速し、そのままいくと・・・
おぉ、止まった(^^)
前車、フーガHVにもレーダーセンサー使用の自動ブレーキはありましたがスバルのアイサイトの方がブレーキングは自然な感じでした。
さすがはこの分野では最も進んでいるであろうアイサイトだと実感させられました。
これを3回くらいやって、次は人等の探知→自動ブレーキをやってみましょうということになり。

これまたお約束の左右に壁があってそこから人形が出てくるというあれをやることに。
これは初体験ですから「ほんまに止まるんかいな?」という疑心暗鬼に駆られると同時に、どこからどのタイミングで出てくるのか分かりませんから、結構不安になりました。

で、実際やってみたのですが私が「ハッ!」と思うと同時・・・いや車の方が早くブレーキングして止まるのは感動ものでした\(^o^)/
「すげーぞ!アイサイト!」
スバルの方曰く、今日の車両はMC前のもので、先日出た後期モデルだともっと反応速度も早くブレーキングも穏やかだとか。
やっぱりこれ乗っちゃうと欲しくなりますねぇ(笑)


ACCも試してみたかったのですが教習所のコースでは当然ムリなので他の講習者の方とこれは座学の映像で勉強。
気分はもう教習生(笑)
他にも座学でABSとは?トラコンとは?ACCとは?等など色々と見せられましたが一応私も車好きとして知っているものばかりでしたのでまぶたを開けているのがきっつい状況でした(笑)

座学が終わり昼食を頂きました。
無料講習なのに立派な折り詰め弁当。
やっと今まで納めた会費の少しを取り戻せたぞ←ケチくさい(笑)

本来はこれで講習は終わりの予定だったのですが教習所の方より「希望者がいらっしゃれば運転診断講習を行います。皆さん、免許を取得しベテランさんばかりだと思いますがコース内を走ってもらって直したほうが良い癖等を解説します」とのことでしたので、どうせ帰ってもヒマなので「おねがいしまーす」と(笑)
しかし申し込んだのは私1人だけ(笑)

「では担当の教習員が来ますのでお待ち下さい」とのことでロビーで待ちました。

教習所のロビーを改めて見直しましたがやっぱり私が通っていたころとは違いますね。
パソコンで問題の演習が出来たり、予約もPCで出来たり、教習員を指名できたりと昔とは雲泥の差ですね(^^;)
私が通っていたころなんて演習は当然紙で指定された時間に一回しか出来ませんでしたし、予約も受付で「何日の何時ころあいてますか?」なんて聞いてとっていましたし、教習員の指名なんて出来ませんでしたから、おっかないおじさんに当たったりなかなかハンコをくれないという噂のおっさんに当たったりしたものですが・・・


5分位待っていたら女性の私の名を呼ぶ声が。
キレイなお姉さんが呼んでいたので事務のお姉さんかと思ったらなんと教習員の方でした(^^)

またまたラッキー!\(^o^)/

「○○さんは運転歴21年ですね。ペーパーの時期はありましたか?」
「入院していた1年位ですかねぇ」
「今はオートマですか?マニュアルですか?」
「マニュアルと言えばマニュアルなんですが2ペダルマニュアルというやつで・・・オートマですね笑」
「もしかして駐車場にあるGT-Rの方ですか?」
「そうです」
「すごーい!私、一度でいいから運転してみたいです~」
なんて会話。

一瞬「ここはどこかのクラブか?」と錯覚してしまいました(大笑)
これがクラブだったらボトルを入れたことでしょう(笑)


「今日はオートマとマニュアル、どちらに乗ってみますか?」
と聞かれたので今まで2ペダルしか乗ってこなかったので久方ぶりに3ペダルに乗ったらどうなるか?と試してみたくなり「マニュアルでお願いします」と相成りました。

教習車はブルーバード・シルフィ。
最早懐かしい名前だなぁ・・・
まぁ、恐らくエンストしまくりだろうと思いましたが、講習ですから「恥のかき捨て」(^^;)

となりにお姉さまを乗せて教習開始!
いざスタート!

ブルーバード・シルフィ 教習車仕様

オーテック製造なんですね(^^)

はい、ここで一度目のダメ出し(笑)
右ミラーを見て発進しようとしたのですが
「ここは360度、全方向を見てからスタートするようにしましょう」
おぉ、やっぱり長年の癖で忘れているぞ。
クラッチミートなんて久々にやりましたが意外と普通にスタートできました。
そのまま外周道路を2周しましたが、ガクツキも無く結構普通に運転できました。
やっぱり長年MTに乗っていなくても体が覚えているものなんでしょうね。

「では交差点行ってみましょう」
とのことで近づいていくと二回目のダメ出し。
あの教習所で習う「巻き込み確認」などもやったつもりだったのですが・・・
「もう少し左に車を寄せた方がいいですね。左を空けているとバイクや自転車が死角に入ってしまうのでそれらが入ることが出来ないくらいに詰めましょう」

なるほど。
そういや、そんな事も習った気が(笑)
交差点進入も3回。

「では坂道発進に行ってみましょう」
MTの恐怖はこれでした(笑)
10パーミル表示のある坂に行き、目印で停車。
サイドを引いて、ローでクラッチミート、サイドを戻す。
あれ?意外に簡単(笑)
私が免許取得時の教習車はディーゼル車でトルクがあるはずなのに3回位失敗したような気がするのですが、ガソリン車で回転数も2000位でやってみたのですがイケるものなんですねぇ。
坂道発進も3回やりましたがあっけなく終了。

「では次はS字とクランクやりましょう~」
あぁ、これも怖いなぁ・・・
私、免許取得の時の仮免試験のクランクで脱輪した苦い思い出があるのです(T_T)

ところが。
いざやってみると普通に通過できちゃいました。
やっぱり慣れなんでしょうか。
まぁシルフィという余り大きい車では無いせいもあるのでしょうが、後輪がどのあたりを通過しているかとか左右前端部の感覚が分かるようになっているからなのでしょう。
S字とクランク、広い方と狭い方、2つありましたがどちらも難なくクリア。
「○○さん、MTは久しぶりだと仰ってましたけど問題ないですね」
とのありがたいお言葉を頂戴しました(^^)v

が。

その後、隣のお姉さま、悪魔の一言。
「じゃあ、狭い方のS字とクランクのバック通過にチャレンジしてみましょう!」

マジですかー(汗)
さすがの私もこれはエンストこくか、脱輪するだろうと思いました。
でもまぁ「恥のかき捨て」ですし教習員のお姉さまも「これはクリア出来る方は中々いませんから気楽にやってください」とのことでしたのでいざ、チャレンジ!

そろそろとスタートし、右ミラーと左ミラーを見ながら行くと意外に簡単にいけました。
どちらも難なくクリアできたのは幸いでした\(^o^)/
こちらは2回やって両方共成功。
「これ、出来る方中々いませんよ。やっぱりGT-Rにお乗りになっているだけありますね」
とお褒めのお言葉を頂き鼻高々(大笑)
「昔、B級ライセンス持っていましたから」なんてカッコつけちゃいました(笑)
(とは言うもののB級ライセンスは座学だけで取れたんですけどね笑。今はどうなのかしらん?)


そのまま教習所のコースの様々な所を周りあっという間の二時間が終わりました。
教習総括ということでアドバイスを。
「問題ありませんね。できれば発進時の周囲の状況確認と左折時の寄りを徹底しましょう。右折の寄りは完璧ですし、車両感覚の把握は文句ありません。ただ、ハンドルさばきが自己流になっちゃってます。それと右左折時や車線変更時の確認も自己流になっています。まずはミラーで確認してウィンカー、右左折だったら30メートル、車線変更の時は三秒前にしましょうね」

上手くなっているところもあれば疎かというか完全に自己流になっている所もありました。
ハンドルさばきが送りハンドルになっていたり逆手握りしたり片手ハンドルしたり。
車線変更はミラーみて目視してウィンカー点けてすぐにやってしまっていますからねぇ。
まぁ、実際の道路では臨機応変に対応する必要が出てきますが、やはり今日講習を受けて自分の自己流になっている所が分かった事も大きな収穫でした。


「こういった講習、毎月やっていますので是非またご参加ください」
とのことでしたが、先日初めて安協からハガキが来たのですけど(笑)

というわけで教習をぎっちり受けて帰宅と相成りました。
教習所の駐車場にあるGT-Rってどう見ても異質な存在で見ていて笑いを堪えてました(^^;)
だって他のミニバンとか軽とか停まっている中に異様に平べったくて駐車線ギリギリに停まっているRはどうみても教習所には似合わないなぁと(笑)
それと教習生さん達も指差している人もいれば近くまで行って見ている人もいればでちょっとこれまた鼻高々(^^)
エンジンをかけると一斉にこっちを見られたのは恥ずかしかったですが(汗)

(内心「ノーマルですよ、ノーマル!触媒レスとかそんなのはプレリュードの時しかしてませんから!」とか思いつつ笑)

久方ぶりに3ペダルMTに乗って「運転の楽しさどうこう」いうような車では無いシルフィでもやっぱりギアを選んでクラッチミートさせるという行為は楽しいなぁとも思いました。
渋滞とかハマると地獄ですけどMTは「操っている感」が本当にあって楽しいという事も再認識
\(^o^)/

なんかMT乗ったら欲しくなりましたよ(笑)
絶滅危惧種のMTですが、「86」や「BRZ」は勿論、フェアレディZの「NISMO」とかマークXの「ガーミン」(GR)とか大排気量車でも設定があるのでこりゃ欲しくなるなぁ・・・

フェアレディZ 「NISMO」(Z34)

マークX「GR」(GRX130 中期)

まぁ買えませんけど(笑)

それにMTとは対極にある「ウルトラ・ラバー」フィールなお袋のトヨタSAIがいよいよ来月位にはハスラーと交換という名の召し上げと同時に来ますし(泣)

まだまだGT-Rに乗るつもりではおりますが、次は3ペダルMTにしようかな?などと夢想をしております(笑)

そしてもう一つ。
久しぶりに3ペダルを運転したので「今日の就寝中に足が攣らないか」が今、一番の不安ごとです(笑)
予防策でロキソニンテープを貼って寝よう(^^)

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また沢山のイイね!やコメントを頂き、感謝いたしますm(_ _)m
2017年09月29日 イイね!

NHKの大河ドラマ~いつから観なくなったのだろう~

先日のブログにて日本の「才能が有りすぎた音楽家・山本直純先生」の事を書きました。
彼は指揮者としてのみならず作曲家、それもクラシック作品に限らず、テレビのテーマやCMソング、映画音楽からジョーク音楽まで作り、尚且つお茶の間の人気者として知らない人がいなかったであろう音楽家であった事は書いたとおりです。

で、彼の作品の中にNHKの大河ドラマ「武田信玄」のテーマもありました。
それでふと、思ったのですよ。
「いったい、いつ頃から大河を観なくなったのだろう?」と。

直純さんがテーマを作曲した「武田信玄」は毎週観ていました。
懐かしくなってYouTubeで探してみると「歴代オープニングテーマ集」なんてのがあって全部観ちゃい(聴いちゃい)ました(笑)

いや~「武田信玄」のテーマ、本当に素晴らしい・・・
躍動感溢れる旋律をフーガ技法で書かれたこのテーマ「風林火山」をちゃんと表した曲になっていたのですね。
子供の頃には理解出来なかったことがこの歳になって改めて観てみて理解できました(笑)

「武田信玄」オープニングテーマ(山本直純作曲 山本直純指揮 NHK交響楽団)

「武田信玄勃興」を表現したであろう勇壮な風のテーマ、戦国の狭間に少しだけ訪れる安息の林のテーマ、上杉謙信は勿論、今川・織田・松平(徳川)・北条との戦いを表したであろう火、そして武田家の隆盛と信玄公の最期を暗示している山。
映像と音楽がこれほどにまでマッチしているとは・・・
このOPだけで目頭が熱くなる・・・(ノД`)
旋律自体はそんな難しいものでは無いのですが、これほどまでに「武田信玄」にマッチしたテーマを作曲できたのも直純さんの才能の賜物でしょう。
(なお、直純さんは第14作「風と雲と虹と」のOPテーマも作られています)

それと「武田信玄」で思い出したのは・・・
一話終わる時のラスト、大井夫人(信玄公の母)役の若尾文子さんの「今宵はこれまでに致しとうございます」の台詞(笑)
何故か、これが流行った記憶が(笑)
友達と遊んでいて帰る時間になると「今日はこれまでに致しとうございます」とか(大笑)

懐かしいなぁ・・・
上のOPをご覧頂ければわかりますが配役も豪華ですし、火のシーンなんかもCGでは無く実際に点火していますし。
バブル景気のころですから番組にも相当お金を掛けることが可能だったのでしょうか・・・
それにしても信玄役だった中井貴一さんが物凄くかっこ良かったのも思い出です。
今でもヒーロー的役から、ひと癖もふた癖もある悪役なんか中井さんがやるとはまり役ですね(^^)
「ミキプ○ーン」のCMのようなおちゃらけでもいい味でしていますし(笑)

「武田信玄」と並んで大好きだったのはその前年放送の「独眼竜正宗」でしょうか。
こちらは伊達政宗公を渡辺謙さんが演じられました。

これも東北の英雄「伊達政宗公」を主題にした話でしたが、毎週楽しみにしていました。
使い古された表現かもしれませんが「生まれるのがあと20年早かったら」という思いを馳せながら・・・

「独眼竜政宗」オープニングテーマ(池辺晋一郎作曲 下野竜也指揮 NHK交響楽団)

こちらは作曲が我が国を代表する作曲家の1人である「池辺晋一郎」さん。
(池辺さんは16作目「黄金の日日」、20作目「峠の群像」も作曲)
久々に「独眼竜政宗」のOPテーマを聴きましたが大河ドラマ史上、「武田信玄」と並ぶ名曲だと今更ながら思い知らされました。
それに「オンド・マルトノ」なんて電子楽器まで使っちゃっているとは!
「オンド・マルトノ」なんてオリヴィエ・メシアンの「トゥランガリーラ交響曲」位でしか聴いたことのない楽器です(笑)

実際のドラマのOPは我が国を代表する指揮者であった岩城宏之さんが指揮をされていたようですが、下野さん指揮のこれを聴いて子供の頃の思い出が蘇ってきました(^^)

子供同士で「誰が一番強い戦国武将か?」なんて話で盛り上がっていた、あの頃を。
子供の会話ですから時代の違いなど関係なく「織田信長だ」「いや信玄だろ」「それだったら上杉謙信だ!」なんてうちはよかったのですが時代が滅茶苦茶になってきて「義経なんじゃね?」とか「尊氏だろ!」とか「前田慶次だ」とか(笑)
そんな中、私は「最上義光」を推していましたが(^^)
こちらも渡辺謙さんの演じる伊達政宗がカッコよかった・・・
隻眼の正宗を演じるにあたり右目のまぶたを糊でくっつけていたとか。
この役者魂には感服させられますし、この後の彼の快進撃は頷けますね(^^)

(最近は今話題の「不○」で賑わせちゃいましたが笑)

そんなこんなでYouTubeで歴代大河ドラマのOPテーマを拝見したのですが作曲陣が凄すぎて・・・

一作目の「花の生涯」でいきなり「世界のトミタ」こと冨田勲さんですよ(^^;)
NHKも第一作目ということで相当、力が入っていたのでしょうか。
演奏者名のクレジットが無いので、それらは不明ですが恐らくN響かな?
(冨田さんは7作目の「天と地と」、10作目「新・平家物語」、12作目「勝海舟」、21作目「徳川家康」のOPテーマも作曲されています)
その後のビッグ・ネームが作曲したところを挙げて行くと。

二作目「赤穂浪士」は芥川也寸志作曲。
(このテーマ、リアルタイム世代では無い私でも聴いたことあります。私の尊敬する片山杜秀先生はラヴェルの「ボレロ」との近似性を説いておられました。言われてみると・・・それに片山先生、「ボレロ」と「水戸黄門のテーマ」の近似性もお話になっていました。こちらも言われてみると頷けます)


三作目「太閤記」、入野義朗作曲。
(現代音楽の大家と言われた入野義朗作曲とは驚きでした)

四作目「源義経」では武満徹作曲。
(武満さんは最早、説明不要でしょう。恐らく「世界の中で日本人作曲家として最も名の知れた人」でしょうね)

六作目「竜馬がゆく」 間宮芳生作曲。
(間宮芳生も我が国を代表する作曲家の1人でしょう。オケや吹奏楽の作品もよく知られていますが、合唱曲も多く作りました。大河9作目の「春の坂道」のOPテーマも間宮さん作曲ですが、こちらはまるで「伊福部昭先生」のような冒頭部分の勇壮なテーマが印象的です)

11作目「国盗り物語」では林光作曲。
(林さんも作曲家として「超」が付くビッグネームです。山本直純さんや岩城宏之さんとの友情が有名ですね。勿論、笑える悪行等も笑)

13作目「元禄太平記」は湯浅譲二。
(湯浅さんもオーケストラ作品も有名ですが合唱曲を多く作られています。17作目「草燃える」も担当)

もう、まだまだあるのですが全部の作品の作曲陣がビッグネーム過ぎて書ききれません(笑)
なんとか最後の「おんな城主・直虎」まで聴きましたが、もうゲップが出そう(^^;)
それに作曲陣だけでは無く、それを演奏するNHK交響楽団を指揮した人達もビッグネーム揃いでして・・・

外山雄三、岩城宏之、若杉弘、秋山和慶そしてかつてN響の音楽監督だったシャルル・デュトワやウラディーミル・アシュケナージの名前まで(驚)
ゲップを通り越して吐きそうな位、お腹いっぱいです(笑)

そんな55作もある大河ドラマですが印象的なオープニングテーマですが上で挙げた「武田信玄」と「独眼竜正宗」の2つが個人的には最高だと思いました。
しかし、それ以外にも魅力的なテーマがあったのでそちらをご紹介。


31作目「炎立つ」オープニングテーマ 菅野由弘作曲 大友直人指揮 NHK交響楽団
 
「炎立つ」は印象に残っている方は少ないかもしれませんが、それまで一年クールだった大河ドラマを半年クールに区切り「琉球の風」と半年づつ放送されました。

前九年合戦での奥州・安倍氏の滅亡から後三年合戦での清原氏の内紛と清衡の勝利、そして奥州藤原氏の隆盛から滅亡までを描いた名作だったと思っています。

奥州藤原氏の四代目、藤原泰衡は鎌倉に匹敵するほどの財政力、軍事力を持ちながら源頼朝に畏れをなし、義経を自害に追い込んだ上に最後は自らの平泉すらも滅亡させた「愚鈍の将」「凡将」という見方でしたが「炎立つ」では「戦う事で無辜の民に悲しみをもたらす上、平泉という「仏国土」を戦乱の地にはしないが為に敢えて戦わずして負けた」という設定が新鮮でした。
(勿論、これはドラマですので「美化」されている部分は相当あると思いますが、それまで「凡将」としてしか扱われなかった泰衡をこのように扱ったことに感心しました)


そんな「炎立つ」のテーマ。
阿弖流為率いる蝦夷の滅亡から朝廷への服従、それにより萌芽する京の都(朝廷やその隷下武士達)への反発心、そしてその反発から起こる安倍氏の勃興と滅亡、長年の戦を経験し、その悲惨さを体験した藤原清衡の「平和思想=浄土思想」、そして四代に渡って続いた京の都を凌ぐとまで言われた隆盛ぶりを見事に表した名テーマだと勝手に思っています(笑)

もう一つ。
47作目の「天地人」のオープニングテーマ。
大島ミチル作曲 小泉和裕指揮 NHK交響楽団

冒頭のファンファーレ調の出だしとドラムが印象的です。

「天地人」は確か直江兼続を主人公にしたドラマだったと記憶していますが、このころには既に大河は観なくなっていました。
ただ、改めて今回、このテーマ曲を聴いてきっと面白かったのかな?と思いました。
直江兼続と言えば勇猛果敢にして「義」を大切にし、尚且つ主君上杉景勝を支えた名将として知られていますが、このテーマはまさにそんな兼続の生き方を上手に表現した曲ですね(^^)v


こうして書いていて「いつから大河を観なくなったのだろう」と思いを巡らせると・・・
恐らく「炎立つ」の印象が強烈なのであの後から観なくなったのだと思います。
今ではVFX技術やCG技術といった昔無かった物がありますから「ドラマの映像」は昔より深化しているでしょうし、時代考証なども研究が進みこちらも昔とは比べ物にならない程、よくなっているのでしょう。
しかし、ちょっとYouTubeで最近の某作を観てみたのですが物足りなさを感じてしまうのです。
それが一体何故なのかは分かりませんが・・・

1つ気づいたのは演じる方々の言葉が「今の大河は分かりやすい」ということです。
言い換えれば現代、我々が使っている言葉に非常に近いものを感じたのです。


しかし昔の大河では例えば「それがしが打って出てしんぜよう!」とか「軍況、未だ詳らかならず候」とかどう考えても子供では意味不明な単語が連発しているんですね(笑)
でも逆にそれがそのドラマの時代の言葉をリアルに表現していたのではないかと勝手に思ったりしたわけです。
それにVFXやCGも無いわけですからセットを燃やす、壊すは当たり前な訳でそれがある意味「凄み」を醸成していたのではないかとも思ったりした次第で・・・


まぁ、そんな私ですが来月から「ドクターX」のSeason5が始まるのが楽しみで仕方ありません(笑)
「お前、昔の大河と真逆のドラマやんけ!」と皆様、思われることだと思いますが、私ってこういう支離滅裂な性格でありまして(大笑)

明日は交通安全協会から案内が来ていた「先進安全装備搭載車体験講習会」なる行事に行ってきます(^^)

「交通安全協会」なんて免許更新の通知ハガキをくれるのと、使いもしない地味な免許ケースだけの存在なので本当は会費を払いたくないのですが気弱なワタス、免許更新の際に「安全協会へのご理解とご協力をお願い致します」なんて免許センターの可愛いお姉ちゃんに言われると断りきれない気弱&スケベな性格でして(笑)

会場は住んでいる地域の教習所。
20年ぶりで「自動車教習所」に行ってきます(笑)
こういう講習会は行ったことが無いのですがアイサイトとか体験できるようです(^^)
行ったことのある近所のお爺さんの話だと「爺さん、婆さんしかいないよ」との事(笑)
こんな時こそGT-Rの勇ましいサウンドを教習所に響かすべきですね(^^;)
久々の教習所と安全装備体験を楽しみにします\(^o^)/

本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
また先日のブログに沢山のイイねやコメントを頂き大変感謝しております。
すこしペースは落とそうと思っておりますが、これからも書いていければと思っております。
拙文が皆様のお目汚しであることは重々承知しておりますが、お時間のある時にでも覗いて頂ければ幸いです。

2017年09月25日 イイね!

日本の「バーンスタイン」~山本直純~

体調不良によりブログをサボっておりましたバーンスタインです(汗)
お陰様で完調のほぼ戻りました。

みん友をはじめMyファンの方々からのお心遣い溢れるメッセージや投稿、本当に感謝感激です(^^)

さて、体調も大分良くなりましたのでちょっと離れた本屋までドライブしてきました。
欲しい本が出ていたのですが、上のような理由で中々出不精になってしまいまして・・・

てか「Amazon」で買えばいいじゃんと思ったのですが「読みたい」と思うと一日も待てないという悪癖が顔を出しまして(笑)
何のためのprime会員なのか最早意味不明です(大笑)

さて、そこまでして読みたかった本。
↓これ

朝日新書 「山本直純と小澤征爾」(柴田克彦氏著)

「世界のオザワ」の存在は我が国音楽界の頂として君臨していることは言うまでも無い事実ですが、この本ではその小澤さんと生涯を通じて友情関係に有り、我が国の音楽啓蒙でその存在を忘れることが出来ない存在である「山本直純」さんの話です。

我々世代以上の方だと「直純さん」の存在を知らない方は少ないと思いますが、若い世代の方には余り聞き慣れない名前かもしれません。
山本直純

山本直純は指揮者としてのみならず作曲家としても高名な存在でした。

例えば映画「男はつらいよ」のテーマや「8時だよ!全員集合」のOPテーマ、あの旋律を聞いたことが無いという方はいないと思いますが、あれは直純さんの作品ですし「一年生になったら」や「歌えバンバン」と言った童謡作品も彼の作品です。
映画「男はつらいよ」テーマ

テレビ「8時だよ!全員集合」オープニング

「8時だよ~」のいかりやさんの「行ってみよ~!エンヤー♪コーラ」なんて懐かしいですねぇ・・・
子供の毎週の楽しみはこれでしたね(^^)

他にも大河ドラマの「武田信玄」や「あの」笹川良一さんがご存命の頃の「日本船舶振興会」のCM「火の用心のCM」も彼の作品として知られています。
日本船舶振興会「火の用心のうた」

これのCMも子供の頃、よく見ていました。
「笹川良一」という人は子供心に「きっとなんか偉い人なのだろう」と思っていましたが戦前から戦後にかけてあのような大きな存在の方だったと知ったのは学生になってからでした(笑)
だってこのCM見たらどうみても「普通のお爺ちゃん」ですもんね(^^;)
「一日一善~!」懐かしい・・・

直純さんはテレビや映画向けの音楽だけでは無く硬派なクラシック作品も残しています。
国連から委嘱されて作曲したオーケストラ作品「天・地・人」(直純さんは人を作曲)や札幌五輪の入場曲「白銀の栄光」等、彼の存在が大きかったからこそ委嘱された作品もあります。

また「クラシック音楽」を堅苦しく考えてほしくないという理由から「ジョーク」として笑いを誘う曲も造っています。
交響曲第45番「宿命」(ベートーヴェンの全9曲の交響曲の旋律が次から次へと現れ、かつその中に日本の民謡の旋律が出てきたり、ベートーヴェンを冒涜した!と怒ったお客に指揮者が鉄砲で撃たれ倒れる→救急車登場→復活なんてくだりもあります。直純さんが第45番まで交響曲を作ったわけでは無くベートーヴェンの全9曲の交響曲、1+2+3+・・・+9=45番というわけです笑)やこれまたベートーヴェンの有名なピアノ協奏曲第五番「皇帝」をモチーフにしたピアノ協奏曲「ヘンペラー」(皇帝=エンペラーを変曲(敢えて「編曲」と書いていないところが直純さんらしいです)したので「ヘンペラー」)やメンデルスゾーンのこれまた有名なヴァイオリン協奏曲をもじったヴァイオリン協奏曲「迷混」(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はよく「メンコン」と略されますがそれをもじって)等・・・


如何に彼の才能が豊かだったかお分かりになると思います。

さて、そんな直純さんですが、指揮者を志した学生時代からその死まで盟友であった小澤さんとの話を絡めながら本書は進んでいきます。

まずは帯タイトルからしていいんですよね。
「埋もれた天才」と「世界の巨匠」~この二人がいなければ、日本にクラシック音楽は存在しなかった~
天才同士がなんの因果かクラシック音楽黎明期の我が国において邂逅した事実は非常に興味深いところです。
今回この本を呼んで興味深い関係者の証言を知りました。
例えば直純さん、小学校1年生の時の日記。
「今日はベートーヴェンの第一交響曲の出だしの和音を、山田一雄先生(※我が国の指揮者の大先達の1人)の所にいって勉強してきました」
小学校一年生で早くもベートーヴェンの交響曲を勉強していたとは・・・(驚)
もうこの時期からその才能を発揮し始めていたことがわかりますね(^^)

そんな直純さんですから東京芸大の学生時代から映画音楽やテレビ音楽で引っ張りだこの存在となり当時のサラリーマンの給料より稼いでいたとか(^^;)
同じ時期、小澤さんはヨーロッパへ行って修行したいも、伝手も無くフランス政府給付留学生試験を受験し、最終選考の二人まで残るものの不合格。
それでも欧州行きを諦め切れない小澤さんは女友達でヴァイオリニストだった水野ルミ子さんに「何をしょげた顔してるのよ」と言われ経緯を話すと「うちのパパに話してみたら?」となり会ってみると・・・
当時の「フジサンケイグループ」の総帥であった水野成夫だったと(笑)
「男に生まれたからにはやってみたいものが三つある。連合艦隊司令長官、オーケストラの指揮者、そしてプロ野球の監督だ」は氏の言葉でした。

小澤さんの言葉を聞くと水野は「本気なんだな?」と念を押すと「すぐに文化放送へ行け」と一言。
行ってみると渡航費用「50万円」が用意されていたとか・・・
また、三井不動産社長の江戸英雄氏や日興証券会長の遠山元一氏も小澤さんの話に理解を示し、三井船舶の貨物船で渡欧することが可能になったそうです。

その小澤さんの欧州行きが決まった頃、直純さんは小澤さんにこう言葉をかけたそうです。
「音楽のピラミッドがあるとしたら、俺(直純さん)はその底辺を広げる仕事をするからお前(小澤さん)はヨーロッパに行って頂点を目指せ。征爾が帰ってきたら、お前の為のオーケストラをちゃんと日本に用意しておくから」と。
「天才は天才を知る」とはこの事なのでしょうか。

普通、自分より才能がある人物を見ると「ジェラシー」を抱いてしまうものですし、芸術家の分野ではそれが物凄く多いと聞いたこともあります。
しかし、直純さんはその「天才的才能」故に小澤さんの「天才的才能」に気付きこのような言葉をかけたのでしょうね。

この後の小澤さんの快進撃は言うまでもありませんし、直純さんの活躍も上で挙げたとおりでまさに二人共に「時代の寵児」となって行きました。

今回、この本読んで知ったのですが、上で挙げた「音楽のピラミッド~」の話に対する小澤さんの反応が面白かったのです。
「僕(小澤さん)は彼(直純さん)の陰にいました。でも対抗心なんて全く無かった。なぜなら彼の方が圧倒的に上だったからです」
天才同士、お互いを認めていた事の証左ですし「世界のオザワ」となっても「山本直純」の才能には敵わないと実感していたのでしょうか・・・
やはり天才は天才を呼ぶのでしょうか。
(因みに直純さんは岩城宏之さんとも親友でした。やはりこの事も天才は天才をひきつけた典型なのでしょうね)

山本直純というと「ひげのおじさん」として親しまれなんとなくボードビリアン的な感じを抱いている方もいらっしゃるかと思いますが、今回のこの本を読んで「作曲」「指揮」「啓蒙」の三つをこなし、同業者たちからも「本当の天才」と呼ばれ、それでいてお茶の間でもその名をしらぬ存在はいなかった人物。
「山本直純」という存在は、まるで「我が国のレナード・バーンスタイン」と言ってもよい存在だったのでは無いかと思いました。

テレビ等で忙しく指揮活動から遠ざかっていた直純さんを小澤さんと岩城さんが示し合わせて「もう一回、こっちの世界にきてやろうよ」という誘いに乗った直純さんはNHK交響楽団の定期演奏会デビューが決まりますが、その直後に交通違反を起こし、それがキャンセルとなってしまったことは我が国の音楽界の痛恨の出来事の1つであったと思います。

もし、あの時何事も無くN響定期を振り指揮活動を本格的に再開させていたら・・・と著者も嘆いていました。
歴史とはときに皮肉な出来事がありますね・・・

書きたい事はまだまだありますがネタバレになってしまうと恐縮なので、この辺で。
ただ、この本、クラシックに興味がない方でも楽しめる内容になっていますよ(^^)v

最後に直純さんを師と仰ぎ、そして友人としても長年の付き合いだった「さだまさし」さんの言葉と直純さんの映像を紹介して本日のブログを終わりたいと思います。

「世界中に指揮者の中でベートーヴェンの交響曲、1番から9番まで頭に入っている人は直純さん以外に何人いただろうか?楽譜が全部頭に入っているということはまっさらな五線紙を渡すと1番から9番まで全部書けるということ。」

(訃報を聞いて)「裏切られた感じがした。「こんなにあぅさり死んじゃだめでしょ」。俺になんにも言わず。「それはないよ、直純さん」って感じだった。その後、しばらくはなんにもやる気が出なかった」

「小澤さんと面識はありませんが、僕にとって小澤征爾は「神」です。自分の音楽の貫き方が凄い。だから直純さんが世間に評価されなくても、小澤征爾が山本直純を認めてくれている。あの小澤征爾が山本直純を大事に思ってくれているというのが直純さんの家来としては救いであり、誇りでもあります。勿論、直純さんも「神」の領域ですけど、僕にとってはちょっと違う「神」ですね。結構、我々下々の話も聞いてくれて、ときどき迷惑をかける神様(笑)」

最後の言葉にさださんの直純さんへの思いが詰まっていると思いましたし、言い得て妙でした。


その直純さんの指揮姿。
ベンジャミン・ブリテン作曲 「青少年のための管弦楽入門~パーセルの主題による変奏曲とフーガ」
管弦楽 NHK交響楽団 

この曲は英国の作曲家、ブリテンがオーケストラの楽器を分かり易く解説するために作曲した曲です。この動画で直純さんが指揮と解説をしています。クラシックを聴く方にも、これから聴いてみたいと思っている方にも、またあまり興味が無いなぁという方にも聴いて頂きたい名演です\(^o^)/
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お客を飽きさせる事無く、分かり易く、尚且つ楽しい解説。
これも「山本直純という天才」の存在を如実にあらわした動画ですね。

山本直純という名は忘れ去られる事は無いでしょうし、これからもその名前は我が国の音楽界に燦然と輝き続けることでしょう。

山本直純よ、永遠なれ。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
2017年09月14日 イイね!

最近の携帯電話←死語?笑

iPhone8とiPhoneXが発表という話題で賑わっていますね。

私は最初に「携帯電話」を買ったのは20年前、丁度大学2年のときでした。
最初に買った機種はうろ覚えですがこれだったと思います。

シャープ 「SH206」

今見ると物凄く古めかしい感じがします(笑)
確かこの携帯にしたのはデフォルトで入っていた「着信音」(着メロではありません。(着メロも死語かな笑)が「クラシック曲が多いから」という理由だった気がしています(^^)
あの頃は三菱のDシリーズとか松下のPとか日本電気のNあたりが大人気で「SH」を持っているやつはいませんでした(笑)
それも「メール」なんて言っても「ショートメール」の時代でした(懐)
全角25文字制限とか今の若者に言ったらどんな反応が帰ってくるのだろうか(笑)
25文字で収まらない内容の時は「半角カタカナ」でメールしていましたね。
「デンシャオクレテジカンオクレル。チョットマッテテ」とか(^^;)
なんかの暗号電文かいな(笑)

SHは薄型でPやD、Nと言ったシリーズとは違ったアプローチを示した携帯でしたが正直、売れなかったでしょうね(笑)

その後、それが飽きて今度は松下のP209を買いました。
パナソニック 「P209」

それまでのSHからストレート型携帯となりスマートな筐体は使いやすかった記憶があります。
けどまだやり取りは電話が主流、メールもショートメール(笑)
当時は通話料も高く、ショートメールでデートの約束も友人たちとのやり取りも行っていましたね。
それで書き忘れたことを電話で伝えるという(笑)
なんだか本末転倒な事をしていました。

暫くP209を使い、その後センセーショナルな携帯が出ました。
画面が「カラーに!」(笑)
三菱電気 「D503」

カラー液晶だけでなく着信音が24和音になったとかメールアドレスが携帯に付与されるようになったのはこの頃だったような記憶があります。
今考えるとカラーになったと言ってもドットがはっきりと見えるような代物で昨今の携帯から見たらおもちゃみたいなものだったのですが感動しましたねぇ(笑)

この上で使っていた機種はdocomoの800MHzの携帯でした。
そのころ、通信速度が速く、テレビ電話も可能という触れ込みで「FOMA」が登場しました。
新しもの好きの私、早速飛びつきました(笑)
今考えるとアンテナ網もまだまだ発展途上でしたが都内などで使う分には全く不満なしでした。

で、購入したのが。
日本電気 「N901i」

それまでのD503から見ると画面も高精細で、今や懐かしの折りたたみ型の流線型ボディでまだ周りの誰も持っておらず悦に浸ってました(笑)

が。

悲劇は突然に。

買って一週間でトイレにドボン(笑)
終了でございます(大笑)

さすがにこの時はショックでしたね・・・

さすがに携帯無しの生活は考えられず三菱のD901iを慌てて購入。
三菱電機 「D901i」

フリップでも無い、かと言って折りたたみ型でも無いスライド式。
中々使いやすかったと記憶しています。
しかもその頃は上で書いたように「FOMA」エリアが脆弱な事もあり800MHzの携帯を一契約で確か300円位のオプション価格を払うと800MHzの携帯を持っていれば「FOMA」圏外でもそちらが使えるというサービスがありました。
結局外出する時は「二台持ち」という「FOMA」が圏外なら「800MHz」の端末でなんとかセンターに電話して切り替えるという方式でした(笑)

その後色々と機種変しましたが、印象に残っているのは三菱「D905i」位でしょうか。
何を思ったかイエローのボディを買ったので印象に残っています。
三菱電機 「D905i」

これの端末を一番長く使ったような気がしています。
サイドボタンを押すとシュッとスライドして会話が可能で、すごく楽でした。
当時はプラスチック筐体ですから塗装も剥げてきましたしこの頃から「着メロ」(死語)なんて出てような気が・・・
それと短期間でしたが横スライドしてスライドした下面にキーボードがあった端末も一年位使ったような・・・
(キーボート付きという事に惹かれて買いましたが殆ど役に立たない・・・というより使いづらかったです笑)しかもこれ、スマホでは無く「ガラケー」でした笑)

D905iを使用していた時またもやセンセーショナルなものが出ました。
「スマートフォン」です。
またもや新しもの好きな私、何も考えずに買ってしまいました(笑)
「SONY エクスペリア「SO-01」
「スマートフォン」の意味すら分からず、ただ「タッチパネル」で色々な事が出来るということに興味を惹かれて買ったのですが・・・

あの頃のスマホは所謂ガラケーが全盛期の時代でスマホなんて色モノ的要素が強かったのですが「タッチパネル」という所に惹かれまして買ってしまったという思い出が。
SONY 「SO-01」

あの頃の記憶を類ってみますとレスポンスは悪い、すぐにフリーズする、アプリの種類も少なく、またそれらの起動時間結構かかるという代物だった記憶があります。
やはり「スマホ」黎明期の製品ですから仕方ありませんよね。

私はそれまで「docomo」を15年近く使っていたのですが、その頃SoftBankのみで扱っていた「iPhone」が「au」でも取扱されることになりました。
丁度「iPhone5」が発売されるタイミングだったと思います。
「iPhone」は前から使ってみたいと思っていましたので思い切ってdocomoからauに会社変更しました。
(この頃にはナンバーポータビリティがあったのは助かりました)
Apple 「iPhone5」

最初こそ「Android」と「IOS」の差異に戸惑いましたが慣れるとレスポンスの良さや分かりやすい操作などすっかりiPhoneの虜になってしまいました(笑)
それに機能美のある外観も良かったですね。

で、一年後に「iPhone5S」が発売。
これも直ぐに予約して買っちゃいました。
外観等はそれほど変わりありませんでしたが「5」では対応していなかった800MHz帯に対応したのでLTEの圏内が広まったため、外出先でのネット等「5」から見ると相当速くなった記憶があります。
Apple iPhone「5S」


で、また一年が過ぎ今度は「iPhone6」が登場。
「iPhone」って一年ごとにFMCするので今度はもういいやと言う感じで買いませんでした。
というより「5S」でもろくに機能を使いこなせていないことを重々承知だったので「5S」を使い倒そうと思ったのです。

余談ですが「5S」は「超・初期ロット」を買ったのですが買って三日目でブルースクリーンエラーが出てオシャカになったのですが「Apple care」に入っていたためすぐに代替機が届いたのは感激でした(^^)

結局、未だに携帯は「5S」を使用しています。
最早旧世代に属するスマホなのでしょうが、それでも私のようなガジェット音痴には十分なんですよね・・・
通話もメールもLINEも私のようなライトユーザーが使うには十分ですし、大きさもちょうどいいのです。

でも今回発表された「iPhoneX」。
久々に欲しくなりました。
ホームボタンを排除し今までに無かった筐体の形は勿論、有機ELディスプレイや顔認証等「新しもの好き」の血が久々に騒いでおります(笑)
Apple 「iPhoneX」

勿論、これを買っても機能を使いこなせる自信は殆どありません(笑)
でも「5S」をもう5年近く使いましたから、そろそろ買い替えてもいいかなぁと・・・
ただ、携帯電話が11諭吉オーバーの時代が来るとは正直、想像すらしていませんでした・・・
てかPCより高いし(笑)
でも、恐らく予約しておかないとすぐ売り切れになって「数ヶ月待ち」なんて事になるのでしょうね(^^;)

「X」は予約期間がちょっと先なので、もう少し考えてみます。

それにしてもここ数年で携帯(というよりスマホ)の進化は早すぎます。
もう性能云々というより「如何に付加価値を付けるか」が最近のトレンドになっているような気がします。
「電話」「メール」あと精々「LINE」と「みんカラ」等アプリのみ位にしか使っていない私には「X」は宝の持ち腐れなような気もしてきました(笑)

それともいっそのこと数年ぶりに「Android」に戻ってみるのも有りかもしれませんね(^^)

なんだかそれに「新型出た→すぐ買う」ってミーハーっぽくて嫌だなぁ(笑)
すこし様子を見て買った方のインプレとか見てからでも遅くないような(^^;)

今日は全く車とは関係の無い内容になってしまいました。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またいつも沢山の「イイね!」を頂き大変感謝しております(^^)
2017年09月09日 イイね!

懐かしのデザイナー達~まだまだ現役~

太陽フレアの影響・・・では無いと思いますが一昨日に急な腹痛&吐き気に襲われ、これは何かの前兆か!?と思いましたが何も起こらず治ったバーンスタインです(笑)

東京モーターショーも間近になってきましたが今回はどのような車が出品されるのでしょうね。
予想記事等を見ていると楽しみになってきます。
もう何年と行っていませんが、今は晴海に戻ったのでしたっけ・・・

学生時代にカメラ小僧さん達を押しのけて展示車の下に潜り込んで「あのデフはR180だ」「いや、このスペックから行けばR200だろう」等と自動車部仲間で話して頃をふと思い出しました。

コンパニオンのお姉ちゃんは露骨にイヤな顔していましたねぇ・・・(笑)

あの頃はお姉ちゃんより「車のローアングル」の方にばかり興味が行ってしました(^^;)
親切な「日産技術解説員」のタグを付けた方が色々と懇切丁寧に説明してくれましたのが懐かしく思い出されます。

恐らく彼から見れば「コンパニオンに目もくれず展示車の下を見てワイワイ言っている一団」が笑える存在だったのでしょうね(^^;)

モーターショーの華と言えばコンパニオン・・・では無くやはりコンセプト・カーやワールド・プレミアされる車両達でしょう。
そんな事に思いを馳せていたら、ふと「デザイナー」の事が頭に浮かびました。

あの車は有名な、あの人・・・アレよ・・・

「出てこない」(笑)

加齢ですかねぇ(汗)


そんなこんなで今日は歴史に名を残すカー・デザイナーを彼らがデザインした車達と共に振り返ってみようと思います。

やはり最も最初に思い浮かぶ名前。

「ジョルジェット・ジュジャーロ」(ジョルジェット・ジウジアーロ)

彼の名前はクルマ好きな方なら一度は聞いたことのある存在だと思います。
ジュジャーロがデザインした車達を挙げていくと綺羅星の如く・・・

若き日の傑作の1つ。
アルファロメオ・ジュリア「スプリントGT」

とても1960年代に造られていた車とは思えないデザイン。
イタ車ど素人の私が見ても合理性と美しさの同居したエクステリアは未だに「ジュリア」を愛する方々が多くいることが理解できます。

先日の拙ブログ「知らない・手に入らない・買えない「だけど欲しい・カッコいい」と思った車10選」で紹介した車両にもジュジャーロデザインが多くありました。
ISO 「グリフォ」

デ・トマソ「マングスタ」
 

若き日から彼はその才能を発揮していたことがわかるデザインです。
今見ても古さを感じさせません。
他にも。

マセラティ「ギブリ」(初代)

ISO「リボルタ・フィディア」


とまぁ、「エンスー」では無い私でも溜息しか出ない程、素晴らしいモデルばかりをデザインしていますね。
ただ、これらのモデルは私にはもう「手が届く存在」ではありません。
あまりにも高嶺の花です(笑)

なんというか「オードリー・ヘップバーン」や「グレース・ケリー」のような存在でしょうか・・・

でも「ジュジャーロ・デザイン」で手が届きそうな車達、まだ結構ありました(^^)
アルファ・ロメオ「ブレラ」

アルファ・ロメオ「159」

この2台なら中古で程度の良さそうなのが今でも手に入れることが出来そうです。
「ブレラ」を調べてみたところ最高値で380諭吉。最安値で73諭吉。
「159」は最高値で255諭吉。最安値で45諭吉。
個体差はあるでしょうが、現実的価格で買えそうです。
改めて「ブレラ」や「159」を見ると惚れますね、このデザイン(笑)
「イタ車」は「壊れる」というイメージがどうしてもあるのですがこの世代のモデルだとそんなに心配しなくてもいいのかなぁとか「壊れる」事も「アバタにえくぼ」に思えてくるのかなぁ等と思っています(^^)
うーん、ちょっと欲しいぞ(笑)
100諭吉位のをアルファ専門店あたりで買えば楽しいカーライフが送れそうな気がしてきました。

ジュジャーロは国産車も結構デザインしています。
いすゞ「117」は有名ですが、これも最早「高嶺の花」ですので(^^;)ちょいと新し目の所で。
いすゞ「ピアッツァ」

これが1980年代初頭に我が国の自動車としてデビューしたのですから、その時はセンセーショナルだったことは容易に想像できます。
子供の頃「ピアッツァ」は私の「子供心にかっこいい車」の上位に必ず入っていました。

免許を取り、最初の車選びの時「プレリュード」「S14シルビア」「MX-6」そして二代目「ピアッツァ」が候補だった事も思い出しました。
ピアッツァはその頃は既に絶版車になっていましたが、中古も程度の良いタマも多く「ニシボリック・サス」とか高回転まで回る1.8リッターエンジン等魅力的な車でした。
(ちなみに二代目のデザインはあの「中村史郎さん」です)

ジュジャーロデザインの国産車ではこんなのもありました。
スズキ「キャリィ」(L40型 4代目)


前後が良くわからないであろうシンメトリー形状ですね(^^)
それにしても実用車であるキャリィのデザインをジュジャーロに依頼していたとはスズキも太っ腹な事をしたものです(^^)
その他にもスバル「アルシオーネSVX」やトヨタ「アリスト」(JZS14系)、そして映画BTTF(バック・トゥ・ザ・フューチャー)シリーズで有名な「デロリアン」、VW「初代ゴルフ」等「ジュジャーロ」の素晴らしいデザインの車は枚挙に暇がないと言ってもいい状態です(^^)
ジュジャーロは車以外にもカメラなんかもデザインしていましたね。
彼はきっと「造詣の神様」の申し子なのでしょう・・・

二人目。
「ジュジャーロ」と並ぶ巨匠と言えばやはりこの人でしょうと勝手に思っている人物(笑)
「マルチェロ・ガンディーニ」
ガンディーニもジュジャーロと同じくらいネームバリューのあるデザイナーではないでしょうか。
彼のデザインの特徴と言うと「楔形」形状のデザインが多いような気がしています。
例えば彼の代表作。
もう説明の必要が無いほど有名なこの車。

ランボルギーニ「カウンタック」
スーパーカー世代な方もそうではない方もこの車の存在を知らない人は少ないでしょう。
ガルウィング・ドアに存在感溢れるエクステリア、フェラーリと覇を競う性能等など。
今日の未明にBS-プレミアムで「蘇る金狼」を放送していまして、それを見たのですがやはりカウンタックは今見ても、特に走行しているとカッコいいですね(^^)
(「蘇る金狼」もリメイクしたら面白そうですけど「生温く」なっちゃう可能性大かなぁ・・・・)
他にも「ミウラ」や「エスパダ」「ディアブロ」等、ランボルギーニの歴史を彩った車達には「ガンディーニ」が絡んでいます。

また、こちらもガンディーニの代表作と言えるでしょう。
ランチア「ストレイタス」

彼のデザインした車でもう一台メジャーどころ。
フィアット「1/9」

「V型16気筒エンジン」と「縦リトラ4灯」という「変態機構」がそそられる(笑)ガンディーニデザイン車。
「チゼータV16T」


こうして見るとガンディーニは「スーパー・スポーツ」や「スポーティ・カー」に名作が多いというイメージを受けます。
しかし彼のデザインした車を調べますと実用車として名声を得た車もありました。
シトロエン「BX」

一時、我が国でも「BX」は「よく見る外車」の1つであったような気がしています。
ハイドロ・マチックサスの乗り心地は「鏡の上のようだ」とか、エンジンを切るとあり得ない程、車高短になるとか、ハイドロマチックサスの液体漏れを経験して「一丁前のシトロエン乗り」になれるとか・・・
「BX」のデザイン、当時はよく理解できませんでしたが、角ばったエクステリアは今見ると合理性の中に遊び心が感じられるデザインですね。

3人目。
この方も「デザイナー」として忘れられることの無い名前でしょう。
「ブルーノ・サッコ」
「メルセデス・ベンツ」の1980年代から1990年代のデザインの方向性を決定づけた男とも言われています。
彼の名前は「サッコ・プレート」で有名でしたよね。
と言いつつ、実際にどの部分を指していたのか正直、私よく分かっていませんでした(汗)

で、今回ブログを書くにあたり調べてみました。
すると「190E」(W201)から採用されたプロテクト・モールとのこと。

メルセデス・ベンツ190E(W201)「サッコプレート有り」

メルセデス・ベンツ190E(W201)「サッコプレート無し」

W201は今見ても「質実剛健」と「メルセデスらしさ」が素晴らしく調和した飽きの来ない良いデザインですね。
Wikipediaによると「スタイリッシュだとの理由で人気が爆発、しばらくはこれがついているかどうかで中古車価格がかなり違っていた」とのことですが、190Eを愛車にされている方のブログ等を拝見しますと、これが付いている方が好きという方もいれば、付いていないモデルの方が好きという方もいらっしゃいました。
「サッコプレート」でブルーノ・サッコの名は有名になったのかもしれませんが、寧ろメルセデスの20年近いモデルの方向性を決めた名デザイナーといえる存在なのですね(^^)
現在のメルセデスのデザインも好きですがこの「ブルーノ・サッコ」の影響を受けたであろうモデル達の素晴らしさを再認識しました。

4人目。
「オリビエ・ブーレイ」
彼もメルセデスのデザイナーとしての歴史が長くCクラス(W202)や先代マイバッハのデザイナーとして名の知れた存在です。
メルセデス・ベンツ「Cクラス」(W202)

メルセデス・ベンツ「マイバッハ」(先代モデル)

「Cクラス」は上で挙げた「ブルーノ・サッコ」の影響を受けつつもメルセデスの「デザイン新時代」の到来を予感させるデザインとなっていますし「マイバッハ」は今見ても凄まじい存在感を放つ車です。

ただ「オリビエ・ブーレイ」と言うとメルセデスの時代より「三菱自工」時代の事が思い出されます。
三菱自工時代のブーレイの代表作は「グランディス」とのこと。
三菱「グランディス」(NA4W型)

このモデルが市販車として出たときはまさに「コンセプトカー」がそのまま飛び出て来たようなエクステリアで驚かされました。
そして三菱時代のブーレイデザインは様々な車に影響を与えました。
例えば「ランサー・エボリューション」(通称ランエボ)
ランエボは新しいシリーズが出る度に新技術等を導入していましたが、ⅦからⅧに変わった時に「ブーレイ」デザインの影響が現れました。
三菱 ランサー・エボリューションⅦ(CT9)

これがブーレイ着任後に登場した「ランエボⅧ」では下のように変わりました。
三菱 ランサー・エボリューションⅧ(CT9)

エクステリア最大のトピックはグリルの形状が変わった事だったのでは無いでしょうか。
このグリルは「富士山」をイメージしたものだそうで当時「ブーレイ顔」呼ばれていたのを覚えている方も多いかと思います。

この「ブーレイ顔」、当時不評で「無礼顔」なんてあだ名もありましたが、私はそんなに悪くないと思っていました。
ランエボⅧでは空気抵抗の増大や冷却性能の低下を招いた為と言われていますが、そんなに悪いデザインかなぁ・・・
ランエボを始め「ブーレイ顔」のモデル達はダイムラー・クライスラー(今となってはこれもまた懐かしい響き)との提携解消によりブーレイが去ると顔がまたもや変わってしまいました。
ランサー・エボリューションⅨ(CT9)

この他にも上で挙げた「グランディス」等も「ブーレイ顔」をMCで改めてしまっています。
ブーレイは現在メルセデスに戻っているようです。

5人目。
「クリス・バングル」
上で挙げた「ブルーノ・サッコ」と「オリビエ・ブーレイ」はメルセデスのデザインに大きな影響を与えたデザイナーですがバングルはBMWのデザインに大きな影響を与えたデザイナーと言えるでしょう。
彼の代表作はBMWの7シリーズ(E65)と言われています。
BMW「7シリーズ」(E65)フロント

BMW「7シリーズ」(E65)リア

これが登場した時、その先進的装備に驚きを覚えましたのは勿論、それまでのBMWの概念を覆すかのようなエクステリアデザインに最も衝撃を憶えました。
フロントバンパーに食い込んだ形状のヘッドランプ、リアの二分割されたテールランプと二段に盛り上がった凝った形状のトランク部等・・・
どうやら、このモデルはあまりこのセグメント市場では受け入れられなかったようでMCでコンサバティブな方向に戻っています。
今見ても前期も後期も古さを感じないいいデザインですけどね・・・
しかし、このE65を見るとその後のBMWのデザインに大きな影響を与えたことが分かります。
「ブルーノ・サッコ」がメルセデスのデザインに大きな影響を残したように「クリス・バングル」が今のBMWデザインに大きな影響を与えた続けていることと言えるのでしょう(^^)

この他にもスバルが一時採用した「スプレッドウィングス・グリル」のデザイナーとされる「アンドレアス・ザパティナス」等も思い出されます。
スバル 「インプレッサWRX STI」(GDB・F型)

今見ると懐かしいですね・・・
丸目→涙目→鷹目(スプレッドグリル)と三度に渡っての大整形でした(笑)

こうして書いていて日本人で浮かぶデザイナーというと「中村史郎」さんですね。
彼は日産のイメージが強いですが、元はいすゞのデザイナー。
彼の代表作と言えばこれでしょう。
いすゞ「ビークロス」


コンセプトカーがそのまま市販されたかのようなエクステリア。
今見ても新鮮です。
これを20年前に出したのですから凄いとしか・・・
コンポーネントは同社の「ビッグホーン」や「ミュー」の物を利用したようですから悪路走破性は勿論、オンロードでの性能や信頼性の点でも文句なしだったことでしょう。
いすゞは「117」や「ピアッツァ」、そして「ビークロス」等、記憶に残る車が多い会社です。

それとやはり「ケン・オクヤマ」こと「奥山清行」さんでしょうか。
彼はピニンファリーナのデザイナーとして有名になりあの「エンツォ・フェラーリ」や「マセラティ・クアトロポルテ」をデザインした方として知られています。
フェラーリ「エンツォ・フェラーリ」

マセラティ「クアトロポルテ」(5代目)

現在、氏はピニンファリーナを退社し自らの会社「KEN OKUYAMA DESIGN」を率いるとともに農機具メーカー「ヤンマー」の社外取締役としてご活躍中です。
日本人でもこのような「色香」漂うデザインが出来るというのは「才能」なのでしょうね・・・・・

(と言うか「才能」が無ければこの世界はやっていけませんよね笑)

今日は「デザイナー」に焦点を当てブログを書きましたが、社内デザイナーで「名車」と言えるモデルを創り出した人々もいらっしゃいます。
エクステリアの好みは千差万別ですが、自分の好きな車はどのような方がデザインしたのかと思いを馳せてみるのも面白いですね(^^)

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またいつも沢山の「イイね!」を頂きいつも感謝仕切りです。
本当にありがとうございますm(_ _)m



あ。



1人、思い出深いデザイナーさんが。



「由良拓也」さん。


ネスカフェのCMを思い出す方は年齢が(笑)

彼の作品で最も思い出深いもの・・・・・











これです。


タミヤ・ビッグウィッグ(笑)
これ、子供の頃RCカーで出て欲しかったのですよ(^^)
しかし何故か浮気して「スーパーセイバー」というRCカーを買ったことを思い出しました(笑)

と思ったら今年「ビッグウィッグ」は復刻して再発売されているのですね。
買っちゃおうかなぁ(笑)

プロフィール

「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
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