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バーンスタインのブログ一覧

2017年07月04日 イイね!

これは「イタい」と思うドライバー(バーンスタイン的に)

いよいよ夏らしい天気が多くなってきました。
まだなんとかエアコンのスイッチは入れておりませんが、もうそろそろでしょうか。

さて、みん友さんが「煽り」について書かれておられましたので私もそれに感化され「個人的にこれはイタい」と思うドライバーについて今日は書きたいと思います。

まずその1。

「煽ってくるドライバー」

出現場所・・・高速・一般道問わず
これはまぁ何処にでもいますね。一般道で法定+で走っていてもそういう輩はいますし、高速道路でも前が詰まっているのに煽ってくる輩。パッシングすれば全部の車がどいてくれるとでも思っているのでしょうか。
その傾向・・・ミニバン、セダン、ワゴン、軽自等車種問わずに多い(笑)ただし、高性能車や最新の高級車等はあまりいない。年齢的には若い男が多い?

対策・・・とにかく無視ですね(笑)高速道路においては前方がオールクリアになったらチギってあげるのも1つの有効手段です(^^;)
(↑追記:でもこれをやる時は自己責任です(笑)記念写真撮影機や「普通の格好をしたクラウン」が待っているかもしれません・・・)
一般道ではさっさと左ウィンカーを出して抜かせる。また対抗策としてコンビニ等に入って道を空ける際は「ゆっくりと」進入し、自らの愚かさを知らせてあげるのも良いかもしれません(笑)

その2。

「交通整理の人に文句を垂れるドライバー」

出現場所・・・一般道工事区間
工事なんかで交互通行の際、旗を振って「行って良し」「停止」を指示してくれている警備員さんいますよね。彼らは暑くても、寒くても、雨が降っても我々ドライバーの安全の為に立ってくれているのです。
その人達に「待ち時間がなげーよ!」とか毒づく馬・鹿がたまーにいるんですね。
そんなに待つのが嫌だったらそのまま行けばいいのにと思うのですが(その後どうなっても知りませんけど笑)
その傾向・・・車の車種、形は問わず、若者から年長者まで幅広い。

対策・・・これも「無視」しかありません。ただ、そうこうしているうちに後ろからホーンが鳴り始めてその馬・鹿に抗議が始まりますので生暖かい目で見ましょう(笑)
ついでにその馬や鹿の相手をしてくれ、我々ドライバーの安全の為に頑張ってくれている整理員さんに軽く手でも上げて労いましょう。

その3。

「人の車を許可なくベタベタ触る、写真を撮るドライバーとその家族」

出現場所・・・高速SA、PA、道の駅
SAやPA、道の駅等でいるのがこのような輩。子供に他人の車をベタベタ触らせて、しかも写真まで勝手に撮るという「これは貴方の車か?」と聞きたくなりますね。
写真位は別にいいです。
ただお菓子なんかでベタベタな手で愛車のボディを触られるのは私は嫌です。
「写真撮っていいですか?」と言われたら「嫌だ」と私は言いませんし、愛車を褒められたら助手席位乗せて記念撮影させてもいいくらいです(笑)
ですが勝手に人様の車をベタベタ触っていたら普通は怒ります。
その傾向・・・ミニバンのファミリー率高し。

対策・・・見つけたら注意するしかありませんね。ただし喧嘩になっても嫌なのでやんわりと注意するのが賢明でしょう。「人様のものは人様のもの」という資本主義の大原則を教えてあげないと(笑)

その4。

「身障者・妊婦用スペースに平気な顔で駐車する輩」

出現場所・・・駐車場のある場所全般
こういう輩も未だ多くいます。車椅子のマーク見ても意味が分からないのでしょうか。
どう見ても君、壮健だよね?
一般用駐車場と30メートルも違わないのに、その距離すら歩くのが嫌なのでしょうか(笑)
その傾向・・・高級セダン系が多いが型落ち率高く若い男女のカップルが多い。

対策・・・無視。注意するとトラブルのもとになります。しかもトラブルから思わぬ事になってしまうことがあるので、心の中で「このバーカ」と思う程度にとどめましょう。

実はこれ、実体験がありまして、学生時代に韓国からの留学生、K君と関越道の某SAに寄ったときのことです。
当時は身障者用スペースは整備が始まった頃で、まだ一般的ではありませんでしたがそのSAには既に整備されていました。
するとそのスペースに停めた「いかにもDQN」な某セダンに乗ったカップル、しかも2台分スペースを跨って停めたんです。
私は「このバカが」と心の中で舌打ちしたのですが、一緒にいたKは正義感の強い奴だったので注意したのです。
するとその男の方が「はぁ?別にいいだろ」の後に彼のアクセントで気づいたのでしょう、侮蔑的な言葉を投げつけたのです。
するとKはその男をぶっ飛ばしてしまいまして・・・

野次馬は集まるわ、警察は来るわで大変でした。
Kは警察から事情聴取される事になり散々な一日に。

結局、周りで見ていた人達の証言や、ぶっ飛ばされた男も被害届けを出さなかったので刑事事件にはなりませんでしたが、Kは査問にはかけられたり、大使館からエラい怒られたそうです。
(暴力は良いことではありませんが、我々仲間達は彼の事を賞賛してました)

その後、Kに「お前、喧嘩強いなぁ。一瞬だったな」というと
「僕の国、徴兵制あるから。僕、空挺団で白兵訓練してたし。戻ったら今度は空軍に希望だしたよ。」
そりゃ強いわ(笑)
(彼は現在、希望通り韓国空軍にいて、LINE等やり取りしてますが、さすがに任務の事は一切教えてくれません笑)

この時は運良く事件にならなかったのでよかったですが、くだらないことで自分や家族、友人に危険を及ぼすこともあるので要注意です。

その5。

「ウィンカーを出すのが遅いドライバー」

出現場所・・・一般道全般

上に挙げたドライバー達からみたら可愛いものですが、ウィンカーを出すのが異常に遅い車、これも迷惑です。
例えば直進と右折レーンが一緒になった車線で、赤信号で停止したとします。前の車がウィンカーを出していないので後続車は当然、直進するものと思っていると、停止後いきなりの右折のウィンカー。もう左レーンに移ろうにも埋まっていますし、青になっても後続車両がどんどんやって来ますから結局、右レーンにいた車両達はその先頭車両がいなくなるまで待たなければならないことになります。
同じことが一般道の右レーンで普通に走っていてもあります。
バイパス等で前の車のブレーキランプが光ったと思った途端、右折ウィンカー・・・
ブレーキより先にウィンカー出そうよ(笑)

対策・・・上記交差点のような場合はなるべく左レーンにいるようにする、右レーンを走る際は車線を多めにとって尚且つ左レーンの状態も把握しておく位しかできません。
また自分が右折が必要な立場であれば、早めにウィンカーを出して意思表示しておけば後続も左レーンに移る余裕を持たせることが出来ます。
まぁ、これは悪気があってやっているわけも無いでしょうからホーンをやかましく鳴らすのも気が引けますし。
自己防衛しかありません(笑)

取り敢えず、今日は思いついたのはこの位でしょうか。
私自身、自分の運転は完璧だとは全然思っていませんが、他人様に迷惑にならないような運転は心がけているつもりです。
また、上記のような運転をすれば相手は勿論、自分も不愉快になることが自明の理ですしね。

ゆとりある運転こそ「Fun to Drive」だと思います。

運転は「楽しさ」と「危険」が同居しています。
イライラすれば「楽しさ」は半減します。
またイライラは「危険」を増幅させてしまうと私は思っています。

本日も相変わらず、まとまりに欠けた長文となってしまいました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
また先日来、沢山の「イイね!」本当にありがとうございます。

皆様の考える「イタい」ドライバーについてもご開陳頂けると幸いです。

追記:「高速道路上で煽ってくる車」への抑止力で思い出したこと。

それは「クラウン」に乗ることです(笑)

私が200アスリートをフルノーマルで乗っていた頃、左車線を90~95キロ位で流していると右レーンを飛ばしてきた車の殆どが急減速します(笑)
そしてジワジワと抜いていきます。
リアシェルフにヘルメットなんぞ置いておけば更に効果テキメンかと思われます(笑)
しかし「○○県警」等と書くと官名詐称になるのでやり過ぎは禁物ですが・・・
またナンバーと違う都道府県を走っている時は効果はありません(^^;)
Posted at 2017/07/04 20:12:18 | コメント(9) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年07月02日 イイね!

セカンドカー購入検討記~新型カムリとWRX S4編(ディーラーへ)

昨日は少し涼しく、せっかくの土曜でしたのであと数日で発表の「新型カムリ」と「WRX S4」の両車の情報を取得すべくディーラー巡りをしてきました。

まずは付き合いのあるトヨペット店へ。
今回からトヨペット店でも取扱が開始されるとのことでしたので、価格やエクステリア、インテリア等の情報収集です。

土曜だというのに閑散としてました(笑)
トヨタ、あれほど売れまくっているのに大丈夫かいな?と少し心配になりました(笑)


知り合いのセールスさんと会話。
「カムリの事教えて~」
「何、もう替えんの?」
「いやいや、増車したいな~と思ってさ」
「一人暮らしで三台もつなんてムダの極みだな笑」

私の同年の彼とはいつもこんな感じの会話です(笑)
慇懃な対応もいいですが、こういうざっくばらんな会話が出来るセールス氏との会話も楽しいものです(^^)

言われてみればそうなんですよねぇ(小声)

まあそれは置いておいて。
まだ正式発表前なのでセールスマニュアルを見せてもらいました。

エクステリアから見ますとフロントはロアグリルがガバッと開いた最近のトヨタデザインを継承したデザインですね。
トヨタの車両ヒエラルキーでいけばセンチュリー、クラウンにつぐ存在となるわけですから結構重厚感は感じますし、スポーティさもあるフロントデザインだと感じました。
ですが。
離して見ると「マークX」に似てるとも言えるような・・・(笑)
やはり「マークXの後継」という使命もあるからなのでしょうか。
それらの顧客を囲い込むには冒険的デザインは出来なかったのかもしれません。

リアは・・・
なんだかテールランプの形状がジャガーのXFや日産のフーガやスカイラインに似てるなぁ(笑)
なんだかトヨタらしくないテールランプ形状だと個人的には思いました。
トヨタのセダンのテールランプと言うと角型基調のイメージが強いので、今回はそのあたりを冒険したのかな?という気もします。

正直、エクステリアはフロントのロアグリルとリアのテール以外は保守的なデザインだと感じました。

あのロアがデカい顔がバックミラーに映ったら怖いだろうなぁ・・・最近のトヨタ車っておっかない顔の車多いよ(笑)

インテリアはかなり質感が向上しています。
インパネ中央付近のデザインは曲線を使った斬新的なものでした(レクサスRXもそうでしたね)
写真でしか見ていないのでなんとも言えませんが、木目調(恐らく本杢ということはないでしょう)パネルも凝ったものですし、メーターパネル内もフル液晶ではありませんが、中央に液晶モニターがデーンと構え、中々いい感じでした。

今度のカムリはTNGA採用で相当走りの質も上がったと言っていました。
動力性能もディーラーの研修会で乗ったそうですが、今までのトヨタHVのもっさり感が大分改善されていたとのこと。

やはり「マークX」や「SAI」を統合する訳ですからトヨタも相当気合が入ったのでしょうか。

で、件のセールス氏に「こりゃ売れるでしょ?」と聞いたら。

「最初は代替でそこそこ出るとは思うけど直ぐに飽きられて月販、三桁だろうな」
「やっぱセダンって売れんのかねぇ」
「いや、プリウス位の値段ならそこそこ出るだろうけど、カムリは安いのでも300超えるからなぁ・・・」
「確かに難しいかもなぁ」
「セカンドカー買うなら86にせーよ!あっちの方が絶対おもしろいって笑」
「クーペ二台もってどーすんねん笑」


「ホント、セダンって売れねーのよ。プリウスも前のモデルほど出ないし、今はC-HRがバカみたいに売れてプリウスとタンク、アルファード、シエンタがそこそこ。あとはハリアーも結構引きが強くなってきた。マークXとかプレミオなんて月一桁よ笑」

トヨタでも売れ筋はSUVやミニバンなんですね・・・

「今日ハンコ押してくかい?そうすりゃこの地区、一番納車は約束できるよ笑)」
さすがに私、伯父たちのように実車も見ないでハンコを押すなんて恐ろしいことは出来ません(笑)

てか、まだこの辺りで予約も入ってないんかい(^^;)

その後、このセールス氏と最近の車の話題やらなんやらくっちゃべって退散しました。
なんか正直、あまり売る気が無いような(笑)

来場記念品として台所用品セットとトイレットペーパー12ロール入りをもらいました(笑)
それを助手席に置くと。

「○○ちゃん!ダメだよ、GT-Rの助手席にそんなもの置いちゃ!トランクに突っ込んでおけ、トランクに笑」
「だってせっかく貰ったものだし・・・」
「こんなもの助手席に置いて置くのはGT-Rへの冒涜だぞ。いいからトランク!トランク!」
という訳で店舗の敷地でトランクに突っ込まされました(笑)
そりゃ、私もトヨペットを退散してスバルに向かう道すがらでトランクに入れようとは思ってましたが(笑)さすがに頂いたものをその場でというのには気が引けて助手席に置いたのですが・・・


でも、彼のこういう所が好きです(笑)

そんなこんなで今度はスバルへ「WRX S4」の改良型の情報をもらいに行きました。
いつも冷やかしに行っている地域の旗艦店です。

そして今日もやって来た「オーライ!オーライ!」のセールス氏(笑)

「いつも冷やかしに来てすみませんねぇ。オーライは大丈夫ですよ。」
「いえ!GT-Rは特別なお車です!それに輪どめとのクリアランスがギリギリですから!これも仕事です!」
この体育会系ノリ、私も体育会系だったので好きですねぇ(笑)

さて、セールス氏、こちらが口を開く前に「S4の新型ですよね!今資料お持ちします!」
以心伝心ですね(^^)
まだスバル車は一台も買っていないのに、冷やかしに来まくっていたからなぁと自省・・・

それにしても今日もスバルは混んでいます。
いつ来てもスバルのディーラーは家族連れのお客さんで賑わっていますね。
これがスバルの今の勢いなんだろうなぁと混んでいる店内で一人でテーブルを占拠する私、居心地が悪いというか申し訳ないと言うか・・・

さて件のセールス氏「S4」と「Sti」、両方の資料を持って来てれくれました。
「今度はStiもMCします。GT-Rと同じくらい刺激的な車になってますよ!」
「いやねー確かにStiはいつかは乗りたい車だし、楽しいだろうなぁ~、けどさー俺、乗った車、全部ATなのよ笑」
「マジですか!限定ですか?」
「いや、限定じゃなんだけど乗った車がAT設定しか無くてさ。(厳密に言えば最初のプレリュードはありました笑)、今のも(GT-R)もMTつったって2ペダルだからATみてーな物だし・・・それに増車だから楽なのがいいのよ歳的に笑」
「なるほど!だからS4なんですね。今度のはアイサイトが相当進化してますよ!高速なんか相当楽です!」

というわけでセールスマニュアルを見ながら説明を受けました。

エクステリアはMCということもあり、パッと見はそんなに変わっていないように思えましたが、両ロアグリルの上端にデイライトが移設されたり、アルミのデザインが変更されていたりと、より精悍が顔つきになっていました。

うん、カッコいい(笑)

インテリアも大幅に変わった印象は受けませんでしたがOPのナビが大画面になっているし、センターモニター?も画面が大きくなっていて、よくブラッシュアップされたなと思いました。

それ以上に驚いたのが「アイサイト」の進化。
記憶の手繰りながらが書いているのですが「追従車速の上限アップ」「車線が消えていてもレーンキープが働く」「自動停止からアクセルを踏まなくても追従開始」
こりゃすげぇ(笑)

「楽で中距離~遠距離を移動できる速いセダン」を探している私にはこれ以上の選択肢はないのかも(^^)

改良型アイサイトは、この分野では欧州勢に遅れをとっていたと思っていましたが、さすがは定評あるアイサイト、欧州勢と較べて遜色ないレベルにまでなりました。
まぁ、当然試乗もしてませんし、欧州勢の運転支援システムも体験したことが無い私ですから、その細かい良さの優劣を付けることは出来ませんが、そういう所は「アナログ」なGT-Rと比べると運転が楽になるであろうことは容易に想像できました。

そこで簡単な見積もりをもらいました。
ナビやらStiのパーツやら欲しいもの全部付けで・・・

「ほぼ500諭吉」(笑)

高い(汗)

本体価格だけだと370ちょいですがやっぱりStiのパーツは付けたくなりますし、ナビはまぁオートバックスやジェームスで安いのを付ければもう少しは安く抑えられるのでしょうが、やっぱり高い(笑)

「やっぱり高いね(笑)」
「ですよねぇ。でもそれに見合うだけの価値はありますよ!」
「だよねぇ・・・」

レヴォーグの1.6のStiも見積もりを貰いましたが20万位しか変わらないし(笑)

ただ、今の「速くてかつ運転が楽」という意味で行くと「S4」が私の中では一歩抜きん出ています。

でも500諭吉あったらみん友の~Shiroo~さんがおっしゃる通り輸入車の認定中古のそこそこ良いのが買えるよなぁ・・・

取り敢えずエクステリアやインテリア、アイサイトの進化が分かっただけでも収穫でした。
「展示会の案内をお送りします!よろしくお願いします!」の声と来場記念品の「調味料セット」(笑)を頂き退散。

そして本日もスバルディーラーではGT-Rは大人気でした(笑)
今の子供はそんなにクルマが好きでは無いと思ってましたが、やっぱり好きなんですねぇ(^^)
それに商談に来ていた若いお父さん二人からも「羨ましいですね。GT-R。」と言われましたが・・・
前にも書きましたが・・・

「家族で楽しそうにクルマ選びしているあなた方の方がずっと羨ましいです(笑)」

帰宅後、ネットで情報収集しました。
「カムリ」はどう見ても「北米仕様のガソリンモデル」の方カッコいい(笑)
しかもV6、3.5リッターと最近話題の2リッターターボまであるそうです。
こっちこそ売ってくれないかなー、でも売れねーだろーなぁ・・・
けど2リッターターボだったらHVよりは安く出せるような気も。

遠距離~中距離は病院位しかしませんし、ちょっと乗り心地等、しんどいところはありますがGT-Rで出来ますし、近場はハスラーがあるしと自分に言い聞かせ・・・

まだ買わなくていいか(小声)

といいつつ「S4」の良さが頭から離れません。
車は選んでいる時と納車を待っている時が一番楽しいと言いますね。

次は試乗会の案内が来たら冷やかしに行こう(^^)
そこで「沼」にハマらなければいいのですが・・・(笑)

またカムリやS4の情報をお持ちの方、色々教えて頂けると幸いです。

本日も他愛の無い話を最後までお読み頂きありがとうございました。
また先日来、沢山の「イイね!」を頂き、ありがとうございます。







Posted at 2017/07/02 14:44:19 | コメント(8) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年06月28日 イイね!

カーマニアなマエストロ達

今日は昨日より暑いですね。
我が家の軒下のツバメとスズメ達の賑やかな声に起こされ、今日も音楽と読書の日です。

相も変わらず自分の車のネタで書くような事が無く(汗)、皆さんのブログや愛車紹介、パーツレビューを拝見し楽しんでおります。

昨日は久々にカー雑誌を購入し「アイサイト」の進化に驚き、セカンドカー選びはカムリや新型WRX S4が出るまで待とう・・・と思ったのですが、新型リーフ等も登場を控えているとのこと。
これは悩みますね(笑)
悩んでいるうちに買う時期を逸する、私の恋愛パターンと同じです(笑)

さて、今日は「カーマニア」「車好き」として有名だったマエストロ達の話を書きたいと思います。

現代の売れっ子歌手や俳優ら、謂わば「セレブ」(「ハイソサエティ」ではありません)は綺羅星のような高級車や陸上の王のようなスーパースポーツを持っているのはテレビ等で見ます。

でもクラシックの世界にもいる(いた)んです。

まずはその代表格。
「ヘルベルト・フォン・カラヤン」

昨日のブログでも書きましたがCDの収録時間を決めるほどの発言力、自ら操縦桿を握り自家用ジェットで世界中を飛び回り、自らの写真・映像にまでアングルを決めさせ認めたもの以外は発表させない、そのダンディズムに溢れた風貌とタクトさばき。

彼をあらわす言葉「楽団の帝王」「音楽のセールスマン」「錬金術師」「新技術の開拓者」「ナルシスト」etc。
またレナード・バーンスタインはカラヤンとは「犬猿の仲」と言われていましたが、実際はそうでもなかったようでジョークめかして「俺の友達の中で初めてのナチだ」と言っていたそうです。

毀誉褒貶はあれど彼が20世紀を代表する音楽家であったことは言うまでもありません。

彼に関するジョーク。
ある日、カラヤンがタクシーに乗った。
運転手は「どちらへ?」と聞いた。
するとカラヤン「何処へでも。世界中が私を待っている」(笑)

そんなカラヤンですが生粋のカーマニアとしても有名でした。

ポルシェ911ターボRSや959、メルセデス300SL(石原裕次郎さんが乗っていたガルウィングのあれですね)、フェラーリの数々、ランチア・ストレイタス、フォードGT40等羨ましい限りの愛車を持っていたようです。

そんな彼はスピード狂でもあったようで相当いつも飛ばして運転してようで、同乗したことがある盛田昭夫さんだか大賀典雄さんだったか失念しましたが「彼は兎に角運転となると飛ばしまくる。そして「どうだい、まったく怖くないだろう」と。しかし私は恐怖で引きつった笑いを返すのが精一杯だった」と言っています(笑)

MyファンのWRX-NSさんに教えて頂いたのですが彼のドライビング・スキルはあの「ニキ・ラウダ」直伝だったそうですから、そのスキルも相当のものだったのでしょう。
あの頃の車は今のように制御技術により調教されていたわけでもないでしょうから・・・

こうして見ると数々の垂涎の的とも言える車を所有し、運転はラウダ仕込み。
羨ましいとしかいいようがありません(^^)

彼の車、というかメカ好きな一面は「ウィーン工科大学」に若き日に籍を置いたことが関連しているのかもしれません。
最先端のテクノロジーへの飽くなき探究、これが彼のライフワークであり、「クルマ」もその一片だったのかも・・・

もう彼のような音楽は勿論、ライフスタイルから何から何まで計算されつくしたような音楽家は出ないと思います。
それほどにカラヤンという存在は音楽シーンでとても重要な一ページを刻んだ人物だと私は思っています。

二人目の「カーマニア」なマエストロ。
「アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ」

こちらは20世紀を代表するピアニストです。

彼は「完璧主義者」として有名で自らの演奏するピアノを来日公演の時、ホール据え付けのピアノではダメとい言い出しイタリアから2台空輸させたり、冬の公演時「暖房を使うとピアノの調子が崩れる」と暖房使用にダメ出しし、コートを着て演奏会を開いたり(お客さんも大変だったでしょう笑)、とにかくちょっとでも自分が納得のいかないところがあると公演をキャンセルするので「キャンセル魔」とも言われていました。

そんな彼が愛した「クルマ」はフェラーリ。
しかもフェラーリの中でも「伝説」の存在と言ってもいい「250GT」のオーナーでした。
故郷、イタリアを愛していた彼はやはり自国の誇るスーパーカーを愛していたようです。

彼も「スピード狂」として有名で同乗したことのあるピアノ調律師の方の証言で「街中でも平気で100キロ以上、アウトストラーダでも260キロ以上で飛ばしていた。」とか(汗)
彼曰く「死と隣り合わせの緊張感がたまらないのだよ。ミスが許されない演奏と同じだ」と語っていたとか。
周りは迷惑ですね(笑)
またあの「ミッレ・ミリア」にも出場したと言っていたとか・・・

いやはや、やはりクルマ好きの「マエストロ」達は逸話に事欠きませんね(^^)

彼はカラヤンとは対極にある音楽家だったのかもしれませんが、こういうエキセントリックな人物、私は好きです(^^)

3人目。
「カルロス・クライバー」

こちらも20世紀から今世紀始めにかけてとんでもない人気を誇った大指揮者です。
父親のエーリヒ・クライバーも19世紀から20世紀中盤まで活躍した指揮者であり、音楽の才が受け継がれた好例とも言える存在です。

彼は指揮者を目指した当初、当時すでに大物指揮者であった父・エーリヒから反対されそれでも隠して音楽活動を続けたそうです。

そんな若き日のカルロス。
ある演奏会で指揮をすることになりました。
父・エーリヒにバレるとマズいので「カール・ケラー」なる変名を使い、指揮台に立つことに。
不安と期待が入り交じる楽屋に一通の電報が届きました。

そこには「貴君の演奏会の成功を祈る。老ケラーより」と一言。

つまりは親父、エーリヒにバレていたんですね(笑)
このエピソード、私とても好きです(^^)

また彼は面白いエピソードが多い人物ですが、ちょっと長いのですがもう一つ。

セルジュ・チェリビダッケ(愛称チェリ)という、完璧主義者の余り、練習で気に食わないことがあると直ぐに公演をキャンセルしてしまう、これまた「幻の指揮者」がいました。
チェリは毒舌家としても有名でよく同業指揮者の批評で毒を吐いていました(笑)

曰く。
ヘルベルト・フォン・カラヤンについて。
「彼は耳が聴こえないらしいね。そうでなければあのような空虚な音楽は創れない。彼は商売人だろう?」
レナード・バーンスタインについて。
「彼の「演奏」する音楽と私の「創る」音楽は全く無縁のものだ。彼は指揮台の上で踊っているのかね?」
カール・ベームについて。
「奴はじゃが芋袋だ。生涯に一度たりとも一小節もまともに指揮したことが無い」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーについて。
「彼はいい時に死んだ。耳が聴こえなくなっていたのだから」
等など・・・
チェリは禅にも深い造詣があり、世界観が他の指揮者達とはかなり違ったのが要因かもしれませんが、まぁ何という罵詈雑言(^^;)

これにカチンと来たカルロス。

ある日新聞の投書欄にこのような投稿が掲載されました。

投稿者の名前は「天国のトスカニーニからチェリビダッケさんへ」
「こちらの世界ではモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス皆があなたのテンポは間違っていると言っています。そしてこちらにいる指揮者仲間たちはあなたの批評を見て笑い転げているのです。
実はここ天国に居るもの皆がカラヤンに夢中なのです。
指揮者だったものには、嫉妬心さえ憶えます。
彼があと15年か20年後にここに来て(この時カラヤンは存命中)、我々が歓待できるなど、殆ど誰も思っていません。
あなたがその場に居合わせられないのは残念です。
しかし、聞くところによりますと、あなたは煮炊きもずっとうまくできると言いますし、オーケストラは永遠にリハーサルに付き合ってくれるといいます。それどころかオーケストラは小さなミスを故意にしてくれて、あなたに永遠にやり直しをさせてくれるそうです。
ここ天国ではエンジェルが直接作曲者の眼から読み取って演奏してくれ、私達指揮者は、ただそれを聴いていればよいのです。」

この「天国のトスカニーニ」氏、このカルロスが投稿者だったんです。しかも「天国の~」がカルロスと明らかに分かるような細工まで(笑)
毒舌の標的だったカラヤンはあの世でも大人気、チェリのテンポは作曲家自身が間違っていると強烈なジャブを繰り出し、「リハには永遠に付き合ってくれる」とこれまた強烈なボディブロー(笑)

チェリはこの後、相当静かになったようです(笑)

数年後、日本からヨーロッパに向かう飛行機でこの二人は鉢合わせしてしまったそうです。
周囲は殴り合いになるのではとカラハラしたそうですが、お互いにちゃんと挨拶を交わし、チェリが自分のオーケストラを指揮してくれ」と言ったとか。
さすがはお互い世界を股にかける大音楽家、大人の対応ですね。

さて、そんなカルロスですが、彼もカーマニアとして有名です。
彼はサルーンが好きだったようでメルセデス、BMW、アウディ、ロールス・ロイス等セダンばかり、それも超高性能のAMGモデルやアルピナ(何故かMモデルではなかったそうです)を取っ替え引っ替え乗りまくっていたとか。

カルロスも「キャンセル魔」として有名で完璧な練習が出来なければ、タクトを投げ捨てキャンセルしたり「今回は気が乗らない」と言ってキャンセルしたり・・・

かく言う私も、確か1992年だったと思います。
中学合格のご褒美としてクライバー/ウィーン・フィルの来日公演のチケットを買ってもらったのです。
東京へ初めての一人旅、しかも「あのカルロス・クライバーとウィーン・フィル」の組み合わせが聴ける!と小躍りして喜んだのもつかの間・・・
やっぱり彼は来日をキャンセルしてしまいました(泣)

カルロスは「人間嫌い」の一面がかなりあったようで、聴衆の前に立つ指揮者という仕事ながら耳目を集める事を極端に嫌ったようです。
彼がレナード・バーンスタインに語った「僕は庭の野菜のように太陽を浴びて育ち、食い、飲み、愛し合う行為をしたいだけ」という言葉に如実にあらわれています。

またカラヤンは「カルロスは冷蔵庫が空にならないと指揮台に立たないのさ。」と言っていたといいます。(かのカラヤンもカルロスの事は「正真正銘の天才だよ」と語っていたとか)

そんな気難しい人格、そして同業者への嫉妬と憎悪渦巻く音楽界(笑)でも彼の人柄は全ての同僚たちから愛されたとか。
その溢れ出る才能は同業者達からも尊敬されていたことの証左なのでしょう。

まさにカルロス・クライバーは「天衣無縫」を地で行く人物。

また話が脱線しました(汗)

そんなキャンセル魔で「別にコンサートなんてがっつく必要ないし」なカルロス(笑)

アウディ社主催のコンサートで是非とも指揮台に立って欲しいという依頼が来ます。

(以下の会話の下りはエピソードをもとにした私の想像ですよ笑)

「いやー気が乗らんからやらんわ」
断ったカルロスにアウディの幹部から、「マエストロ、一度でいいのでお願いします。指揮して頂けたら我が社の最高級車A8をプレゼントします」との一言。

これにはセダン好きのカルロス。
「何?ホントか?う~ん、どうしようかなぁ・・・」

逡巡したカルロス。
「そういやお宅の会社の工場、見たことないね。見せてくれる?」
「勿論です!マエストロ!お安いご用です」
「それとさ、オプションなんだけど、これとそれと、あぁこれもだ、あとこっちも、あ、エアロもフルエアロね。あとタイヤは21インチにして。それと内装はフルオーダーね。てかオプション全部乗っけ盛りで」

この無茶振りにアウディ幹部はフルオプションにオーダー内装等など計算してみたらとんでもない金額に・・・

「マッ、マエストロ・・・この仕様だとちょっと金額が金額で(汗)、申し訳ありませんがご希望には添えません・・・」
「あっそ。まぁ、この程度の金額なら俺、買えるし。じゃあコンサートの件は無しね。」
(しめしめ、これで指揮しなくてよくなったわい笑)

しかしどうしても「幻の指揮者」カルロス・クライバーに自分の会社主催のコンサートを指揮して欲しいアウディ幹部。

「マッ、マエストロ・・・(震え声)・・・・・分かりました!マエストロのご希望のA8、ご用意致します!何卒、タクトを!!!!!」

「マッ、マジか・・・分かった。演奏会をやろう」

のような経緯がありアウディ主催のベルリン・フィル演奏会の指揮台に「幻の指揮者」「キャンセル魔」カルロス・クライバーが立ったのです(笑)

一説によると乗り気では無かったカルロスは無茶な要求をすればアウディは断ってくるだろうと思いこのような無茶振りをしたと言われています。
しかしまさかのアウディ、全面降伏(笑)

コンサートは大成功を収め、このコンサートを主催したアウディの株は大いに上がったとか(笑)

ただ後日新聞(確かシュピーゲル誌)で「カルロス・クライバーは高級車と引き換えに指揮台に立った」とネガティブな論調で書かれたそうです(^^;)

クラシックの分野のみならず「カーマニア」の音楽家は多いですね。
やはりとてつもない高みに登ると「車」も最高のものを欲するのかもしれません。

本日もダラダラと長文・乱文となってしまいました。
「クルマ」にまつわる話ということでお許し下さい。
また先日来、沢山の「イイね!」ありがとうございます。
他愛もない内容のブログですが、書く気力となっております(^^)

本日も最後まで拝読頂きありがとうございました。
Posted at 2017/06/28 16:21:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年06月27日 イイね!

運転の時に聴いて欲しいクラシック音楽=渋滞・イライラ時編

今日も暑すぎずかと言って涼し過ぎず非常に過ごしやすい日です。
皆さんのお住いの地域はいかがでしょうか?

藤井奏太四段、あっさりと連勝記録を更新しましたね。
若干14歳であの強さ、畏敬に念すら抱きます。
私は将棋は駒の動かし方くらいしか分からないのですが、将棋や碁の棋士の頭の中身はどうなっているのでしょう(笑)
100手先まで読むとか・・・
私なんて数分で終わってしまうヘボ将棋なのに長考試合になると9時間とか。
将棋に関して言えばAIがまだ勝てないと言いますから、彼らの頭脳は優秀な演算装置より上を行っているのだと思います。
(みん友のSamSさんより将棋もプロ棋士がAIに勝てないということをご教示頂きました。私の完全なる勘違いです汗SamSさん。ご教示頂き深謝いたします)
棋士の有名な言葉に「兄貴たちは皆頭が悪いから東大に行った」という言葉があります。(米長さんだか中原さんだか忘れましたが)

彼らからしてみたら存在する文学やら法学やら医学やら、それらを掘り下げて勉強することはつまらないことなのでしょうね(笑)
でも、彼らの言葉だと説得力があります。

さて、将棋指しはクラシック好きが多い事を思い出し今日は「運転時にイライラした時」に聴いて欲しい名曲を数曲書きたいと思います。

渋滞、煽られた等など運転中、イライラすることは結構あると思います。
そういう時に所謂「景気のいい曲」を掛けてしまうと逆に心がはやり、さらにそのイライラを増幅させかねません。
ですので心静まる曲という事で二曲ほど。

一曲目はギュスターブ・マーラー作曲 交響曲第9番。
マーラーは作曲家として有名ですが、当時は指揮者としてもとても高名な存在でした。
そのマーラー、最後の交響曲となった「第九交響曲」。

この曲は彼の「死生観」を著した曲で、非常に端折った言い方をすれば「必ず来る死に対し、その恐怖とあちらの世界への憧憬」を見事に表現した曲です。
こう書くと「気の滅入る」曲と思われる方もいるかもしれません。
確かに全曲通しで聴くと大体80分~90分程度かかり長いですし滅入るかもしれません(笑)

ですので取り敢えず「第四楽章」のみを聴いて見て欲しいのです。
冒頭部、美しい旋律から始まるこの楽章はマーラーが「死」への恐怖を克服し、むしろそれを受け入れ「安息」を手に入れたかのような楽章となっています。

本来は全曲通しで聴くとこの交響曲の意味が見えて来るのですが、なにせ演奏時間が時間です。
なかなか全曲通しというのはしんどいと思います。
(かく言う私も全曲通しで聴くのは月に1度有るかないかです。邪道かもしれませんが笑)

この第四楽章、冒頭部、寂しげな旋律から始まり、その終結部で、演奏する指揮者への指示として「死に絶えるように」と書かれています。
実演では指揮者がタクトを下ろすので分かるのですが、CD等、特に外乱要因の多いカーオーディオではいつ終わったのか分からないという事もあります。
それほど「静謐」な楽章です。

この「第四楽章」を聴くとさっきまでのイライラは何処へやら「何をそんなにイライラしていたんだ」と思わさられる曲となっています。

この「マーラー 交響曲第九番」は名盤揃いです。
私のHNの由来であるレナード・バーンスタインが生涯、唯一ベルリン・フィル(以下Bph)を指揮した一期一会の凄絶な演奏、あのヘルベルト・フォン・カラヤンがその3年後に彼にしては珍しくLIVE収録した「精緻かつ濃密」な演奏、小澤征爾がサイトウ・キネン・オーケストラと演奏した「祈り」を感じる演奏、その他兎に角名盤揃いです(^^)

是非、この曲ご一聴頂ければ。

二曲目は「L・V・ベートーベン 交響曲第九番「合唱付」

普通、「第九」と言えばこの曲を連想される方が殆どだと思いますし、「え~第九ぅ?」と思う方もいらっしゃると思います。

年末の定番、「歓喜の歌」(歓喜に寄すとも言います)。
師走になるとあちらこちらで演奏会が開催され、街のBGMとしてもよく聴かれるまさに「名曲」ですが何故この曲をチョイスしたかと言いますと。

「第九」と言えば前述したとおり「歓喜の歌」(第四楽章)があまりにも有名すぎて第一楽章から第三楽章はあまり聴かれたことの無い方が多いかと思います。

しかし第一楽章から第三楽章も耳が聞こえなくなったベートーヴェンが創り出した最高傑作と言え、不安・恐怖、そして第四楽章「歓喜に寄す」へ至るベートーヴェンの人生の集大成と言っても良い旋律を聴くことが出来ます。
その第一楽章から第三楽章までを聴いて、第四楽章「歓喜に寄す」を聴くとこちらも些細な事でイライラしていた事がバカバカしくなり、気分が晴れやかになることはお約束できます(^^)

ベートーヴェンの「第九」も当然ながら名盤揃いです。
「最高」と言われるのはヴィルヘルム・フルトヴェングラーがバイロイト祝祭管弦楽団を指揮したものが決定版と言われていますが、録音が1954年のモノラル録音のため、とっつきには余りお勧めできません。
ここは聴いて「音の良いもの」(その解釈は色々有ると思いますが)に絞って。
となりますと、上で書いた「マーラーの第九」と同じカラヤン/Bphの最後のデジタル録音とバーンスタインのLIVE版がとっつきには良いと思います。
カラヤンの録音は正確無比、そして録音の良さはデジタル録音成熟期の物ですが分厚いサウンドで「第九」の醍醐味を味わう事ができますし、バーンスタイン版は「ベルリンの壁」崩壊を記念して行われたLIVE録音で、対立していた東西ドイツ、米ソ英仏各国のオーケストラメンバーで構成された、まさに「東西冷戦の終結」を象徴するかのようなコンサートのものです。そしてこちらは「Freude(フロイデ=歓喜)」を「Freiheit(フライハイト=自由)」と第四楽章の歌詞を変えているのも印象的なものです。

最近、ネットでのDL販売が中心となってきたためか、「名盤」たちが今は安いものでは1,000円程度で買うことが出来ます。
年末ではなくてもベートーヴェンの「第九」聴いてみてはいかがでしょうか。

さて、「第九」にまつわる面白いエピソードを。

一つ目は「第九のジンクス」。

ベートーヴェンの「第九交響曲」は彼の最後の交響曲となったわけですが、この後の作曲家達は「九曲目の交響曲を書くと死ぬ」ということを真剣に考えていたようで、現に上に上げたマーラーはそのジンクスから逃れようと九曲目に作曲した交響曲に「第九番」という番号をふらず「大地の歌」という名前を付け、その後、第九交響曲を書いたのですが・・・

結局、それが彼の最後の交響曲となりましたし、マーラーと「音響の大伽藍」という意味では双璧とも言えるアントン・ブルックナーも「第九交響曲」が最後の交響曲となりました。

また「未完成交響曲」で有名なシューベルト。
彼もまた「第九交響曲」が最後の交響曲となりましたし(ですが、近年の研究で「未完成交響曲」を第七番、最後の「大ハ長調」を8番と呼ぶようになってきました)、「新世界交響曲」で有名なドヴォルザークもこの「交響曲第九番 新世界より」が最後の交響曲となっています。(ただしドヴォルザークについても未発表の交響曲があったため厳密に言えば「最後の」交響曲ではないようですが)

この「第九のジンクス」から逃れようとドミトリー・ショスタコーヴィチは自作の「第九交響曲」を非常に軽めの短い作品として発表、彼は15番まで作曲できました。(しかし「第九交響曲」といえば大作曲家達が素晴らしい作品を残していたので当時のソ連政府はショスタコーヴィチに「歴史に残る」大交響曲を期待していたようで、その小品交響曲はこっぴどく「プラウダ」等で批判されたとか・・・)

いやはや、作曲家も大変ですね(^^)

二つ目は「コンパクト・ディスク誕生」の裏話。
この話は真実なのか都市伝説の類なのかはっきりしておりませんが、これも「第九交響曲」にまつわる面白い話なので。

コンパクト・ディスク(CD)はオランダ・PHILIPS社とSONYが共同開発していましたが、その収録可能時間に2つの案があったそうです。
一つ目は60分で直径11.5センチ(だったと記憶してます)の物。
二つ目は74分で直径12センチの物。(現在のCD)

そこで当時SONYの副社長で後に社長にもなる大賀典雄さん(指揮者としても活躍されました)が、「楽団の帝王」であったヘルベルト・フォン・カラヤンに「マエストロ、この二案が最終まで残りました。マエストロのご意見を」と伺いを立てたところ。
「ヘル・オオガ。簡単だよ。74分にしなさい。そうすれば私の指揮するベートヴェンの第九が一枚に収まる」
この鶴の一声でCDの規格は12センチ、74分に決まったという(笑)
どうやらカラヤンはLPで交響曲一曲を聴くのにA面、B面を裏返す事が我慢ならなかったらしく、そうなったという話です(笑)
カラヤンという人は新技術にとても貪欲な人だったらしく試作のCDの音を聴いてとても喜び、それまで彼が録音した膨大な曲をデジタル録音で再録するという野望もあったようです。

またカラヤンと大賀さんの友情を超えた「エンジニア」として尊敬しあっていた関係。
それはあまりにも劇的な形で終焉を迎えます。

1989年、大賀さんがカラヤン邸を訪問した際に、カラヤンは突然倒れ、介抱する大賀さんの腕の中で息を引き取りました。
「まだ、その時ではないのに。」という最後の言葉を残して。
カラヤン逝去のニュースは徳光和夫さんがアンカーをしていた18時のニュースのトップとして扱われたことを私は鮮明に憶えています。

カラヤンはカー・マニアとしても有名で、来日した時に飛行機の試乗のため訪れた富士重工で(彼はパイロットの資格も持っておりプライベート機を自ら操縦することもあったそうです)「スバル・レオーネ」を見て「あの車はなんだ?ちょっと乗せろ」という話になり、乗ってみて大満足、3台(5台という説も)を買ってヨーロッパに帰り、一台は自分用、残りは親友達に「とても素晴らしいジャパニーズ・カーだ!」と言ってプレゼントしたとか(笑)、世界中の富豪たちが欲しくても限定故、買う人が限られた「ポルシェ959」をポルシェ社から献呈されたとか逸話に事欠かない人物です(^^)
(なんと彼が乗っていた「ポルシェ911ターボ」の「ヘルベルト・フォン・カラヤン」モデルのミニカーまで存在します笑)

あの世でカラヤンは現在のブルーレイや7.1Chサラウンドを見て「なんでもっと早く出さなかった!」と
大賀さんや盛田さん、井深さんやレイ・ドルビー博士を怒っているかもしれませんね(^^)

話が脱線しました。

渋滞やらなんやら、運転中にイライラするシーンは沢山あります。
そんな時、心静まる曲で余裕を持って運転するのも良いものですよ(^^)v

また、皆様のドライブ中、様々なシチュエーションでお聴きになっている曲をジャンルを問わずご教示頂けると幸いです。

まだまだ「イライラ解消」出来るであろう名曲は沢山ありますが、本日はここまでとしたいと思います。

本日も相も変わらずのとっ散らかりブログ、最後までお読み頂きありがとうございました。
また他愛もない内容のブログに沢山の「イイね!」、本当に感謝いたします。
Posted at 2017/06/27 16:53:46 | コメント(3) | トラックバック(1) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記
2017年06月25日 イイね!

「クラウン」というブランド力

今日は曇り空。
暑すぎずちょうどいい天気です。

一昨日から叔父夫妻が遊びに来ていました。

私の二人の伯父・叔父、どちら俗に言う「クラウン信者」で「伯父」の方は現行アスリート、「叔父」の方は現行マジェスタと私の親父を除いてどちらもずっとクラウンを乗り続けています。

叔父とは数年ぶりに会ったのですが私の車庫(というより納屋笑)に入っているGT-Rを見て「おー!これが今のGT-Rか!全然昔と違うな!丸テール位だな、名残あるのは。ちょっと乗せろ」
とのことで叔母を家に置いて少し叔父の運転でドライブしてきました。

エンジンスタート、直ぐに発進しようとする叔父に「叔父ちゃん、メーターのチェックの所がOKになってから発進して」というと「面倒くせぇ車だな笑、まぁ昔友達が乗っていたハコスカも云々・・・」と長話が始まりました(笑)

で、発進。
「なんつーうるせぇ車だ!」「おい!これ足回り換えてんのか?乗り心地悪すぎんぞ!」「ボディの見切り悪いな!」
とまぁネガな部分のご指摘が(笑)
「でもなーハコスカの頃、確かヒーターもついてなかったから、やっぱりGT-Rは走りの車だから仕方ねーか」とも。
なんだかんだ言って気に入ってんじゃないの?(^^;)

バイパスに出た途端いきなりアクセルをがっつり踏んだらしく助手席であの加速を味わうと運転席とは違う感覚でした。
ネズミ取りしてたらどーすんの(笑)

小一時間ほどドライブして家に帰ってきて叔父が一言。
「お前、いい歳して嫁も貰わねーで暴走族みたいな車乗りやがって」
と笑いながらキーを返してくれました。

私も現行クラウンは伯父のアスリートは一度運転したことがあるのですが、マジェスタは乗ったことがありませんでしたのでお願いして運転させて貰うことにしました。

まぁ、兎に角「快適」ですね。
内装の質感の高さは私の乗っていた200系よりずっと良いですし、アスリートよりはやっぱり足のストロークが長いゆったりした乗り心地。
V6の3.5HVエンジンも静粛性は流石でした。
(ただやっぱりCVTには慣れません。それと同じ3.5のHVでもフーガHVのように高速域でのコースティング走行が無い分、80キロ位からはフーガHVの方が静かかな?とは思いました)

叔父曰く「現行になって安くなったけどよ、エアサスは無くなるしパネルも偽物(木目調のことらしい)にはなるし、顔も普通のクラウン(ロイヤルのことらしい笑)とそんなに変わらねーし、それに8発(V8のこと)じゃなくなったしな。マジェスタの良さが無くなったな。」「兄貴(伯父の事)のクラウン(アスリート)と殆ど違いが分からん。あっちは普通の3.5だけど加速とか兄貴の車の方がいいな。(いや、そんな事はないだろう笑)」

これまた小一時間ほどマジェスタを乗り回し帰宅。
その間、叔母は散らかり放題の我が家を掃除してくれていました(笑)

「あんた達は車の事になると・・・笑」

その後、今の病状の事やらなんやら叔母の作ってくれたご飯を食べながら久々に会う叔父夫妻との会話を楽しみました。
2歳になったばかりの従甥の写真を一杯持ってきて「お前も嫁を貰えばこういう幸せが・・・」やら「習い事は何をさせたらいい?」やら典型的爺・婆バカですね(笑)

叔父が好きな焼酎を買っておきましたので、叔母の手料理を肴に車談義をしましたが、久々に会った叔父は相変わらずエネルギッシュでした(笑)
私もものすごく薄く割った焼酎を舐める程度飲んでみましたが直ぐに酔いが回りました(笑)
ドクターからは「ほんの少しならOK」とは言われていましたが今まで断酒していたので、やっぱり効きます(^^;)

私は叔父にLEXUSを勧めました。
「クラウンも来年あたりモデルチェンジでしょ。今度はレクサスにしたら?」と。
すると「あーレクサスはいい車だろうけどよー、俺たち世代はやっぱりクラウンが好きなのよ。もう名前で乗っているようなもんだ。だからセールスからモデルチェンジの話が出りゃカタログも見ね-で予約してきたからな。」
「でも次の型は6発(6気筒のこと)無いって噂もあるよ」
「はぁ!?クラウンから6発無くなったらどーなんのよ」
「4気筒のターボとHVだけって話。マジェは6気筒、残るかもしれないけど・・・」

暫く黙っていた叔父。
「もうクラウンも4発の時代か・・・古いっちゃあ古い考えかもしれんがクラウンは6発じゃなきゃな・・・」と寂しそうに言ったのです。
やっぱりこの戦後世代には「クラウン」というブランド力は絶対的なものがあり、また「6気筒」というこだわりもあるのだなと実感させられました。

「お前の前乗っていたグロリア(フーガのことらしい笑)はまだ6発か?」
「フーガね(笑)あれはまだ6気筒だよ。」
「名前が気に食わねぇけど次は初めての日産でも乗ってみっかなぁ」
「やめとけって!もうモデル自体が古い!」
「じゃあ次の型はいつ出るのよ」
「分からん(笑)」
「今の車はどんどん昔のイメージとは違った車になっていくな・・・」

あれほどトヨタ信者だった叔父から「日産に乗ってみようかな」という発言が出たことが驚きでした。

私見ですが、そんな人達の受け皿がレクサスだと思います。しかし、どうしても「クラウン」や「セドリック」「グロリア」というネームに強い拘りがある世代がいるのも事実。

「レクサスは一回、ディーラーを冷やかしに行ったけどなんだか敷居が高くてよ。小奇麗過ぎるっつーのか・・・外車は商売やってる人間は乗れんしな」

そのレクサスに何度も冷やかしに私は行ってるわけで(笑)敷居高いか?と思ったのですがトヨタ店のような「普通」のディーラーに慣れた叔父には肌に合わないのかもしれません。

横から叔母が一言。
「そんなら今の長く乗れば?」
確かに(笑)

うちの親父の兄弟達はみんな車好きで、その血が受け継がれたのが私だけのようでして(従兄弟達は全然車好きはいません笑)こんな会話が出来るのを叔父も楽しそうでしたが、やっぱり「クラウン」という「ブランド力」「神通力」は未だ健在なんだなぁと実感させられました・

高齢化社会が更に進んでいけば当然今までの「クラウン」ユーザーも減って行くでしょうし、ダウンサイジングが世界の趨勢となっている昨今、やはりトヨタとしても伝統あるブランドカーでも変革は求められているのでしょう。

「いつかはクラウン」だった時代はもう終わり、トヨタの上級サルーンは「レクサス」へ移行させ若い世代の掘り起こしというマーケティング戦略に移ったのかもしれません。

拙ブログ「マークXが消える?」でも書きましたが「トヨタ」ブランドでFRセダンはクラウンのみという事になってしまうのでしょうか。
もしかしたら、次々期型クラウンあたりでこんどは「遂にFFへ!」なんてことにもなるのかもしれません。

そんなこんなで様々な観光地に行ったり(アラフォーの私でも叔父夫妻から見れば「甥っ子」なんですね。私がご馳走しなければならないのに全部ご馳走になったりお土産まで買ってくれたり、子供の頃と同じ扱いでした笑)楽しい2日間を過ごし、叔父夫妻は帰っていきました。

「早く結婚式の招待状寄越せよ。いや、その前に早くそういう人を連れてこい。」
と最後に言い残して。
だからもうあり得ないって(笑)

こりゃ工作して伯父共々レクサスを買わせるかと算段してます(笑)
でもあの世代を説き伏せる(というか騙す笑)には困難そうですね。

叔父・叔母との楽しい二日間でしたが「クラウン」というブランドの威光とその源泉を垣間見た気がします。

4気筒には4気筒の良さがあります。
しかし「6気筒」は勿論、「8気筒」という響きに甘美な物を感じるのも事実。
メルセデスが直6をまた開発しているという話もありますし、これから登場してくるであろう新型車、楽しみなものが多いですね。

相も変わらず本日も長文・乱文、失礼しました。
お目汚しのこととは思いますが、最後までお読み頂きいつもありがとうございます。
また先日来、沢山の「イイね!」、本当に感謝いたします。
Posted at 2017/06/25 14:54:23 | コメント(7) | トラックバック(0) | 徒然なるままに日常雑記 | 日記

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「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
バーンスタインです。よろしくお願いします。 HNは20世紀を代表する指揮者で大作曲家でもあるレナード・バーンスタインから取りました。 当然、車と同じ位、...
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