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2017年06月12日 イイね!

高出力と低燃費を兼ね備えた一台

高出力と低燃費を兼ね備えた一台高出力と低燃費を兼ね備えた車で、久々に「技術の日産」の面目躍如と言ってもいい車です。
100キロでエンジン停止するのは新鮮な驚きですし、街中も余程アクセルを踏まない限りモーターで走ることが出来ます。
「飛ばしたい時」や「飛ばさざるを得ない状況」になるとVQ35HRエンジンの快音とともに良い加速をしてくれます。
不満点でも書きましたが純正のオーディオはショボすぎます。
せめて10スピーカー位は標準にしてほしいところ。
購入を検討されている方はメーカーOPの「BOSE」オーディオを付けることを強くお勧めします。
また不人気車故か街中で見ることが殆ど無いのも魅力ですし、曲線を多用したボディラインも国産には中々無いデザインです。
これは高級車を今検討されている方にはお勧めしたい車です。
Posted at 2017/06/12 16:19:39 | コメント(0) | 過去所有車 | クルマレビュー
2017年06月12日 イイね!

最近の車名について

今日は生憎の雨です。
こんな日は家で「晴耕雨読」を決め込み、読書することにしています(と言いつつ畑はありませんが笑)

さて、今日読んでいいるのは1990年に出版された「レクサス/セルシオへの道程」
中学に上がったあたりに買った本ですが久々に読み返しています。

当時の子供の頭では理解できなかった開発陣の苦闘と、海外では日本車がまだ「安くて壊れにくい車」でしか無かった市場にプレミアム・カーで殴り込みをかけたトヨタ開発陣の話を興味深く読んでいます。

確かに当時、日米貿易摩擦は大きな問題となっていましたが小型車での話。
日本車が欧米のプレミアムカーに匹敵する車を開発することなど考えもしなかった時代だったのでしょう。

それに敢然と立ち向かったのがトヨタと日産だったのですね。(本書はトヨタの話ですが)

当初、セルシオことレクサスLS400はV6の3リッター程度で開発されていたようです。
しかし欧米のマルチシリンダー全盛の時代にV6では役不足と考えV8になった話や「LEXUS」というブランド名の他に「Cambridge(ケンブリッヂ)」「Chaparral(シャパラル)」なども検討された、また「Yetの思想」(端折って言えばまだまだ行けるぞ)等、とても興味深い話を読むことが出来ます。

さて、「セルシオ」という車名が無くなって久しいですね。
拙ブログ「マークXが消える?」でちょっと書きましたが、我が家でもF10が登場すると親父の愛車となり、そのあとF20→F30とセルシオを乗り継いでいました。

当時、小学生だった私に初代セルシオが登場した時のCMとキャッチコピーは鮮烈なものでした。
士別のテストコースを疾走するセルシオ、BGMはマーラーの交響曲第五番終楽章の終結部、そしてキャッチコピーの「トヨタ50年の歴史を超えた創造と挑戦の車、セルシオ」
いまでもはっきりと思い出せます(笑)

納車の日、家族でドライブに行きましたが80マークⅡとのあまりの違い(乗り心地、静粛性等など)ハンドルを握れない私でも「すげぇ車!」と感激したのも懐かしい思い出です。

また街でインフィニティQ45を見ると「絶対セルシオの方がカッコいい!」と判官びいきで見ていたのも思い出しました(インフィニティQ45もジャパニーズ・モダンを具現化した素晴らしい車でしたね。アクティブサスや銀蒔絵を施したインパネ等セルシオには無い装備で真っ向勝負でした)

このレクサスLS400とインフィニティQ45が市場に与えたインパクトは大きく、当時の欧米高級車がそれまで歯牙にもかけなかったプレミアムカーの分野で初めて日本車に脅威を憶えたというのは有名な話です。

さて、セルシオもですが最近、各社かつてのビッグネーム達が姿を消していっています。
トヨタでは「コロナ」「チェイサー」「クレスタ」「カリーナ」「セリカ」「スープラ」等など。
日産では「ブルーバード」「サニー」「セドリック」「グロリア」等。

他メーカーでもマツダの「RX-7」や三菱「ギャラン」等など・・・
ホンダは比較的、消滅したビッグネームは少ないですね。「シビック」も今夏また発売開始のようですし。

やはり時代の趨勢で昔の名前が消えていくのはしょうがないのかもしれませんが、子供の頃、普通に見ていた車達の車名が消滅するというのは寂しいものがあります。

勿論、消滅したとは言え後継車がある車はその名残が残っているといえるのでしょうが・・・
私の両親世代に「プレミオ」と言っても「なんだそれ?」という感じです(笑)
なので最近は面倒になって「プレミオ」だったら「昔で言うコロナ」、「シルフィ」だったら「昔で言うブルーバード」というと理解してくれます(^^;)

確かに私がフーガHVを買うときも、親父は
「そんな訳の分からん車、やめとけ」と言われ
「あーこれ、昔でいうセドリックよ」というと
「それなら間違いないな」と納得してました(笑)
それに今のGT-Rにしても「スカイライン」とか「スカG」と言ってます(笑)
既にGT-Rから「スカイライン」の冠は取れてしまってますが、やはり「GT-R」が憧れだった世代には「スカイライン・GT-R」の方がしっくりくるのでしょう。

また「シビックタイプR」がまた登場しますが
「今、シビックはなんぼ位するんだ?」
「これで450万位らしいよ」
「何!シビックが450万もすんのか!」
だそうです(笑)
ま、「タイプR」の凄さを言っても恐らく「シビック」は大衆車だと思っているからでしょう。

それにしてもこれらビッグネームを塩漬けにしておくのもなんだかもったいないなぁと思いました。
例えば「クラウン・マジェスタ」は「セルシオ」にするとか「86」を「セリカ」にするとか・・・
でも私よりずっと優秀なマーケティング部門が考えての車名ですからやはりダメでしょうね。

私より若い世代が私~さらに還暦を迎えるあたりになって今の新しい車名達が「普通」になっているのかもしれません。

そういえば「スープラ」はBMWとの共同開発で復活するようですね(^^)
これは正直、楽しみな一台です。

現れては消えていく。
これは有現物の宿命です。
でもなんだか思い出があるものが消えるというのは寂しいものです。

こうして考えると「クラウン」や「スカイライン」という車名が今でも燦然と残り、輝いていることは顧客のブランドへの信頼の証左ではないのでしょうか。

また逆に欧米勢が車名を殆ど変更しない事は信頼の裏打ちなんだろうとも実感させられました。
(今ではメルセデス190とか560SEL、Audi80なんて言っても若い人には?って顔をされるんだろうなぁ笑)

ま、「ハリアー」のように一旦消えてもそのネームバリューから復活を遂げた車もあります。
もしかしたらビッグネーム達が蘇る日もくるのかもしれません。

これから出てくるであろう新型車達を楽しみにしたいと思います。

本日も乱文・長文失礼いたしました。
また最後まで忍耐強くお読み頂き、また沢山のイイね!ありがとうございます。
Posted at 2017/06/12 14:22:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月10日 イイね!

本日のディーラー巡り(冷やかし編)

今日は天気もよく、なんだか出かけたくなる日でした。

体調も良かったので、先日、BREITLINGを買ってしまったため中止した「外車ディーラー冷やかしツアー」にでも行こうと決めました(笑)

丁度、先日地域のメルセデス販売店からNEW EクラスクーペデビューフェアのDMが来ておりましたので丁度よいと思ったのもあります(^^)

というわけでメルセデスから。
うちにいつもDMをくれるのはヤナセ系の販売店です。
行ってみると・・・
う~ん、他のお客がいない・・・
こちら完全に冷やかし客なので気が引けます。
まぁ、いつも「見てるだけ~」の客なのであちらもご存知の事でしょう(笑)

駐車場に入っていくとスッとセールさんがやってきて「オーライ」が始まります。
さすがヤナセ。
スーツをビシッと着こなしたいつものセールスさんでした。

「今日はEクラスですね。GT-Rからお乗り換え頂いても十分ご満足いただけるいい車になりましたよ」
と店内に入りながら話してきます。
早速、拝見。

カッコいい(笑)

ピラーレスの流麗なボディ、これはいいですね!
そしてボンネットに入った二本のラインがこれまた自己主張しすぎてなくていい感じです。

内装は言うまでも無く質感の高い!
メルセデスはベーシックラインからハイエンドまで、全てのモデルで内装の質感の高さにはいつも感嘆します。
フル液晶メーター、これいいよなぁ・・・と内心思いつつ運転席周りを弄ってました(笑)
「白の革シート、手入れは大変そうだけどいいよなぁ」「エアコンのルーバー形状まで拘っているなぁ」リアからエクステリアを眺めて「(いい意味で)エロいなぁ」とか(笑)

Eクーペ、欲しくなりました(笑)

メルセデスは見たり、触れると本当に欲しくなってしまう魔力があります。
昔はメルセデスの思想や神話めいた安全性からでしたが、今はそれらに加えてエクステリアの美しさ、インテリアの良さが加わってます。

恐らく他のお客さんがいなくてヒマだったのでしょうか、色々と説明して頂けました。
「半自動運転」とセールスさんはおっしゃってましたが私から見れば「自動運転」です(笑)

「GT-Rからお乗り換えとなるとE400位のパワーが無いとご不満を感じられるかもしれません」
というお話が出て
「E400クーペだとおいくらなの?」
「1,037万円です」
・・・
ムリ(笑)

価格表をもらいましたが手が届くであろうE200でも682万円。
はい、当分GT-Rに乗り続けます(笑)

カタログと来場記念品を貰ってサヨナラ~(^^;)

帰宅するにも時間があるのでBMWかAudiでも見に行こうかと思ったのですが今のところ両社の車で欲しい(というか見たい)車も無かったので手持ち無沙汰となりました。

みんカラを始めてLEXUSオーナーの方々と交流する機会に恵まれましたのでLEXUSのディーラーに行ってみようということにしました。

LEXUSのディーラーに行くのは本当に久々です。
クラウンを買う時に当時のGSと迷った時、それとフーガHVを買う時これまたGS HVと迷った時以来、三度目です。

そのLEXUSに行くとオーナー様の車でしょうか。
GSとLS、RCが停まっていました。
そのGSとRCの間に35を入れようとするとやってきましたセールスさん(LEXUSはコンサルタントでしたね)
いつも私が行くと対応してくれたのは女性のコンサルタントさんでしたが、今回もその方が出てきてこれまた「オーライ」(笑)

私の顔を見るなり「あら、○○様ご無沙汰してます。ってGT-R買ったんですか!?私からGS買ってくれるんじゃなかったの~」と笑ってます(笑)
ごめんなさい(^^;)
そーなんです。
クラウンのときもフーガHVのときも「他の車にするからごめんね」だったんです(汗)

「いやね、色々あってGT-Rになってさ。今日はLC見たいから来たよ。買えないけど」(笑)

というわけでLEXUSではLCを見てきました。

これまた日本車離れした美しいエクステリアですし、内装も凝ってますね。
これは現代版「ソアラ」なのかなぁと勝手に思いました。

メーターの表示が切り替えられたり、やはりドイツ勢を意識してます。
外装もブレーキランプ周りが印象深いデザインでしたし、イタリア車のような色香あるデザインです。

「どうですか、LC。とてもいい車ですよ。V8モデルでもHVモデルでも、ご満足いただけることは約束します」と件のコンサルタントのお姉さん(笑)
私は「いいね~いいね~」を連呼(笑)

でもね。

1500万は出せませんがな(笑)

「パワー的にもGT-Rからお乗り換え頂いても不満は無いと思いますよ。装備もお好みで外装とか付けるくらいでしょうから」
「だよねぇ、でもなー買えましぇんよ(^^;)」
「よかったらご試乗なさいますか?」

本音を言えば乗ってみたいのですが乗ると絶対欲しくなることは承知ですし、冷やかし客に時間を取らせるのも申し訳ないのでご辞退申し上げました(笑)

アイスコーヒーをごちそうになりながら色々とLCについてレクチャーを受けましたが先進的過ぎてわけが分かりません(^^;)
でも「流石、LEXUS!」と言える車であることは確かのようです。
いや、本当に乗ってみたい(笑)

お見送りをうけ、店外にでて我がGT-Rを見るとLEXUSに挟まって停まっているGT-Rはやはり異端に見えました。

エンジンをかけると・・・
やっぱりGT-Rのサウンドは勇ましい(笑)
きっとLCのV8も勇ましいのでしょうが、もっとジェントルなんだろうなぁ等と思いながらLEXUSを後にしました。

帰りの車中で今日見た二台の美しいクーペのフォルムを思い出して「どっちもエロいボディラインだよなぁ」と完全に色香に当てられました(笑)

EクーペやLCはモデルさんみたいな色香があります。
GT-Rは・・・肝っ玉母さんのような強さかな(笑)

言い換えればEクーペは戦中のイギリスのスピットファイア戦闘機のような美しさ、LCは震電のような鋭さと流麗。
GT-RはB-29のような重爆撃機。

久々に今日は楽しいディーラー巡りでした。
二台の色香に当てられて今日はいい夢を見られそうです(笑)

本日も乱文・長文となり失礼しました。
最後までお読み頂き、また先日来、沢山のイイね!本当にありがとうございます。
Posted at 2017/06/10 20:45:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月09日 イイね!

「プロレス」の思い出

今日は車ネタですありません(笑)

つい先日、プロレスのテレビ放送を十数年ぶりで見ました。

いやー今のプロレスは本当に凄いですね。
テクニックやらなんやら・・・

その放送を見ていて子供の頃にプロレス好きだった頃を思い出しました。

時は昭和の末期(笑)

猪木・馬場の両巨頭が君臨し、長州力や天龍、ジャンボ鶴田や藤浪辰巳が大活躍している時代でした。
私の周りも猪木派と馬場派がいて「どっちが強い」でよく喧嘩してましたね(笑)

そんななか、私はなぜか「スタン・ハンセン」が大好きでした。
ウエスタン・ラリアットがバコーンと決まって、相手がマットに沈むシーン、未だに憶えています。

ある日、私の地元に全日本プロレスが巡業でやってくることになり、猪木派も馬場派も皆で見に行こうという話になりました。

当時の全日本プロレスには長州力率いる維新軍が新日本プロレスから離脱して、全日本プロレスに参戦して、それは凄い人気でした。

そして試合当日。
サインを貰おうということになり、各々が目当ての選手が乗ってくるバスを待っていました。
最初にやってきた「ALL JAPAN PRO Wrestling」とデカデカと書いたバスから馬場さん、鶴田さん、天龍さんらが降りてきました。
私の友達はこぞって駆け寄り、サインを求めると皆さん、面倒な顔もせずしてくれていました。

その後、維新軍のバスがやってきて長州さんや谷津さん、アニマル浜口さんらが降りてきました。
今度は長州派の友達達が駆け寄っていってサインをもらいました。

私の目当ては「ハンセン」だったので外人組はいつ来るのだろう?と思って待っていると。
やってきました、三台目のバス。
これに外人組が乗っているのだろうと確信した私はハンセンが降りてくるのを待ってました。

ところが。
バスのドアが開いても誰も降りてこないのです。
「ありゃ、これも違うのかな?」と思った矢先。

奇声が聞こえ、バスから「タイガー・ジェット・シン」と「ハンセン」が降りてきたんです(笑)
シンはトレードマークのサーベルを振り回し、ハンセンはロープを振り回しながらお客さんを威嚇しまくっています(怖)
「こっ、これはムリだ」と思いました・・・
そして他の外人を引き連れそのまま会場の体育館に入っていってしまいました。

ハンセンのサインを貰えずに私は意気消沈。
友人達は目当ての日本人人気選手のサインを貰って喜んでいる中、内心「いいな~」と・・・

やがて開場時間となり、会場の中に入りました。
まだ試合開始までは時間がありました。

私はハンセンにサインを貰うことが叶わず、しょうがないので誰か他の選手のサインを貰おうかと考えました。
会場を廊下をウロウロしていたら「ロッキー羽田」選手がいました。

あまりメジャーな選手ではありませんでしたが、今にして思えば甘いマスクの背のとても高い方で次世代を担う選手の一人だったと記憶してます。

そのロッキー羽田選手に「サインください」と話かけると。
「俺の?俺なんてまだまだ人気も無いし、本当は誰のサインが欲しいんだい?」と聞いてきました。
見透かされていた(笑)

全日本組と維新軍、外人組は対立のアングルでしたのでダメ元で「ハンセンのが欲しいんです」と言ってみました。
「ハンセンか~・・・ちょっと待ってな。」と言いつつグッズ売り場で葉巻を燻らす馬場さんの元に連れて行ってくれました。
すると馬場さんに何か小声で話しているんですね。

すると「OK。ハンセンの所に行こう」となりました。
「は?マジで?」という思いとさっきの怖いシンとハンセンを思い出し、サインなんて言った瞬間に羽田選手もろともぶっ飛ばされるんじゃないかという恐怖にも駆られました。

「外人控室」と書かれたドアを羽田選手がノックし英語で誰かと何かを喋っていたのを記憶してます。
すると・・・

ハンセンが出てきた(驚)

羽田選手がまたもや英語でハンセンに何かいうと「怖いはずの」ハンセンが笑顔で「OK!OK!」言いながら私の手元から色紙をひったくりサインしてくれたのです。
恐らく私は恐怖で震えていたと思います(笑)

しかもそのハンセン、英語で何かを言うと私の色紙とペンを持ったまま控え室に戻ってしまったんです。
何が起きたのか分かるわけもなく羽田さんに「やっぱりハンセン、怒っているんでしょうか?」と聞いたらニヤっと笑って何も言いません。

一分位経ってハンセンが戻ってきました。
そして私に色紙とペンを返してくれました。
色紙を見るとさっきハンセンが書いたサインの他にも二人、サインが増えていました。
羽田さんがそれを見て「こっちはシン、こっちはスヌーカだね」と教えてくれました。
なんとハンセン、他の悪役(笑)外人組のサインも貰ってくれたんですね。
もう感謝感激です(^^)

小学生の私がやっと言える英語「Thank you very much」というと私の頭をゴシゴシとしごき、大笑いしながら何か英語で喋ってました。
そしてまた控え室の中に戻ったかと思うとすぐに戻ってきたのです。

こんどはなんと・・・
あの「狂虎」ことタイガー・ジェット・シン」を連れて・・・・・
しかもシンはトレードマークのサーベル、ハンセンはテンガロンハットとブルロープを持ってます。
これは流石に今度こそヤバいと思いました。

が。

ハンセンが羽田選手に話しています。
「写真を撮ろうって」
願ってもないお言葉ですが、私は怖くて怖くて・・・

そこに丁度「週刊ゴング」か「週刊プロレス」の記者さんがいて、その方が写真を撮ってくれました。

私は怖いのですが写真まで一緒に撮ってくれたシンとハンセンに再度「Thank you very much」と挨拶するとあのおっかない二人が英語で何を言っているのか当時の私では当然理解できませんでしたが「ワハハハ~」と笑いながら手を振って控え室に帰って行きました。

羽田選手にもお礼を言うと「今の事はあんまり色んな人には言わないでね。普段はいい人達なんだよ」と言ってました。

週刊誌の記者さんから写真が出来たら送るよということで家の住所を教え、試合を待つため席に戻りました。

試合が始まっても私は殆ど、夢心地でどんな試合だったか憶えていません(笑)

ただ、いざ試合となったら、あの優しかったハンセンとシンが観客を威嚇しながら入場してきた事だけは鮮明に憶えています(笑)
あんなにいい人達だったのに・・・

このブログを書くにあたって当時の方々は今どうしているのか少し調べました。

言うまでも無くジャイアント馬場さんは1999年にあまりにも若すぎる生涯を閉じました。

ハンセンとシンに引き合わせてくれた「ロッキー羽田」こと羽田光男選手。
惜しいことに馬場さんよりも早く、1991年に43歳の若さでお亡くなりになっていました・・・
この方がいなければ、あの夢心地を経験することもありませんでした・・・
合掌。

スタン・ハンセン。
アメリカで今もお元気のようです(^^)
引退後もプロレス団体の重要な役職を担うなど、その人柄は後輩たちからも慕われているとのことでした。
また日本人を奥様に迎え、大変な親日家だということです。
あの「ブレーキの壊れたダンプカー」と評された凶暴ぶりとは裏腹にやはりジェントルマンのようです。

「狂虎 タイガー・ジェット・シン」
現在もカナダ・トロントでお元気のようです。
様々な事業を興し、大成功を収め、実業家として今は優雅な生活を送られているとのこと。
また、あの「狂虎」のイメージは完全に「創られた」ものであり素顔は紳士、北米インド人社会では尊敬される人物であるとも。

あの時、羽田選手がおっしゃった「あまりこのことは~」はこの二人のギミックを崩してはならないという配慮だったのでしょうね。

極東の地でプロレスに心ときめかせていた少年にその表の顔とは違う本当の顔を少し見せてくれた二人。

また、その一少年の願いを聞いてくれた馬場さんと羽田さん。

私はあの4人こそ、本当の「スペシャリスト」であり「プロ」だったのだとこの歳になって実感させられました。

プロレスは全く見なくなってしまいましたが、この思い出は一生忘れることは無いでしょう。

この時頂いたサインと後日送られてきた写真は実家にこれまた少年時代の英雄であった「高橋名人」から頂いたサインとともに飾ってあります。

今のテクニック、大技全盛のプロレスは勿論凄いのですが私は色々なアングル、ギミックに満ちた「昭和プロレス」がやはり最高だったなとしみじみ思いました・・・

いつものことながら今日も長文・乱文となってしまいました。
いつも最後までお読み頂き、また沢山のイイね!本当にありがとうございます。
Posted at 2017/06/09 20:24:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月07日 イイね!

エアバッグの生みの親

Myファンのゆうz,さんのブログ「Das Beste oder nichts」(ダス ベステ オーダー ニヒテ)英訳「The Best or Nothing」を拝見し感銘を受け、思い出したことがあったので、便乗しつつ本日のブログを書きます。(ゆうz,さん、大変素晴らしいブログ、ありがとうございました)

即ち「最善か無か」

メルセデスの数々の神話を生み出してきたキャッチコピーですね。
私がもっとも車の世界では共感でき、好きな思想・キャッチです。

メルセデスは「エアバッグ」を早い時期に搭載したメーカーですが、メルセデスの偉いところがそのパテント(特許)を無償公開したことです。
このことによりエアバッグは世界中で爆発的に搭載、標準化がなされていきました。

さて、この「エアバッグ」。
ハンドルに頭をぶつけて大怪我、最悪は亡くなってしまうという事に目をつけ、「そのエネルギーを風船のようなもので吸収したらどうか」と考えた方がどのような方か、皆さんはご存知でしょうか?

なんと、日本人なんですね。

その方の名前は「小堀保三郎博士」。

彼はシートベルトが義務化される前の1960年代にこの思想を既に持っていました。
当時はシートベルト着用の義務化は当然のようになせれておらず、また現在のような三点式シートベルトでは無く、二点式が主流だったため、頭を打つ、車外放出等が死亡原因の大きな要因となっていました。

そこで小堀博士は「衝突の瞬間に風船のようなものを膨らませて乗員を保護すればよいのでは無いか」と考えたのです。

開発は困難を極めたようです。
現在のようにミリ波レーダーや認識カメラがあるわけでも無く、衝撃感知センサーの精度も比べ物にならなかったでしょうから、博士の苦労が想像できます。
ついには「事故で亡くなる人を少しでも減らしたい」という博士に熱意から私財まで投入して開発を進めたようです。

実用化の目処が立ち、運輸省(現国交省)にこのアイディアを持って行くと「そんなわけの分からんもん、認可できませんね。欧米で実用化されているのですか?日本では無理です」と一笑に付されたそうです。

ここでも「霞が関」というより「お役所」の「前例踏襲主義」と「事なかれ主義」の悪弊が(怒)
結局、今も昔も変わっていませんね。
チャレンジングなことは絶対やらない・・・

結局、小堀博士の開発した「エアバッグ」は日の目を見る事無く、忘れ去られていきました。
小堀博士の発明について、他に少し調べたのですが、現在でいうところの「歩行者保護エアバッグ」(ボルボやスバルが実用化、搭載してますね)

先見の明が有りながら我が国の官庁の悪弊により実用化されなかった博士の発明。
特許はとったそうですが、日本のメーカーは関心を示すところはなく、その開発に着目したのが欧米メーカー(特にもメルセデス、ボルボ)だったようです。

そして・・・
最悪の結末。

小堀博士はエアバッグの開発に私財を投入してまでやったのですが、その開発費用捻出が厳しくなっていたようです。

そして・・・小堀博士は1975年、奥様と心中されました・・・

その数年後、メルセデスが実用化、市販車への搭載を開始することになります。

これを「早すぎた技術」とか言ってしまうのは簡単です。
しかし言うなればこれは「悲劇」としか言いようが無いと思います。

この話は結構前から知っておりましたが、今回ブログを書くため小堀博士について少し調べていると日本の役人の了見の狭さに怒りを通り越して、本当にガッカリさせられました。

霞が関にも「なんだそれ?おう!面白そーじゃねーか!」という気質の方も確かにいます。
でも、私が先日書いた拙文「忖度」で書いたとおり、そういう方は決定権のある地位に就けないという悪循環。

もし、小堀博士が提案した時に、運輸省が「これは!」となっていれば我が国の自動車産業・安全性、そして何よりも交通事故死する方の数も減っていたことでしょう。

小堀博士の無念を思うと・・・

ただ、教え子であった方の言葉。
小堀先生は「やるべきことは全部やった」とおっしゃってました。というのを見て、少し救われた気持ちになりました。

きっと小堀博士夫妻は天国で自分の作ったエアバッグが世界中で当たり前になり、さらなる安全技術が出てきていることに喜んでいると思います。

偉大なる博士の発明はもう忘れ去られる事はないでしょう。


本日も乱文・長文、失礼いたしました。
いつも最後までお読み頂き、また沢山のイイね!ありがとうございます。

※厳密に言えば、小堀氏は「博士号」を取得していません。しかし、私は崇敬出来る方には「博士」を付けることにしております故、今回の拙文にも「博士」を付けさせていただきました。
Posted at 2017/06/07 13:17:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
バーンスタインです。よろしくお願いします。 HNは20世紀を代表する指揮者で大作曲家でもあるレナード・バーンスタインから取りました。 当然、車と同じ位、...
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