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バーンスタインのブログ一覧

2017年08月26日 イイね!

新型ジムニーの情報がリークされたと思ったら

今週は天気が良い日が続きますね。
週の最初こそ蒸し暑い日が続きましたが今日あたり(あ、既に昨日だ笑)から風があって少し過ごしやすくなってきました。
いよいよもう秋がそこまで来ていますね・・・・・

さて、スズキの「ジムニー」新型の画像がリークされました。
現行モデル、デビューしてもう来年で20年ですか・・・

センチュリーとジムニー、どちらが長寿モデルなのか気になりますね(^^)

新型ジムニー?リーク画像






スクエアで無骨なデザインはメルセデスのGクラスやかつてのウィリス・ジープを彷彿とさせますし、見切りの良さそうなボディやこれみよがしな装飾パーツが無いエクステリアはまさに「クロカン」の定石と言ってもよいですね。
内装も現代風に洗練されていますが、これまた「道具感」を上手く出したいいインテリアに仕上がっているなと感じました。

現行モデルも「ヘビーデューティー」と言える存在であり、我が国の車で「クロカン」を名乗ることが出来るのは「ランドクルーザー」「パジェロ」そして「ジムニー」の三つだけではないでしょうか。
それに20年近くモデルチェンジをしてこなかったということは、ユーザーの信頼の証左でしょう。

このリーク画像を見ますとオーバーフェンダーが付いていますから輸出使用のモデルか、普通車になる「ジムニー・シエラ」の画像ということになるのでしょう。
まぁ、これからオバフェンを取ったものが軽規格の「ジムニー」ということになるでしょうか。

かく言う私もハスラーを買う時にジムニーと迷いました。
でも山へ行くわけでも無く、今時「陸サーファー」(死語笑)を気取る年齢でも無いので快適性やらなんやらでハスラーを選んだ経緯があります。
(それにジムニーは社外パーツが豊富で「カスタマイズ欲」を抑える自信がありませんでした。ハスラーもこんなに売れて社外パーツが出るとは思ってもみなかったので・・・)

このリーク画像を見て新型ジムニーが欲しくなってしまいました(笑)
私にはオーバースペックな事は理解していますが、なんかこの角ばった「古典的」にも感じつつ、その無骨なエクステリアに強く惹かれたのですよ(^^)

そんな事をネットで見ていたら両親から電話がありました。
他愛の無い会話をしたあと、お袋と話していたら。

「私ねぇ、そろそろ車替えようと思うのよ。もう歳も歳だし小さい車にしようと思って。遠出の時はお父さんの車があるし、今度は軽にしようと思うの。あんたのあのなんて言ったっけ・・・あの軽、私に寄越しなさいよ。」

はぁ?

今まで普通車しか乗ってこなかったお袋が軽!
やっぱり小さな小回りの効く軽が良くなったか・・・お袋の年齢を感じましたねぇ。
まぁ、遠出の時は親父の車を使っているようですから、お袋の車を小さい車にするのも致し方ありませんね。

って、ちょっと待てよ・・・ハスラー召し上げかよ!(汗)

「その車の代わりに私の今乗っている車、あんたにやるから。あんた三台目買うとか言ってたでしょ。普通車だからこれと交換しなさいよ。また高い車なんか買っちゃだめよ。第一、独身で・・・(以下略笑)」

ギク・・・
耳に痛い(笑)


親には「普通車でもうちょっと使い勝手のいい車を通院やちょっとしたドライブ用に買う・・・・・いやいや、そんな高い車は買わないよ。普通のセダンが欲しいのよ。スバルとか安全装備もいいじゃん」と言っていたのですが・・・

どうやら私の魂胆はバレているようです(笑)

WRX S4やカムリ、アテンザを始め、先日のブログ「「お値打ち」な車達~300諭吉以下で見てみた~」でドイツ御三家やボルボを見て「こりゃええわ!」と思っていたことがバレたのでしょうか(笑)

お袋は今、トヨタの「SAI」という車に乗っています。

「SAI」というとエクステリアがなかなか独創的で「トヨタにしては」結構、翔んだデザインの車かと皆様思うかもしれません。

トヨタ「SAI」(現行モデル)




マークXやカムリがFMCし、現状、立ち位置が微妙な車なんですが、今見ても新鮮なエクステリアの車ですし、夜間に見るとLEDの使い方が日本車離れしていてそれが「誰にも似ていない」感が強くていい車なのですよ。

しかし。

上で紹介した画像の「SAI」は後期モデル。

うちのお袋が乗っているのは「前期モデル」なんです。

トヨタ「SAI」(前期モデル 「G」グレード)




前期モデルの「普通感」はハンパありません(笑)
てか、トヨタさん・・・前期と後期で変えすぎ(笑)


先代プリウスが出たあたりに所謂「ハイブリッド狂想曲」になってプリウスの納車待ちが8ヶ月とか洒落にならない時期がありました。
我が家でもお袋の車はプリウスでいいだろうという事になっていたのですが、その余りにも長い納車への時間を見て「こりゃ、無理」となりつつありました。
そんな時にトヨペットのセールス氏から「今度、プリウスより上級のマークXクラスのハイブリッドが出ますよ」と聞いて買ったのがこれでした。

コンセプトはかつてトヨタの「小さな高級車」としてデビューした「プログレ」や「ブレビス」の後継というような感じで。
(兄弟車のレクサスHSもSAIとほぼ同時期に発売されたと記憶しています)

で、色々考えた結果、トヨタしか乗った事がない親父とお袋が「もう選ぶの面倒だから」と言って車も見ないで発注したのが「SAI」でした。
お陰で発表から一ヶ月位で我が家にやって来ました。

エクステリアは悪く言えば「凡庸」「無個性」、良く言えば「コンサバティブ」なのですが、インテリアは中々、凝っていました。
エンジンスタートでポップアップするナビ、ハードスイッチは極力少なくマウスのような操作系、スキージャンプ台のようにスラントしたインパネ、車体の割には広い室内等・・・

SAI インテリア


一番安いグレード「S」というグレードを買ったのですがナビからクルコンまで標準搭載されていて、当時の車の中ではコストパフォーマンスに優れた車だと感じました。
それと納車僅か数日でお袋がバンパー左下を擦り「修理するより隠そう」と言いくるめ「TRD」のフロントスポイラーを付けたのも思い出です(笑)

ですが、今改めて見てみるとホント「コンサバ」なエクステリアです(笑)
というか、後期になって一気に変わってしまったので前期の影が薄い・・・(^^;)


私も結構、この車は運転しましたが「ウルトラ・ラバー」なCVTの加速感が強烈に印象に残っています(笑)
グレードも写真の「G」では無いのでアルミは16インチ、ヘッドランプもLEDでは無くHIDのプロジェクターとなるので、写真の前期モデルより「更に普通感」がにじみ出ています(笑)

当然、今の車達から見たらエンジンスペック等も凡庸で、クラウンやカムリで搭載された2.5リッターHVになる前のユニット、2AZ-FXEという2.4リッターエンジンにHVユニットを組み合わせたもので、新型カムリや現行クラウン等の新しいHVユニットから見ますと「旧世代感」は否めません。

まぁ、燃費の良さはハスラーから見れば少し劣ると言ってもリッター18キロ位は走るでしょうし、室内も広いのでいいのですが・・・
なんだかなぁ(笑)
セダンで燃費も良く、使い勝手の面でも言うことなしなのでしょうが、どーにもつまらん(笑)
これが「後期」だったら二つ返事なんですけどね(笑)
後期のSAIと較べては勿論、現行プリウスとか新型カムリのデザインを見てしまうと如何にも「旧世代」って感じがこれまた(汗)

まぁ、ハスラーも「足グルマ」として買った車ですからSAIを「足グルマ」として使うなら寧ろ贅沢かもしれませんし、お袋のようなほぼ高齢者ドライバーが運転する車なので衝突回避ブレーキ(と言っても確か時速30キロ以下でのみ機能の筈です)が付いたハスラーの方が万が一、人様に迷惑を掛けるリスクも低下すると思います。

それに新型ジムニーが出たらSAIを売っぱらって買ってもいいし(小声)

こんな事ならハスラーの車検、取るんじゃなかったよと思ったのですが、SAIも今年車検を取ったばかりなはず(笑)
なので7年落ちのHV車を貰って三年落ちの軽を召し上げられるかという事になります(^^;)
まぁ、価値は似たようなものでしょうけど・・・

まぁ、ハスラーをお袋にやるのは別にいいのですが、もう1つ不安があって。
「実家までの長距離をハスラーで行くのが怖い」んです(笑)
ハスラーで高速道には乗ったことがありませんし、実家までは200キロ~300キロの間。
こりゃあ疲れそうだ・・・


帰り道のSAIはそれから見たら相当、楽そうですけど(^^;)

面倒だから行きは私は電車で、車は陸送頼んで、帰りはSAIというのもありかもしれません。

んー・・・・・でもどうしよう。
ハスラーもお気に入りですし、どうせなら新しい軽買えって言ってみようかなぁ。
ハスラーより設計が新しくオートハイビーム等が付いたNMKVの車等もありますし、ハスラーと似たようなモデルだったら「ダイハツ・キャスト」を買って貰いたい(笑)
それか何か勘違いしてS660とかコペンを買ってくれないかなぁ等と悪巧みを(笑)

結局、今回は即答を避けました(笑)

ハスラー君のファニーな顔やチープさを上手く逆手に取ったインテリアも最近になって愛着がわいていますし、何よりも積雪時の走破性はジムニーほどではないにしろ、車高も高いクロスオーバー的もでるなので結構、役にやっていますし・・・

もうちょい我慢させて新型ジムニーを買わせるか(名案笑)


本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また先日より沢山の「イイね!」を頂き、本当に感謝しておりますm(_ _)m
2017年08月24日 イイね!

個人タクシー考~追憶を交えつつ~

今週に入って暑くなってきましたね。
少しダレ気味のバーンスタインです。

テレビを見ていて私の元職場「強制労働省」の事が報じられない日ってないですよね(笑)
最近では現役地方厚生局長が不慮の亡くなられ方をされたり、ちょっと前だと「このハゲー!!!」と絶叫している衆議院議員がOGだったりと(^^;)

「このハゲーッ!」発言で話題になった方は年齢的に近い方ですが存じ上げません。
私より入省が2年先輩にはとんでもない美人がお二人いらっしゃって、あの方と同じ年次だと、その「美人の先輩」の事しかおぼえていないもので(笑)

で、あの頃の事を少し思い出していたのです。
深夜2時、3時帰りは当たり前、11時に終わって「「今日は早く帰れる!」なんて喜んでいたのですから今思うとよくもまぁ・・・と。

私は千代田線沿線に住んでいたのですが、その終電はあの頃は確か午前0時24分でした。
それを過ぎると所謂「タクシー券」が支給され、それで帰れということになるのです。

霞が関の官庁によって契約先が違うようなのですが、「強労省」は個人タクシーの「でんでん虫」と契約していたようで、それで帰る日々でした。

「個人タクシー」って、行灯が「でんでん虫」も「提灯」の方も色々な車が多くて面白かったのですよ。
最初こそ、面倒で並んでいる車列の最初の車に乗っていたのですが、そのバリエーション溢れる個性的なタクシー達を見ているうちに「車好き」の性と言いますか、「なんか面白い車ないかな?」と思って探して乗るようになったわけです。

そうやって色々なタクシーに乗っていた頃、F50シーマの個タクさんに知り合い、よくお世話になるようになりました。
この個タクさんも所謂車好きな方で、疲れて眠たいはずなのに家に付くまでの1時間近く、車の話題でくっちゃべってました(笑)

※これらの写真は全てイメージです。もう15年以上も前の話ですから皆さん、既にお乗り換えになっていることでしょう。



「バルカンヘッドランプ」と言われたあの特徴的なヘッドランプが印象的でしたし、VKエンジンも「静か過ぎる」という感じでは無く「意図的に」聞かせている感じのエンジン音でした。
それとアクティブサスの恩恵なのでしょうか、首都高のつなぎ目等のギャップも嫌な突き上げも無く、コーナーでもなんだかあまりロールしない不思議な感覚でした。

このシーマの運転手さん(Aさんとしておきましょう)と仲良くなり電話番号を教えて貰い、大体いつもその方のタクシーに乗っていました。
でも、Aさんが他のお客さんを乗せている場合もあるわけです。
そうすると「俺の仲間の○○さん(私の事)が喜びそうな車乗っているのを差し向けるから」なんて事もありました。

それで乗ったのがこれ。


これが現れた時はビビりました(笑)
「こんな個タクまであるんかい!」と(^^)

センチュリーなんてお台場の「MEGA Web」で300円払って乗ったことがあるくらいですよ(^^)
しかも後席に乗るなんて大臣や大会社の役員位だろうという車ですから、私のような青二才に乗っていいものかと(笑)

兎に角、この車は「静か」で「エンジン音もどこか遠くで微かに」を通り越して「無音」でした(笑)
精々、ロードノイズが入ってくる位で、その音も同じトヨタなのにアリストとは全く次元が違う車でした。
それに後席にもテレビやスイッチ類が沢山あって、それの殆どが「日本語表記」(笑)
テレビは前席と後席のフロアトンネルの真ん中に鎮座していて、デスクまでありました。
それとマッサージ機能とか・・・
後席エアコンの表記も大分記憶が怪しくなっていますが普通なら「AUTO」表記なところが「自動」って書いてた気が(笑)

まぁ、もう時効だと思いますので書きますと、所謂「居酒屋タクシー」だった訳です(汗)
そろそろ仕事が終わりそうってあたりに電話をすると強労省の少し離れたところで待っていてくれるという塩梅でして・・・
(真ん前には他の個タクが列をなしているので、それを考えて)
乗り込むとリアのカップホルダーに缶ビールとおつまみがセットされているという・・・
数年前、これが問題となっていましたが、今はどうなっていることやら。
でも、いつも貰いっぱなしってのも気が引けて、お茶やお菓子、パン等を差し入れしてました。

まぁ私の場合は「居酒屋」目当てでは無く「乗ったことのない車に乗りたい」が主目的だったのですけどね(笑)
こういう目的でタクシーを選んでいるのも少数派だったと思われます(笑)

他にもいろいろなAさんのお仲間の「個人タクシー」に乗りました。
運転することは勿論叶わないことですが、「個人タクシー」の世界には「これ、タクシーとして使うか?」という車達が結構ありました。

例えば最終型セルシオ(F30)の「TOM'S セルシオ」(笑)
(こちらはノーマル「TOM'S」笑)


これがやって来た時も笑いを通り越しましたねぇ(^^;)
運転手さんはいつもAさんのシーマやセンチュリーの方より年配の方で、
「これってTOM'Sですよね?」と聞くと
「そーですよ。お客さん、Aちゃんから聞いてたけど相当好きだねぇ」
「でも、これエアロキットだけですよね?」
「いーや、ちゃんとスーパーチャージャーも付けたよ」
なんちゅー会話だ(笑)
確かに信号とかからの加速の時「シュウィーン」って音がしてました(^^;)

Y50 フーガの個タクも乗りました。
「フーガのタクシー(ハイヤー)なんて結構いるじゃん」と思われる方も多いかと思いますが・・・
こちらは「IMPUL」のフルエアロだったのですよ(笑)

Y50 フーガ 「IMPUL」

この「IMPUL」タクシーの方は車高も下げておられて「よくねー街中でフロント擦るんだよ~、これ2機目笑」
でもゴツゴツしてるわけでも無く「ちょっと硬め?」という位でした。

「セルシオ TOM'S タクシー」や「フーガ IMPUL タクシー」も、これのボディカラーがホワイトで、サイドとボンネットからリアにかけておなじみのブルーのラインが入り、そしてルーフに「でんでん虫」の行灯が乗っていると思っていただければ出来上がり(笑)

この時、初めて「フーガ」という車に乗ったのですが、インパネ中央にあったアナログ時計やオレンジ色に輝くメーターやインパネは他のトヨタのセダンとは異質に感じて「いい車じゃん」と思いました。
もしかすれば、後年HY51フーガHVを買ったのはこの時の潜在記憶があったのかもしれません(笑)

こういうのにも乗りました。


メルセデス・ベンツEクラス(W211)
ベンツまであるんかい!と思いました(笑)
こちらは国産とは違って内装は質実剛健で、それこそ首都高のあのギャップを越えても「ミシリ」とも言わない剛性感に舌を巻いたものです。
「今、距離はどのくらい走っているんです?」と聞くと
「18万キロちょっとだね~」
流石です(^^)
てか、この写真、借り物ですがあの方・・・じゃないよね(笑)

記憶を手繰ると他にもクラウン・アスリート(18系、普通ならロイヤルだろと思いました笑)やマツダ・センティア(HE型)、ホンダ・レジェンド(KA9型)等など、Aさんのお陰でそのお仲間の「ある意味変態な」タクシーに沢山乗ることが出来ました。

これらの運転手さんに必ず聞いた事があります。
下世話な事なのですが「こんな高級車を使ってペイするのですか?」と。
すると「勿論、儲けさせて頂いてます」という人が殆どでしたが、Aさんとセンチュリーの運転手さんだけ答えが違いました。

彼ら二人は「まぁペイしてるっちゃあしてるけど、他の連中の車よりガス食いだし、メンテ費用は高いし「利益」で見たら低いね。だけど、俺、若い頃にこっちに出てきてタクシー会社入って、金貯めて不動産とか株でちょっと儲けたのよ。そのお陰で今は生活にも不自由しなくなったんだ。まぁ、タクシーから始まった人生だから、これを止めるとボケるような気がするし、こうやってお客さんと喋っているのが好きなんだろうね」と。(このお二人、境遇まで似ていました)

彼らは「自家使用」といって「タクシー」として使っている車両を「自らの愛車」としてる方も多いようです。(「自家使用中」というプレートをフロントガラスに付けた個人タクシーを見かけた事がある方も多いと思います)
また、いい車だと自分の疲労感も少ないし、そこが「職場」な訳だから、せめてその「職場」である車は好きな車を使いたいし、自分好みにカスタマイズもしたいとも仰っていましたね。

強労省を去る日、シーマの運転手さんにそれまでのお礼を電話をしました。
すると「今から行くから」と。

退職の日は寂寥感や感慨等は無く「やっとこのクソみたいなところからおサラバできる」という思いでしたので退庁時間は入省して初めての「定時退庁」だったと記憶しています。

そんな時間(18時)ですから、タクシー券があるわけでも無く、タクシーの営業を始めようかという忙しい時間でしょうから、お断りしたのですが・・・
彼はやってきたのです。
「今日はちょっと早めに仕事を始めたと思えばどうってことないよ」と。

私はたった二年間でしたがお世話になった事のお礼を言うと「乗っていけよ」と言うわけです。
いやいや、この時間で早いですから電車で帰りますよと言うと・・・

「まだ営業前だし、自家使用中に誰を乗せても構わないよ。今日は○○さん最後の日。せめて俺に送らせてちょうだい」
この時の事は仕事場で花束を貰ったり事や送別会の事とかよりはっきりと覚えています。

なんでここまで一介の客のためにと聞いたら・・・
「だって○○さん、普通霞が関からタク券使うお客って疲れてダンマリの人もいれば、やたらと横柄な人もいれば、ありがとうの一言もない人が多いのよ。それをわざわざ俺たちのためにジュースやら茶やら食い物まで買って来てくれるお客なんていなかったからね。それにさ、仲間内、みんなで話したんだけど○○さんと車の話ばっかりだったけど楽しかったって言っていたよ。」

私もいつも良くしてもらっているお礼というのもありましたが、彼らとの話がとても面白く、疲れ切っていてもあの車内の時間は本当に楽しいものでした。車の話題は勿論、タクシー業界の事とか・・・
そんな楽しい時間でしたから、あっという間の時間でしたし、何よりも彼らの心遣いが嬉しかったのです。

僅か二年ちょっとの霞が関勤務でしたが省内部や省庁間で新たな仲間も沢山できました。
しかし、このAさんやそのお仲間とのやり取りを未だに忘れることはありません。
「運転手さんと客」という関係だったのに・・・・・

その後、証券に行ってからは勤務先が日本橋になり強労省のような酷い時間まで残業ということもなくなったため、乗ることもなくなってしまい、そしてその会社も辞め・・・

今では「タクシー」自体に乗る回数が減りました。
乗ることがあっても「きた車を停める」なり「車列に並んでいるのに乗る」という感じです。

でもたまに「でんでん虫」がやってくると「Aさんやあの仲間の方々じゃないかな・・・」と淡い期待を持ってしまいます。
残念ながらAさんを始めそのお仲間のタクシーに再会した事は未だありません。
でも、きっと皆さんお元気で今でも「面白いタクシー」にお乗りの事でしょうね(^^)v

で、最近はどんな「個タク」が走っているのか興味が湧いたのでちょっと時間潰しがてら見てみました。

するとまぁ、面白いのが出てくるのなんの(笑)

まずは定番のこれ。

現行(210系)前期のクラウン・アスリート。
まぁ、ロイヤルがタクシー需要としては多いのでしょうが「アスリート」も結構あるようです。
それにこのタクシー、アルミはBBSに、リアもエアロが付いていますね(^^)

こんなのも。

Y51フーガですが、グリルが「IMPUL」の物に替えてありますね(^^)

まぁ、クラウンとフーガはそれでも「定番」と言えるでしょう。

では「おもてなし感出しすぎ」と言いますか「オーバースペック感満載」「こりゃ乗ってみたい」な個人タクシー達から(笑)


早くも現行Eクラス(W213)の個人タクシーもあるんですね(^^)
あのフル液晶インパネに見入ってしまいそうだ(笑)
うーん、乗ってみたいぞ。


上で現行Eクラスのタクシーに乗ってみたいと思いましたが、現行Sクラス(W222)まであるとは・・・
これも乗ってみたいなぁ。
これにOPのブルメスターサラウンドとか付いていたら最高だなぁ(^^)


Sクラスのタクシーは上で現行モデルを紹介しましたが、こちらはその先代モデル(W221)ですが・・・
よく見るとこれ「AMG」じゃね(笑)
どうやら「S65 AMG」のタクシーのようです(^^)

長距離移動、これでしたい(笑)

メルセデスがあるということは・・・
やっぱりありました(笑)

BMW7シリーズ(先々代E6系)
こちらも快適でしょうねぇ・・・
ドライバーさんと共に「駆け抜ける喜び」を後席で体感出来そうです(^^)v


一瞬、ジャガーのXFかと思ったんですが・・・
なんと「テスラモデルS」の個人タクシーでした(^^)
物凄く静かで快適でしょうね(^^)
これも乗ってみたいなぁ。

では次は「ちょっとやり過ぎ感」が笑えるが見たら「手を上げて停めてしまいそうな」個人タクシー達。


現行の凝ったハイブリッドシステムを搭載したアコードの個人タクシー。フルエアロがこれまたいい感じでの「やり過ぎ感」が出ていていいです。
これ見たら停めてしまいそう(笑)



スカイラインのタクシーというだけでも珍しいですが「IMPUL」のフルエアロ(^^)
それにアルミも替わっていますし、車高も落ちていますね(笑)
映画「TAXI」を彷彿とさせます(^^)
車高、確実に落ちていますが乗り心地とか気になる・・・(笑)
でも、これがやって来たら停めてしまいますね(^^)v
これ、あの「IMPULフーガ」の運転手さんじゃないよなぁ(笑)

最後は「これはネタか?」と思える個人タクシー。


これはプラモデルですよね(^^;)
でも・・・
一台くらいはありそうです(^^)



・・・・・・

お客1人しか乗れないやん(大笑)
首都高とかで運転手さんが熱くなりそうです(^^;)

こうして見ると個人タクシーの世界、やっぱり今でも面白い、そしてどう見てもオーバースペックでしょ?と思うほど豪華な車があったり、運転手さんの趣味がモロに現れているものもあれば、最後のネタとしか思えないものまで幅広くあって、見ているだけで飽きませんでした(^^)

きっと今夜も霞が関のお客待ちにいろいろなタクシーが並んでいることでしょう・・・
Aさんやお仲間達は今、どんな車に乗っているのかな・・・

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また先日より沢山の「イイね!」を頂き、本当にありがとうございます。

まだ残暑が続くようです。
皆様、ご自愛くださいませ。
2017年08月22日 イイね!

「お値打ち」な車達~300諭吉以下で見てみた~

昨日は通院日でした。
いつもより少し長めの検査日で終了が16時半・・・・
少し疲労しているバーンスタインです(笑)

帰りは面倒になって高速道で帰ってきました。
そんな車中、ブログのネタを考えている自分が(笑)
完全な中毒でしょうか・・・・
高速を行き交う車達を見ていてふと思いました。
停滞中(笑)のセカンドカー選び「何も新車じゃなくていいんじゃね?」と。

前にもブログで書きましたが例えばスバルWRX S4に欲しいOPを付けていくとほぼ500諭吉さんですし、新型カムリも税制優遇を受けられるので総支払いはWRXよりは安いですが、450諭吉。

となると中古で所謂「ドイツ御三家」の出物なんて無いのかしらと思ったわけです・

みん友さんにバイエルンの自動車会社の車をお売りになっている方がいたり、メルセデスに造詣の深い方がいたり、アウディのハイエンドに乗られていらっしゃる方がいたりして「独車」への憧憬が強くなっているのでそちらを見てました。

で、その三会社の所謂「認定車」でいいものが無いか見ると結構、お値打ちじゃないの?と思う物件が出ているわけで。
「上限300諭吉縛り」を設けちょっと遊んでみました。

※以下で挙げている写真はその「物件」の物ではない借り物画像なのでご注意を。

例えばBMW。
先代5シリーズ(F10)ってエクステリアを今見ても古さを感じませんし、今いくら位するの?と思って見てみると。
523dで既に300万を切っている物件が結構あります。
と思ったら後期の4発ターボになった528とか523も結構あり。
これってお買い得じゃあないの?と思いました。
(走行距離も3万以下なんてのがザラですし・・・)

BMW5シリーズ(F10 後期モデル)



全然古くないやん。
さすがにMスポーツ(M5ではありません)は少し高めですけど、Mに拘りがあるわけでも無いし・・・
「シルキー6」と言われた6気筒搭載モデルだともっと安いです。
ACCとかも付いているし「レーザービーム」こそ無いもののLEDなりHIDヘッドランプもあるし、レーンウォーニングとか安全装備もいいし。
これで300万しないって国産の新車買うよりお買い得な気がしてきました。
直6モデルだったらもっと安価なので、魅力的です(^^)

で、次はメルセデスを見てみたのですよ。
5シリーズを見たからにはこちらは先代「Eクラス」(W212)で。
こっちもエクステリア、インテリアともに未だに古さを感じさせません。

メルセデス・ベンツEクラス(W212 前期モデル)



後期のヘッドランプが一体式になったモデルだと「300万以下」ではヒットせず。
(でも400まで広げれば沢山ありました)
後期もいいのですけど、この前期の4灯式、今見ても新鮮なんですよね(^^)
これの認定車のE350が本体273万という個体を発見。
走行距離も4.2万キロ。
しかもAMGパッケージまで付いているし・・・
LHDというのが私的には気になる(LHD車は乗ったことが無い)のですが、慣れでしょうか。
これもお値打ち品ですよね。

次、アウディ。
「5シリーズ」「Eクラス」と来たので「A6」でしょう。
こちらも全然古さを感じないデザインとエクステリア。
というか、こちらはMCを経ただけで「現行モデル」が買えます。
こっちもお値打ち車がけっこうありますね。
その殆どが「2.8FSI」のNAモデルですが、中には3.0のスーパーチャージャー搭載の「3.0TFSI」1台だけありました。

アウディ・A6「C7系・前期型」



これもいいやんけ~
2.8エンジンはちょっと非力かな?という気もしますが、あんまり気にならない程度ですし、もうちょい予算を足せば「3.0TFSI」が買えます。
魅力的過ぎるモデルが多い(笑)

ついでなのでボルボ。
同じEセグだと「S60]という事になるのでしょうか。
ボルボも独特のエクステリアデザインやスカンジナビアの雰囲気を感じさせる木目パネル等、独車とはまた違った魅力があります。
またACC等の快適装備、安全装備も引けをとらないものがあります。

「ボルボS60」



これも全く古さを感じませんね。
メーターなんて液晶になってますし、内装も豪華さではドイツ御三家に一歩譲る気もしますが、合理的で分かりやすいスイッチ類やその配置等、機能美のあるデザインで好感が持てます。
これも300万円あればツインチャージャーになる前の3,000CCのターボが買えるというのには驚き。
これ、非常にお買い得じゃないですか?(モデル末期なのかな・・・)
仮にモデル末期だとしても、それを割り切って買えばこりゃあいい買い物になると思います(^^)
(S60はセグメント的には「Cクラス」や「3シリーズ」「A4」と同じクラスになるようですね)

うーん、WRX S4が第一候補だと思っていたけどこれは本気で悩むぞ(笑)
と言いつつズルズルと引き伸ばすのが私の悪い癖なのですが(汗)

今日はまだ疲れが残っているので短めにしました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また沢山の「イイね!」やコメントを頂き本当に感謝いたします。
2017年08月20日 イイね!

カーオーディオの「音の良さ」とは~オプションやら外国車の物を見ての考察~

今日も曇天です。
出かけようかとも思いましたが、明後日(あ、既に明日だ)が通院日なので体力を使うのが億劫になり引きこもってネット徘徊中のバーンスタインです(^^;)

昨日ブログで「今年後半楽季の行きたい公演「来日オーケストラ」~在京ホールの記憶を手繰りつつ~」と題し、今年後半の来日オケと在京・関東周辺のホールについて書きました。

実演の良さは言うまでもも無いのですが、もっとも音楽を聴く頻度が高いのはCDやMP3等の音源です。
私の場合、家で聴く時間が最も長いのですが、車内で聴く時間もかなりの物。
とうなると車内でも「いい音」で聴きたくなるのは「人情」というものです。

私はカーオーディオには全く疎く、精々純正OPの物を付けて満足しているレベルですから、みん友さんや他のカーオーディオの良さを追い求めている方のレビューやブログを拝見すると「どんないい音がするのだろう」と興味が非常に湧いてきます。

「いい音」の定義は聴くジャンルや人の感じ方によって千差万別だとは思いますが、車内で聴く時間というのは長いですし運転の一種の「エッセンス」なわけですから「自分なりのいい音」で聴きたくなるのは当然ですよね(^^)v

昔はオーディオとナビが別体(というよりナビ自体が希少)でしたからデッキを替えたり、スピーカーを替えたりといった楽しみもありましたが、今はナビ一体式が結構普通になり、それが難しくなってきている側面もあります。
かく言う私もある程度カーオーディオにお金を掛けたのは「アリスト」と「ステージア」で5.1chサラウンドシステムを組んだ位で、あとの車達は純正OPか純正品のみです。
言い換えれば「純正OP」や「純正搭載」で満足しているというレベルという事でして(笑)

(その昔、161アリストに乗っている時、アリストのオーディオはJBLの8スピーカーが標準で、それで満足していましたが、ある日カーオーディオに「もう一台同じ車が買える位」お金をつぎ込んでいたアコード・ワゴンに乗っていた先輩がおりまして、その方をアリストに乗せたら「おい、ラジオじゃなくてCDかけていいか?」と聞かれ・・・「いえ、○○さん、これCDなんですけど」という笑い話のような本当の話がありました。その方のアコードに乗る機会があって手持ちのCD、確かマーラーの第一番を聴かせて頂いたら「あ、これが本当の音か」と思わされました笑macintoshのユニットにアンプメーター?(針が動くあれ)それにアンプもmacintosh、SPのブランドも聞きましたが忘れました。)

なので「純正」なり「純正OP」で音の良い「カーオーディオ」とはどういったものがあるのか知りたくなってしまいました。
と言っても実際に聴き比べたわけでは無いのでスペックやメーカー名で「よさそう」と感じたものの話になってしまうのですが・・・

まずは「レクサス」の車に純正OPで採用される「マーク・レビンソン」。
ホームオーディオの世界でも有名なブランドのようです。

写真は「レクサスGS」に純正OPで設定されるマーク・レビンソンのものです。
ロゴが入っている以外は純正と見た目は同じですね。
そのスペックは「750Wに相当する総出力のフルデジタルClass-Dアンプと17スピーカーで構成。音色が統一された鮮明なサラウンドサウンドを実現し、ボーカルや楽器の質感、コンサートホールの空気感まで再現します。」
とのことですが・・・
総出力の意味がまず分からない(笑)
大きいほどいいのかなぁ・・・
私の場合、SPも多けりゃ多いほど良いと思っているレベルなので、17個も付いているとなれば音の広がりとか確かに良さそうです。

配置(レクサスGS)

「これでもか」という位付いていますね(^^)
OP価格は288,000円。
さすがにいい値段しますね(^^)

初代LS400に「ナカミチ」のオーディオがOP設定されていましたよね。何故か国内使用の「セルシオ」には設定すらありませんでしたが・・・
「ナカミチ」も倒産してしまい「サンスイ」も・・・
なんだか悲しいですね。

お次はトヨタ。
クラウンに採用されている「トヨタ・プレミアムサラウンドシステム」
富士通テンが開発したシステムのようです。
私、204クラウンに乗っていた時はOPでこれを付けていました。
見た目はロゴがあるわけでもなくノーマルの10SP仕様とまったく同じ。
違うのはSPの数だけ。

スピーカー配置図(GRS204クラウン)

シートにスピーカーはあるわ、天井にまであるわ「スピーカーの数」は18個も付いていて音の広がりという点では良かったです。
でも、今にして思えば、そのサラウンド感が「人工的」にも感じられたような気もしています。(それでも喜んでいましたけどね笑)
出力ワット数は880ワットの19チャンネル・・・
「チャンネルってなんだ?」のレベルです(笑)
それに「空間制御提供用スピーカー」もよく分からん(笑)

トヨタが「どんな音が好みか?」という顧客アンケートをとったところ「広がりのある音」が最も多く、その結果、このオーディオが開発されたとか。
18個もスピーカーが付いていたのですが、シートのスピーカーとかに耳を近づけても音が殆どしなかったのです。そうしたらシートや天井のスピーカーは「音響反射制御用」とかいう、もう訳がわからない世界のものでした(^^;)
こちらはOP価格で8万位でした。
現行クラウンにも設定されているようですがSP数が200系の18から16に減っています。
純正の10SPでも十分に良い音でしょうね。

日産。
フーガに設定されている「BOSE サラウンド・サウンドシステム」
こちらもクラウンに負けず劣らずのSP数です(^^;)
それもあの「BOSE」製。
こちらもデッキ周辺はノーマル6SPと同じですが、SP数やレイアウトが全く異なります。

SP配置図(Y51 フーガ)

こちらも「これでもか」状態ですね(笑)

シートスピーカー


これ、シートSPにまで「BOSE」のロゴが入っているのがたまらんですね(単純)
ワット数は不明でしたが「14チャンネルアンプを搭載し」とあります。
OP価格は確か19万円位でした。

私、フーガHVを買う時にケチってこれを付けなかったのですよ。

純正は6SPが標準でしたが、これの音がショボいのなんの・・・(涙)
ハスラーでさえ6SPの時代ですよ(笑)
日産さん、フーガやスカイライン、GT-Rクラス位には標準搭載品、もう少しマシなのを積んでくださいよ(笑)

あまりに我慢出来ず敷居が高くて近づくことをしていなかった「カーオーディオ専門ショップ」に行って「SP交換」したいと言ったら「それよりデッドニングの方が効果を感じやすいですよ。純正のデッキの性能にSPだけ替えても大して変わりません。デッドニングしてSPを鳴らし切るようにして、それに慣れてからSPを交換はしたほうがいいです」との事で施工することにしました。

作業時間、精々2~3時間でしょと思っていたら。

「音を聴きながら調整したり貼り付け材の位置を変えたりして行いますので10日お預かりします」

はーマジですか~(笑)

で、10日かけてやった「デッドニング」の効果は相当あって、それまで「どこか遠くで鳴っていた音」がメリハリのある、それもシャキっとしたサウンドになっていました。
(でもデッドニング費用がほぼBOSEをOP価格よりちょっと安い程度だったのは本末転倒だったかしら笑)
あの時ケチらないでBOSEを付けていれば・・・と未だに後悔しています(^^;)
BOSEを付けてデッドニング施工していればもっと良かったんだろうなぁ。
デッドニング箇所を聞くとドアパネル内は勿論、フロアまでやったそうです。
そりゃあ一週間もかかるわけでしょうね。
それと一番の嬉しい誤算は「ドアの開閉音」が「ドスッ」という重厚感のある音になったことでした(^^)
恐らく私のフーガの次のオーナー様は「純正にしては音いいじゃん」「フーガのドアの開閉音はああいう音」と思っていることでしょう(笑)

ホンダ。
かつて乗ったレジェンドも標準搭載されていたシステムは「BOSE」でした。
それまで「BOSE」を搭載した車に乗ったことが無かったので所謂「ドンシャリ」なんだろうなぁと思っていたら高音の伸びと低音のシッカリ感、そして音場の広さや定位感が上手くバランスされたいいものでした。
SP数は10個でしたがこの車で「SP数」だけで音の良さは判断出来ないと知った次第です。

現行型レジェンドには「KRELL」のオーディオが標準搭載されています。
「KRELL」というメーカーは知らなかったのですが、こちらもホームオーディオではハイエンドとして有名な存在のようです。

SP配置図(レジェンド KRELL)


カタログに拠れば「バイポーラ・トランジスタ採用のアンプを搭載し、14SPのうち6つの中低域用には防弾チョッキにも使われる強靭な合成繊維「ザイロン」を使用、6つのツィーターには軽量マグネシウムコーンを併せて採用することで最高音域での音のディテールを繊細に再生」
これを見ただけで音が良さそうです(笑)
大体「防弾チョッキにも~」って(笑)
こちらの音は聴いたことがありませんが、聴いてみたいオーディオの1つです。
それにこれを標準搭載しているところに好感が持てます。

ホンダ・レジェンド「KRELL」オーディオ

正直言うと「レジェンド」は「3モーターハイブリッドSH-AWD」という「変態機構」もあり欲しい車の1つなのですよ(笑)
新車は680万もしますが今年MCの予定があるようなので、それが出たら上物の中古が出るかな?(笑)

マツダ。
マツダも「BOSE」を採用していますね。
マツダの「BOSE」も聴いたことがないのですが、レジェンドで印象が良いのできっといい音なのでは?と思っています。
それにマツダのオーディオ(というかナビ)の素晴らしいところはマップの入ったSDカードを突っ込めば「ナビ」が動くという事です。

確かに1万円程度でナビが買える時代ですし、スマホのアプリでもナビ機能はありますが、やっぱり後付感が無く取り付けられるのは魅力ですし、それが5万以下で買えるというのはマツダの良心だと思います。
(純正ナビの価格を見たらアル/ヴェルのメーカーOPナビ、プレミアムサラウンドシステムが付くと言っても70万円もするのにはビックリ&ぼったくりだと思いました。しかもそんなに高いのにリアモニターはこれまたOPだし笑)

SP配置(CX-5)

オーディオ部


10SP構成で8万円ちょっと。
価格も良心的ですね(^^)v

スバル。
スバルと言えばかつて「レガシィ」にOP設定であった「マッキントッシュ」のオーディオの印象が強いですね。
ピアノブラックに塗装されたオーディオ操作パネルに「macintosh」の文字・・・
あれはかっこ良かった(^^)

このイメージ

レガシィのmacintoshは友人の車に付いていて聴かせてもらったことがありますが、クリアな音でサラウンド感は少ないものの、音のバランスが物凄く良くて「原音に忠実」という印象でした。

今はどうなっているのか気になっていましたが、先日WRX S4の見積もりを貰った時には「macintosh」の設定は無く、6SPのみが標準で、あとは好きなナビやらオーディオを選べという形でした。(ディーラーOPのナビの種類は豊富でしたしSPもソニックデザインやDIATONEが選べたりしてこれはこれで楽しそうです)
ではレガシィは?と思ってB4のHPを見たら
「このモデルの受注は終了しました」

は?

レガシィ、もうFMCするの?まさかモデル廃止じゃないよね?
と思ったら近いうちにMCするようです(^^)
レガシィには「harman/kardon」のオーディオがOPで用意されていました。
「harman/kardon」は「BOSE」や「macintosh」と並んでオーディオに疎い私でも知っているブランドです。
こちらもその音は聴いたことがありません。

SP配置(レガシイ・アウトバック)

「12個のスピーカーを最適な位置にレイアウトしました。HARMAN社の最新技術である「GreenEdge」テクノロジーも採用」とありますが「GreenEdge」テクノロジーって何?(笑)

こちらはナビ込みで30万円ですから極端に「高い」というわけではありませんね。
そのオーディオ(ナビ部)

「見た目の高級感」はmacintoshの方があったかな(^^;)

WRXにもこれ、採用してくれればいいのに・・・
私のようなものぐさでナビやらSPを選ぶのが面倒な人にはもってこいだと思うのです(笑)
(それにWRXにパナのナビとDIATONEのSPを付けるとこれより高い・・・・)

三菱。
三菱はアウトランダーやパジェロで「Rockford」のオーディオを選ぶことが出来るようです。
「Rockford」も「ドンシャリ」なイメージなのですが、聴いたことがありませんのでなんとも言えません。
しかし、こちらも12SPを搭載し、ウーファー位置も工夫するなど期待できますね(^^)

SP配置(パジェロ「ロックフォードアコースティックデザイン プレミアムサウンドシステム」)

こちらも「これでもか」ですね(^^)
出力は860ワット、11チャンネルアンプ搭載とのことです。

アウトランダー(ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステム)

出力710ワット、9SP構成です。

価格はパジェロでナビ込みで24万円、アウトランダーで10万円(ただしアウトランダーはナビが別のようですね)
それでもこちらも「極端に高い」とまでは行かないと思います。

国産を見ましたので外車はどうか。

メルセデス。
メルセデスには「ブルメスター」というメーカーのシステムが搭載されていることはカタログで知っていました。
その名前もメルセデスに搭載されていることで初めて知ったのですが、ドイツの高級オーディオメーカーのようです。

どうせ見るなら(タダだし笑)Sクラスのオーディオを見てみましょう。
SP配置図は見つけることが出来ませんでしたが、その構成を知ることができました。

「Sクラスの室内専用に最適化された13個のハイパフォーマンススピーカーと9チャンネルのアンプ、合計590Wの大出力を誇るシステム」(ヤナセHPより)

スペックを見る限り、思ったより「普通」ですね。
ところがこれはS300とS400hを除いて標準装備品(笑)

OPオーディオとなると。
「24個のハイパフォーマンススピーカー、それぞれを駆動する24チャンネルアンプを採用。5.1チャンネルサラウンドシステムが、合計1,540Wの圧倒的な出力とともにどこまでも自然で臨場感あふれる立体音場を創造します。」

アハハハハハハ(^^)

セダンでSPが24個(笑)しかも24チャンネル(大笑)ワット数に至っては国産OP品の倍近くありますやんか(爆笑)

さすがメルセデス。
オーディオにも「最善か無か」ですね(^^)v
一度で良いからこれ、聴いてみたい・・・
価格は70万円。
高いと見るか安いと見るかはあなた次第ですってか(笑)

メルセデス・ベンツSクラス標準オーディオ(SP部分)

純正でも十分に高級感、ありますやんか・・・

それがOPの「Burmester ハイエンド 3Dサラウンドサウンドシステム」を付けると。

イルミまで付いてきます(^^;)
これ、運転席は勿論のこと後席に乗って聴いてもいい音でしょうなぁ。

しかーし!Sクラスには更に凄まじいオーディオOPが(笑)

その名も「S-Class Sound Suite」。

カーオーディオに疎い私でさえ聞いたことのある「Sonic Design」がSクラス専用に開発した物だそうで・・・

HPの紹介によると「メルセデス・ベンツ日本(株)の全面協力のもと、Sクラス(W/V221型)の車体形状や車室内音響特性に最適化した専用スピーカーモジュール群の開発と専任の技術者の手による車両への架装、1台ごとの綿密なサウンドチューニングなど音質にかかわる全工程をソニックデザインが担当。ステアリングを握るときも、後席でくつろぐときも、お乗りになる方をいつも最高のサウンドでお迎えします。」だそうです(笑)

そして

「S-Class Sound Suite」は新車登録前にソニックデザインの専任技術者の手によって架装され、その後に改めてメルセデス・ベンツ日本(株)の新車整備センターで入念なチェックおよび整備を受けた後に登録・納車が行なわれます。」

うんうん。

「お客様のご要望に応じたチューニングやカスタマイズ、将来のアップデートや機能追加などの内容と方法につきましてはオーナーの皆様に個別でご案内しております。」

はぁあ~凄いですね。
こんなの一度聴いたらもう他のオーディオには戻れない気が(^^;)

SP配置

10SPとのことでやっぱりSPの数だけで音の良さを判断してはダメなのでしょうね。

製品写真

なんだか神々しく見える(笑)

で、気になるオプション価格。

2,950,000JPY

・・・・・・

あのープリウス位買えると思うのですけど(笑)
まぁ、Sクラスを購入できる資力をお持ちでオーディオに相当拘りがある人だったらこれくらい普通に付けるのでしょうね(^^;)
良い目の保養になった(笑)
(これと同じ位のシステムを構築するとなると、とても300万では組めないという話も見ました)

お次はBMW。
こちらもどうせですから「7シリーズ」を見てみましょう。
7シリーズにはイギリスの高級オーディオメーカー「Bowers & Wilkins」の「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」オーディオが搭載されているそうです。
「Bowers & Wilkins」というブランドも初めて知りました(^^;)

SP配置(7シリーズ ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム)

こちらもメルセデスに負けず劣らずの「これでもか」感が(笑)

そのシステムイメージ

あーあーあー・・・
やっぱりSクラスと並ぶ最高峰モデル、贅の極みを尽くしたインテリアに溜息しか出ませんわ(笑)

システムの内容を見ますと
「最大出力1400Wを誇るデジタル・アンプが3つのダイヤモンド・ツイーターを含む計16個のスピーカーを駆動し、オリジナル音源を忠実に再現。美しいサウンドを車内で楽しむことができます。」(HPより)
ワット数やらなんやら、私が良くわからないことは上で書きましたがとりあえず「凄い」感が出ていますね(^^)
で、こちらも夜になると「スピーカーのイルミが仄かに輝きインテリアに彩りを添えます」

そうですか(笑)

こりゃあ、メルセデスのそれといい、BMWのこれといい女の子を乗せてナイト・ドライビングになってアンビエントライトだけじゃなくてスピーカー周りまでうっすらと輝いたら、イケるな(大笑)
(大黒PAで見るようなギラギラスピーカーだとダメっぽいですけど)
これ、標準なんですかねぇ・・・
やっぱりBMWもエンジン、シャシーは勿論、オーディオまで「ハイエンド」。
さすがです。

アウディ。
こちらも最高級車である「A8」で見てみます。
「A8]には標準で「BOSE」のオーディオが搭載されており、そのスペックはSP数14、12チャンネルアンプで600ワット以上の出力と書かれていました。
これで十分・・・

アウディA8「BOSE オーディオ」


と思ったら、OPで設定さえていましたよ、これまた凄まじいのが(笑)

アウディA8「Bang & Olufsenアドバンスト サウンドシステム」
「Bang & Olufsen」というと高性能ながらインテリア的要素も素晴らしいオーディオという認識でしたが、デンマークの会社だというのは今回、初めて知った次第です。

アウディA8「「Bang & Olufsenアドバンスト サウンドシステム」

標準の「BOSE」より見た目も豪華になっています。
そのスペック。

「それぞれにアンプチャンネルのあるサブウーファーを含む19個のラウドスピーカーがサラウンドサウンドを再生します。ウーファーとサブウーファーは非常に効率のいいデジタルの5チャンネルICEpowerアンプを搭載。14チャンネルのDSPデジタル内蔵アンプは総出力1400ワットを超え、5.1chサラウンドサウンドの再生が可能です。」

あぁ、そうですか(笑)

「Bang & Olufsenの独自技術、True Image®は、通常のステレオサウンドを7.1チャンネルサラウンドサウンドに変換。重低音から高音までバランスのとれた、立体感のあるサウンドを響かせます。」

それはようございますね(大笑)

そのツィーター。


これエンジンを掛けるとせり上がってくるというあれですか(笑)

気になるオプション価格。

「860,000JPY」

ここまで来るともう免疫できますよ(笑)

もう他の車はお腹一杯なので見なくていいや(^^;)

国産も頑張ってますけど独車から見ると・・・
でも価格とそのスペックから見るとそのバリューは良いと思います。

ワット数やSPの数だけでは「音が良い」とは限りませんし、繰り返しになりますが「音の良さ」は千差万別です。
でもドイツ御三家のオーディオは一度でいいから好きなCDを思う存分聴いてみたいぞ(^^)

GT-Rは新車では無いので仕方ありませんが、次に車を買う時はせめて「30万位なら」ケチらないようにしたいと思います。

御三家のハイエンドは一生縁が無いと思われるので心配無用ですね(笑)

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また沢山の「イイね!」を頂き、感謝しております。


明日は定例の通院日で、ちょっと長めの検査ですので恐らくブログは書けないと思いますし、月曜はコメントの返信が遅れると思いますm(_ _)m
(と言いつつまた何かネタを見つけて書いている気も笑)

それと・・・

どなたか心優しい方、「ワット数」とか「総出力」「チャンネル」「フルデジタルClass-D」等などといった謎の単語の意味をこんな私でも分かるよう教えてくださいませ(涙)
2017年08月19日 イイね!

今年後半楽季の行きたい公演「来日オーケストラ」~在京ホールの記憶を手繰りつつ~

今年ももう8月も下旬。
時間ってあっという間ですね(^^)

最近、コンサートから足が遠のいているので今年は何か演奏会、一度は行っておきたいと思いまして。
これからのコンサートの日程を調べてみました。

まずは「ケルン放送交響楽団」
指揮は佐渡裕氏。

ドイツのオーケストラって素人の私が見ても玉石混交なのですが「ケルン」は一流どころと行ってもいい存在です。
ただドイツのオケって名称変更が最近結構あってワケワカメなんですよ(笑)

例えば「フランクフルト放送交響楽団」として私が記憶していたオーケストラが「hr放送交響楽団」と名前が変わっていたり・・・
(これはフランクフルト放送響がヘッセン放送所属のオケで、もともとの名前が「ヘッセン放送交響楽団」という名前だったのを国際都市である「フランクフルト」の名を冠したオケにしたものを今度は「Hessen Rundfunk-Symphonie-Orchester=ヘッセン放送交響楽団」の頭文字をとって「hr放送響」にしたものと思われます)

ややこしい(笑)

他にもドイツのオケはややこしい名称が多くて、「ベルリン放送交響楽団」もかつては旧西・東に存在しており「ベルリン放送響(西)」とか「ベルリン放送響(東)」と区別していました。
それが今は「ベルリン放送響」と「ベルリン・ドイツ交響楽団」と名前をどっちかが変えてやっとこ、分かり易く(^^;)と言ってもどっちが「西」で「東」だったのかもう分かりません(笑)

また東西両方に「ベルリン交響楽団」があったりしてもう何がなんだか・・・
(現在は旧・西の「ベルリン交響楽団」がその名を名乗り、旧・東の「ベルリン交響楽団」は「ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団」となっています。)

その他ベルリンでは、かの有名な「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」「ベルリン国立歌劇場管弦楽団=ベルリン・シュターツカペレ」等など(笑)
まぁ、ベルリン・フィルとシュターツカペレははあまりにも有名なので間違えることは無いと思いますが(^^)

他にもハンブルグの「北ドイツ放送交響楽団」が「北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団」に名称変更していたり、そのハンブルグには「ハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団」があったかと思えば「北ドイツ放送」所属のオケに「ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」があったり(笑)
書いていて、もうこんがらかってきた(笑)

そんな「ケルン放送交響楽団」ですがかつて我が国の名指揮者の1人、若杉弘さんが音楽監督を務めておられました。
氏はこのオケと録音を数種類残し、私はマーラーの第九交響曲を持っていますがバーンスタインやカラヤンのような「濃厚」「慟哭」「ねっとり感」の無いスッキリとした演奏で、バーンスタインやカラヤンの物を聴くのがシンドい時は若杉さんの録音を愛聴しています。

そんなケルン放送響と佐渡さんのコンビでの演奏会。
プログラムが。

10月29日(日)東京オペラシティ・コンサートホール「タケミツ・メモリアル」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
シューベルト:交響曲第7番ロ短調 D.759「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」

ベタすぎる(笑)
そりゃ、お客さんを呼ぶにはいいプロだとは思いますけどせっかくだからマーラーとかショスタコ、またはこの際、佐渡さんが手を付けていないレパートリーをやって欲しかった・・・

しかもやっぱり交響曲第五番「運命」と付いているし(笑)

と思ったら売り切れていた・・・
ま、しょうがないですね。

東京オペラシティ・コンサートホール「タケミツ・メモリアル」

新宿の初台にある東京オペラシティの中に「タケミツ・メモリアル」はあります。
このホール名は我が国が産んだ世界的作曲家「武満徹」氏からとっています。
武満氏はこのホールを完成を見ること無く、66歳の若さでこの世を去りましたが、このホールの構想段階から助言を多く与え、その助言がこのホールの完成に少なからず影響を与えたそうです。
ビジュアル的に見て三角形の天井が特徴あるホールで、音響についても残響は長めですが音の分離とのバランスが良く、私は結構好きなんです。
初台の駅から徒歩3分位で付くのもいいですね。

次の注目公演。

「ロシア国立交響楽団」。
スヴェトラーノフとのコンビで名録音を沢山残したオケ、こりゃ楽しみだなぁ(^^)
指揮者は?ヴァレリ・ポリャンスキ?ポリャンスキって合唱指揮者じゃなかったか?
まぁいいや(笑)
ロシア国立響って今、ポリャンスキが常任か監督なのかと思って見てみたら。

ん?「ロシア国立シンフォニーカペラ音楽監督」とあります。
そんなオケあったかなぁと思いモスクワのオケを今度は見てみると・・・

「なんじゃこりゃあ!」(松田優作風笑)

「ロシア国立交響楽団」が三つあるやんけ(汗)

「ロシア国立交響楽団」
「”ノーヴァヤ“(ロシア語で新の意)ロシア国立交響楽団」
「ロシア国立シンフォニー・カペラ(ロシア国立交響楽団)」

これだけ見ると一番上の「ロシア国立響」が来日すると思う方が殆どでしょうけど、指揮者のポリャンスキが監督を務めるのは3番目の「ロシア国立シンフォニー・カペラ」。
で、その「カペラ」を調べると「我が国においてはロシア国立交響楽団」と紹介されることもある」って・・・

おい(笑)

恐らく今回来日するのは「ロシア国立シンフォニー・カペラ」だと思われます(笑)
そんなオケ知らねーよと思ったら前身は「ソヴィエト国立文科省交響楽団」。
国立文科省交響楽団と言えばロシアの巨匠、ゲンナジ・ロジェストヴェンスキーのために当時のソ連政府が国内の腕利きを集めた精鋭集団。
でもソ連崩壊の時に殆どの楽団員がギャラのいい西側に行ったりしちゃって崩壊したと聞いていたのですが、ちゃんと残っていたのねん・・・
(カペラって聞いたら「マツダ・カペラ」を思い出しますね笑)

いやー、ロシアのオケもややこしいのですよ。
その存在を一応理解できるのがエフゲニー・ムラヴィンスキーが長年に渡って監督を務めた「レニングラード・フィル(現サンクトペテルブルグ・フィル」位で、あとは昔から似たような名称が多くて・・・・

上で挙げた「ロシア国立響」でさえややこしいのに例を挙げると。

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ放送交響楽団
ロシア・ナショナルフィルハーモニー管弦楽団
ロシア・ナショナル管弦楽団

うーん、ややこしい(笑)

モスクワ・フィルとモスクワ放送交響楽団がまだしも、「ロシア・ナショナル・フィル」と「ロシア・ナショナル管弦楽団」なんて何が違うのよって感じですよね(笑)
それに「ロシア・ナショナル」じゃあ「ロシア国立」やんけ(笑)


この際なので勉強ついでに「ナショナル・フィル」と「ナショナル管」の違いを知っておきましょう(^^;)
私の中で「ロシア・ナショナル・フィル」というと名ピアニストのミハイル・プレトニョフが創設したオーケストラで名盤が多くて有名な老舗レーベル「ドイツ・グラモフォン」にロシアのオケでは同レーベル初のベートーヴェンの交響曲全集を録音したオケという認識でした。

が。

「ロシア・ナショナル・フィル」はプーチン大統領の肝いりで創設されたオーケストラでこちらも名ヴァイオリニストのウラジーミル・スピヴァコフを監督に戴くオケで、辻井伸行さんが「ヴァン・クライヴァーンコンクール」で優勝後、初めての演奏会で共演したのがこのオケ。

私が覚えていた方は「ロシア・ナショナル管弦楽団」の方でした。

似たようなややこしい名前付けやがって(笑)

でも、こうしてモスクワのオケの事を書いていて思ったのですよ。
もっと厄介な街があることに・・・

それは「東京」です(^^;)
かつて東京には代表的なオーケストラが9つありました。
それらを挙げると。

NHK交響楽団「NHK Symphony Orchestra, Tokyo」(通称N響)
東京都交響楽団「Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra」(都響)
東京交響楽団「Tokyo Symphony Orchestra」(東響)
東京フィルハーモニー交響楽団「Tokyo Philharmonic Orchestra」(東フィル)
東京・シティ・フィルハーモニック管弦楽団「Tokyo City Philharmonic Orchestra」(シティ・フィル)
新日本フィルハーモニー交響楽団「New Japan Philharmonic」(新日フィル)
日本フィルハーモニー交響楽団「The Japan Philharmonic Orchestra」(日フィル)
読売日本交響楽団「Yomiuri Nippon Symphony Orchestra, Tokyo」(読響)
新星日本交響楽団「Japan Shinsei Symphony Orchestra」(新星日響→東フィルと合併、消滅)

どーです(笑)
モスクワ以上に似たような名前が並んでいてわけがわからないでしょう(笑)

「N響」はまぁいいとして、「東京」の冠が付くオケだけで4つもあって「東京都交響楽団」と「東京交響楽団」の違いなんてたったの一文字ですよ(笑)
恐らく、これらのオーケストラが海外公演をする時は、その国の人達、公演を楽しみにしてネットなんかで調べても似たような名前が並んでいて今回の「ロシア国立響」みたいにややこしい思いをするんだろうなぁ(^^;)

もう分かり易くするために「ほぼ国立オーケストラ」と行ってもいい「N響」は「Japan State Orchestra Tokyo」、都立と言ってもいい「都響」は「Tokyo Capital Orchestra」に変えてしまってはどうでしょう(笑)
それでも「Tokyo」とあるだけで全部同じに見えることでしょう(^^;)
結局、何処の国も面倒ですねぇ・・・

話がいつものように脱線しました。
その「ロシア国立響=ロシア国立シンフォニー・カペラ」の演奏会ですが、このプログラムが強烈でして・・・

11月5日(日)赤坂サントリーホール 13時開演 
チャイコフスキー:交響曲第4番
チャイコフスキー:交響曲第5番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

えぇ・・・これ一挙に三つ演奏すんの(笑)

これは相当気合を入れて行かないと疲労困憊必至なプログラムです(笑)
マチネー(昼公演)なので終わった後も時間が出来そうですが、こりゃ家に帰るのも一苦労しそうな「超大盛り」プロです(^^)
B席とP席はSOLD OUTでしたがS席とA席はまだ余裕があるようです。
S席15,000円、A席12,000円。お得だなぁ(^^;)
うーん、怖いもの見たさでちょっと行きたいぞ(笑)

東京・サントリーホール 大ホール

サントリーホールは我が国「音楽の殿堂」と言ってもいいホールでしょう。ヴィン・ヤード(ワイン畑)形式という舞台を客席が取り囲む形状のホールで、あの「ヘルベルト・フォン・カラヤン」の助言によりこの形式のホールとなりました。(同じく彼の「城」であった「ベルリン・フィルハーモニー」も同じ「ヴィン・ヤード形式です)
最寄り駅(溜池山王か六本木一丁目)から少し遠いのが難点ですが音響は芳醇かつ艷やかで国内のコンサートホールでは最上位クラスであることは間違いないと思います。
そして「ヴィン・ヤード形式」ならではの席であるP席(舞台の後ろの席)は指揮者の表情を見ることが出来、値段も安いのでおすすめです。

また「サントリー」のホールですから休憩時間にワインやウィスキーを楽しめるバーがあったり、演奏会終了後は隣にある「ANAインターコンチネンタルホテル(旧全日空ホテル)」で食事を楽しんだり、もしデートだったら、そのままムフフな事に(以下自己規制笑)

でも正直、この三曲を休憩を入れるとしても一挙に聴くのはシンドいです(汗)
てか、ポリャンスキとオケマンの体の方が心配です(^^;)


(この「超大盛り演奏会」を超える「超メガ盛り演奏会」と言える演奏会があります。「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」という演奏会で大晦日にベートーヴェンの交響曲全九曲を演奏するという凄まじいコンサートです。最初の年こそ3人の指揮者で振り分け、2つのオーケストラが交代で演奏していたものの、2004年の岩城宏之さんの時からは1人の指揮者、1つのオーケストラでこなすようになり、岩城さんが亡くなられた2006年は9人の指揮者が登場、そして翌年からはまた「1人」で全曲指揮するというまるで「地獄マラソン」のような演奏会です(笑)最近は小林研一郎さんが指揮しているようですが小林さん、正月も何もあったもんじゃないだろうなぁ笑)

この「三大交響曲」のプロから一日空けて11月7日(火)のプロも魅力的なんです。
11月7日(火)東京・オペラシティ・コンサートホール「タケミツ・メモリアル」(19時開演)

チャイコフスキー:大序曲「1812年」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(Vc 宮田大)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

さすがにチャイコ後期交響曲一斉演奏から一日空けてら(笑)
恐らくポリャンスキもオケマンも日曜日は「バタンキュー」でしょうからね(^^)

こっちは相当期待できるコンサートだと思います。
小澤征爾さんがその実力を認めるチェロの宮田さんがソリストのドヴォコン、ロシアのオケがどんな感じに演奏するか楽しみですし、ショスタコの5番は昔「国立文科省」時代にロジェストヴェンスキーの指揮で聴いたのであの頃と較べてどういう演奏をするのか・・・

あ、こっちも「革命」って相も変わらず書いてら(笑)
ぴあさん、もう「運命」とか「革命」は止めましょうよ(笑)

こっちもP席は既にSOLD OUTですがS席~B席はまだ余裕があるみたいです。
チャイコより少し安くてS席で12,000円、A席9,500円、B席で7,000円かぁ~
これも行きたいゾ(^^)

11月。
ベルリン・フィル来日。(以下Bph)
サー・サイモン・ラトルがBph芸術監督として、最後の来日ですね。

11月24日(金)東京 サントリーホール 19時開演
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Sz.95 (ピアノ:ラン・ラン)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

あー中々いい選曲じゃないの(笑)
でも・・・・・・
当然のように全席SOLD OUT(笑)

ですよね~。

S席45,000円~E席20,000円。
やっぱ高いなぁ(^^;)

ミューザ川崎シンフォニーホールでもBphの公演があるのですが、こちらのプロは
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
陳銀淑(チン・ウンスク):新作
(タイトル未定/ベルリン・フィル委嘱 2017年秋ベルリンにて世界初演予定)
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44

重すぎる(笑)

ミューザ川崎シンフォニーホール


こちらも「サントリーホール」同様「ヴィン・ヤード形式」のホールですが、客席後方や左右席に一部が非対称型の特徴ある造りです。首都圏を代表するホールでしたが、東日本大震災で天井が崩落するという大事故に見舞われ、幸いにも怪我人は出ませんでしたがコンサートが出来る状態では無くなり2年の歳月をかけて修復、再びその座を取り戻しています。勿論、修復時に徹底した耐震補強がなされたようですので安心してコンサートを楽しむことが出来ます。

某オークションで見ましたがサントリーのチケットは出ていませんでした。
まぁラトルとBphの組み合わせ、どうもCDとか聴いても感動が薄かったのでいいんんですけど(負け惜しみ)

オーケストラ公演のチケット代金って今回のBphやウィーン・フィル(Wph)のような「超・有名オケ」だとS席で4万円以上とかザラなんです。
でも「一流オーケストラ」だから高いお金を払って公演を聴きにいっても「駄演」だったり「自分の好みとは違う」事があったりという事もあります。

車で例えると「高級車」として認知されている「ドイツ御三家」、メルセデスやBMW、アウディは国産車から見たら「絶対的価格」は高いですが、それを支払えばそれに見合った以上の「性能」や「安全性」「装備」を確実に手に入れる事ができます。

しかしこのオーケストラ(というよりクラシックの公演)公演は、どんなに「有名」で「一流」とされる音楽家のコンサートに行っても、最後の音が鳴り終わるまでは分からないという一種のギャンブルです(笑)
昔、ホロヴィッツという「超・一流」なピアニストがいて、その人が来日公演をしたことがありました。チケット価格は「NHKホール」というクラシックのコンサートでは大きいキャパのホールながら「5万円」。
しかしその演奏は酷かったようで著名な音楽評論家であった吉田秀和さんは「ヒビの入った骨董品」とこき下ろしたそうです。
演奏の良し悪しの感じ方は千差万別ですが、5万円も払って楽しみにコンサートに行ったら「ヒビの入った骨董品」な演奏を聴かされたら、そりゃ怒りたくもなりますよね(^^;)

まぁ、その「一種のギャンブル的要素」が「実演の楽しみ」という考え方を私はしています。
超・有名では無いオーケストラの演奏会で物凄い感動を憶えることもあれば、「巨匠」と言われる指揮者の演奏会にいったら拍子抜けする程淡白な演奏でガッカリしたこともありますし・・・・


なので、いきなり「Bph」や「Wph」のような「スーパー・オーケストラ」の演奏会に行くのもいいかもしれませんが、まずは手始めにチケットが比較的安い「日本のオーケストラ」の演奏会に行ってその曲の演奏知識を深めるのもいいと思いますし、CDで「超名演」を聴いてから行くのもいいかもしれません。

同じく11月。
日にちが前後しますがご容赦を。
ボストン交響楽団の公演。
ボストン響は前回の来日が1999年の小澤征爾さんとの来日以来で、18年ぶりの来日とのこと。
そんなにボストンって来ていなかったんだ(汗)

11月9日(木) サントリーホール 19時開演 
ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調 Hob.I:103「太鼓連打」
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

指揮はBphのラトル後の後任候補の1人とも言われた「アンドリス・ネルソンス」。
現在はボストン響の音楽監督の地位にあり、次世代を担う指揮者であることは間違いありません。
彼のマーラー、これは聴いてみたい。
こちらはS席32,000円~C席17,000円までまだ大分残っているようです。
「ギャンブル」ではありますが、これは行きたいところ。
今季ではこれが今のところ、最も行きたいコンサートでしょうか。

と思ったら20日(月)にロイヤル・コンセルトヘボウの公演もあるじゃないですかぁ(涙)
プログラムがこれまた魅力的で・・・

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61 (ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン)
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 op.68

指揮は現音楽監督のダニエレ・ガッティ。
ガッティもボストン響のネルソンス同様、Bphの次期音楽監督有力候補といわれた俊英で、現在はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督を務めている逸材です。

私、古い人間のせいか「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」というのは分かっていても「アムステルダム・コンセルトゲボー管弦楽団」って言っちゃうんです(笑)

ツィマーマンの超絶技巧が聴けるであろうベートヴェンとコンセルトゲボーのメロウな響きのブラームス・・・・・

迷う(笑)

ってよく見たらSOLD OUTだった・・・・・(涙)

もっと早く見ておくべきでした(悲)

いや、11月には名オーケストラが大挙して来日しますね。
ボストンとコンセルトゲボー、どちらか行きたいなと思っていたら、「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団」もやって来ます。

指揮は・・・

ヘルベルト・ブロムシュテット!

ブロ爺、相変わらず若いなぁ・・・・・

ヘルベルト・ブロムシュテット


これで90歳ですよ(汗)
超ベジタリアンらしいので、そのお陰なのかしらん(笑)

彼のベジタリアンぶりは徹底していてN響に客演した時、N響は彼が「徹底したベジタリアン」な事を知っていたので「ざる蕎麦」を出したそうです。
「つゆ」につけて食べるんだよということを教えたらブロムシュテット、「Oh!Japanese Soba!」と言ったかどうかは知りませんが(笑)箸をとって食べようとした刹那、「このつゆは何から出来ている?」と聞いたそうです。
N響の職員は「カツオの出汁」と説明したところ「じゃあダメだ。お前は私がベジタリアンな事を知っているだろう」と言って「蕎麦だけ」を黙々とすすって食べたとか(笑)


不謹慎ですが、もしかするとブロ爺の姿を拝めるのもこれが最後なのかもしれません。
N響との名演の数々、よく学生時代に聴きました。
これは行っておきたいな・・・

2017年11月11日(土) サントリーホール 15時開演 
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77 (ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス)
シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」

2017年11月12日(日)  サントリーホール 15時開演
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 (ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス)
ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調

どっちも魅力的じゃん・・・
どっちの公演もS席だけ残っていました。
32,000円。
N響学生席の10倍以上(笑)
でもしょーがねーよなぁ・・・・・・

益々悩む(笑)

でもブロ爺はもっと長生きしそうなので(笑)ちょっと保留・・・

12月になると今度はロシアの「マリインスキー歌劇場管弦楽団」がやって来ます。
指揮は当然この方・・・

ヴァレリー・ゲルギエフ

やっぱりおっかねぇ(笑)
でも彼の指揮する演奏ってロシアの土臭さを感じさせつつ、顔に違わず(笑)野性味溢れる演奏で一度聴くと耳から離れない魅力があるんですよね(^^)

プログラムは
12月6日(水)東京 サントリーホール 19時開演
リムスキー=コルサコフ:組曲「金鶏」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.77 (ヴァイオリン:庄司紗矢香)
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op. 14

いいですねぇ~

だってこれ以外にも公演あるんですけど「ラフマニノフの祭典」と銘打って「オール・ラフマニノフ」プロでラフマニノフ好きには堪らないプロですが、私には荷が重すぎるんですもん(笑)

こっちもS席とA席が残ってる~(^^;)
SOLD OUTなら踏ん切りもつくのですが、残っていると(笑)

いやはや、困った。
上で挙げたどれかには行きたいなぁ・・・

と悩んでいたらフェドセーエフも来るんかーい(笑)

ウラジーミル・フェドセーエフ指揮 チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ

は?

「チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ」って何???
適当なメンツ集めてオーケストラをでっち上げたか(笑)


と思ったら「旧・モスクワ放送交響楽団」

っておい!(笑)

フェドセーエフももう85歳か・・・
あと何回聴けるか分からないしな・・・

ウラジーミル・フェドセーエフ


プログラム。
11月14日(火) 東京文化会館 大ホール 19時開演

ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (ヴァイオリン:三浦文彰)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
(お、こっちの演奏会案内には「革命」が付いていない笑)

フェドセーエフのショスタコというと1991年の「クーデター未遂」の日に録音された5番が物置か何処かにあるはず。
昔の記憶なのでちょっと曖昧ですが、CDの「帯」のキャッチが「恐怖のクーデター未遂の日に録音された「革命」が遂に登場!フェドセーエフとモスクワ放送響の緊張感溢れる超・名演が今ここに!」みたいなキャッチでした(^^;)
ソ連のオケの演奏にしては「重戦車」では無くて確かに「緊張感ある」演奏でした。
(確かにあのCD帯には「革命」って書いていた筈笑)

あぁ・・・フェドセーエフのショスタコってだけでこれも行きたくなる・・・

しかも文化会館はご無沙汰だしな・・・・・

東京文化会館 大ホール

改装して相当変わっている(汗)

東京文化会館は「サントリーホール」が出来るまで我が国の「音楽の殿堂」でした。音響は少しデッド(残響が少ない)ですが、逆にそれにより音の歯切れがよく楽器の音が明瞭に聴こえるという美点がありました。(改装後は知りません笑)
「サントリーホール」完成後は演奏会の回数こそ減りましたが、今でもオーケストラ公演は多く開催され、日本を代表するコンサートホールと言ってもいいでしょう。
設計は「前川國男」(丹下健三の師)で開館した1961年当時、このような前衛的ながら合理性をも併せ持ったホールは我が国には無かったでしょう。
サントリーホールのような豪奢さはありませんが、いぶし銀のような存在感のある建物です。
また上野駅から近いので交通アクセスは最高にいいと言えます。

文化会館は学生時代に行ってから20年近くご無沙汰しています。
あの当時は改装前で、サントリーホールから見ると設備が古臭く見え、売店で売っている食べ物や飲み物なんかもサントリーホールから見ると著しく劣って見えたものでした。

それでも、文化会館(とサントリーホール)は当時付き合っていた娘とよく行った場所で、文化会館のコンサートの前に時間があると近くにあった食堂「聚楽」で飯を食って、私はビールを一杯引っ掛けるのが慣習でした(笑)
(まだ「聚楽」あるのかな・・・雑多な雰囲気が堪らなく「昭和チック」でメニューの数が多く、しかも安かったです。今だったらデートであんなところ連れて行かないな(^^;)

んー・・・
甘いような・・・苦いような・・・酸っぱいような・・・

思い出が蘇ってきたら、俄然文化会館に行きたくなってきたゾ(^^)
まだチケットもあるみたいだし、これは確定かな?(^^)

今回は「ぼっち」の東京文化会館ですが(小声)

最後に東京にあるコンサートホールで上で紹介できなかった所の写真を紹介します。

渋谷 Bunkamura オーチャードホール

渋谷の「東急Bunkamura」の中にあるホール。渋谷という立地条件の良さから私が在京の頃はよくここでもオーケストラのコンサートが開かれていました。
でも最近は余りここではやっていないような・・・
最近はクラシックよりポップス等での使用が増えてきているとか。
ただ大晦日の「東急ジルベスターコンサート」の会場はここです。(あの新年へのカウントダウンをしながら曲が進んで行くのをテレビ等でご覧になられた事がある方も多いかと思います)
正直、音響は素人の私でも・・・・です(笑)
音が響かないというか、弦の艶やかさや金管のつんざくような咆哮が減衰されて聴こえてしまいます。

東京芸術劇場 大ホール

こちらも東京のコンサートホールでは稼働率が高いところです。
池袋駅からすぐという立地条件もあり、今でも頻繁に演奏会が開催されているようです。
そしてこのホールの最大の特徴はステージ後ろにそびえ立つ「パイプオルガン」。
上で紹介した写真の姿から下の写真のように変形(といっても回転するだけですが)します。

非常に凝った造りのホールです。
ただ、この芸術劇場、音響はオーチャードホール同様?でした。
こちらは逆に音の広がりが良すぎて各楽器の音がバラけて聴こえてしまう印象がありました。

それとこのホール、建物の上層階部分に位置しており、ホールに辿り着くまでとんでもなく長いエスカレーターに乗る必要がありました。
これは「名物」的な物と私は捉えていましたが「高所恐怖症」の方にはとても怖いエスカレーターだったと思います。
東京芸術劇場「エスカレーター」

その芸術劇場も最近改装工事が行われ、ホールには音響反射板が追加、「名物エスカレーター」も二段分割式になったそうです。

音響や利便性、安全性が向上するのは勿論いい事なのですが、なんか思い出の残るところが変わるのは寂しいものがありますね・・・

日比谷公会堂

目的は「多目的ホール」で建設された「日比谷公会堂」ですが、我が国最初の「コンサートホール」と言ってもいい存在でしょう。
オーケストラの演奏会を開催できる会場が昔はここのみで、よく「20世紀の名演奏」とかモノクロの画像を見ると「日比谷公会堂」という文字が必ずと言っていいほど登場します。
現在、ここでは殆どオーケストラの演奏会は開かれていません。
(かくいう私も日比谷公会堂でのコンサートは体験したことがありません)
寧ろ、集会とかで使われているイメージが強いですね。
(社会党の浅沼委員長が刺殺されたのもここです)

昭和女子大学 人見記念講堂

ここは昭和女子大学が講堂として1980年に建設した多目的ホールでしたが、音響が良かったためオーケストラ公演のメッカになった時期があったそうです。
しかし1986年に「サントリーホール」が完成すると音響に優れるそちらでの公演が多くなると同時に、Bunkamuraオーチャードホールや東京芸術劇場のオープンもあり、今ではここでの演奏会の開催はあまり聞かなくなりました。
しかし、サントリーホール等の「コンサートホール」が出来るまで東京文化会館しか無かった時代にここで多くの演奏会が行われた事は特筆すべきことでしょう。

すみだトリフォニーホール

錦糸町に出来た新しいホールです。新日本フィルのフランチャイズとして活用されており、歴史は浅いですが評判はいいですね(^^)
私はこのホールで聴いたことはありません。
Myファンの「バルジ隊長」さんが先日、ここでの演奏会の様子をブログに書かれているのを拝見しましたが、音が柔らかく、かつ艷やかなサウンドのホールとのことで、是非足を運んでみたいホールです。

NHKホール

ここは最早説明不要でしょう。NHK交響楽団のコンサートは勿論、紅白歌合戦から民謡大会、オペラまでこなす「多目的ホールの権化」と呼んでもいい存在です。
ですがパイプオルガンもあります。
キャパは約3,600と大きく、ポップスや海外の大物アーティストのコンサート等にも使用されています。
クラシックのコンサートホールのキャパが大体2,000、大きいところでも2,600程度ですのでここに入ると「デカー!」と思わされます(笑)
音響は正直、良いとは言えません。
あくまでも「多目的ホール」であり、キャパ数が多いため会場内が広く音が散らかる印象があります。
また、席の場所にもよりますが楽器の音が遅れて聴こえたり(反射音でしか聴こえない)、楽器の音そのものが他の楽器にかき消され聴こえないということがあります。
ただ、ここも多くの巨匠が演奏会を行い、名演奏の数々が生まれた場所であることにはかわりありません。

今日は今年後半の「来日オーケストラ」に絞って、ホールの特徴(と言っても素人の私見ですが笑)を交えて紹介してみました。
これが「オーケストラ」公演への誘いと万が一にもなってくれれば最高の栄誉です(^^)v
「敷居が高い」と見られがちなクラシックのコンサートですが、ドレスコードがあるような演奏会は年に一回、あるかないかですし、意外とカジュアルな雰囲気ですよ(^^)

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またいつも沢山の「イイね!」を頂き、感謝しきりです。
本当にありがとうございます。

なんだか曇天続きですが、この週末位はスカッと晴れて欲しいですね。
皆様の楽しい週末を願っております。

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「DIY考~長年のブランクが通用するか~ http://cvw.jp/b/2783642/41040549/
何シテル?   01/30 03:26
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