本日、朝1番に無事に納車されました。近隣ディーラーでは第一号の納車だそうです。乗り心地は非常に良くなっています。全てがまろやかです。中期型のバージョンL?って言えるぐらいです。アクセルレスポンスとCVTの問題でラバーバンドフィールと言われていたCVTですが、確実に良くなっています。瞬間的に加速します。それとスポーツシートも良い感じです。『これが19インチのFスポ?』と言う位、乗り心地は良いです。
ただし・・・中期型AVE35と後期型AVE35の車高というかタイヤハウスの隙間が違うことが今日、現車をじっくり見て判明。足回りを一新したせいでFRとほぼ同じタイヤハウスの隙間だった中期型AVE35と比較すると後期型AVE35AWDは220系クラウンの4WDとまでは行きませんが、タイヤハウスの隙間がアップしており、ガッカリしてしまいました。媒体ではキャリーオーバー感ばかり流すのでついつい同じだと思ってしまっていました。中期型はその辺はFRとほぼ同じ隙間感でアウディクワトロシステムと同じようでAWDを感じさせないスタイリングが良かったのですが。それと当然、FRと比較すれば90kg重いAWDシステムを搭載するのだから、全体的に重さが感じられます。おまけにHVだからバッテリーがトランクの下にあるので後ろの鈍重感が更に増しますね。それとAWDは中期型より車重が10kg重くなり、サンルーフの設定が無くなったと言う事が今回の後期型AVE35は確実に剛性アップがなされており、それと引き換えに運動性の低下を最小限にするため、サンルーフの設定を無くさざるを得なかったと言うのも推測出来ます。
今回の30系後期の場合、エンジンはキャリーオーバーなので、エンジン性能やモーター出力など過度な期待をしない方が良いと思いますが、全体的に良くなっているのは乗ると直ぐに判りますが、凄ーい!と驚くほどでは無く、より自然な動きになった、と言う感じです。特に前述したアクセルを踏んだ時のパワー感の遅れなど確実に解消され、殆ど気にならないレベルになっていますが、クルマ全体的な事を考えると、剛性感が確実にアップしていることも乗れば直ぐに判りますので、シャーシを補強してシャーシ全体の重量も前中期型より重くなっていると思います。そこから考えると従来のニッケル水素電池を採用せず、後5〜10万円高くしてもバッテリーをリチウムイオンにし、軽量コンパクト化してニッケル水素と同じ重量分積めば、色々な場面でのエンジンへのバックアップ部分が強力になり、尚、一層良くなったと思いますが、やはり、エンジンとHVと併せたシステム出力が最低、2000ターボと同じ位の出力クラスにアップしないとスポーツセダンを語るにしてはキツイ気がします。特にAWDの1780kgを押し出すには力不足と言わざるを得ません。これは従来型の3代目THSⅡの出力特性の制御やプログラムの見直し程度の変更でなんとかなるレベルでは無いと思います。制御プログラムの変更をするのなら、モーター自体には余力は有るはずで、モーター出力を大幅にあげるプログラムに大変更にしてエンジンとモーターが直結した時のパワーを強力にするか、常時アシスト量を上げるか?の2点ですが、常時アシストはバッテリー容量からは無理だと思います。また、エンジン+モーター出力を大幅にアップしたら、大幅に燃費が悪くなってしまうでしょうから、そんなことはトヨタではしませんよね。とにかくシャーシが良くなった分、余計にそれを感じてしまいます。ただし、ガソリンターボやガソリンNAと違って、ハイブリッドは長距離移動だと燃費は出るけど、クルコンを多用しない私だと正直、疲れるだろうな~・・・と言うのも予想できますね。個人的にはアクセルを常に踏んでいたいタイプなので。。。
しつこく何度も言いますが(笑)、後期型AVE35の場合は、個人的にタイヤハウスの隙間が横のスタイル感が中期型と比較して格好良さをスポイルされてしまったことが兎に角、残念です。画像の格好良さをそのまま得たいなら、迷わずFR車です。FR車なら間違いなく、画像のままで手に入ります。AWDはタイヤハウスの隙間が後指1本は下がっていれば文句なかったのですが。・・・FR車はスタイル、車高、乗り心地、ハンドリング性能、どれをとっても中期型を凌駕しています。私の残念感の一因でもあるのは他店のショールームに展示してある同じくAWD FスポーツはダンロップスポーツMAXX050を履いています。自然光と人工光の違いと見る距離感が違うので一概になんとも言えませんが、ダンロップだとそんなに隙間感は感じないのです。BSのタイヤはリムガードの問題なのか知りませんが、タイヤ自体が丸く薄く、平べったい感が強くでており、一層隙間感を出すので、一寸ダメですね。あれも原因かも知れません。
納車式終了後、タイヤハウスの隙間ショックの余り(苦笑)IS350の商談をしてしまい、周囲を呆気にさせた挙句にメカニックとFR用のコイルスプリングに換装して車高をFRと同じ位に下げれないか?とまじめに相談しました。世の中では後期型ISはマイナーチェンジ版と騒いでいますが、私から言わせれば、エンジンとCVTが同じだけで、フルモデルチェンジと言って良いと思います。乗り味は大きく変わっているし、足回りもパワステも、ドアの剛性も変わっています。良い意味で初期、中期型と比較すると乗り心地、運動性能は大きく裏切られます。
だからYouTubeでもレクサスISのチーフエンジニアの小林さんも自動車評論家の清水和夫さんの動画を見ても、お2人ともスタイリングも含めて、ガソリンターボ、ガソリンNA、HVにするか?試乗されてから決めた方が良いと言っているのは正解だと思います。私は全体的な物はあくまでマイナーチェンジだから余り変わらないと言う言葉に踊らされて一寸先走ってしまった感がありますね。清水さんの動画で『暴言だけどISにはHVは要らない』的なことを話されていたのですが、ある意味、このクルマの的を得ている感想かも知れません。
さて、今更パワー感は、どうしようも無いですが、ナントカ車高だけは中期型レベルの丁度良いバランス感にまで落としたいと思っています。コイルスプリング換装で後期型FRと同じような車高になれば良いのですが・・・。(今、メカニックからTELあり。多分装着は可能だが、下がっても1~2cmが良いところだそうです。いくら純正とは言えFRとAWDでは味付けが違うセッティングで製作されているわけで、コイル換装によって乗り味も変わるだろうが、それでも大丈夫か?と下手すると下がる量は微量で5mm位かも?だそうです。(号泣)また同じ販社でFRのIS300hFスポーツ、IS300があるので、私の納車時に計測した数値があるのでそれとそのクルマの車高を比較した正確な数字の連絡を貰える手配をして頂きました。また明日、時間が取れそうなのでメカニックとその点を含めて話してこようと思います。もし、FRと車高がほぼ変わらないなら大笑いですが、私の見る限り、どうしてもフロントは2cmは高く見えてしまうのです。
追伸:納車翌日の11/29、1日で200km乗りましたが、クルマは確実に良くなったと思います。乗り心地は秀逸、脚もまろやかに動くし、中期型とは別物です。でも旧パワートレインとモーター出力制御の大幅変更では限界があります。せめて量(パワー)を取っても軽量化の為でもどちらでも良かったので、リチウムイオン化して欲しかったと思います。それにプログラムの制御変更で期待していた高速域でのEVアシストは、今迄と同じ80km/hまでです。どうせ変えるなら現行と同じ制御プログラムに変更すべきでしょうが、やはり旧システムでそれをやってしまうとモーター出力との兼ね合いで電池の量がどうしても足りなくなるのでしょうね。そんな訳で個人的には、今迄、ハイブリッドに乗られていた方は最初から無理にHVを選ばず、是非HVを試乗された後に、ガソリンエンジンを検討してみて下さい。今の私なら周囲の雑音など全く無視してガソリンエンジンを間違いなく選ぶでしょうね。それくらい後期型ISとガソリンエンジンは相性が良いと思います。200km乗った感想はこんな感じです。
Posted at 2020/11/28 19:54:41 | |
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AVE35後期型(IS300hAWD Fスポーツ) | クルマ