いつ頃から我が家にあるのか不明の竿ハカリです。 分銅ハカリとも言います。
郵便物や荷物はもちろんのこと車パーツなどあまり重くないものはすべてこのハカリで量ってます。
長年の使用にかなりくたびれて所々サビが発生。
レストアしてみます。
まずはバラバラに分解して、
本体は鋳物ですが支柱のボルト等アルミやステンレスが多く使用されてます。
サビや汚れを落とし塗装。 キレイになりました。
この状態で200gまで量れます。
それ以上思いものは分銅を左のお皿に追加し調整して量るようになってます。
2kgの刻印のある分銅は実際の重さは400グラムしかありません。
支点が真ん中にある天秤なら2kgのものを量るのに同じ重さの分銅が必要ですが、支点をズラしてあるので1/5の重りで量れるようになってます。
一応最大は5kgまで量れるとありますが竿や本体が壊れない限り分銅を砂袋などで沢山作って改造すればかなり重たいものまで量れます。
またこのハカリで最も便利なのは予め量るモノの重さを設定出来る事です。
例えば凄く細かい部品を1ロット150グラムずつに分けたい時150グラムの目盛りで重りを固定します。
150グラム近くになるとこの窓のなかで竿が上下に揺れだします。
デジタルのハカリで量り分けしようと思えばどうしても数字を読み取る事になるのですがこの場合目盛りを読み取る必要がなく視覚的にとても分かりやすく量り分けのスピードが速くなります。
今でもパン屋さんの生地の量り分けとかには竿ハカリが使われている理由です。
実際にそういう使い方はした事ありませんが、、、、、
江戸時代の竿ハカリが明治時代にすでにこの形になり昭和まで多く出回っていました。
(今でも作ってるメーカーあるようです)
昔の人は偉いですね。
これからも大事に使っていきます。
Posted at 2017/08/09 00:40:40 | |
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