保安基準対策

作業灯の保安基準について陸運局への確認から保安対策を実施しました。
まずはおさらい。

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2018.10.16】〈第3節〉第 218 条(その他の灯火等の制限)より…

(その他の灯火等の制限)
第218条 保安基準第42条の告示で定める基準は、次の各項に掲げる基準とする。
（中文省略）
3 自動車には、次に掲げる灯火を除き、後方を照射し又は後方に表示する灯光の色が白色である灯火を備えてはならない。
（中文省略）
六 その構造が次のいずれかに該当する作業灯その他の走行中に使用しない灯火
イ 運転者席で点灯できない灯火
ロ 運転者席において点灯状態を確認できる装置を備えたもの

ということで、いずれかに該当すればよいのですが、せっかくなので両方とも対策します。笑

まずは、『イ 運転者席で点灯できない灯火』から。
ボンネット内にメインスイッチを施工しました。
プレートには作業灯の表示も付けました。
リレー回路の電装品（バッ直）側にスイッチを入れてあるので運転席のサブスイッチとは別回路になっております。
これで運転者席からは点灯させることができないようにしてあります。

続いて、『ロ 運転者席において点灯状態を確認できる装置を備えたもの』という事で、サブスイッチにはパイロットランプで、点灯状態が確認できるように施工しました。こちらも同様に作業灯のステッカーを貼りました。パイロットランプのLEDが上下ふたつあるのは、ON-OFF-ONスイッチなので上側をハロゲンのドライビングランプの点灯状態の確認用、下側をLEDドライビングランプの点灯状態の確認用に分けてあるのでふたつ仕込んであります。
ビミョーに穴開けに失敗し左右にズレてるのはご愛嬌。

メインスイッチをONにしてサブスイッチを上側に倒すとハロゲンランプが点灯します。もちろん、パイロットランプも上側が点灯し、確認できるようにしてあります。

同様に下側へスイッチを倒すとLEDドライビングランプの点灯となり、パイロットランプも下側が点灯状態となります。

と、いうことでどちらでも対応できるよう今回はメインスイッチ、サブスイッチという構成で制作しました。

唯一の難点が、メインスイッチをOFFにしていても、リレー回路の都合上サブスイッチには電流が来ているため、どちらかに倒すとパイロットランプが点いてしまうというところです。
もう少し頭を働かせれば解決できるのでしょうが、これでも個人的には満足してるのでOKとします。

以上、作業灯に関する保安基準対策でした。



おしまい。