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2015年02月18日 イイね!

パーツ類の処理

塗装の劣化よりも、とにかく小傷やエクボが多い。
ヤレて少々艶の無くなったボディーなら、オーナーと共に歩んだ傷として、それも味の一つなのかも?でも、綺麗なボディーには似合わない(笑)


前回のブログで、塗り肌の凹凸によって光沢感や見た目が左右される。と挙げたとおり
数ミクロンの歪みでも塗装面にシビアに反映されてしまいます。
それが傷やエクボによるものであれば、余計に違和感を覚える結果に・・・
時には水や溶剤で表面に光沢を与え、光の屈折で歪の判別しながら、完璧な面を出していく。


通常なら歪み抜きの完了後、パネル全面にサフェーサーを塗装すれば、
乾燥後に研磨~塗装。の1工程で終了しますが、ここでは敢えて歪み抜き、補修部分の素地調整のみに特化させた処理工程としています。


赤外線乾燥機に掛けること複数回。しつこい位に強制乾燥を行った後
さらに全面の素地を整えるために、もう一度カラーサフを全面に塗布。

尚、ドアとフェンダーでサフェーサーの色が違いますが、敢えて色を分けています。
写真の加減で実際にはもっと暗いトーンですが、フロント周り及び前後バンパーは飛び石傷で素地が露出しても目立たないよう、上塗り塗装と近似色で。ドア~リアボデー周りは塗装中の細部の塗り残しや塗りムラが判別しやすいように、やや明るめの色にしています。


何故こんな2度手間をするのかと言えば、
パテやサフェーサー、塗装の類は溶剤を含む素材だから。
硬化はしても、作業直後~約1ヶ月程度は微かに溶剤が残っており、時間の経過とともに溶剤が抜けきると、ほんの僅かですが体積変化(収縮・痩せ)が生じます。
補修ミスの例で症状を挙げると、痩せによってペーパー目が出たり、艶引け等がその理由。
正常に補修されていれば、まず判別なんて出来ないレベルですが、経年劣化を含み5年先~10年先となると? 

恐らくは問題なく大丈夫なんでしょうけれど(笑)

ただ、絶対とは言えない以上、そのリスクは最小に抑えるべき事。
補修と下地調整。個々の工程を分け、特化させることによって互いを補強し合い、経年劣化による影響も限界まで最小に抑えるための処理です。
ここまでの工程を補修部品の全てに行います。


サフェーサーが乾燥すると、今度はパネル裏側の処理。
真っ先に錆や痛みが生じるのは表面ではなく、タイヤの巻き上げ等で常に攻撃を受けているパネルの裏側から。だから、単に表面だけを綺麗に塗れば良いわけじゃない。
裏面は新車同様に、下塗りの内板色を塗装しておきます。
特に泥や砂利、水分のたまりやすいココは念入りに!

ボルト穴周辺は浮き錆が必ず発生している箇所です。

リトラ裏も


ちなみに、
塗装工程においては、レストアだから特別な作業内容を行っているという訳ではありません。
細々した部分はは個々のオーナーさんの作業依頼内容によって異なりますが、基本的な部分は全て同じ方向性で作業をしています。

 他の全塗装車両の例
以下、無断掲載ですので、不都合があればコメントかメッセージで申し付けてください。(^_^;)
碧いM2 1028
青繋がりでセリカ
紅のCR-X
外面のみ、ドア開口部は塗らない条件であったため、ドア、フェンダーは付いたままですが、
ルーフやフードは剥離した上で、鋼板からの素地調整。

一括りに全塗装といってもピンからキリまであるのはご存知のとおりですが、
ピンとキリ。恐らく両者を並べて比較しても、外見上ではそう大きな差はありません。
しかしながら、全く別物の作業。

単に、全バラシ?マスキング?程度の違いではなく、塗り替えのみを目的とするのか?
塗装を通じた処理によって各部品の再生、或いは延命作業を含むものなのか?
が根本的な違いの部分です。
車の最も深刻な劣化は、塗装面よりも見えない場所や手の入らない場所から進行します。
建築で言えば、リフォームや外壁塗装の際に、床下や屋根裏の防水や除湿、柱の防虫や耐震補強まで行うか否か?長い目でみれば、それと同じ位の違いが出てきます。

イベントやショーで、派手さを狙ってイメチェンする様な場合は別として
全塗装ってのは、場合によっては同等中古車か、それ以上の額を払ってまで行う作業。
それこそがオーナーの全ての意向、意思表示みたいなもの。
だからこそ
通常の修理、処理方法だけじゃダメ(ではないけど個人的に許容しない)だと考えています。
Posted at 2015/02/18 20:04:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年02月07日 イイね!

やっと塗装。

やっとボディ本体の塗装に取り掛かります。

その前にまた再度ふりだしに戻り、サフェーサー塗装面を全面研磨。
ちなみに、最近のサフェーサーはノンサンディング(足付け不要)でも塗装は可能。
つまり、この研磨作業は単なる足付け作業の為ではなく、
上塗り塗装のための平滑な下地を作り上げていく作業。

一見そのままでも平滑な様に見えますが、塗装を行うと塗料の表面張力によって塗装面に発生する微細な凹凸のうねりである「塗り肌」というものが生じます。

下の接写写真だと判り易いと思いますが、サンディング面と未施工面との境界部分は、塗装肌の凸部のみが研磨された状態。
この凹凸を無くし、ボディー全体を完全な平滑面に仕上げていきます

たかだか数ミクロンの世界の話ですが、塗り肌という物は車両の光沢感を左右し、仕上がりにおいて車両全体の質感を左右する非常に重要なものです。
例えば、鏡面肌なんて言葉を耳にしますが、鏡面肌と一口に言っても
高級車の鏡面肌=高級感や重厚感 にも繋がりますが
大衆車の鏡面肌=のぺ~っとした安っぽい塗装面 になってしまったりと、
車両に合わせた最適な塗り肌と言うものが存在します。

但し、塗り肌がある状態の下地に上塗り塗装を行うと言うことは、塗り肌の上に塗り肌を重ねることとなり、うねりが必要以上に大きく(肌の目が粗く)なり、質感の低下につながってしまいます。


研磨で発生した研ぎ粉をきれいに清掃した後、鋼鈑の継ぎ目の隙間、全てにシーラー処理。周囲をマスキングし、エア圧で大量に送り込みます。
奥の奥まで充填出来るように!水分の侵入を一切許さなないように!



シーラーの硬化後、また全てのマスキングを施して


やっとボディの塗装にはいります。
まずは、カラーベース塗装。「色」のみなので、光沢感はまだありません。

その後にクリヤー塗装でボディー本体の塗装が完了。
あとはウダウダ書くより、写真で見た方が早いでしょう(笑)



足跡とか・・・どうやら同業者もチラ見してる気配がします。
ならば尚さら。拡大画像も見られるようにしておきましたので
艶、肌、ゴミ噛み等、塗装の状態確認において誤魔化しが効かない透かし面からの接写もどうぞ。(笑)


Posted at 2015/02/07 19:02:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年02月03日 イイね!

全塗装の前の全塗装と2度手間作業

フレーム修正機から降りた車体
プライマー処理面を含め、ボディー全体をくまなくサンディング




下塗り塗装としてサフェーサーを全塗装。
お手軽、お気軽にパパッと済ますのであれば、素肌(塗装面)の上に直接化粧(塗装)することも可能ですが、簡単に言えば女性の化粧下地と同じような感じです。
化粧のりを良くし化粧崩れを防ぐ。
そして、化粧映えする美人になりたければ必須の処理。




サフェーサーは通常ねずみ色ですが、かなり青みがかっているのがわかると思います。これは通常のサフェーサーとは異なり、内板色対応カラーサフェーサーと言うものを使用しています。

通常のサフェーサー(プライマーサフェーサー)は下塗り専用の塗料であるため、外的な要因に対しては塗膜が弱く、上塗り塗装を必ず行わなければなりません。
また、カラーサフェーサーは、着色することで上塗り塗装の発色を補うのが基本的な役割ですが、今回使用している内板色対応サフェーサーの場合、室内等の外部に露出しない部位(内板)なら、これだけで塗膜として完結できる優れもの。
つまり、
プライマー +(通常の)プライマーサフェーサー + 上塗り塗装 よりも
プライマー + (内板色対応)プライマーサフェーサー + 上塗り塗装
の方が、より強固で優れた塗装下地となります。

サフェーサーが乾燥するとマスキングをし直し、先にピラーと給油口の中を部分的に処理、塗装します。

 

なぜこんな事をしているのか?と言うと、塗装と言うものは
塗り終えた部位に余分なスプレーミストや吹き返しを飛ばさない事!
始点から終点まで、一筆書きのように切れ目を作らず塗り込む事!が鉄則。

ただ、全塗装の場合には、車を丸ごと一気に塗装しますので、塗装の始点と終点が環状線のように同じポイントになります。
つまり、始点からの視点では(笑)終点付近の塗装作業自体が余剰ミストや吹き返しをぶちまける行為にほかならず、おまけに面積が広い分、始点で塗り始めて終点に戻ってくる頃には、僅かながらも塗装の初期乾燥が始まっているため、どうしても塗装肌に若干の荒れが生じてしまいます。

特に給油口の中なんて、袋状で吹き返しによる肌荒れを誘発する形状そのもの。



ドアヒンジ部。フェンダーを外してみたことがある方なら分かるとおり、
純正の復元においては下地の色と上塗り(ボディー色)の境界のボケ方も重要。


一気に丸塗りしようが、2度手間を掛けようが、素人目には同じツルッとした仕上がりになる。肌荒れを判らなく馴染ませるなんて容易い事で、一気にバサ~っと丸塗りの方が楽なのですが、敢えて分割で作業する2度手間作業を選択。

作業上のテクニックと言えば聞こえはいい。でも、本気のオーナーに対して、こちらとしても本気の仕事で応えるのが筋ってもの。
修正的なテクニックによって仕上げた「塗装面」ではなく、キッチリと丁寧に塗り込んだ「本来の塗り肌」で勝負。
だから、始点と終点のポイントを別に作るために敢えて行う二度手間作業。




ちょっとカッコ付けた物言いをしてみたけれど、
部位を限定することで局所的に作業が集中でき、不要なリスクも回避できますしね。
結局、こっちの方が手間が掛からなかったりもします(笑)
Posted at 2015/02/03 19:22:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年01月31日 イイね!

ちょっと補足

今回は直接作業とは関係ありませんが、防錆剤について。

連続で紹介している作業。自身で何気に読み返してみると、傍から見てて何だコイツ?
てな位、やたらと錆・さび・サビ・・・
しつこい程に連呼しながら各最終行程で何かにつけて防錆剤を多用していますね。
実際、相当神経質な程に気を使って作業してるのですが・・・(笑)

実は、下地の鋼板処理に自信がないのを、こだわって仕事をしているように見せかけてるだけ?とか、材料に頼り過ぎなんじゃね?そもそも、そんなに効果があるのか?なんて懐疑的な方もいらっしゃるんじゃなかろうかと?
なので、もうちょっと補足があればいいかな?と(^_^;)

まず、鉄というものはご存知のとおり
酸化鉄である鉄鉱石の塊を人為的に莫大なエネルギーでもって精製します。
そして、鉄(金属)として精製された瞬間から酸化(錆)方向へとしか変化しないものです。
つまり、遅かれ早かれ錆びる運命。正直なところ、自然の摂理に抗うには限界がありますが、それに対してどのように対処するか?いかに長持ち、延命させるか?
が修理、特にレストアの分野に関しては重要になるんです。

日常業務において、本格的とまでは行かないにしてもレストア的な作業も数多く引き受けています。これはある意味仕方のない事かもしれませんが、
エンジンのメンテナンスには注意を払われている方が多い割には、ボディーに関しては錆びてどうしようもなくなってから相談に来られる方が多いんですよね(^_^;)
そして、それらの作業の際に発生する、錆びて朽ちた鋼板や新品鋼板の端切れは大事な実験用の宝物。

ボディー鋼板の端切れを利用し、各材料を試しているテストピース類の集合写真です。

錆びた鋼板をいかに処理するか?
錆びていない鋼板をいかに強固に防錆するか?
また、同じ目的の防錆剤や錆処理剤でも様々なメーカーがあり、どのメーカーの物がベストなのか?
その実験結果の中で(現時点においては)最良であると結論づけているものを使用しています。


下の写真はテストピースの拡大写真ですが、鋼板の素地を露出させて3パターンの実験。
廃材置き場に放置、スクラップ屋さんに回収されてしまわないように注意しながらの暴露テスト(笑)
別々のテストピースではなく、こうすることで同一条件下での比較が容易になります。

左端が今回使用している防錆剤(透明タイプ)。
中央が鋼板素地のまま露出させた状態。右が他社メーカー防錆剤(黒色タイプ)
裏側に製品メーカー(核心部分ですのでボカシてます)と作業日が記載しています。
但し、作業日は記載ミス。約1年月の表記も1年間のミスですね(~_~;)
正確には2014/1/13ですので、約1年間、野外の暴露実験を行なった状態です。

ね!1年間風雨に晒されながらも流れ落ちる事なくキッチリ仕事してくれているでしょ。
これを最終処理に使えば、どれだけ心強い事か!
行うべきことをキッチリ行った上で、最後に使用する最強の御守りです(笑)
この他にも状況に応じて多種多様の防錆剤や錆処理剤を使用します。

実際に実験をしてみると、
有名どころの商品がそれ程でも無かったり、逆に、期待していなかった商品が物凄く良かったりと案外面白い結果が見えてきたりもします(笑)

ちなみに、
「防錆剤」は錆びていない鉄を錆ないようにするもの。
「錆処理剤」は錆びてしまった鉄に対し、錆の進行を抑制するものです。

下の写真は錆処理剤の一例で錆転換剤。
錆チェンジャーとか色々な言い方がありますが、タンニン(簡単に言うと柿渋ね)の成分を利用し、酸化した錆から酸素を抜き出す還元作用が有る薬剤。還元と同時に、乾燥すると樹脂皮膜で錆をコーティング(覆い隠し)します。

話ついでに今回の作業では使用していませんが、錆処理剤については?と言うと、
プロユース、DIYユース問わず、錆びた鉄もこれを塗れば・・・!!
みたいな、いかにも効きそうな謳い文句の商品が多数販売されていますが
錆は人間の癌と同じで、錆処理剤は抗がん剤と同じ様なものになります。
確かに、使用方法によっては有効な物ではあるのですが、
癌(錆)の進行速度を可能な限り遅らせる役割をするものですので、
最大の処置は発見次第、早期に除去し切ることが先決!

話は飛びますが、塗装の目的は見た目(美観)だけじゃないんです。
車に求められる塗装の役割として、
外観(美観)性、耐候性(車体の保護)、意匠性(色合いやデザイン)、耐チッピング(石はね)性、防錆性があります。
つまり、最も強固かつ堅牢な防錆皮膜は塗装そのもの。
だから外的要因の影響を一番受ける車両の外装に採用されている訳で、その補助のために使用するのが防錆剤になります。
錆というものは、その強固な皮膜を突き破って出てくる訳ですし、表面が錆びていればその裏側や周囲、さらに奥(根っこ)にも生じているんです。
錆処理剤で、見えている錆の表層のみを科学的に転換させようが、強固な皮膜で覆い隠そうが・・・

もちろん、個々の作業の予算や依頼内容によっても状況が変わりますので一概にダメだとは言えません。それらの制約によるものや、物理的に除去しきれない場合等、限定的な使用方法であることが重要になります。
ただ、もしも、実際にレストアや錆処理の相談に伺った先で、錆処理剤を過信し、無闇やたらと多用しようとする様な所があるならば、そういった所は控えるべきでしょうね(笑)

Posted at 2015/01/31 20:11:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年01月28日 イイね!

小物色々

ボディー本体の修正、塗装前の段階までが完了しましたので
いよいよ本格的な塗装作業に取り掛かります。

しかしながら、足回り等の部品を組み込まなければフレーム修正機から車体を下ろせない
尚、実際には前回から紹介しているボディーの修正作業と並行し、同時作業で進めています

まず、ボディー本体のレストア以外、エンジン及び足回り作業に関するメニュー一覧を簡単に。
とは言え、基本的に思いつく限り全てですが・・・(笑)
フレームの歪の影響が見受けられたため、フロントクロスメンバ新品交換
エンジンマウント、デフマウント、ブッシュ類を全て打ち替えます。
エンジン本体には手を入れませんが、冷却系ホース類全交換、ラジエター交換
ブレーキキャリパー4輪オーバーホール、ブレーキローター交換、ブレーキホース交換
アンダーカバー類もすべて交換。

このような状況ですので、エンジンを降ろした時点でエンジンやミッション本体以外は分解し、
アーム類、前後クロスメンバ、ペラシャ、牽引フック等々、全ての部品を処理します。

新品のフロントクロスメンバ
普通ならそのまま取り付ければ良いだけの事ですが・・・
 
わざわざこれを塗装~防錆処理までする奴なんて、まず居ないでしょうね(笑)
しかしながら、良く見ると溶接のビード部分とかの電着メッキが甘いんです。



その他のアーム類は再生作業に取り掛かります。
牽引フック  サンドブラスト処理で錆を隅々まで落としきります。


サンドブラスト処理後


エポキシプライマー~サフェーサー処理
 

塗装
 

サスペンションアーム



これも


ペラシャも!
クニャクニャ曲がるユニバーサルジョイントの重心を取って自立させるのって大変
万が一倒してしまうと傷がついて塗装やり直しになるし・・・(笑)


リアクロスメンバ(処理前)


同様に、サンドブラスト後、エポキシプライマー~サフェーサー処理を経て


塗装


勿論ここも。
室内側ですが、NAオーナーなら皆知っている?
ここが既に錆びている。もしくは非常に錆びやすい箇所である事は・・・




キャリパーはオーバーホール。ローターは新品!



表側だけじゃなく、裏側もフィンの奥までも!


塗装が完了して終了じゃない。
処理前の牽引フックやリアクロスメンバを見ても分かるとおり、鋼板の合わせ目に泥や水分が溜まり錆びてくる。特に、タイヤの巻き上げにより直接攻撃を受けるアーム類なら尚の事。
なので、さらに鋼板の合わせ目に対して防錆剤を注入。

 
ちなみに、この防錆剤は狭い所や奥まった所、面に対して広範囲にと、場所に応じて噴霧出来るよう、通常のエアゾールノズル、ロングノズル、フレキスブルノズル等、複数種類のノズルを任意に変更できます。特に、クロスメンバは大事故でも起こさない限り取り外すような部品じゃないので鋼板の合わせ面だけでなく、ボディーとの間に隠れてしまう面全体に防錆剤を塗布しました。

尚、下回りへの防錆剤の塗布については美しさよりも耐久性を重視し、しつこい位に各部へ浸透させます。それによって防錆剤の若干のはみ出しやタレが生じますが、液体が染み出す、タレると言う事は、アーム類を濡らした雨水等の伝達経路でもあります。美観のみを求めて必要以上に拭き取ったりせず、敢えて残す感じで・・・

エンジン、ミッション、足回りの組み付け完了!


防錆剤。いわば油の様な物ですから、これを塗布する事によって塗装そのものの光沢感は若干薄れ、見方によっては汚れているようにも見えてしまいますが、これは必要悪。
何度も言うように、ショーカーの様な見せる為のレストアをしている訳じゃない。
雨の日だろうが、融雪剤の撒かれた雪解け路面だろうが気にせず普通に走れる車。
新車よりも高耐久の車を目指しての作業。
余分、不必要だと思うのであれば納車後、趣味趣向の領域として全裸プレイを楽しんで頂きましょう(笑)



Posted at 2015/01/28 21:09:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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趣味の遊び車としてベース車両が比較的安く、ちょっとスタイルの良い車は? 遊びだからそんなに長く乗れなくても良いかな? なんてロードスターを愛する方々から非難...
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