
昨日は休みの日曜日はルーティンの芦有ドライブウェイに行く予定にしていましたが、朝雨が降っていたので諦めて家でゴロゴロ映画なんか見るだけの1日でした 今日も予定がなく思いつきで「大阪歴史博物館」に行ってみることにしました
大阪歴史博物館は大阪城の南西に位置し、家から休日であれば渋滞の少ない経路なので早ければ15分程度で行けます

BK(NHK大阪)と隣接(敷地内?)していて、駅で言うと「大阪メトロ:谷町四丁目」の出口すぐのところ位にあります
天王寺から谷町筋を北上し、北浜あたりまではかなり歴史が古い史跡がある場所で、この場所にも『難波宮(なにはのみや)』という天皇の居住していた宮(みやこ)がありました
10回建のこの博物館は7F~10Fまでの4フロアが一般公開されている展示場となります
まず1Fでチケットを買うとEVで一気に10Fまで上がり、そこから見学しながら7Fまでエスカレーターで降りながら見ていくシステムになっています
10F→古代( 〜1158年/平安時代後期)
9F →中世(1158~1573年/平安時代後期~安土桃山時代初期)
近世(1573~1871年/安土桃山時代初期~明治初期)
8F →特別展示等
7F →近代(1871~1945年/明治初期〜昭和中期 太平洋戦争終了)
→現代(1945年〜 /太平洋戦争終了後)
となっています
①最初に約3分ほどのVTRを見て「難波宮」と言うものを知ります
②~④広いエリアに「難波宮」の内部を再現していて、天皇に仕える男女の人形が立ちならんでいます
おそらく実物大だと思いますが、当時の日本人は身長が低かったと思われ、どれも160cm足らずのような感じでした
本などでイメージはありましたが、改めて見ると人形の着ているものは現代の日本人が「和」と思うものではなく、明らかに「中国」の影響を受けているというか、そのままと言う印象です

①船の形をした埴輪です
②~③「難波宮」の発掘で出てきた土器や道具の数々
④後世の城の鯱鉾(シャチホコ)の位置にある「鴟尾(シビ)」と言うもの
これも中国の古い宮殿でよく目にするものです

①の写真は下記のWeb上から拝借したものですが「難波宮」の発掘調査をもとに
復元された図です
https://note.com/f_museumbu/n/n24b9e59841c8
③は北京の「故宮」の写真ですが、時代は違うものの建物の作りは共通点があるように思います
②は博物館に展示された復元模型ですが、全体の配置もよく似ている様な気がします
北京の「故宮」には数年前に行き、南側正面の入り口から北側出口まで約1kmを歩きましたが、同じような宮殿が何度も何度も出てきました
映画「ラストエンペラー」の舞台にもなった場所です
やはりこの時代の日本の文化は大陸から来たものと言うことがよくわかります
あと、日本では沖縄の「首里城」に行ったときにも建物のデザインや、衣装の配色など「和」と言う感じでなく「中国」との共通点を感じました

そして10Fの休憩場所の窓から下を見ろすと「難波宮跡」が発掘された状態でしっかり残っています
9Fの中世・近世エリアに降りていきます

①②庶民の暮らし、風景が模型になって再現されています
③④「住友長堀銅吹所」の再現模型です
銅吹所とは銅の精錬工場のことです
この模型は回転して、裏側も全部見れる様になっています

これは大阪「船場」あたりを模型にしたもので、かなり大きな規模の模型です
当時の「船場」は現在の本町・堺筋本町・北浜・淀屋橋辺りのことを言うようで、商家・卸問屋・料亭・船宿・両替商 等々大変賑わった場所です
江戸時代には天下の台所と言われた大阪の中心の場所です

この大きな船場の模型は面白く、モニターがあってスポットライトのあったている模型の部分の説明をしてくれます
スポットの当たっている場所では、商人達の寄り合いが行われている様子です

①芝居小屋の模型
②名のある画家の描いた掛け軸 江戸時代のものが多い様です
③大阪城の瓦の一部です 金箔が残っているものもあります
④御座船の模型です、、、たぶん

①文楽(人形浄瑠璃)に使う人形です
②少しシュールですが、人形浄瑠璃「四谷怪談」の人形です
③これは狂言の面です
④両替商の使う秤です

北前船の模型です
大阪と日本各地の沿岸の街との間を行き来していた様です
ここから8Fを経て7F近代・現代のエリアに行きます

大正時代〜昭和の庶民の様子でしょうか

これも同様に昭和の暮らしです
④は阪神電鉄の梅田駅が地下になる前の模型です

これらの模型も臨場感あって不思議な感じがしました
④は実物です

ここが最後のエリアの全景です

帰りに家の近くの「スーパー銭湯」の『ユーバス高井田』に寄りました

車なので風呂上がりに「ノンアルコールビール」と「天ぷらうどん」を頂いて、本日の半日プチプチツーリングは終了です
Posted at 2024/09/16 23:02:39 | |
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