キースターのキャブレター燃調キットを組んでみたところ。
結論からいうと、色々と駄目でした。
組み付けはできるんですよ。穴という穴に合致するし、エンジンも掛かる。そこからが良くない。
まず、回転の上がりが軽快ではなく重い音を出しながら上がっていき、上がりきる前に篭った感じで上昇が止まる。黒鉛は出ないし、ノッキングもしない。言われてる通りの話なら『濃い』状態。
ニードルクリップを上げてみると少し軽快になったが焼け石に水で改善しなかった。
ついでにエンジンが温まりきると、アイドリングでもストール。
どっかで知った事のある症状だなぁコレ。
体感で濃すぎると感じるんだから、原因はそこにしか無いんだけど、メインもスローも濃すぎ。これしかないです。ついでに言えば、ジェットニードルも短過ぎてスロットルを開けていくに従って機能しなくなってるんだろうな。
で、今これを改めて見た所、FS1(車両型式)ってなってますわな。F5B(エンジン型式)の文字に安心して同じものと思ってしまったのが何かの間違い。
エンジンが一緒でも吸気・廃棄が別物なのよねアレは。YBで言えば355とかそれ以前。そりゃ違うわ。
一方で、スターターバルブは正常に機能するようになった。こいつは完全互換。むしろ、これまで付いてたものが駄目だったんかい!って感じ。
番手の話をすると
メインジェット 95(ヤマハ記載)→160(キースター記載)
パイロットジェット 22.5(ヤマハ記載)→25(キースター記載)
記載通りならガッバガバ。
愛知在住youtuberのアクロス修理で起きた症状と見事に合致。
煽らずアイドリングするだけマシか。
問題を纏めよう。
■燃料あふれ出し
タンクの負圧バルブ不良(純正新品時から極めて少量ずつジワジワ滴ってくる)。フローターの浮力不足(打つ手無し)。もう、仕様ですって感じで諦めるしかない。
■メインとパイロットジェット
元に戻すか、純正新品に買い替え。
はぁ、素人修理にありがちな「付くだろ」は良くないねホントに。
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Posted at
2023/06/26 08:21:36