作業の続き。
引っこ抜き型のプーラーを使うのは初めてなので、これで使い方が正しいのかどうか分らぬまま、ベアリングが抜けてくるのでヨシというノリで2個あるベアリングをスリーブから抜き出します。
抜き出す前にベアリングを打ち込んである深さを測っておけば良かったんですが、それをやらなかった為に、後々苦労する事となります。
入っていたベアリングはシールド無しタイプ。基本、外からの異物は全てオイルシールによって入ってこれないので、この開放型ベアリングでも問題無いんですよね。ただ、これを選ぶとグリスを自前で用意しなきゃならなくなりますし、稠度によっては回転で飛び散ってしまいます。
外したスリーブの内側。メータークラッチ側のスリーブ内には段差が2段設けられています。1段目は左右共にベアリングを打ち込み過ぎないようにするもの。2段目のは何でしょうね?
とりあえずベアリングを打ち込んでみました。打ち込み専用のシールドライバーや油圧プレスなんて持ってないので、KTCの24mmソケットをベアリングに当てて打ち込み。
画像中央では案の定シールドにヒットさせてしまい歪んでしまいました。打ち込みの深さは、愛知県のハゲたyoutuberがインナーカラーが左右のベアリングのインナーレースで挟まれ切らない程度と言っていたので、その程度にしました。多分、スリーブの内側にあった段差に1mmの余裕があるぐらい。ええもちろん、間違った組付けの仕上げです。
右側オイルシールはこんなのが付いています。これを外さないとベアリングへアクセスできないので、外す時に破損させたらどうしようってな感じもあったんですが、結果はマイナスドライバーでコジったら簡単に外れたというオチ。何ならベアリングと一緒に引っこ抜いたって問題ない(はず)。
先ほどの画像の組付けでバイクへ装着して試走してきた後の画像たち。そりゃぁ問題出るわなって。低速度では目立った事は起きなかったものの、40km/hあたりから金属の擦れる音がしてきました。即帰還、即分解。明確な破損しなくて良かった。
そもそも、ベアリングを正しい位置まで打ち込んでいないと、ホイールへカラーやメータークラッチを装着した時にフロントフォーク間の長さ以上になってしまい、フォークがハの字になってしまいます。2・3mmの誤差なら付いちゃうんで怖い所。
画像中央、歪んでいたベアリングのシールドですが、ゴムだけなら簡単に歪みぐらい直ると思っていたら薄い鉄板入り。そりゃ指でグリグリしてもダメなわけだ。ソケットで歪めたなら、ソケットで直せばいい。意外とどうにかなるもんで。
続く。
Posted at 2025/09/06 13:58:38 | |
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YB125SP | 日記