で、1回目の試走から戻ってきて何の作業をしたのかという話ですが。
画像は左右にフロントフォークがあって、真ん中にホイールがああります。そのホイールを左右からカラーとスピードクラッチのケーシングで挟んでいるという形ですね。
左右フロントフォーク間は124mmで、ホイールは挟むもの込みで同じ長さにしておかなきゃいけないわけで・・・。単純で当たり前な事なんですけども、ベアリングで挟むスリーブ内にあるカラーへのクリアランスに気を取られているとこういう間違いも起こすわけですナ。
そして、左右合わせて2mm程ですが、フロントフォークよりも長い状態で組付けると、ベアリングのインナーレースを過剰に押してしまい、ブレーキパッドとディスクへの当たり面がズレ、フォークのアウターチューブとインナーチューブもくの字になり、とデメリットまみれになるわけです。
結論ですが、ベアリングは段差のある所まで打ち込めって事ですね。そこまで打ち込んでもインナーカラーへは極僅かな隙間が残されて動く状態で、ようやく124mmへ収まりました。
ついでにやった作業が、どこかのブログだか動画だかで見たアクスルシャフトを通すフォークの取り付け穴を水平にする作業。
どうしても個体差で歪んでいるものを微調整すればマシになるんだとか。
結果がトップブリッジで画像の様に右側(画像左)だけフォークの頭が1mmだけ出る感じに。
試走2回目。
金属の擦れる音もしませんし、ブレーキも普通に効きますし、小路旋回はヘタクソ過ぎてアクスルシャフト水平取付の効果は分からないし、まずまずじゃないですかね。ホイールは浮かせて回すと、整備前は半回転で止まっていたものがクルクル回りますし、少し重たかった出足も改善しました。こういった整備の精度って大事なんだなぁと思わされた次第。
Posted at 2025/09/07 12:17:30 | |
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YB125SP | 日記