年月の経過した車両ですと、リアブレーキランプスイッチを覆っているラバーの部品が経年劣化でボロボロになってきているものも多いはず。
この車両がやってきてからずっとラバーだけを交換しようと探してきたが見つからず、スイッチASSYでも1000円とちょっとだったのもあり諦めてゴッソリと交換する事にした。
取り寄せたパーツセットの中には、スイッチ本体と、リアブレーキペダルを繋ぐリンクが入っている。
サイドパネル、シート、燃料タンクの固定ボルト1本を外し、タンクは上へズラしておく。
バッテリーボックス周りをパーツリストの図解から。画像以外にも、スターターリレーからは各種配線とカプラー、スターターモーターへの配線。ウインカーリレーへの配線。開放型バッテリー用のドレンホースがある。取り外す際にはカプラーの破損と配線の断線には注意したい。
2個のリレーは外さなくてもいいが、外す場合は刺さっているだけなので簡単に引っこ抜く事ができる。面倒だが、バッテリーボックスを外す機会は早々無いので、この機会に外して清掃するといいだろう。
バッテリーボックスは、画像の様に3点のボルトで止まっている。一個だけタンクが覆いかぶさるので、タンクをズラす必要があるワケ。
また画像の様にゴムカバーは少々特殊な形状をしていて、確実にこれだといえる製品を見つける事が難しい。探す事に時間を費やすなら新品のスイッチセットを買うのが良い。
画像はバッテリーボックスを取り除いた後のもの。黄色と茶色のケーブルがスイッチの配線。
このギボシ端子、年式によるのかもしれないが取り寄せた部品とサイズが合わない事もあるので、サイズ変更を見越したギボシ端子の替えを用意しておく事を推奨。自分の場合は、購入したパーツの端子が1サイズ小さかったので、適正サイズに付け替えた。
取り外したスイッチ。ラバーが経年劣化でボロボロになっている。引っ張れば簡単に取れてしまうので、取っ払いたい衝動に何度もかられたが我慢していた。
部品の取り外しは、スイッチの張り調整を一番緩くしておき、フットブレーキ側よりくの字になっているリンクを外し、続いてスプリングも外す。次にツメでひっかかってる樹脂ナットを外すのですが、破損を避けるならスイッチをナットから外して、ナット内側に余裕がある状態で外すとリスクが減るかもしれない。取り外したナットだが、自分のは3個あるツメのひとつが欠けていた。
スイッチの取り付けはナットをスイッチにつけたまま押し込み、スプリング、リンクのワイヤーの順で。取り付けた後で、スイッチの通電ポイントの引きしろ調整もお忘れなく。緩すぎるとペダルを踏んでも点灯せず、キツすぎると点灯しっぱなしになる。
たかがスイッチ一つの交換にアレもコレも外すハメになり、ついでに掃除も加わって非常に面倒な作業となったけど。取り外し方を熟知していれば、パーツだけの交換であるなら楽な部類かな、と思います。
Posted at 2025/11/16 22:31:39 | |
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