F1:2010年からレース中の給油が禁止に (
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4月30日に行われたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合の後、FIAは、2010年F1におけるコスト削減の一環として、レース中の給油を取りやめることを発表した。
給油用機材の輸送コストを削減し、エンジンビルダーに燃費向上への取り組みを促すため、来季ピットストップ時の給油をなくすことが決定された。
さらに、タイヤブランケットおよびその他のタイヤを温めるためのデバイスも来季は禁止される。
ボクはずっと給油禁止にすべきだと思っていました。
コスト削減とレースの面白さ向上の、両方を満たせるハズですから。
FIAから供給されてる給油マシン。毎年新開発されてるようですし、これの輸送コストもバカにならないでしょう。
チーム側も再給油の為に耐熱・防火のスーツで全身を包まざるを得ませんし。これだって費用がかかるはずです。
レースの醍醐味という意味では、現状では「フルタンク・新品タイヤ→空タンク・ずるずるタイヤ」というパターンのみ。ハードとソフトで距離は違いますが、各スティントごとにそれをくり返す訳ですね。
給油が禁止になれば、レースを通じて徐々にガソリンタンクが軽くなっていく状況の中でどんどんタイヤを変えて行くことになります。状況は刻々と変化していく訳ですね。
フルタンクでバランスの悪かったクルマが終盤ニュータイヤを履いてとんでもないペースで追い上げたり、あるいは逆のパターンもあり得ると思います。
まぁ…今のF-1マシンは昔のアクティブサスみたいな働きをする機械式サスペンションを装着しているようですから、当時ほどマシンバランスが悪くなることはないようですが。
さらに言えば、給油時間を短くしてピット戦略で抜く…ということはやりづらくなりますから、コース上でのバトルが増えるのかも知れません。
どちらにしても給油が存在しないレースは15年ぶりですから、想像もつかない展開になるかも知れませんね。
Posted at 2009/05/02 01:12:55 | |
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