今回は戦時中、残虐行為をした敵国の憎い兵士の氏名が多量にSNSに掲載される最初のケースでしょう。
戦後の後々の捜査を想定し、民間人への危害、拷問、拘束等の残虐行為の事実をおさえておこうと証拠保全も始まっており、削除前に大量にアーカイブ。正確性も疑問なのに 。 一方、残虐行為をした兵士でも個人情報は個人情報ですよね。消すまで残る。誰でも自由にアクセスできる。情報は越境する。残虐行為で亡くなった人の遺族も見ることができる。それがネットの世界。だから微妙。
Googleは個人情報の公開に関する指針に違反しているのでブチャの残虐行為のロシア兵のリストへのアクセスをブロック。Googleへブロック理由を聞いたそうだけど、説明がないらしい。報復や仕返しに2次利用される可能性があるからなのかな。
世界レベルの個人情報保護を求めたEU一般データ保護規則がある。捜査機関の証拠で人道的犯罪の加害者はどのように解釈されるのか。専門家の判断材料はあるのかな? 戦時下の例外規定はあるのか。難しいですよね。
https://wired.jp/article/russia-ukraine-data/?utm_medium=social&utm_source=facebook
Posted at 2022/06/10 07:42:35 | |
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