イヤイヤ
商品の宣伝目的で
ブログしてた訳ではなかったけど
ついついアピールしてまして・・・怒られました。
お店のHPとみんカラと両立させて頑張って来ましたが
これを機会に 車道楽研究会は終了しHP一本で行きます。
長い間お付き合い頂いたお友達の皆さん
有難うございました。
みんカラは双子の弟に任せます。弟が
じゅんじゅリンを開設しましたので是非お友達になってください。
じゅんじゅりん最後は自身の中で皆さんに少しでもお役に立てることとして持論レベルですが
TOYOTA86デ○カーのサスペンションのセッティングの方向性と新車時からのセットアップの流れを
書こうと思います。あくまでも持論ですので参考程度に見てね。では
最初に理論上の(想像)最高な86が有ったとしましょう。ハイグリップラジアルタイヤ・サスペンション
(メカニカル)グリップがフロント10 リア10だとしましょう。
勿論ここに到達することは路面・気温など外的要素が常に変化する為絶対に不可能であくまでも
目標とする数字です。ですが出来るだけ10に近づける事が必要です。セッテイングの際は
僕はスタッフやメカさんにはこの数字で伝えます。
例えば「フロントは8まで上がったけどリアが7だ」
又、この数値は前後 高ければ速い事になりますが前後のバランスが離れると遅くなります。
例えばフロント5 リア5の車輌よりフロント5リア6やフロント6リア5は遅いのです。
サスペンションの仕事には大きく5つに分けると直線での減速・加速、コーナーの進入・中・出口が
有りますが、これを今回は合算して前と後だけにして10段階で富士でのタイムを基準に説明します。
①新車時 標準タイヤ フロント2 リア2.5 2分13秒以上 VSC長押し解除
問題点(ブレーキフェード・タイヤグリップ・ハイギヤード・ローパワー・デフ効き・アンダー)
↓
②クムホエクスタV70タイヤ245サイズ・試作エキマニ・純正触媒1個・リアマフラー・ローダウンスプリング・クスコLSD無加工) フロント3 リア3.5 2分10秒台 VSC長押し解除
問題点(ブレーキフェード・ハイギアード・アンダー)
↓
③ファイナル5.1・GRBブレンボ&PFCパット・アライメント フロント3.5 リア4 2分8秒台VSC長押し解除
問題点(出口グリップ抜け)
④オリジナルPCRダンパー試作1・LSDセッテイング フロント5 リア5.5 2分6秒台 VSC長押し解除
問題点(進入時VSCが作動しアンダー)
この辺から解説、VSCは長押し解除しても一定の速度やGによって作動する事が判明。
ドライバーはアンダーを非常に感じるがVSCの作動に気づきにくい。
重要なのはVSCを完全に解除するだけで無く作動の原因を知りメカニカルな部分で作動を減らす
必要が有る。多くの車両がリアのリバウンドストロークが不足してリア内輪が浮いてしまう事が原因。
多くの86ダンパーでは装着されていないテンダースプリング(ヘルパースプリング)を装着しています。
これはただ入れれば良い物では有りません。目的は1Gで車両がサスペンションを
沈めた際に持ち上げようとする力(荷重)をコントロールするものです。純正ダンパーはこのセット荷重が
フロント約250キロ リア230キロかかっています。これはスタビの効果を100%使うことにも重要で
この荷重を作らずにロールがロールがとハードレートな設定にしていくことは絶対に避けましょう。
このセット荷重は直巻バネでもテンダーを入れることで作る必要が有るのです。イメージ的にはセット荷重でノーマルスタビを十分効かせロールは減らし、路面から離れようとするタイヤをセット荷重とリバストで押し付ける浮かせない感じです。
これによりVSCの作動を減らすことが出来ます。後にABSの介入のお話でも出てきますが
何故、多くのダンパーは抜いてしまうのか?ですが今までのABSやVSCが無い、又ハイグリップSタイヤで走らせていた時代では気づきにくいからだと思います。
話はズレるかもしれませんが純正ダンパーから車高調に交換すると乗り心地が悪いと感じる方の多くは
この部分が原因です。
86のアンダーの原因の多くはリアから来ているようです。
⑤ダンパー仕様変更・VSC完全カット・フロント・リアブッシュ類強化 フロント5.5 リア6 2分5秒台
問題点(ABS作動が速い・リアグリップが上が前後のグリップバランスが崩れる)
またまた解説 この辺りまで既に到達しているショップデモカーレベルに入っている車も多くいますが
VSC完全カットをしていくと④で触れたセット荷重問題を解決しないとABSがバンバン入ります。
先日、メールにてショップさんの社長からお叱りを受けました??VSCのカットシステムを使うと
ABSが速く入るから遅くなったとの事です。確かに⑤のテストで自分もなりましたが原因はサスペンションのセットアップの問題なのは明らかです。一つの物で全てが解決できるものではありません。全てバランスです。この時点で必要な事はさらに多くのリバウンドストロークが必要なこと、フロントはブレーキで沈んだノーズが出口まで沈んでいられる前後バネレートとダンパー。
⑥ダンパー仕様変更・レート大幅変更・ECU書き換え フロント6 リア6.5 2分4秒前半
問題点(リアグリップがフロントを超えてしまいアンダー傾向が残る)
この時点でABS介入問題は略、無くなり テスト時はVSC長押し解除でVSCの介入量をチェックしながら
タイムアタック時は完全解除し走行するように。
ここまででテストした良いもの悪いもの フロントキャンバー2.5度以上はNG リア2度以上NG
キャスターは付けれるだけ付ける・LSDはマイルド&1Wayか1.5Way・シャコタン禁止
⑦現状仕様 ダンパー仕様変更 レート変更 LSD変更 PFCキャリパー 他 (知りたい方は直接ね)
フロント8〜9 リア8〜8.5 (遠慮気味) 2分2秒台
フロントグリップを上げることに成功!ここで初めてリアウィングが欲しくなりました。
今度のイベントではあえてフロント225 リア245サイズのタイヤで行くかフロント245でリアウィング装着で行くか考え中です。
このフロント225タイヤサイズで先日、初の筑波2000テストに行ってきました。アミューズさん走行会ということもあり86もイッパイ来ていました。
筑波の主 ラスティの有田さんも来てたよ。
あいにくの天気でしたが逆に神はまだ見放していません。
雨は車のセッティングバランスを見るのに最適だからです。バランスとしては雨も晴れも変わりません
晴れで良く雨でダメなのは晴れはタイヤにごまかされて気づかないためでしょう。
筑波では前後バランスを中心にセットアップし小雨の降る中、最終的にベスト筑波2000 1分13秒台
が出ました。このクラスの車両だとドライとの差は約10秒チョイチョイですからボチボチですね。
次に日晴れたのでそのままSETで富士へ なんと自己ベスト更新です。
しかもタイヤはフロント225 リア245で 富士ショートコース ストレート長32秒7 ストレート短 33秒5
もっと嬉しい事はみんカラ友達のUZURAさんの86をイジらせてもらいUZURAさんドライブで
筑波2000雨 1分16秒台 86デモカーいっぱいのアミューズ走行会の中86で2番手のタイム
富士ショート ストレート短 34秒台で 自分の事のように嬉しい結果が出ました。
13日には富士レーシングコーステストも控えているので楽しみです。
では 有難うございました。続きはHPで!