【軽量化】ワンオフ チタンマフラー装着
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今回ワンオフ チタンマフラーを依頼したSHOPは
wacky mate(ワーキーメイト)です。
ここの店長さんとはかれこれ長い付き合いで、その溶接技術・ワンオフパーツの完成度の高さには定評があります!
’自分の拘り’に’wacky mateの蓄積された経験・ノウハウ’をプラスして大変満足いく仕上がりになりました。
全体のシルエットはこんな感じです。
※別タンのオーリンズ車高調(特注)も神々しく輝いてて良いですね☆
2
まずは触媒直後のフロントパイプから!
この曲線美、うっとりします(笑)
※パイプ径:Φ50
ここは軽量なチタンでは無く、強度を優先してステンレス(SUS304/板厚:t1.5)で仕上げました。
※チタンはヤング率(縦弾性係数)はステンレスに対し、約半分で2倍凹みやすく、高温下では降伏点が著しく下がってしまう特性の為、フロントパイプへの使用は避けました。
またサーキット等で腹打ちした時にオイルパンをガードする役割も果たす取り回し(最低地上高も考慮)にしています。
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続いてセンター部!
ここから後ろは軽量化と材質に拘ったフルチタン(純チタン:JIS2種)仕様!!
板厚は、驚きのt1.0。溶接には高度な技術が必要とされます。
分割位置は汎用性を考えてHKSマフラーと同位置(HKSと合体可)で、仮にサーキットでフロントパイプを潰してもチタン部分まで飛び火しない形状の工夫を(フロントパイプ側含めて)しています。
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センター~タイコ部にかけて!
パイプの曲げ部分は熱収縮を考慮して、輪切りにカットしたパイプを繋ぎ合わせて溶接しています。手間のかかる作業ですが、この方が肉厚が均一に仕上がります。
また溶接時にバックシールド(パイプ内にアルゴンガスを流す)を行い、パイプ内側の溶接面をキレイに溶け込ませることで強度をupさせています。
タイコも純チタンで排気効率の低下を最小限に抑える為にストレート構造。
ただタイコは重量物なので、ここの部位だけはチタンにフック棒を溶接付けしてハンガーに吊るすタイプではなく、タイコ部分にステンレスのバンドを巻いてステンレスのフック棒を溶接してハンガーに吊るしています。
※今後サーキットでフック棒が壊れたとしても、チタンのタイコ部分は壊れないようにしてあります。
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タイコ~出口にかけて!
排気効率を考えるとリヤサスの下を通す方が良いかも知れませんが、路面干渉とジャキアップ時のリヤサスとの干渉などの恐怖と闘うのは嫌だったので、リヤサスの上を通しました。
しかし’出口を砲弾タイプにしない’ことや’タイコを斜め配置にする’ことで、出来るだけなだらかにリヤサスを跨ぐような工夫をしています。
また出口にかけてはパイプ径をΦ50→Φ100に拡管しています。
もちろん汎用品にそのサイズのテーパージョイントは存在しないので、ワンオフです。
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テールエンドはリヤバンパーとのバランスを考えて、Φ100の真円タイプ。
純正フックの構造上、出口が左に寄りがちになるので、テールエンドに位置調整機構(上下/左右)を付けました。
取り回しが全てFixしたところでフロントパイプからテールエンドまで丹念に磨き、チタン特有の焼入れを施しました。
思い通りの焼入れになったので良かったですが、最悪の場合?!自分で焼入れする予定でしたので、焼入れの練習(体験?)も少ししていました。
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脱着式インナーサイレンサー。
これもワンオフです。仕上げに磨いています。
参考までに近接排気騒音を測定しましたが、インナーサイレンサー無しで93.1dBと音量も狙い通り!
※今後マフラーが焼けて2dB程音量が上がったとしても基準の96dB以内に十分収まります。
インナーサイレンサーを付けたら、ハイブリッド車並みの静かさになっちゃいますね(笑)
これぞ合法チューン!!
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最後にメインイベントの質量測定!!
・HKSマフラー:12kg
・ワンオフマフラー:6kg
フロントパイプ(ステン):3kg
センター~テールパイプ(チタン):3kg
ステンレス重っ。フロントパイプもチタンの薄板でやればあと2kgぐらいは軽くなりそうですね。
結果、トータル▲6kgの軽量化!!
ポイポイ(笑)
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