以前から面白そうと思っていたホンダのe:HEV
アコードハイブリッドやオデッセイハイブリッドに限定されていた10年前から気にはなっていました。
そんなところに、先祖返りしたデザインの新ステップワゴンに実装!
(フルモデルチェンジ前の末期にも搭載されていたのは今回知った。)
これなら欲しいミニバンとして、以前
ノミネートされました。
直近、2週間くらい前にプリウスに乗って遠出してみたのでそれとの比較になりますが
令和車の運転支援もあるので10年前より使い勝手がいいのではと思います。
この手合の車の良いところは、アイドリングストップしても気にならない所ですね。
そもそもアイドリングストップキャンセルとか無いし。。
(普段キャンセルは面倒なのでしませんが、クラッチでエンジンスタートするMTはともかく、やっぱりATだと少し気になります)
【スペック】
登録:2022.06
グレード:e:HEV AIR (乗員7名)
型式:RP8
原動機の型式: LFA-H4 水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
排気量:1993cc
内径×行程:81.0mm×96.7mm
圧縮比:13.5
馬力:145ps(107kW)/6200rpm
トルク:17.8kg・m(175N・m)/3500rpm
モーター:交流同期電動機
モーター最高出力:184PS(135kW)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:31.2kg・m(315N・m)/0-2000rpm
車重:1810kg(前軸:1040kg、後軸:770kg)
全長:4800mm
幅:1750mm
高さ:1840mm
タイヤサイズ:205/60R16 96H(前後)
タイヤ:Bridgestone TURANZA ER33
ホイールベース:2890mm
トレッド前/後:1485/1500mm
最小回転半径:5.4m
燃料タンク:52L レギュラー
意外や意外、スペック上の話だとうちのNAレガシィと前後重量配分が58:42でほぼ同じ。
ちなみに60プリウスFFが6:4。
ODOは42000kmくらい
結構きれいにクリーニングしてあったので、定期的に清掃に入っていると思われます。
【費用】
6:00〜14:00
基本料金:6780円
免責補償(安心パック):550円
距離料金: 2924円 172km走行
合計金額(税込): 10254円
他に…、
燃費は20km/Lくらい(メーター表示)
駐車場代3000円
他、高速代(4000円くらい?)
缶コーヒー130円
トータル17384円
ホンダ公式のカーシェアサービス、EveryGoで借りました。
アプリで車種を絞り、借りられるパーキングを探し、スケジュールを照会。
予約すると当日15分前にアプリから開錠できます。
ガソリン代はEveryGo持ちなのでかかりません。
その代わりに、距離課金になります。(1kmにつき17円)
車体はステップワゴンなどのミドルクラスは、15分300円
パック料金で8時間6780円でした。
この場合、もちろん30分早く返しても6780円になります。
失敗した点が二つ。
まず、時間が余ったので最後に好意でガソリンを入れに行ったのですが
ガソリンスタンド往復の距離もしっかり課金されます。
まあ次の人が気持ちよく乗れるということで、今回は良しとしましょう。。
カーシェアの場合は満タンにして返す必要もなく、車自体は燃費が良いラインナップばかりですので
ガソリンは通りすがりのスタンドで入れるくらいの認識で問題ない気がします。
とはいえ、半分切ってたら入れた方が良いとは思いますが。
もう一つ、8時間パックを確保したのは良いのですが
何を血迷ったか、朝6時から予約したので
自分の車の駐車料金で、最大料金が夜間500円(22:00~8:00)と昼間2500円(8:00~22:00)の両方が適用されました。
仮に8:00~16:00の8時間であれば2500円で済んだわけで。
駐車場所の事前情報チェックもしっかりやりましょう。。
【行程】
首都高→与野IC→新大宮バイパス→玉川温泉(都幾川)→関越→外環→首都高
慣れない車体なので高速多めで行こうと思いましたが、出発早々所沢までと川口までで事故渋滞…。
圏央道迂回も潰されたので、新大宮バイパスからよくわからん道をうねうね走っていきました。
笑ったのは、全く知らない車同士がカルガモでずっと同じ細い道を右左折して走っていく構図。
おまえら全員Googleナビ見てるだろw
そんなこんなで、狭路のすれ違いまでやる羽目になりました。
帰りは渋滞が始まる前にぶっ飛ばして帰ってきました。
【感想】
・ドライブフィール(ステップワゴンとして)
異様な車幅感覚。車幅は1750mmで、思っていたより狭い。
ホイールベースを無視して車幅だけの話をすればCR-Zが1740mm、NDロドスタが1735mm、レガシィBLが1730mm。
目線が高いこともあると思うが、冷蔵庫ボディの本領発揮というか室内幅の感覚で運転していると全然道路の端に寄っていないことに気づく。
でもって、小回りはレガシィと同じ5.4mを確保!
帰りの首都高は流れに乗ってみたが、バッテリーが下にあるのでカーブも思ったよりも踏ん張ってた。
ちゃんとタイヤローテーションしないとフロントタイヤの仕事量がやばそう。
前軸だけでロードスター1台分の重さがかかってたからなぁ。
意外なことに前輪よりも後輪のほうが空気圧が高い。
ちなみにタイヤは前輪右だけDunlop Enasave RV505が入ってた。
TURANZAはうちのレガシィも履かせているけど何のことはない、ZE4インサイトの流用だった。
乗り心地良いタイヤです。
前後とも16インチにぎりぎりのキャリパーが付いてるように見えた。(写真は後)
運転感覚で言えば、アクセルフィールこそ異なるものの、BSアウトバックとかレイバックみたいな感じ。
・ドライブフィール(e:HEV ホンダのHVシステムとして)
トヨタのTHSに同じくいつか乗らなきゃと思ってたシリーズHV。
エンジン直結で高速域のトルクもバリバリ。
高速の合流でアクセル全開にしたら、それまで発電で低く唸るだけのエンジンがいきなり咆哮を上げて面白かった。
クリープはせず、発進時はブレーキを離してもアクセルを踏まない限り進みません。
また、坂道だからと言って後退もしません。
20年前のオンボロMTとはタイヤが4本ついている以外、何もかもが違います。
あと、ダジャレじゃないんですが低速は定速で進みます。
いわゆるEVモードでクリープっぽい徐行が出来るんですが、これが路面の傾斜など関係なく同じ速度で進みます。
20年前のオンボロならばトルクが細くて少しゆっくりになるところです。
これは気持ち悪いといえば気持ち悪いけれども、本来こちらが正解のような気もする。
・間違えようがないボタン式シフト
プリウスもこれにすればいいのに。
DとBが同じボタンになっているのも、なかなか良いと思いました。
Bボタンだと下り坂でも粘着力がめちゃくちゃ上がります、これなら箱根の下りも安心かな。
・追従クルコン/アシスト
クルコンは最大135km/hでした。
前車追従でレーンキープ、ハンドルも特に怒られることなくサポートしてくれます。
車線の認識の他に、隣車線の並走車などがメーター上で表示される。
その割に、レーンキープアシストは他社(といってもトヨタとスバルしか乗ったことないけど)よりもアホだと思った。
車線が切れているとか、イレギュラーな白線(美女木JCTの首都高上りに入る手前の右折とか)で一瞬認識がボケて、高速の合流車線に入ると車線逸脱の警告が入る、みたいな。
要は、過信してステアリングから手を離すなという当たり前の話です。
前車追従は特に問題なしでした。
・シート
特に疲れるなどなく、普通のシートでした。
MTではないので、左足で踏ん張れます。
おまけに車内も広いので姿勢が疲れたら別の姿勢を取れます。
もう高速で遠出するならレンタカーで良い車借りた方が賢いかもね…。
・後部座席
アレンジの仕方が不勉強でどうしたものかよくわかりませんが、それでもこんな感じに出来ました。
本棚を積んで図書館と万年床実装はなんとか出来るかな?
身長186でもなんとか寝られました。
この場合は3列目の背もたれを寝かせていないので、もう少し改善の余地あり。
・メーターと連携ナビ
速度はデジタルの他にアナログメーターアニメーションあり。
昭和世代には助かる…笑。
搭載ナビは純正Gathersナビ。多分LXM-232VFEi
残念なのはAppleCarPlay非対応だが、USB接続は可能。
音楽の曲名はメーター上に表示される。
音質もまあまあ文句のない出来だった。
メーター上には地図こそ出ないものの、ナビと連携して右左折は出してくれる。
ちなみに、ナビ自体は2個先の右左折案内も出るので、車線の選択が楽だった。
Googleナビはそこと、変な抜け道を案内するのをなんとかして欲しい。。
・視界
車高が高いので、小さい子供が多い環境では少し心配があるが、各方向の視界は良好。
つまり空力性能無視した車を買えってことか。
・乗り心地
車高が高い以外全く文句がない。
筆者にはこういう車がいいらしい。
・外観
筆者自身、外観で車を選ぶ傾向にあるんですが
ここ最近で初めて良いと思ったデザインのミニバンでした。
【現段階での結論】
レガシィのせいで気がつかなかったが、遠出するのにMTは必要ないのかもしれない…笑。
次は高級ステーションワゴンに乗るべきかな。
(セダンやクーペでも良いんだけど、転覆時の安全基準で見切りをよくするのが厳しいのだとしたら)
プリウスもステップワゴンも乗り心地は嫌いじゃなくて
これに今のところ一番近いのが最初に乗ったND2の1.5幌なんですが。
ND2は1010kgからなのがちょっと惜しい。
今のレガシィも近いのだけれど、スポーティな車体にコンフォートな足回りを付けるのが個人的な好みのようだ。
ダウンサスはCR-Zで赤足組んだけど正直…だった。
車高調なんか以ての外か。
BRZ/GR86ならZC6とZD8でサスペンションの流用が効くらしいので、ZC用のSHOWAコンフォート辺りを入れてみたらマシかもしれない。
ND1は、可能な限りND2の足回りを流用するか。
また流用地獄じゃないですかやだー
タイヤホイール変えればいくらかマシになると思いたい…
レガシィ乗り潰すとして
MTはNDの1.5幌にバトンタッチして、遠出の時はレイバックに乗るしかないかな。。
まあ真夏のオープンカーを体験しないとロードスターで良いのか判断が付かないので、早く酷暑を望む所ですw