実は物好きで、関東関西往復はCR-Zで2回、レガシィで4回やってます。
東名走ったり新東名走ったり中央道走ったり。
名神だったり新名神だったり名阪国道だったり
豊中回りだったり第二京阪だったり。
海老名渋滞で箱根に逃げたり横浜青葉から首都高行ったり。
もういつどのルートで行ったか覚えてません…。
のんびり津や名張に泊まったこともあります。
ちなみに鉄道では多分100往復くらいしてます。
新幹線の他に、在来線乗り通してみたり、近鉄特急に乗ってみたり…。
体力の衰えを感じるようになってからは専ら新幹線で往復だったのですが
今回、実家の犬を連れて大阪に行くというミッションが発生。
実家のレイバックに乗せてアイサイトXで行ってきました。
※画像は2023の名古屋モビリティショー他のものです。
【スペック】
登録:アプライドD
グレード:EXリミテッド
型式:4BA-VN5
原動機の型式:CB18 1.8L DOHC 直噴ターボ “DIT”
排気量:1795cc
内径×行程:80.6mm×88.0mm
圧縮比:10.4
馬力:177ps(130kW)/5200~5600rpm
トルク:30.6kg・m(300N・m)/1600~3600rpm
車重:1610kg(サンルーフ有)
全長:4770mm
幅:1820mm
高さ:1570mm
タイヤサイズ:225/55R18 98V(前後)
タイヤ:FALKEN ZIEX ZE001A A/S
ホイールベース:2670mm
トレッド前/後:1560/1570mm
最小回転半径:5.4m
燃料タンク:63L レギュラー
【行程】
首都高→東名→新東名→伊勢湾岸道→新名神→京滋BP→第二京阪→阪神高速(復路ほぼ同じ)
行きはドライ、帰りはウェットしかも風。
【感想】
・車体を操る
意外な話…でもなんでもないのだが、実を言うとレガシィ(BL5)の方が車体は操りやすい。
これはミッション、ステアリング機構、車高が関係してくる。
それ以前かもしれないが、中古のボロいBRIDEでも包み込む感覚はあり。
(今や)小柄なセダンに積んで慣れれば、手足の延長で運転している感覚にはなるものです。
・5MTvs CVT
レガシィはアクセル開閉である程度車間距離を調節できる。
エンジンの特性もあるが、トップギアと最終の積算した減速比がレガシィが3.4程度に対しレイバックは1.95。
まあ、タイヤサイズの違いもあるけれども。225/55R18だと215/45R17から3回りくらい大きい。
それもあってか、エンジンブレーキはかなり効きが弱い。
代わりに高速巡行も静か。
クルーズコントロールも多用する割には燃費は良い。
実際、燃費は14.0km/lとかなので驚くほど良くはない…。
(このくらいならエコタイヤ80km/hレガシィでもなんとか目指せる範囲)
但しレガシィのクルーズコントロールではこうは行かず、燃費もあまり伸びない。
・ステアリング
レガシィは15:1(変更済)に油圧ステア。
一方レイバックは電動ステアで13.5:1、これは最近のスバルと共通だったと思う。
クイックな割にあまり機敏な印象がないのはタイヤの性質もあるのだろうか。
一方、レーンキープアシストをONにすると重ステになりステアリング操作でもアシスト状況を把握しやすくなっている。
・車高
高さ故に風の影響は受けるものの、想定以上というわけではない。
前述の電動パワステとの相乗効果で少し疲れやすいかも。
レーンキープアシストは雨霧でもほぼ作動する。
タイヤはウェットでも最低限のグリップはある。
個人的にはあまり良い印象がないオールシーズンとはいえ流石に純正採用ではある。
どこだか覚えてないけど、雨天強風の橋のジョイントでリアが一瞬滑ったくらい。
・オートライト
勝手に点灯して消灯しているようである。
というのは、運転席からだと点灯しているのかがよく分からない。
道が見えないことは無いのだけれど、カットラインというかヘッドライトの光ムラ的なものが見えない。
年式的に付け忘れはありえないのでまあ心配はないが。
なおハイビームは任意で点灯できるがバリ明るかった。
・オートワイパー
これが本当に利口。
トンネルに入ったらちゃんと止まる。
古い車しか乗っていないとこんなので感動する笑
・アイサイトX
前者追従のブレーキ制御(渋滞・急ブレーキ含む)、車線キープがメイン。
ウィンカー操作で車線変更アシスト。
カーブでの自動減速。
クルーズコントロールは前述のギア比も相まって、レガシィに後付けしたクルコンと異なり燃費はかなり良い。
高速ではウィンカーを出して車線を変えるだけで大阪に辿り着けます。多分。
惜しいな、と思う点が2つ。
(これはアイサイトXに限らず他社もそうだけど)
まず、そこそこ混んでいる高速での追い抜きも前車に追従/定速で進行すること。
カーブでは障害物回避を考えて追い抜かないように気をつけたりしているが、それがないのでちょっと怖い。
風が強い時にもタイミングをみてトラックを追い抜いたりするのも特にない。
まぁ技術的に実装が難しくはないだろうとは思うので、何年かあれば実装されるかも。
もう一つは、レーンキープ。
これはレーンの認識はほぼほぼ完璧に認識する。
レーンキープを選ぶと、レーンのちょうど中央を縫うように走る。
問題は轍やクレーターがある場合で、これを避けて走ることはしない。
普段からマニュアル操作だらけのレガシィだと出っ張ったマンホールさえ避けることを無意識にやっているが、それは回避せず突っ込む。
これは都度隣車線との兼ね合いもあるので、実装は難しいような気がする。
道路綺麗になってくれるのがベストなんだけれども。
・助手席に座ってみて
変速ショックがなく、とても快適。
これは昔の鉄道と最新のVVVFインバーターの違いに感覚として近い。
やっぱり日本なら CVTが最適かとは思う。
タイヤも分厚いので段差の衝撃もあまり気にならない。
・マニュアル操作運転
追い越しで左の車線に戻るとき、レガシィの場合はブレーキを踏まずに速度を合わせられるのだけれど
アイサイトXは車間距離が詰まる場合はブレーキで調整している。
(メーター内に表示される自車アニメのブレーキランプの他に、ペダルが勝手に押されている)
距離あたりでブレーキパッドの減りはレガシィより早いかも。
追い抜いて前に入れてもらってブレーキを踏むのは、シンプルに後方ドライバーに申し訳ないのだが
仮に急激にエンジンブレーキで合わせようとすると7速から4速くらいまで下げる必要がある。
いきなり4000回転とかになるので、エンジンやミッションにとってあまり良いとは思えない。(そういった運転が前提とは思えない)
MTならブリッピングとシフト操作でダイレクトに決まるところを、パドルシフトをパタパタやる羽目になる。
手動運転でのベストは、教習所で習った通りに車間距離を保ってアクセルぺこぺこ程度で調整するのがベストっぽい。
もちろん必要な時はブレーキを踏む。
そういう意味では車の完成度として全く問題ない。
なお下道(50km/hくらいまで)ならばトップギアまで届かず、むしろ下り坂などでパドルシフトのエンジンブレーキは使いやすい。
一定時間経つと勝手にDに戻る。(これが割と重要)
・ナビとか
メーター上には現在地からのチャート、ナビ本体は高速であれば上半分は路線図的なものが表示される。
市街地では次の次の交差点も表示あり。
結構優秀。
高速でSAのアイコンを押すとSAの簡単な地図が出てくる。
これはドッグランの位置がわかって重宝する。
(他の利点は漏れそうな時にトイレの場所が分かるくらいしか思いつかないが)
CarPlayも使えるものの、あんまりメリットはないかも。
最近の車のナビの優秀さはとても良いが、更新が止まったりレガシーシステムになった時に結局困りそうではある…。
それまでにざっくりでも道と重要な交差点を覚えるしかないな。。
エアコンとシートヒーターがナビと一体化していて、壊れたら大変そう…という感想。
アイドリングストップキャンセルも画面で操作。
プリウス等と違いただのガソリンCVTなのでアイドリングストップは鬱陶しいが、一応ブレーキの踏み具合で再始動出来ます。
調べてないけどエアコンパネルだけでも他車種の流用効くんだろうか。
エアコンは左右独立で、温度調整のみ物理ボタンがある。
・ユーザー認識
ユーザー登録すると、運転席に座った後に顔をスキャンし「HELLO 9107F」みたいなメッセージがメーターに出てくる。
たまに認識失敗する。
シートの位置を自動で登録したメモリー状態に調整してくれる。
あとは、ユーザーごとの平均燃費が出てくるくらいかな?
あくびをしても特に怒られませんが、脇見(といってもミラー目視)やウトウト(といってもステアリングのキー確認で俯いたり)すると怒られます。
・バックモニター
リアカメラは結構広角で、SAなどの前向き駐車から出る場合でも安心して出られます。
ルームミラーはデジタルです。
後続車の前照灯が点灯していてもシルエットで車種が分かるあたり、画像処理がかなり上手く出来ていると思われます。
ミラーを倒せば、デジタルミラーはオフになり通常のミラーになります。
(うちの車の場合、トランクの犬の姿勢が確認できます)
・往復を終えてみて
帰りは雨雲を追い越す形だったのもありますが
やっぱり疲れるものは疲れますねw
新幹線は神です。。
懐事情もありレヴォーグでも500万出して乗り換えようとはならないですが、スバルの技術の結晶と言える車だと思います。
車高も昨今のように猫も杓子もタクシーでさえミニバンだとこの位が良いんですかね…。
1.55m制限の駐車場もだんだん姿を消しているみたいですし。