スーパーカブのメーターギアを金属製使用にしようと試みた
この三つのメーターギアはスーパーカブに使用されているもしくは使用されていたギアである
一番左が自身が常用しているスーパーカブ90(2007年式)で強化プラスチック製でこいつを金属製にしたいと思い購入したのが右の2つである
真横から見たこの時点でCT110はギアの向きが逆で流用できないのが確認できる
92年と93年の間に何が起こったのか?
実はマイナーチェンジでスーパーカブは金属パーツ(ヘッドライトリムとかウィンカーとか)がプラスチックに変更されたのだ
この時代のスーパーカブは今のお洒落バイクという扱いではなく業務用バイクという認識であったので常日頃、雨ざらしにされながら馬車馬のごとく働かなければならなかった
当然、ケミカルな手入れなんて日頃満足にされるわけないので金属パーツはあっという間に錆による腐食一直線であり事業者にとっては悩みの一つでもあった
それに答えるかのようにHONDAはそれらを腐食の無いプラスチック製に置き換えたのだ
今回は93年以降のスピードメーターギアを92年以前の物に置き換えできないかを検証して見た
結論からいうと置き換えで着ない
まずドラムプレート内に圧入されているメーターギアとウォームギアとの愛称は問題ないのだが
メーターギアの要である爪が会わない
93年以降のプラスチック製との爪の向きがまず違う
爪がギアと分離できるので圧入りされてるCT110のを流用することはできるか?
答えはNOだ
交換した所で高さが違う
92年以前は高さが足りない
スーパーカブが壊れないと言う神話があるがそれはメンテナンスを最低限行っているからの代物である
乱暴なお使いをやり続ければ普通に壊れる
メーターギアの部分は日頃、露出してる部分ではないので手入れの疎い人は給油の手間がかけられない
ここは手入れを怠るとギア同士が磨耗し続けて最悪の場合、フロントドラムプレートごと交換することになる
しかしメーターギアがプラ製だと圧入りされてるウォームギアの方が金属製で硬いので交換の容易なメーターギアの破損だけで事が済むのだ
HONDAのやさしさが伺える設計といえる
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2021/08/13 22:14:59