
ベンツのワゴンのリアサスはエアサスです。これにより荷物積載時にもリアの車高が下がらず、乗用車としての乗り心地も維持されます。
W124のワゴンは油圧でした。
1台のポンプでパワステ用とリアのレベライザー用に別々に油圧を発生させるようになっていて、車高が下がるとバルブが開いて油圧がかかり、車高を回復させる仕組みです。このシステムはシトロエンのものを導入しているようです。
ダウンサス(スプリング)を組むと車高が下がったと認識されて油圧で持ち上がるので、レベライザーのバルブにつながるアームの長さを調整する必要がありました。
タイヤを接地させながら調整する必要があるので、台の上に乗せて車に潜り込んで調整するのがデフォでした。
W212などのエアサスでも基本原理は同じようですが、バネも兼ねているので、長さを調整できるアームに変えて車高をいじるのが定番ですね。
で、エアサスを備えるワゴンの定番トラブルですが、エアサスが逝ったようです。もう少しで11万キロですから寿命でしょう。
最初に気がついたのはフロントのローターを交換した時です。前をジャッキアップして戻した時リアの車高が下がっていました。
あ!と思いましたがエンジンをかけると当然ながら戻りますし、その後も異常ありませんでしたので、一時的なものかなと思っていました。いま思うと数日おきに車に乗る機会があったので、車高が落ちる間がなかったのでしょう。
そして今回、10日間近く乗っていなかったら、車高が落ちてきたのに気がつきました。今日はさらに落ちていました。
放置しておいても良くならないばかりか、エアポンプなどを傷める恐れがありますから早めに手をつけたいと思うのですが、この暑さですからちょっと躊躇します。やる時はデフオイルも交換するかなー。
Posted at 2023/07/28 10:14:34 | |
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