タイミングチェーン交換

まもなく11万キロ、タイミングチェーンガイドの破損がよくあるそうなので予防に交換です。

ヘッドライトやインテークパイプ、ベルトテンショナー緩めてクランクプーリー外して、、、ここまでたどり着くのに2時間。

全てのピストンが90°、水平になるところでクランクシャフトをロックします。
このロックピン、どこまで入ればロックされるのか、あるいはされてないのか全くわからず。

ここで問題発生。ピストンが90°の位置でカムシャフトの刻印が上を向くはずが、IN・EX共に90°近く進んでいました。一枚目画像で刻印は上を向いていますが、1・4シリンダーの割箸が2・3よりも高くなっています。

なんでこれで走れるの？？？
とにかく上を向けて固定。

ガイドを外すためにガイドを固定するボルト三本を外すのですが、一本がフリクションホイールの裏にあり、フリクションホイールを固定しているボルト三本外すのに、とにかくスペースがないのでラチェットが入らず、フリクションホイールの形状から板ラチェも使えず、エンジンをジャッキで上げたり下げたりしてスパナで少しずつ回しました。
そしてようやく取り出したチェーンガイドなどがこちら。
色はこんなんですが、チェーンの伸びはなく、プラスチックのガイドもしっかりしていました。
右側のガイドの中をオイルゲージが通りますので、ゲージを全部抜かないとガイドが外せません。なんでこんなとこ通る？？不思議です。

新しいガイドを挿入。クランクシャフトシールも同時に交換。
クランクシャフトとタイミングチェーンのスプロケットを固定するボルトは50Nmの後に180°回すのですが、ラチェットの柄を60cmくらい延長して頑張りましたが90°が精一杯でした。心配ですが断念。
諸々元に戻してここまで8時間もかかりました。
そしていよいよイグニッションオン！ところがエンジンかからない！茫然自失。日没と疲労で一旦中止。

その後寝るまで今日の作業を振り返り、クランクロックピン抜いてないとか、カムシャフトセンサーのコネクタ戻してないとか、ベルトテンショナー戻してないとか色々思い出し、翌朝早起きして再開。今度は完璧に仕上げてエンジン無事始動しました。
タイヤつけてオイル交換して馬から下ろして恐る恐る試走。普通に走りました！と言うか、ずれてたタイミングを直して少しは速くなるのかと思ったら、どういう訳か全く変わらず。

5時間もあればできるだろうと思っていましたが、結局10時間。キツかった〜

今回交換したパーツです。

後日追記
2枚目画像のロックピンは、この状態だとロックされていません。根元まで入ればフライホイールがロックされます。