2017年08月30日
人生の楽しみとは?
先日のブログにも書きましたが、先月祖母が100歳で亡くなりました。
祖母は北海道の旭川で生まれ、旭川で育ちました。
祖父は奈良で生まれ、仕事を求め当時炭鉱が栄えていた北海道の
旭川へ来ました。祖母とは知人の紹介で知り合ったと聞いています。
祖父は仕事の関係上、北海道の別の地域へ引越し、炭鉱夫として
一生懸命働かれ4人の子供にも恵まれました。その内の1人が私の母です。
私が物心ついた頃には祖父は既に定年を迎え悠々自適な生活をされていました。
祖父は温厚な性格で私は一度も怒られたこともなく、いつもニコニコしている人でした。
私が小学生の頃、一度だけ「じいちゃんが楽しいことはなに?」と聞いたことがあります。
祖父は「タバコとパチンコかな」と笑って答えてくれました。パチンコは何度か連れていって
もらった記憶があり、手で玉を1発ずつ穴に入れハンドルをはじく時代でした。
勝っても負けても何十円。今とはえらい違いでした。
「何か欲しい物無いの?お金とか車とか」と聞くと「お金は必要以外はいらないよ。
車は免許持ってないしな~。家族が元気で幸せならそれ以上無いだろ」とルンペンストーブを
デレッキで掻きまわしながら笑ってました。そんな優しかった祖父も70歳で癌で亡くなりました。
私の父は公務員で安定した収入を得ていました。が、自分の人生の楽しみを
自分だけのために車や株や旅行に費やしていたため、家にはお金が無い状態でした。
スカイライン、コスモ、ルーチェ、カペラ、センティア、シーマ等、ちょこちょこ
新車で買い替え、自慢げに語るも「車が汚れる」とあまり乗せてもらった記憶が
有りません。着ているものも全てブランド品。高級な時計も身に付けていました。
現金で購入しているのなら、まだしも全てローンで購入でしたので家計は苦しく
いつも母親とお金のことで揉めていた記憶しか有りません。
「俺が稼いだ金をどう使おうが俺の勝手だ!」といつも繰り返し・・・。
そんな父も74歳で亡くなりました。残ったのは家の借金だけ・・・。
父のようにお金や物欲が楽しみ全ての人生。
祖父のように家族の健康が幸せと楽しむ人生。
私は結婚してからは後者を願って今まで生きてきました。
キャストスポーツを買って楽しいのも事実。
子供達も元気で育ってくれて嬉しいのも事実。
身の丈にあった生活をし、贅沢をしなければ誰も不幸にはならないと
有る意味、父から学んだと思います。
父と同じ歳までしか生きられないとしたら残り二十数年。
あっという間の人生。一度きりの人生。
悔いの無いように一日一日を大切にし、家族の幸せを祈り生きて行きたいと思います。
まずはキャストの洗車をしなきゃ(笑
長々とすみません(汗
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Posted at
2017/08/31 00:23:50
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