私は街・山道がメインでサーキットは極稀に、という中古フルノーマル車両ユーザーです。買って間もないこともあり、特性も掴みきれていません。
そんな中ではありますが、前期GRヤリスでよく言われている「一人病み」現象について気になって調べていて、そもそもどんなことが起こってるのかまとまったものがなかったので備忘録としてまとめました。
また、私のようなノーマルに乗るだけの一般素人はどういうアプローチが出来るかも考えてみました。何か根本的な解決等を書いた記事ではありませんのでご理解ください。
以下、素人がネットサーフィンでまとめただけのものなので、誤情報が混ざっているくらいの体でお願いします。
まずは基本情報です。
◎ノック学習値とは?
GTSなどの診断機(車屋さんが使ってるやつ)を繋ぐと確認出来る値の一つ。
エンジンがノッキングを起こさないように点火時期を補正する値。
走行中に学習して変化していきます。
この値が大きいと良い、小さいと悪い状態です。(点火時期が変化して出力が変化。)
※ノック学習値は正常なのに病んでる等パターンがあるようですが私にはわかりません。
ノック学習値はエンジン回転数に合わせて2種類あります。
学習値:表 →4000rpm以下
学習値:裏 →4000prm以上
(もう一つこの値が動くか動かないかを決める数値がありますが割愛。)
具体的な数値↓(よく出てくるので参考までに)
10.7 →初期値でほぼ最低値。(もっと下がることもあるらしい。)
~18程度 →低い状態。
~24程度 →高い状態。ここを目指したい。
この数値は点火時期計算に使われるようです。
◎一人病みとは?
特に街乗りなどを繰り返すことで、ノック学習値が低くなって出力・ブースト圧が低下する現象。ブースト圧が1.0~1.2程度しか掛からないらしい。
※カスタムパーツによって治らないセーフモードに入ることもあるようですが割愛。
これによって「なんか遅いな~この車」となるのが最も大きな問題で、街乗り個体やカスタム個体でこの症状が顕著に出ているようでGRヤリス界では話題になっている、というのが概要になります。
そしてこんな数値を見せられると「自分の車はこれになってないか?」「なるべく良好な数値を保たないといけない!」と思ってしまうものです。
街乗りで発症してしまうなら普段遣いの人は常に気を使ってしまいます。
この現象を素人はどのように考えるべきでしょうか。
まず、遅いと感じても、それが「一人病み」なのか「特性」なのか、マイカーしか乗ったことがない素人にはわかりません。
それに中古車購入した人は前オーナーがどういう乗り方をしていたか・カスタムをしていたか、もわからない状態でさらに不透明です。
加えて、元々特性として様々な制御が入ってるのでこの問題をよりややこしくしています。
◎そもそも、GRヤリスのブーストの特性
・アクセル開度が中程度ではブーストがあまり掛からない。
→上り坂などで「ちょっと気持ちいい加速したい」のときに物足りない原因。
・4000回転付近まではブースト圧1.0程度、以降1.6程度まで掛かるようになる。
→途中からドッカン加速感が出る原因。
(↑高いギアではもう少し下からブーストが掛かるもよう。)
・アクセル全開でもブーストを落とす場合がある。
→「踏みっぱなしなのに加速感ない?!」と感じてしまう原因。
という感じで、そもそもの特性が燃費向上や安全マージンを考えてかなり抑えめマイルドに設計されています。
ということは…たとえば、
「街乗りでちょっと多めにアクセル踏んでも加速しないな~」とか、
「4000回転以下でもっさりするな~」と感じても
それは「一人病み」ではなく「特性」という可能性があります。
これを比較対象もなしに素人が感じ取るのは難しそうに思います。
こんな具合で、素人には情報量が多くなりすぎます。
ノック学習値を取り上げていますが、他にも多数の学習値とマップが見えたり見えなかったりするところに存在しているようです。
さらに、ノック学習値はゼロイチではなく数値が変化した分だけ点火時期に影響するため、グラデーションで出力が変化していると捉えられます。
街乗りや渋滞が続きノック学習値が少しでも下ってしまっていれば、一人病みとは言わずとも、予備軍と言うことも出来、GRヤリス最大の力を発揮できないということになってしまいます。
ここまで複雑では素人がなんとなく考えて最適化できるほど簡単なものではないと理解するのが大事なようです。そしてある程度諦める必要があると感じました。
「プロショップに持ち込むほどではないけど、自分でなんとかできそうなら見てみるか~」くらいの素人特有の勢いではすべてが解決できるほど簡単な作りにはなっていないのでした。
「自分の車、最大の実力出てないんじゃないか」と思うと不安になってしまいますが、趣味で山を走る程度でその実力の差がどれほど重要かは定かではありません。
逆に考えれば、「全力で抑制してこんなに速いのかよ…」と、ハイパフォーマンスカー乗り冥利に尽きるというものです。
ということで、この問題への向き合い方としては素人でも感じるほど最悪な状態になって無ければOK、というのが妥協点だと思いました。
大きな不満を感じたら問題ですが、それよりも車と対話できていると感じていればそれで満足なのではないでしょうか。
では最悪な状態とはなんでしょうか。
◎最悪な状態
ネットサーフィンをしていて、一般的には
・最大ブースト圧が下ってしまっている。
だと捉えました。
他にも症状があるのかもしれませんが、体感あるいは目視で確認できるものがあるか分かりませんでした。
なので、とりあえず「ブースト圧が1.5か1.6まで掛かることを確認する」のが見極めポイントとします。
◎素人の選択肢
最悪の状態になっているかどうかをできる範囲で確認改善するのが今回のアプローチとなります。以下の段階から、自分が納得できる選択をするのがいいのかもしれません。
①ブーストが掛かることがわかればあとはそんなに気にしない
②ノック学習値を正常にする方法をとりあえずやっときたい
③ノック学習値を可視化したい
④GRヤリスPERFORMANCE SOFTWARE 2.0
①ブーストが掛かることがわかればあとはそんなに気にしない派
最悪の状態じゃなければいいよ~のもっともシンプルな選択です。
高速道路などでベタ踏みをしてみて、1.5とか1.6までブーストが掛かればあとは気にしないという感じです。
②ノック学習値を正常にする方法をとりあえずやっときたい派
次点で、性能低下の原因となるノック学習値を学習し直して正常に保てばとりあえず最悪ではないでしょう!と考えるパターンです。
ノック学習値は学習する範囲が決まっていて、その状態を作り出せば意図的に学習させることができます。
ノック学習値を高く保つことは点火時期も良いタイミングを維持できるということなので健全な状態を保てるかもしれません。
学習方法は、
・アクセルをベタ踏みして高負荷な状態に→その後アクセルをゆっくり離す
ようです。
例えば、高速道路で5速に入れてベタ踏みをすると、学習値(表)がその間を学習してくれます。学習値(裏)はサーキットに行かないと厳しいかも知れませんが…。
(動画では言わずと知れたGTstudioさんのYoutubeが大変わかりやすいです。)
これをやって一安心するという選択です。
高速にのったときにこれを意識するというのも良いかもしれません。
③ノック学習値を可視化したい派
②の延長として、実際に可視化していつでも確認し、下がれば自ら意図的に再学習運転がきるようにしておくというパターンです。私は実施をしていないので概要だけを載せておきます。
確認方法は以下の2種類です。
①GTSを導入。
→よく見る車内でパソコンを繋いでやるやつです。
②OBD Linkを購入。
→挿してスマホの画面に表示できるやつです。
はてなブログでやっている方がいらっしゃいました。
※OBDを使うのでこれによる学習値等への影響は定かではありません。
日々確認をして最悪な状態を防ぐ乗り方を心がける選択です。
扱う値が増えますが、手間がかかる愛機は可愛いですしね。
④GRヤリスPERFORMANCE SOFTWARE 2.0
これはちょっと「一人病み」への向き合い方ではないかもしれませんが…
先人の方々の情報を見て、もしかしたらという候補として上げてみました。
以下、もしかしたらこれまで出てきたデメリットが解決される可能性を感じた部分です。
・アクセルレスポンス向上=「ちょっと加速したい」に応えてくれる特性に変更できる説?
・街乗りでのノック学習値が下がりづらくなった説?
※これも私はまだやっていません。
後期型では街乗りでのノック学習値の低下をあまり気にしなくて良くなったらしいので、似たような制御だとかなり嬉しいのですが、果たしてどうなんでしょうか。
デメリット改善や味変としても楽しみたいという選択です。
こんな感じの選択肢から、自分が納得できる程度の確認をしてあとは走りを楽しむということでどうでしょうか。
制御が複雑だと、どのタイミングでどう感じたものがどの抑制制御なのかわからないと思います。最低限車両を健康に保ちながら、病みという単語に踊らされすぎないのが大事なのかもしれません。
逆に抑制マシマシで登場しているのならばこの状態が最適で正常であるとまで言えるかもしれません。
これらを確認してもなお、例えば前オーナーがECU系のカスタムパーツを付けていたなど、様々な条件でイレギュラーがある可能性もゼロではないと思います。
ノック学習値も、この値だけが良好ならすべてがOKという魔法の数字ではなく、無限に要素が絡み合っているようです。
本気でどうにもならない場合は「⑤専門家に任せる」になると思います。
そういうこともある車だと念頭におきつつ、乗りながらだんだん特性を掴んでいき、制御のパターンを理解していって車と対話するという形でどうでしょうか。
という感じで、調べてみた情報を素人なりのアプローチという形でまとめてみました。
余談・・・
◎カスタムパーツについて
調べていると、カスタムをしている個体はイレギュラーが出やすい印象でした。
なのでカスタムするという場合は多少落ちても気にしないくらいの勢いが気が楽かもと感じました。
また、もしカスタム車両を手放す要な場合は、病んでいないか確認しておくと次のオーナーさんがよろこぶかもしれませんね。
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参考までに、高速道路で実際にブースト圧をテストをした結果
※高速道路でも高いギアは高回転域まで使うことはできないので見えた範囲のものです。
2速4000rpm以降
巡航から加速すると1.2か1.3
PAや合流の加速で1.5確認
たまに明らかに加速度が落ちる
→何かの影響でブースト目標値が低く設定されやすい?
3速4000rpm以降
1.4から1.5確認
4速4000rpm以降
1.5から1.6確認
4速~は4000rpm以下でもブーストが立ち上がりやすい
2速ではブーストが効きづらい印象でしたがこれがどういう状況なのかはわかりません。
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