
台風10号対策も終わり、久しぶりのブログ投稿です。
皆様、タイプ996の911をどう思われていますか。
生産終了から15年以上経つ車ですからね、すでに過去の遺産でしょう。
ですが今良く考察してみると相当に苦労してデザインされた外観であることが判ります。
デザインの基本方針として、(私的考察ですが・・・)
1、ローコストに生産出来ること。(2の項目にも当てはまります。)
2、ミッドシップロードスター(ボクスター)との共通性を持たせること。
3、水冷FLAT6搭載車としての使命を負い、BIGな空冷車を追行すること。
まずはヘッドライトのデザインですが、これはカレラGTなどのデザインで有名な”グラント・ラーソン”の秀作と思いますが如何でしょうか。逆に996で一番嫌われているところですね。
大きな面積のグラスエリアですが良く面構成を見るとフェンダーと段差も全くない同一面でウインカー部は上手くバンパーまで入り込んでいます。(勿論同一面で)
フェンダーと同色に塗ると一つのパーツに見えると思います。
良く考えられていると思います。当時近くの席でデザインしていた”奥山清行”さんもやられたと思ったとか!?

私的には、リヤデザインはあまり好きではありません。
993までのリヤバンパーは低過ぎたんでしょうね。安全性のため高くした結果、コンビライトも高くなり腰高に見えてしまいます。

でも一目で”ポルシェ”&”911”と判るのは流石です。
このGT3、最高です。
そしてこのデザインが行われた時期、ポルシェが最大の経営危機に陥ってた頃なんですね。
同じ時期、日本の日産自動車も同じく倒産寸前の経営危機、そこに”ゴーン被告”が来ます。
これから996とV35型スカイラインの共通性が見えてきます。
続く
Posted at 2020/09/06 21:46:50 | |
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