BMW定番？ パワーウィンドウが上がらないので無理やり引き上げる

BMW定番の故障…らしい、パワーウィンドウが上がらなくなる故障。

どこぞの御子様が全下げして挙がらなくなったらしい。ウィンドウスイッチを上げてもモーター音しか聞こえずガラスの頭も見えない…

母がディーラーに持ち込んだ所、レギュレーターとワイヤー一式交換で5万だということ…高杉ぃ！

ぶっちゃけリア右のパワーウィンドウなんて開けること滅多にないから、部品交換なんて別にいらないと思い、私が修理することに…

まずシルバーのプラスチック部品（名前なんていうの？）をはずす。
右側から外すと内張りはがしが入りやすい。
テコでカバーに指が入る隙間を開けたら手前に思いっきり引き抜く、バキって言うけど大丈夫…多分

次はグリップカバー。上から内張りはがしを入れる。
テコで思いっきり隙間を開けたら、カバーを手前に引き抜けばかんたんに外れる

歪な赤丸三ヶ所でビス止めされている。
厄介なのが、トルクスドライバーか必要なこと。
持ってない方も結構いるのでは？

今回はT20のトルクスドライバーを使用。
下２つはエクステンションも必要

ビス三点外したら隙間の広い所から内張りはがしを差し込み、下角にグリグリ移動させて固定ピンを外していく

四方の固定ピンを外すと内張りがぐらぐらするので、内張りを掴んで持ち上げる感覚で手前に引き抜くと外れる。
引き抜く時にドアから内張りに入っている配線を断線しないよう注意

内張りの内面。さすがBMW内張りもしゃれおつだ、愛車（レガシィ）のは汚いからあまり見たくない…

ドアノブから伸びているワイヤータイコは白プラスチックごと簡単に外れる。
ウーファーに入るカプラーも楽に抜ける。

赤丸にカプラーのツメがあるのでマイナスドライバーを挿して、ラジオペンチなどでカプラーを引き抜く（結構硬いのでカプラーを握りすぎないよう注意）

ドアから内張りを外したら、ドアについているインシュレータを外す。粘土状のゴムで接着されており、このゴムを割きながらインシュレータを剥がす。
今回はワイヤーの見える左だけはずせばいい。

ここからウィンドウガラスを引き上げるため、二人作業になる。
一人が運転席でパワーウィンドウスイッチを上げる。
そしてもう一人がペンチでワイヤーをしっかり掴み、パワーウィンドウの動きに合わせて下方向に引っ張る
なかなか上がらない場合は反動をつけたりタイミングを変えたりする。
一度モーターに力が乗ればあとはスイッチを上げ続ければガラスは上まであがる。

逆の手順で内張りを戻して作業終了

尚、今回の方法はディーラーではまず推奨されていないだろうし、本来はレギュレーター一式交換をオススメする。
ただお金をかけたくない、リアガラスは開けないから問題ないという人は手軽で便利だと思う。
責任は一切とれないけど、試してみる価値はあるさぎんかもしれません。