2013年09月16日
ホンダ フィット ハイブリッド 試乗 しました。 HONDA FIT HYBRID【長文】
3連休の最終日、
スバルR2が廃車が確定してしまったので、
次の車を探しに行ってきました。
次のクルマに求めるもの
1 安全性が高いこと
2 燃費性能が良いこと
3 ある程度の走行性能が確保されていること
4 高速道路入り口で苦労しないこと
5 高速道路長距離巡航で疲労しにくいこと
6 嫁の許可が下りること(笑)
7 スバル車じゃないこと。(苦笑)
と、いうわけでやっぱりホンダ新型FITがイイと思いホンダへ。
早速インプレッションしてみたいと思います。
今回の主な比較対象は、
トヨタ ヴィッツ
スズキスイフト(一個前の型)
ホンダ インサイト
日産 リーフ
試乗したFITは、2台
① ハイブリッド1500cc、ミドルグレードの「Lパッケージ」
② ガソリンエンジン1300ccの廉価版「Fパッケージ」
です。
1 エンジン
まず1.5ccエンジンは、電池スタートが新鮮というか、
アクセルを踏み込むと結構トルク(29.5㎏)があり、2人乗り
約1200㎏の車重(0人乗車1080㎏)を力強く引っ張ります。
これは街中のスタートで有効だと思いました。
上のパンチ力は、110馬力/6000回転ということで
それ程感動はありませんが、スポーツモードにすると
冷静に運転出来る範囲で加速します。
(インテ、s2000等と比べてはいけませんね。)
完全電池のリーフ109馬力(トルク29.8㎏)
と比べると、数字は同程度に感じますが、
リーフの様な加速感は感じられませんでした。
(多分リーフはエンジン音が無い分、加速のみの感覚が強かったかもしれませんが、感覚的にもリーフ程の加速感は無かった気もします。)
続きまして、1.3ccエンジンは、既存エンジンで、
トルクは12.1㎏でハイブリッド車の半分以下しかありません。
このため街中を走るタウンユースの方には最適かと思いますが、
私の希望する、高速に合流する時に必要となるトルク性能やアクセルのピックアップの良さは、1.5ccエンジンと比べると今一歩という感じでした。
ちなみに馬力は、100馬力/6000回転です。
2 トランクスペース
トランクはヴィッツと同じ程度で、ありましたが、広さを感じました。
また今回のFITも、概ね後部席がフラットとなり荷物が入れやすいと思います。
更に、後部席の座面を跳ね上げる事で空間ができ、足元スペースの形状の物体で
高さのある物でも128cmまでの高さであれば、乗せることもできるようです。
次にネガな部分として、
ハイブリット車はガソリンエンジン車と比べるとトランク部が電池の搭載位置によって
縦40㎝、横120cm、そして高さ12~13㎝ほど電池の上側と縦側にかさがあり、
収納スペースが減っています。
このため、通常車で車載工具入れになっている部分は、電池収納部分となってしまい
車載工具は右リアホイールの内装部分に移動していました。
出来れば、電池の様な重量物は床下に水密密閉して積むとかしてくれた方が、ロールセンターの性能が向上が
あると思うので、その点を考えて貰いたいです。
リチウムイオン電池重量は、ノーマル車のカタログ比較からですが概ね10㎏程度のようです。
3 美観(デザイン)
美観は、インサイトの踏襲の様に見え、発表前に公表していた
「新デザインコンセプト “EXCITING HONDA DESIGN!!”」
には、届かなかった感じが・・・・・・。
結果的に冒険しなかった感が強く、残念な感じです。(フィット顔って言えば冒険か?)
しかし、デザインはショートインサイトって言って販売しても問題ないんじゃないの???
インサイト

フィット

似てますよね?
それ言うとレクサスも一緒か。(^^;;
4 サスペンション
堅く無く柔らかくもなく丁度良い感じです。
ギャップに乗ってもある程度の吸収はしますが、吸収しきれない衝撃と反動があります。
コンパクトカーであれば、(サス剛性上げて重量がかさむより)こんな感じで良いと思います。
気に入らなければ、後から社外品もありますし急ぐ必要は無いですね。
次に、車高
これについてはちょっと高めです。
特にRSグレードやパドルシフト付きのSパッケージでは、
通常グレードとの差をつけるための味付けや、見た目が変わる等の案として、
車高調無しでもツライチ位を標準にして貰いたいです。
5 コーナリング性能
1.3、1.5共に電動パワーステアリングのアシストも適切であり、荷重を残さなくてもロールも程よく粘りがあって正確なコーナーができると思います。
欲を言えばハンドルの初期の入力の際はちょっとハンドルが軽く、
ダイレクト感が無いためか拳一個分ハンドルを切ると電動パワステが一度ピクッと反応し、
その後一歩遅れてフニャッと舵が入っていく感じがしますので、
もう少し自然なフィーリング(油圧パワステ)に似た感触にして貰いたいと思います。
6 ボディ剛性、他燃費
ハイテン鋼を20パーセント使用したと言うこともあり、かなりの軽量化を図る努力をしています。
普通に作ったら今の燃費は到底達成できなかったと思います。
(15インチのテッチンホイールから16インチアルミにすると、カタログ値リッター2kmも落ちます)
7 シート
可もなく不可もなく、一般的なシートでした。
RS等には、スイフトのようにノーマルでもホールド感があるような物が欲しいです。
(特に、運転席助手席はRS専用カラーとか、カラー分けだけでRSを名乗るという意味が分かりません)
リアシートは程よい堅さで、足下も広く、同じ容量でよく考えられていると思います。
8 ブレーキ
ABSを効かすような運転はしませんでしたが、回生ブレーキも適度に効き、自然。
プリウスのようなあからさまな回生感も無く、良いと思いました。
9 ミッション
1.5の新技術デュアルクラッチは、CVTの様に滑らかで変速ショックも無く、素晴らしい技術だと思いました。
10 値引き
新車販売間も無く、強気の値引き0からのスタートです。
今購入なら、オプションで10万円位値引かせることができれば、上等でしょう。
もう1年~2年半待って、リコール等の不具合が概ね解決されマイチェンを受けた中期型狙い、かつ値引き20万を狙うという考え方もありですね。
(消費税がエコカー減税等とどう組み合わさってくるかに注目です。)
● 総評
ファミリーカーとしての旅行や通勤・買い物等の汎用車両としては最新技術が取り込まれており、燃費を始めエンジンパワー、トルクもあり、ほぼ完璧の車両だと思います。
デザインや、各種の仕様(特にRS)は今後のマイチェン等で少しずつ手を入れていって欲しい
と思います。
他方、
サーキットを楽しもうと考えると、ちょっと不足な部分が多く、RSのアップグレードを待った方が良いと思います。
(^-^)
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Posted at
2013/09/16 23:58:54
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