今週はパンクです。
先週のブログで、私がパンク嫌いともとられる記述があったので意外に思われるかもしれませんが、音楽としてのパンクロックは嫌いではありません。
パンクという文化は、音楽の分野だけでなく、ファッション、反社会的な主義主張そういったもの全てを統括してパンクだと思ってます。
そういった中にはその曲の生まれた時代背景なども含まれます。
そういったパンクを構成する要素の内、ひとつでも欠けたらもうそれはパンクではなくただのロックンロールです。
突拍子もないようなファッション、主義主張も現代においては普通に感じられる部分もあり、当時は時代を先取りしすぎていたのかもしれません。
改めて聴いてみると色々とおもしろいです。
また、NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)はパンクに触発されて曲の作り方そのものも変化させたという事を思えば感慨深いものもあります。
ということで、セックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)の勝手にしやがれ!!(NEVER MIND THE BOLLOCKS)(1977年)です。

セックス・ピストルズ (Sex Pistols) は、イングランド出身のパンク・ロックバンド。
1970年代後半にロンドンで勃興した、パンク/ニュー・ウェイヴ・ムーヴメントを代表する象徴的グループ。自国の王室・政府・大手企業などを攻撃した歌詞など、反体制派のスタイルが特徴。また、活動期間は短命ながら、後世のミュージック・シーンやファッション界にも多大な影響を与えた。[Wikipediaより引用]
セックス・ピストルズは色々な音源がCD化されているため、数多くのアルバムを発表しているように思われますが、今作がセックス・ピストルズの唯一のスタジオ・アルバとなっています。
収録されている曲は、
01 さらばベルリンの陽(Holidays In The Sun)
02 ボディーズ(Bodies)
03 分かってたまるか(No Feelings)
04 ライアー(Liar)
05 コッド・セイヴ・ザ・クイーン(God Save The Queen)
06 怒りの日(Problems)
07 セブンティーン(Seventeen)
08 アナーキー・イン・ザ・U.K.(Anarchy In The U.K.)
09 サブミッション(Submission)
10 プリティ・ヴェイカント(Pretty Vacant)
11 ニューヨーク(New York)
12 拝啓EMI殿(E.M.I)
全12曲となっています。
その中から何曲か紹介します。
1曲目、さらばベルリンの陽(Holidays In The Sun)。
まさかベルリンの壁が無くなるとは、この当時は誰も思いもしなかったのではないでしょうか。
5曲目、コッド・セイヴ・ザ・クイーン(God Save The Queen)。
ギリス王室もスキャンダルまみれで威厳がここまで落ちてしまうとは、誰も考えていなかったと思います。
6曲目、怒りの日(Problems)。
8曲目、アナーキー・イン・ザ・U.K.(Anarchy In The U.K.)。
彼らは反キリスト者で無政府主義者。自由奔放、まさにセックス・ピストルズ。
10曲目、プリティ・ヴェイカント(Pretty Vacant)。
今の時代、色々と規制かかってしまいこういったバンドは出てこないかもしれないです。
仮に出てきたとしても、TV、ラジオで放送される事は無いでしょう。
そういった意味でも、セックス・ピストルズは貴重な存在なのかもしれません。
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Posted at
2020/03/22 08:19:30