ジューダス・プリーストの音楽は時代とともに常に進化してきました。
プログレッシブ・ロックの要素も含んだ叙情的な雰囲気を漂わす『運命の翼』。 そこから、叙情的なギターソロ、ドラマチックな演出、そしてバラードまで削り取り攻撃的なリフを中心に作りあげられた作品。それが6枚目のスタジオアルバム『ブリティッシュ・スティール(British Steel)』(1980年)です。

ハード・ロックの暗黒時代を乗り越え、
『NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)』の活躍の起爆剤になったという自負もあると思います。
このアルバムで自らを『Metal Gods』と呼ぶことになったのです。
今回のアルバムの参加メンバーは、
ボーカル:ロブ・ハルフォード
ギター :グレン・ティプトン
K.K.ダウニング
ベース :イアン・ヒル
ドラム :デイヴ・ホーランド
ドラムのデイヴ・ホーランドは本作より参加しています。
80年代の黄金期を支えたメンバーです。
収録曲は、
01 ブレイキング・ザ・ロウ(Breaking The Law)
02 ラピッド・ファイア(Rapid Fire)
03 メタル・ゴッズ(Metal Gods)
04 グラインダー(Grinder)
05 ユナイテッド(United)
06 リヴィング・アフター・ミッドナイト(Living After Midnight)
07 オールド・トゥ・ビー・ワイズ(You Don't To Be Old To Be Wise)
08 ザ・レイジ(The Rage)
09 スティーラー(Steeler)
の全9曲です。
1曲目、ブレイキング・ザ・ロウ(Breaking The Law)。
『法を破れ!』
これが、新時代の『ヘビー・メタル』だ。
そんな事を伝えたいのでしょうか。勢いがあってカッコいい曲です。
3曲目、メタル・ゴッズ(Metal Gods)。
メタルを称えよ、メタルを聴け!以上。
といった感じの曲です。
6曲目、リヴィング・アフター・ミッドナイト(Living After Midnight)。
のりのりでカッコいい曲です。
9曲目、スティーラー(Steeler)。
リフに次ぐリフがカッコいい本アルバムのコンセプトそのものの曲です。
ちなみに、このアルバムが発売されたのは1980年4月14日。
あえてぶつけたのか意図は判りませんが、結果として1980年4月14日はヘビー・メタルの歴史に残る名盤が2枚も発売された記念日となりました。
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ヘビーメタル・ハードロック | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2020/06/28 08:49:54