今週は、ジューダス・プリースト8枚目のスタジオアルバム『復讐の叫び(Screaming For Vengeance)』(1982年)です。
それは、
『運命の翼』のような叙情的な泣きのギターとは違ったスタイルになります。
一度、カミソリのように極限まで無駄を省いた音楽に、新たに攻撃的なギターソロを追加した。
今作を一言で表すとそんなイメージです。
そうして新たに構築された音楽は、正に新時代のヘビーメタルと呼ぶに相応しいものと思います。
メンバーは引き続きボーカル:ロブ・ハルフォード
ギター :グレン・ティプトン
K.K.ダウニング
ベース :イアン・ヒル
ドラム :デイヴ・ホーランド
の5人です。
収録曲は、
01 ヘリオン(The Hellion)
02 エレクトリック・アイ(Electric Eye)
03 嵐の出撃(Riding On The Wind)
04 ブラッドストーン(Bloodstone)
05 運命の鎖((Take These)Chains)
06 ペイン・アンド・プレジャー(Pain And Pleasure)
07 復讐の叫び(Screaming For Vengeance)
08 ユーヴ・ガット・アナザー・シング・カミング(You've Got Another Thing Comin')
09 フィーヴァー(Fever)
10 デヴィルズ・チャイルド(Devil's Child)
の全10曲です。
1曲目のインストメンタル曲のヘリオン(The Hellion)から2曲目 エレクトリック・アイ(Electric Eye)と途切れる事なく続きます。
インストルメンタルからアップテンポの曲へと繋がるオープニングは今やヘビーメタルの王道ともいえるのではないでしょうか。
一気にテンションが上がります。
これでもかとぶち込んでくる中間のギターソロもカッコいいです。
エレクトリック・アイの勢いのまま3曲目嵐の出撃(Riding On The Wind)へ。
k.k.のギターに、グレンがギターで答える。
この曲もギターがカッコいいです。
ジューダス・プリーストはやはり、この二人のギタリストで成り立ってると思います。
7曲目、復讐の叫び(Screaming For Vengeance)。
ギターソロからユニゾンの流れがたまらないです。
ロブのシャウトもたまらなくカッコいいです。
8曲目、ユーヴ・ガット・アナザー・シング・カミング(You've Got Another Thing Comin')。
のりのりでカッコいい曲です。
このアルバムのスタイルはのジューダス・プリーストの一つの完成形と思います。このアルバムも完成度が高く捨て曲無しの名盤です。
安心してお薦めできます。
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ヘビーメタル・ハードロック | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2020/07/05 07:33:30